Chromebook自体は2年以上使ってきて、その魅力についても既にある程度自分の中ではイメージが出来てきていたつもりでした。ところがここ最近の魅力的な新作の発表と、また毎日情報を追い続けるようになったことで、ある程度自分の中に情報と知識が蓄積されてきたことで、かえって本来の魅力を見失う、見にくくさせてしまっていたのかな、と今更ながら感じています。
- [かぶ] ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つです。
- [かぶ] ChromeOSは他OSを排除するものではなく、新たなスタイルを加えてくれるものの一つ。対応端末はそれを自然にしてくれるツールに過ぎません。
- [かぶ] Chromebookが日本でも少し話題になり始める中で、「速くて軽い」イメージの影に隠れがちな、選ぶ際のポイントを改めて考えてみます。
今も前述のような捉え方は大きくは変わっていませんが、ここ最近、改めて振り返る中で、またChromebookの中ではハイスペックなモデルを数多く使う中で、私の中でもChromeOSというものについての認識が少しずつ変化してきています。また「思想」とかそういうことを書くと「宗教だ」などと思われるかもしれませんが、私が何故このサイトにおいてここまで繰り返し取り上げ、またその日々を書き続けているのか。
それは単純なスマホなどに対する「趣味」としての感覚とはまた違って、高校生の頃から使ってきたPCというものの未来をChromeOSに感じているからです。使えば使うほど、そのシンプルながらも今後のPCの一つの方向性ともなりうる非常に大きな可能性に満ちたスタイルだと思っています。そこに私はワクワクするのだと思います。
このあたりの話を、先日より私と同じくCore i5版のThinkPad 13 Chromebookを仕事において積極的に活用されている方とのメッセージのやり取りの中で気付かされました。その方とのメッセージの一部を(ご本人の了解を得た上で)一部引用もさせて頂きながら、今回は現在展開されているChromebookを分類する、という方法で、このChromeOSの可能性について書いてみたいと思います。
現在のChromebookは大きく4つに分類されると思っています。
現在のChromebookは大きく4つに分類されると私は思っています。
- 「教育」向け。低価格、スペック控えめ。「法人」向けのモデルとベースの考え方は同じ。
- 「個人」向け。廉価版。出来ることは限られるもののシンプルに手軽に使いたい層向け。
- 「個人」向け。現在話題となっているAndroidアプリとの連携など新たな使い方を提案。
- 「法人」向け。高価格、ハイスペック。この分野にPCの未来と可能性を感じています。
日本においては「個人」向け市場が非常に縮小しているため、「教育(文教)」と「法人」向け市場が一括りにされていますが、実際はその目指している方向性、考え方などは同じであっても、価格や求められるスペックなどは全く別物だと思っています。
また、現時点で日本においては私も含めてChromebookについて発信する人が「個人」が多いため、主に2と3の中での議論が盛んです。「安さこそがChromebookの魅力」「出来ることは限られているけれどChromebookで十分」「今まで惜しかった点がAndroidアプリ対応で補われる」といった感想が多いのもそのためかな、と思います。それぞれについて私なりの捉え方を書いてみたいと思います。
「教育」向け。低価格、スペック控えめ。「法人」向けのモデルとベースの考え方は同じ。
Chromebook、ChromeOSを考える上で、私が外せないと考えている一つの捉え方が「シンクライアント」というものです。
『シンクライアント』という単語は、「薄い、少ない」という意味を持つ「Thin(シン)」+「Client(クライアント)」から成り立っている。処理をすべてサーバー側で行わせ、端末側は最小限の機能を持つ端末を利用することに由来している。
この考え方自体は決して新しいモノではありませんが、ChromeOS自体が非常にこの仕組みとの相性が良い、というよりもそれを想定して作られていると思っています。そして、この環境がが教育市場においては非常に相性が良かった。それが米国においてChromebookが教育市場で大きくシェアを伸ばした理由だと思っています。
