[かぶ] Samsung Chromebook Plusの一番の魅力はGoogleが今後押し出していきたいSoCであるOP1を試せること。

今週はお借りしているASUSのWindows 10搭載のラップトップPC、ZenBook 3 UX390UAを意識的に使っています。そのため、Chromebookに触れる時間が普段よりもやや短くなってしまっています。

[1408-201702] ASUS ZenBook 3 UX390UAレビュー。昨年の梅雨時に台北で出逢ってから密かに想い続けてきたあの子の話。【PR】 | Life Style Image
昨年のCOMPUTEX TAIPEI 2016に参加させてもらった際、私の頭の中の大半を占めていたのは新作スマートフォン、Zenfone 3でした。ただ、その発表会の際にさり気なく気にはなっていて、出たらそろそろ欲しいかなぁ、と思っていたものがありました。それがASUSのラップトップPC、ZenBookです。 私自身15の頃PCを触り始め(現在38)、今も趣味の一つでもあるのがPC関連です。ラップトップPCは時折無性に欲しくなるときがあり、昨年の夏がそのピーク。ちょうど前述の発表会(Zenvolution)にてZenBook 3も発表されまして、スペックその他を眺めていてムラムラきたんです。 ASUS ZenBook 3 UX390UA | ノートパソコン | ASUS 日本 画像はASUS JAPANの製品ページからお借りしました。https://www.asus.com/jp/Notebooks/ASUS-ZenBook-3-UX390UA/ これ、出たら欲しいなぁ、と。それ以来、発売を心待ちにしながら、手元のChromebookを変わらず暑く触っておりました。 基本的には私のラップトップPCでの用途を考えればChromebookで充分過ぎるほどなのです。 でも、頭で分かっているのと、心は別です。気になっちゃうんですよ。ZenBook 3。でもChromebookと違って、「はいそうですね」とすぐに手を出せなかったのも事実。そうした中、ASUS JAPAN社のZenFan向けのプログラムの一つとして、このZenBook 3を10日間お借りすることが出来ることになりました。嬉しい。これで使い勝手良ければ、買っちゃいたいくらいです(別に優待等は全くありません) ということで、これから貸出期間中、せっかくなので複数回に渡ってこの突然目の前に現れた、気になる(なっていた)あの子(ZenBook 3)について書いていきたいと思います。 ASUS ZenBook 3 UX390UA-512GP 写真撮るとあまりに濃厚に色が写るので、良いのか悪いのか質感を上手く伝えられているか不安。 今回お借りしているモデルは現在日本で発売されている2モデルの内の上位モデル「UX390UA-512GP」です。 ASUS ZenBook3 UX390UA-512GP – ASUS Shop

そんな中、数日前にミヤビックス社より液晶とタッチパッドに保護フィルムが貼られた状態で、今年注目のChromebookでもあるSamsung Chromebook Plusが戻ってきました。

[かぶ] Samsung Chromebook Plus専用の液晶&トラックパッド保護フィルムをミヤビックス社に作って頂きました。

2017.02.24

日本でも少しずつ入手された方が増えてきまして、評価がある程度出てきてはいますが、現状なかなか厳しいようですね。

【2017年ニューモデル】SAMSUNG Chromebook Plusを買いました ― 購入レビュー | Chrome速報

Chrome速報(@Chromesoku)さんとはTwitter上で時々お話させて頂くのですが、私もほぼ同じ印象を抱いています。

あと1番気になったのはタッチパッド。タップの反応が悪いようで、少し強めに叩かないと反応しません。使い始めてしばらくすると慣れなのか、あるいはアップデートがあったのかわかりませんが、少し改善したようです。ただ、それでもASUS Chromebook Flip C302CAやAcer Chromebook R11のタッチパッドの方がスムーズに操作できます。

まずはタッチパッド。これはChrome速報(@Chromesoku)さんは主に「タップの反応の悪さ」を気にされていまして、私の「指の滑りの悪さによる反応の悪さ」とは異なります。そのため私のように前述のタッチパッド用の保護フィルムを貼ることである程度軽減される、ということが難しいので、なかなか手強いかもしれないな、と思います。

しかし、動作が入力に対してワンテンポ遅れることがあります。Intel Core M 6Y30 (Google Octane2.0 : 22,799)を搭載したASUS Chromebook flip C302CAを使っている影響で感覚的なものかもしれませんが、反応のスムーズさではIntel Celeron N3150(Google Octane2.0 : 7,853)を搭載するAcer Chromebook R11の方が上に感じます。

OP1は省電力で、Androidアプリがネイティブで動作するなどの利点もありますが、快適さではIntel製CPUには劣っているかもしれません。ただ、同じARM系のRockChip RK3288Cを搭載しているASUS Chromebook flip C100PAよりも遥かに快適に動作します。

