[かぶ] ChromeOSのAndroidアプリ対応は、従来型の「インストールと手元で保管、所有」の道への転換となるか。

[かぶ] ChromeOSのAndroidアプリ対応は、従来型の「インストールと手元で保管、所有」の道への転換となるか。

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相変わらず語彙力の弱い私ですが、伝えたい事が少しでも伝われば良いな、と思っています。前回、前々回と私がChromebookに感じる魅力について書いてみましたが、文末で触れていた部分について書いてみたいと思います。

https://office-kabu.jp/?p=20309
https://office-kabu.jp/?p=20321

最近のGoogle Playストア対応に伴う、ChromeOSの新たな方向性に関しては、メリットもあり、新たな方向性、可能性も見せてくれながらも、それらが従来Chromebookが持っていた良さをスポイルしてしまうリスクもあるということです。

昨年末から、Androidアプリ対応がChromebookの大きな話題となり、またそれが今までとは違った層の関心も呼んでいます。私も「これは痒いところに手が届くようになるかもなぁ」と思っていました。そして、そうした認識はある意味では間違ってはいませんでした。確かに痒いところに手が届くような使い方であれば、現状でもAndroidアプリはそれなりに使えて便利です。ただ、同時に感じたことがあります。

最近Samsung Chromebook Plusを購入されて、Twitter上でも大変気に入って活用されている様子が伝わってくるととと(@tototo_blog)さんのこのツイート。

Chromebookで現状Google Playストアに対応しているモデル自体まだまだ少ないのですが、そのうちの2モデルを私は持っています。(C302CAは現在Playストアが削除されましたが)どちらにも便利なのでAndroidアプリを入れていました。こうした時(まだ外部ストレージには保存できないものの)32GBや64GBという内部ストレージは便利です。Kindle書籍から音楽、何GBもあるビデオまで色々保存して持ち出せます。更にスマホでも愛用しているアプリも幾つも入れられます。

ただ、こうした使い方をすればするほど、Chromebookがスマホやタブレット、PCに似てくるのです。そのChromebookの中にしか存在しないファイルや、アプリ、設定が出てきてしまうのです。

もちろん既に対応しているChromebookを別途入手して、そちらで私のGoogleアカウントでログインすれば、設定だけでなく良くも悪くも他の端末でインストールしていたAndroidアプリも自動でダウンロードされます。時間がかかるようになりますし、またアプリによっては再度アカウント認証や再設定が必要なものが出てきてしまう。

こうなってくると、前回や前々回で触れた「軽さ」や「速さ」が無くなってきてしまうのです。よりその端末の自分色が強くなってしまう。

https://office-kabu.jp/?p=20309
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PCやスマホほどではないのですが、そのChromebookの中に保存されるアプリやデータが増えれば増えるほど、そのChromebookらしい(と私が感じている)特色が薄れてきそうな不安があります。なんだ、それならAndroidタブレットで良いじゃん、アプリしっかり使うならWindowsで良いじゃん、という風に、同じ土俵で考えられやすくなってしまうのですね。

私は、ChromebookはGoogleだから出せたのだと思っています。Googleがネットで展開させているあらゆる方向性のサービスが、ほとんどの処理を本体内部ではなくGoogle側(サーバ側)に集中させるというシンクライアント(Thin client)の考え方と非常に相性が合っていると思うのです(まだまだ改善の余地は多く、そうした意味では将来の可能性を見せてくれている、という状態ではありますが)。

これは二者択一ではありません。どちらかに絞る必要なんてないんです。全くの別物ですから。どちらが優れている、ということでもありません。それぞれに方向が違うものです。

無理にChromebookを使う必要はありませんが、AndroidスマホやChromeを普段から愛用している人には使い勝手は良いと思います。あくまでアカウントに依存するので、アカウントとクラウドを育てているようなイメージを持って頂けると分かりやすいかな、と思います。

表面上は価格も似て、更に用途も似ているので、単純な「使える機能の数」や「表面上の使用感」で捉えてしまいがちですが、そもそもの思想が全く違うものです。そして、Chromebookは試しに使ってみると、思った以上に身軽で気楽に使える面白いOSだと思います。是非一度試してみて下さい。

どちらが優れている、という話ではなく(私はWindowsやMacも好きですし、Windowsも愛用しています)、ChromeOSとWindowsって似ているようでいてその仕組みが全く違うと思っています。どちらにも良さがあり、どちらにも弱い部分がある。WindowsはChromeOSの代わりにはなれないし、その逆も然りです。(似たことはもちろん出来ますが、何に特化、集中させているかで得手不得手、使い方が全く異なる)

Chromebookの内部ストレージ内に保存されるものが増えてくるにつれて、従来型の「大切に自分の手元で保管、所有、貯蓄」する形の使い方が強くなってきます。端末自身に依存するようになってきます。そうなった時、果たしてChromebookは今の魅力を失わずにいられるのか。

小難しい、面倒くさいことを考えている、と思われるかもしれませんが、個人的にはChromebookにかなり夢も感じているだけに、今後の展開には大変注目しています。

前回、 「ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つです。」 と書きました。 ...
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「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。