[かぶ] Samsung Chromebook Plusに載ったOP1の「明日から本気出す」感は切なくも甘い危険な香り。

前回、今後のChromebookを考える上で、もしかしたらGoogleはAppleのSoC(A9、A9Xなど製造元ではなく、Apple設計のA〜統一された名称)同様、「OP〜」から始まるChromebookとAndroidアプリに最適化されたSoCを展開していくのではないか、ということを書きました(海外サイトの情報からの半分以上受け売り)

[かぶ] Samsung Chromebook Plusの一番の魅力はGoogleが今後押し出していきたいSoCであるOP1を試せること。

2017.02.25

文量的にはおふぃすかぶ.jpよりもLife Style Image向けの内容ではあるのですが、前回こちらで書いたので、このまま続けたいと思います。

2017年Chromebook期待の新作、Samsung Chromebook Plus。

ちなみに、今この文章はSamsung Chromebook Plusから作成していますが、慣れてくるとなかなか良いモデルです。個人的には好き。最初は☆2つ程度の印象だったのですが、なんか今ではこのままで良いんじゃないかとすら思えてくるから不思議です(とりあえずタッチパッドも保護シートで解消されたので)。

現在、ChromebookにおけるCPUの主流はIntel製のAtom系列のものです。

[かぶ] 2016年後半のChromebookをCPUとその世代を中心にまとめてみました。
パソコンやスマートフォンのスペック表って難しくありませんか?ここ最近当ブログではスマートフォン(最近は主にZenFone 3)やChromebookについて取り上げ、無駄にスペック表を作っては感想めいたことを書いています。 けれど、実際ほとんど分かっておりません。 私のコンピュータ歴自体は高校1年生(24年前)に遡りますし、学生時代はPCの自作に無駄にお金を使ったりしておりましたので、今もその片鱗は残っているとは思いますが、そんな私でも、例えばCPU一つとっても、 えっ、数字が大きい方が性能良いんじゃないの? 何で数字小さいこっちのほうが速いの? などと「最近は複雑になってきて訳分かんないねぇ。昔なんて数字大きければ大抵速かったのに。」 なんぞと歳を感じるようになってきてしまいました。すっかりおっさん(30歳以上は小説の世界では基本「中年」です。) 今回はChromebookに搭載されているCPUで考えてみる。 とはいうものの、最近の上に挙げたようなスマホであったりChromebookに関してそんな態度ではいけません。(と思ったのですが、とりあえずスマホは面倒くさそうなので後回し。) ひとまず逃げで何となく簡単そうなChromebookで調べてみようと思いました。「実用上何の問題も無いです」なんて毎回書いておりますが、そんな感覚的なことであてになるのかぃ、というご意見もあると思います。誤魔化してるんじゃないのか、と。その通りです。まして普通に快適だと思っていたハイスペックPCですら数年経つと何となく重くなってきた気がするものです。 Chromebookの世界も眺めてみると結構CPU一つ取っても進歩しておりまして、他のラップトップPC同様のそれなりに普通の(失礼)モバイル用のCPUが差別なく使われております。 今まで何となくCeleronよりもPentiumのほうが良くて、更にCoreが付けばiの数字が大きい方が性能が良いに決まってる、という適当な判断基準でいたのですが、それじゃ全く参考にならないことを今回知りました。そこに更に世代等々加わってきて、もう私の手に負えません。 そこで、外部のサイトの手を借りつつ、ひとまず私の目の前を通り過ぎていったChromebookに搭載されていたであろう代表的なモノを挙げて、このCPUについて考えてみます。

第4世代Atomの系列にあたるBraswellに属する、N3050、3060、3150、3160あたりが多いかな、と思います。既に市場に出回っている絶対数も多く、またある程度枯れてきてもいるので、この点でコストを抑えられますし、動作も想像できます。その分外装であったり、液晶その他に多少コストをかけても、Chromebookとしてはトータルで実売$200前後で抑えられるのも魅力です。

ChromeOS自体が軽いということもあって、この辺りのCPUを載せたモデルで十分に快適です。初めてChromebookに触れた方が「全体的な処理速度の速さ、軽さ」に感心されるのはこのクラスでも十分に快適だからです。

それに対して、省電力などの利点はあるものの、今まで(個人的には)処理の若干もモタツキが気になっていた、惜しいなぁ、と感じていたものがRockchip社のCPUです。このあたり、CPUと表現するかSoCと表現するかで細かい部分突っ込みたい方もいるかと思いますが、お許しいただけると助かります。

今までは主にASUSがこのRockchip社のCPU(RK3288C)をよく採用していました。そのイメージがあり、今回Samsung Chromebook PlusでOP1としながらもその実Rockchip社の新型SoC、RK3399を採用すると知ったときには「なぜRockchip・・」と思ったのも正直なところです。

360度回転ヒンジで使い方としては確かにASUSのChromebook Flip C100PA(RK3288C)と似ていることから、相性が良いのかもしれませんが、何となく処理が要所要所でガッカリ感が漂いそうだったからです。