また、処理速度に関しては私もChrome速報(@Chromesoku)さんも既にCore m3のChromebook(ASUS C302CA)も使っていることもあり、そうした快適さにも慣れてきていることも、こうした印象に繋がっているとも考えられます。

実際に、処理速度も特に気にならず、またタッチパッドも気にならず、満足されている方も多くいらっしゃるようですし、どちらが正しいということではありません。ただ、その後の米Amazonでの評価を見てみても、これ程クッキリ評価が分かれるモデルというのも(最近のChromebookでは)珍しいな、と思いました。

評価数がだいぶ増えてきましたが、それでも総合で未だ☆3.6というのはなかなか苦戦とも言えるかもしれません。

これには大々的に露出をしていた割には、という期待外れ感、「思っていた程でもなかった」といった感覚もあると思います。前評判の高さがかえって評価を二分してしまった。

また、海外のレビューではあまり出てこない(搭載しているCPU、OP1のARMであることによるAndroidアプリ、Chromebookへの最適化ばかりが取り上げられていますが)のですが、かなり評価を分けそうなOfficeアプリへの未対応を考えると、もしこれが日本で発売されていたら更に厳しい評価になっていた可能性もあります。

個人的にはそこそこ気に入っているモデルではあります。

個人的にはそこそこ気に入ってはいるのです。今日も(現時点では)ZenBook 3一台だけでほぼ問題がないのに、敢えてSamsung Chromebook Plusも鞄に忍ばせていますし、自宅でも枕元などではよく手に取っています。別に動作に不具合があるとか、ストレスがあるとか、そういう訳では全くなく、慣れれば私の好きな従来通りのChromebookです。

[かぶ] Samsung Chromebook Plus到着。印象としてはASUS Flip C100PAの後継的なモデル。

2017.02.19

良いモデルではあるだけに、とてももったいなんです。それは何だろう、と考えてみると、現時点での一番のネックはやはり価格($449)かな、と思います。従来のChromebookに比べて高価格帯であるにも関わらず、液晶の良さを除けば普通の従来通りの普及価格帯のChromebookとあまり変わらない、というところに惜しさを感じてしまうのかもしれません。ここまで出すなら、もう少し新鮮な驚きなり、従来のChromebookにはないハッキリした魅力が欲しかった。

Samsung Chromebook Plusのウリの一つが、実は液晶以上にGoogleがこれから前面に押し出していきたいChromebookに最適化されたCPU(SoC)でもあるOP1だと思います。これはAppleでいうA9やA9X、A10などと同様に、何処が作ったのかではなく、Googleが設計したSoCであるということを今後明示していく第一歩ではないか、と考えられています。

Samsung and Google’s OP1 Processor: Why It Matters
Since the first hands-on sightings of the Samsung Chromebook Plus, we’ve seen references to its processor listed only as OP1. We knew it was the Rockchip RK3399, but figured Google or Samsung…

When someone buys an iPhone or iPad, for instance, they likely have no idea exactly what ARM architecture is running in their new device. What they might know, though, is that it is the A9 or A9x chip.

With some simplified marketing, Apple has created a system that allows non-tech people to see a processor name they’ve created and know quickly which is faster. A8 or A9? Clearly, the A9 is faster and newer.

The same will be possible with OP chips. These ARM chips (made by whatever manufacturer necessary) will be tailored to the Chromebooks (and baseboards) they are made for, giving them performance advantages.

With the flexibility of ARM, Google and its partners can leverage all parts and cores of these chips to best function with Chrome OS. This simply isn’t possible with Intel chips.

SoCがRockchipなのか、MediaTekなのか、といったことではなく、また従来のChromebookの大半を占めていたIntel製CPUではなく、今後はこのOP~という名のSoCがChromebookにおいては前面に、また主流となっていく。その第一歩が今回のSamsung Chromebook Plusで搭載された(Rockchip社製造のRK3399という名ではなく)OP1なのだと思います。

であれば、もう少し頑張って欲しかったなぁ、と。現時点のOP1ではまだIntel製との違いがそれ程現れていない気がするのです。Celeron(Intel)ではなくOP1(Google設計)と思えるだけの優位性がまだハッキリ見えてこないのが、惜しいな、と感じています。

これからChromebookではもしかしたらCPU(SoC)はOP~で始まるものが主流になってくるかもしれません。RockchipであろうがMediaTekであろうが、これからはそうした名前は表には出ないかもしれません。(Intelはそのままかもしれませんが)

その時、このOP~が従来のIntelブランドに比べてそれなりに優位性を発揮できるのであれば面白くなってきます。そうなれば、OP~でないと、という時代が来るのかもしれません。今はその夜明け前。その最初のSoCでもあるOP1に触れることが出来る、ということが、もしかしたらSamsung Chromebook Plusの一番の魅力かもしれないな、と思います。

[かぶ] Samsung Chromebook Plusに載ったOP1の「明日から本気出す」感は切なくも甘い危険な香り。

2017.02.25

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