アメリカの教育界でChromebookのシェアがAppleを上回ったのは、シンクライアントとしての魅力が大きかったからだと言われています。つまり、一人の子どもに専用の端末を用意しなくてもよいわけです。どの端末を自分の机に持ってきてもGoogleアカウントでログインすることでいつでも自分の環境が目の前に展開されるし、家のコンピュータでも学校で学びに使っていた環境をそのまま引き継げる。当然、そこにコストの安さもあったわけですが、iPadが負けたのはそういう事情によるものです。
あくまで自分の手元、自分のパソコンという入れ物で大切なものを保管し、作業するのが一般的な形です(でした)。最近はクラウドストレージというものもだいぶ活用されるようになってきましたが、基本的には「マイコンピューター」があり、そこにそれぞれの環境がしっかりと構築、保存されています。その環境はあくまでそのコンピューターに最適化され、保存されています。
私が高校生の頃(既に20年以上前)から学校にはPCが導入されていましたが、実際に授業で活用されることはほとんどありませんでした。教師自体が教えることができなかった、ということもあるとは思うのですが、当時の環境では管理も難しければ、生徒それぞれの環境を作る、ということも非常に困難だったのです。それは今も変わらないと思います。
Chromebookではその点が非常に簡単です。そして、教育市場に導入する場合において大量納品における一番のコストは「破損や故障」の際の「保守」「サポート」です。これがあくまで「仮の箱に過ぎない」Chromebookにおいては、特にやりやすかったのではないか、とも思います。
学生が常日頃使う上で想定できる状況を耐衝撃性、耐水性などを強化することで補いつつ、データ自体はアカウントに紐づけされてサーバーで管理されている。例え破損や故障があったとしても、リスクを最小限に抑えることが出来る、という点でも教育市場との相性は非常に良好です。また、今後は分かりませんが、現時点での教育市場において、そこまでハイスペックが必要な作業というものがまだ必要なかった、というのも大きいかもしれません。価格も手頃で、故障時にも安心、また環境を統一させやすい。ChromeOSが活かしやすい市場です。
また、ここでこのシンクライアント的な使い方に慣れた学生は、その後Googleの展開するサービスへの抵抗が少ないと思います。教育市場を掴めば結果としてその後長くユーザーとなってもらえる可能性が大きい。そうした魅力ももちろんあるのでしょうね。
「個人」向け。廉価版。出来ることは限られるもののシンプルに手軽に使いたい層向け。
そうした点では、元々ChromeOS自体は今の日本の状況のように、本来は「文教」「法人」向けであり、「個人」向け市場をそれ程強くは意識していなかったのかもしれません。ところが、このシンクライアント的な考え方によって組み立てられた環境が、思っていた以上に現状の個人におけるPCの使い方にも合っていた(向いていた)のかな、と思います。
先日書いた文章です。少し長くなりますが引用しますと、
私含めたPC好きでもない限り、そこまで積極的に自分のPC買い換えないし、優先順位も低いのかな、と思います。そうした中で比較的手頃で、更に久しぶりに買い替えてみたら思っていた以上に快適だった、と。ちょっと不便もあるけれど、別にそれ程ハードに使うわけでもないから良いや、と考えても不思議ではありません。
そこまでPCに興味がなく、またそれ程買い替えも必要と感じていなかった人たちにとっては、PCというのは奮発して積極的に買い替えたり中身を交換したりするものではなく、また用途も限られていたため、Chromebookでも特段不足を感じなかった。だから、既に重くなっていた手元のPCからChromebookに移れば、ログイン一発で済んですぐ使い始められて、主な用途はほぼ済んでしまう。そりゃ、楽ですし新鮮です。
これ、もちろんWindowsでもMacBookでも最新モデルでなくてもそれなりの価格のモデルを買えば恐らく同じだったと思うんです。ただ、セットアップや復旧の面倒さや不安定さ(これはあくまで自分の手元にあるPCの)という、今まで使っていて既にある程度不満も感じていたため根付いてしまった先入観を覆すには、現行WindowsやMacBookのインパクトが弱かったのかな、と思います。
余程仕事や趣味でPCをしっかり活用されている方でもない限り、案外自宅でラップトップPC開いてやりたいことというのは限られています。そんなとき「○○は出来ないけど、ネット見ながら△△する程度なら十分」といった需要があっても不思議ではありません。「スマホで十分」層なら尚更です。「安さこそがChromebookの魅力」「出来ることは限られているけれどChromebookで十分」と感じられている方はここに分類されるのかな、と思います。もちろん普段はWindowsなどを使いながら、サブとしてChromebookを気軽に使う、という方にとっても相性が良いのがここに分類されるChromebookです。
前述の「教育」向け市場とモデル自体は似ているものの(全く同じ場合もある)大きな違いは、その使われ方かな、と思います。「個人」向け市場においては常にWi-Fi環境がある訳でもなく、また集中管理して何かのレポートや課題を行う、といった使い方とは違うため、「Wi-Fiに繋がないと何も出来ない(実際はある程度出来ることはあるのですが)」「ネットブック」といった印象が強いのかな、と思います。
「個人」向け。現在話題となっているAndroidアプリとの連携など新たな使い方を提案。
思っていた以上に個人向け市場での反応が良かったのか、教育市場が好調なので更に個人にも広げようと思ったのか、苦戦しているので少し打って出ようと思ったのか、その辺りの細かい事情は分かりませんが、現時点で話題となっていて、今まであまり関心を持っていなかった層にも広がろうとしているのが、ここに分類されるChromebookです。先日気軽に「御三家」「新御三家」などと書いたらPVが跳ね上がりまして、普段Chromebook関連でここまで伸びた(一桁違った)ことがなかったので非常に複雑な気持ちになったのですが。
こちらでは「御三家」を「無駄に」ハイスペックと書きましたが、少々認識が誤っていました。「無駄に」ではない理由は後述します。
https://youtu.be/cCcKYUtBxJ8
今何かと話題のSamsung Chromebook Plus / Proなどがわかりやすいかもしれません。
- [かぶ] Samsung Chromebook Plus発売を前に、今回は実はかなり用意周到に準備されてきたのだな、とふと思いました。
- [かぶ] Samsung Chromebook Plusの一番の魅力はGoogleが今後押し出していきたいSoCであるOP1を試せること。
このあたりのモデルは先程の個人向けのChromebookに魅力を感じてきた方にとっては「Chromebookでハイスペックとかないでしょ」「安いから良いのにこの値段なら○○買う」といった印象を持たれるかもしれません。反対に、Chromebookって意外と面白いかも、と魅力を感じた方もいるでしょう。現在話題になっているだけあって、レビューも多く出てきていますし、海外でもこの話題は盛んです。
Androidアプリ対応に限らず、Windowsでも最近は採用されてきていて受け入れられ始めているConvertibleタイプの本体など、確かに従来にない魅力と可能性を持っています。これらは今後のChromebookでは教育市場においても採用されていくでしょうし、これからの主流になっていくのかもしれません。ただ、当初考えられてきていたシンクライアント的な使い方をするのには少々力不足感が否めないのは私の勝手な感覚かもしれません。またChromeOS自体が本来持っていた「軽さ」「速さ」を見えにくくさせてしまう懸念も持っています。
- [かぶ] 私がChromebookに感じる魅力である「軽さ」は「身軽さ」と「手軽さ」です。 | おふぃすかぶ.jp
- [かぶ] 私がChromebookに感じる魅力である「速さ」は「再現」と「消去」の速さです。 | おふぃすかぶ.jp
- [かぶ] ChromeOSのAndroidアプリ対応は、従来型の「インストールと手元で保管、所有」の道への転換となるか。 | おふぃすかぶ.jp
PCやスマホほどではないのですが、そのChromebookの中に保存されるアプリやデータが増えれば増えるほど、そのChromebookらしい(と私が感じている)特色が薄れてきそうな不安があります。なんだ、それならAndroidタブレットで良いじゃん、アプリしっかり使うならWindowsで良いじゃん、という風に、同じ土俵で考えられやすくなってしまうのですね。
私は、ChromebookはGoogleだから出せたのだと思っています。Googleがネットで展開させているあらゆる方向性のサービスが、ほとんどの処理を本体内部ではなくGoogle側(サーバ側)に集中させるというシンクライアント(Thin client)の考え方と非常に相性が合っていると思うのです(まだまだ改善の余地は多く、そうした意味では将来の可能性を見せてくれている、という状態ではありますが)。
魅力はあるものの、比較対象も多くなり、またAndroidアプリ対応等々によって、そうしたわかりやすい特徴ばかりが注目され、結果としてOSとしての利点や強みというのが隠れてしまいそうな気がしています。こういう小難しいことを言い始めるから「宗教」だなんだと言われてしまうのですが、こうした目立ちにくく、わかりにくい部分こそが、気がついてみるとChromeOSの、他にはない魅力とも感じているだけに、今後の方向性が気になります。(もちろん私は個人向けにはこの方向性はありだと思っていますが)
「法人」向け。高価格、ハイスペック。この分野にPCの未来と可能性を感じています。
冒頭でも触れました、私と同じCore i5版のThinkPad 13 Chromebookを日々仕事でしっかり活用されている方のお話です。私はメインで使っているとはいえ、使い方は比較的ライトな「ブログ更新」や「文章作成」といった程度のため、むしろ「個人」向け市場のモデルと同じ使い方かもしれません。ただ、昨年10月に何度も取り上げている「Chromebookは仮の箱に過ぎない」と書いたように、私自身やはりこの「法人」向けに用意されている従来型のハイスペックChromebookに、これから先の未来を見てワクワクしているのだな、と改めて感じています。
よく「WindowsやMacでできることができない」というのがChromebookのマイナスととられることがありますが、私にしてみるとWindowsやMacはChromebookレベルのシンクライアントにはなれないのです(昔から移動プロファイルやサーバーからの起動はWindowsやMacにもありましたが、現在のクラウドベースにのっかってそれを実現するためには相当のコストがかかりますし、一般ユーザーレベルでは現実的ではありません)。そういう意味で、私はChromeOSを選択するしかないということです(WindowsやMacではかわりになれない)。
そして、「Chromebookは安さも大事」となっていますが、Windowsも安い昨今ではそれほど大きな意味を持たないと思います。
何故私が昨年10月に先程から何度も挙げている下記のような文章をわざわざ暑く書き、その後も「仮の箱」でありながらもハイスペックかつシンプルな従来型のChromebookを立て続けに入手してメインで使っているのか。そのあたりを非常にスッキリさせてくれるメールでしたので、下手に変えずにそのまま引用させて頂きました。
- [かぶ] ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つです。
- [1352-201610] ChromeOSは他OSを排除するものではなく、新たなスタイルを加えてくれるものの一つ。対応端末はそれを自然にしてくれるツールに過ぎません。
また、ChromebookにはそんなにCPUパワーはいらないという考え方もありますが、ほぼシンクライアントPCとしてWebアプリメインでパフォーマンスしなければならないChromebookには、むしろCPUパワーが必要だと思っています(Office2016のWordとWebアプリとしてのWord onlineではWebアプリ版の方が重いわけです)。私がCore i5にこだわったのはそのあたりにあります。PCの未来の入り口にたつChromebookの魅力を我慢なしに引き出すには、パワーが必要になるのです。
最近、PC向けグラフィックスカードでお馴染みNvidia社がGeForce Nowというクラウド上からゲーム用高速PCを提供するサービスを発表しました。
クラウド上でグラフィックスボードをレンタルして利用することが出来るというこのサービスが今後成功するのかどうかは分かりませんが、膨大なデータベースやこうしたハイエンドな環境を自分で所有しなくても良い、皆で共有しつつ、かつ自分向けにカスタマイズ、最適化されたデータベースをいつでもどこでも瞬時に手元に構築できる、という部分に私はPCの未来の一つの姿を見ています。
少し前から人工知能の話題が盛んになってきていますが、例えば昨年、iPhone 7の発表会の後に登場し、何となくガッカリムードが漂っている気がした発表会とその直後、更に現在では既に存在すら日本では忘れ去られている気もする、スマートフォン版のPixel。私はあの発表会にワクワクし、マ○オやおサイフケータイ(Apple Pay)対応に狂喜乱舞していたAppleの発表会よりも余程未来を感じていました。
私はビジネスの最前線でシンクライアントPCを活用して何かを行う、ということは今のところありませんし、あくまで想像の世界に過ぎないのですが、そうした姿に現時点でも既に勝手な憧れを抱いていますし、その先に見える世界にもワクワクしています。
Googleの様々なサービスとの相性の良さ(ChromeOS自体Googleが開発しているのですから当然といえば当然ですが)、それは更に、Googleという膨大なデータベースを持っている巨大企業だからこそ出来るサービスでもあると思っています。それがもたらす将来は必ずしも良い方向に進むとは限りませんし、Chromebook自体がこれからその主流になるとは限りません。
ただ、現時点で、比較的手軽に入手できながらも、その一端を覗き見ることが出来るChromeOSとChromebookに、私は根拠のない夢を見ているのかもしれないな、と思っています。
ChromeOSが何であれ、幅広い層にとって魅力的なツールであることに変わりはありません。
長々と小難しいことを書き連ねましたが、正直正解はありません。私の中でも「こうでなければならない」というものがあるわけでもありませんし、自分の考えだけが正しいなんて自惚れたことを考えている訳でもありません。実際シンプルで使いやすいから使っている、自分には合わないから使わない、好きに選べば良いと思うのです。
ただ、見方を変えてみると様々な可能性や未来が見えてしまったり、新しい発見があったり、あ、自分はこんなところに魅力を感じているのかもしれないな、と思ったり。それはそれで楽しいものです。何せ今回も1万字近く書いている訳ですし。
今回分けた4つの分類も、先程触れた「御三家」「新御三家」同様、Chromebookを見る上での見方、捉え方の一例に過ぎません。ただ、こうして見てみると、「文教・法人向け」と簡単に一括りにしているけれど、案外求めているスペックや目的は違うのかもしれませんし、また「個人」での用途よりもむしろこちらのほうが肌に合っているOSなのかもしれないな、とも思います。
けれど、文中でも触れたように、そうした部分がむしろ個人での使用においてのハードルを下げてくれたり、気軽な使い方が出来たり、と想定していた以上に幅広い層にとって魅力的なツールでもあるのかな、と思います。第一私自身、「ブログ更新用」として2年前に軽い気持ちで入手してみて、それからハマった訳ですし。
ここでは難しいことを書きましたが、もちろん私はChromebook自体が好きです。「新御三家」みたいなモデルでこれからも魅力的なモデルが出れば手を出すでしょうし、引き続きネットでは情報を日々追い続けていると思います。趣味になってしまったからです。
だから、この文章を読まれて様々な感想を持たれると思いますが、私自身も今回は完全に書ききれた、表現できたなんて思ってもおらず、むしろ文中で何度も引用させていただいた方のように、私の好奇心と興味関心を刺激してくれるメールなどは大変に嬉しいです。そうしたお話が出来ること自体、Chromebookのことを書き続けてきて良かったなぁ、と思っています。
これからも引き続きどちらのサイトでも書き続けていきたいと思っていますが、私にとって、それだけそのスタイルに魅力を感じ、またそこに一つの未来を見たくなる、それだけ興味深い対象なのだと思っています。
2年前、Chromebookを使い始めてすぐ(5日目)で感じたことを書いた文章なのですが、当時のほうがシンプルにすっきり感じたことを書いているような気がして、今回のこの長ったらしい文章は何だったのだろうか、と少し気分が沈みました。