私の環境でのOctane 2.0 スコアは9740。普及価格帯のChromebook(平均7500〜8500)に比べれば良好。

結論としては、RK3399になり、こうしたモタツキはほぼなくなり、従来通りの使い方をする上では現行、前述のIntel製Atomに比べても十分に遜色ない程度にはなりました。この従来通り、というのは、今後のChromebookの方向性によっては「大して代わり映えしないね」となるか「Androidアプリも含めると凄い!素敵!震える!」となるかは未知数だからです。

ただ、残念ながら現時点ではその肝心(長所であるはず)の相性面ではまだ不安を残した状態です。

今回、競合モデルでもあるASUS Chromebook Flip C302CA($499、Google Playストアには先日対応したものの、その後私の環境では突然使えなくなりました。)はIntelのCore m3を載せてきました。

これに対し、Samsung Plusでは敢えてAndroidアプリと相性の良いARM系プロセッサであるRK3399を載せてきました。更にAndroidアプリ(Google Playストア)に最初から対応と、それだけに期待も大きかったのですが、

2017年2月25日時点ではMicrosoft Officeアプリの中でも主要のWord、Excel、PowerPointに非対応。

日本では非常に期待されていたMicrosoft Officeアプリ(の中でも主要なWord、Excel、PowerPoint)に未対応という状況。これは同じくARM系のRK3288Cを積んだ前述のChromebook Flip C100PAでも未だにOfficeアプリが消えた(未対応)ままという話もあるだけに、むしろ現時点ではARM系のプロセッサのほうが相性が悪いのではないか、と思ってしまうくらいです。

Officeアプリの中でも、何故かOneNoteとOutlookは対応。

たかが1メーカーのアプリの対応具合だけで未完成と言われては、そもそもGoogle Playストア自体(Stableで)対応しているChromebookが現時点で5モデル、更にベータ版という中では酷ではないか、と思われるかもしれません。確かにその通りです。ただ、その中でも今回敢えて「for Chromebooks」として打ち出してきた新SoC「OP1」であるだけに、

解像度2400×1600ではデフォルトのフルスクリーン状態ではAndroidアプリが真っ黒で表示されない。

その他の一般的なAndroidアプリであっても、(現在起動直後はデフォルトではフルスクリーン表示)このSamsung Chromebook Plusの最大解像度でもあり魅力の一つでもある2400×1600においてフルスクリーン状態では真っ黒なまま表示されない、という状態は、あまりに惜しいな、と思います。

勿論、いずれも今後のアップデートで改善された途端に驚くほどのパフォーマンスを突然発揮する可能性も0とは言えませんので、これを以ってOP1がダメと言いたいわけではありません。

そんなOP1、けれど私は結構好きです。冒頭でも書きましたが、慣れてくると使い勝手はなかなか良好だからです。普通に使う分にはこの程度の問題は大したことではありません。むしろ、なんか未知なる可能性を秘めている、俺はまだ本気出してない感、明日から本気出す感にゾクゾクしています。

AnTuTu Benchmarkのスコアは69185。ミドルレンジのAndroidスマホ程度の能力は持っています。

スマートフォンではお馴染みのAnTuTuベンチマークのスコアは69185(3D:15153、UX:25750、CPU:22619、RAM:5663)。これは3Dゲームをとことん楽しみたいのでもない限り十分な数値です。

CPU-ZにおけるSOCの画面。6コアはChromebookでは非常に珍しいです。

デュアルコア(2コア)やクアッドコア(4コア)が大半のChromebookにおいて、Samsung Chromebook PlusのOP1はヘキサコア(6コア)です。もちろん単純にコア数が多いほうが偉いという訳ではないのですが、このあたり、今後のChromebookの方向性(Androidアプリとの親和性など)を表しているようで興味深いな、と思います。

このあたりを考えると、今ではなく未来を見据えた、もちろん今も大事だけれど、それよりも明日から本気出す感がひしひしと伝わってきます。明日にはまた同じ台詞を言っている可能性もありますが。

ということで、そんな新SoC、OP1を載せた唯一のモデル、Samsung Chromebook Plus。何度も繰り返しますが、現状でもなかなかに使い勝手も良く、個人的には(茶化している訳ではなく)お気に入りのモデルです。

そして、なんとも表現のしようのない、じわじわと迫ってくる期待感がたまらないモデルでもあります。

なにせChromebookに最適化された、Google渾身のSoC、OP1です。このそろそろ本気出す感は他のChromebookではなかなか味わえません。私のもう一つのお気に入りであり、ライバルでもあるC302CAなんて、もうある程度お利口にまとまってしまっているんです。優等生です。ちょっと時々拗ねますが、基本的に手のかからない、そして非常に快適なモデルです。だから十分に人にもオススメできるモデルです。

[かぶ] 前回の松本に続き、今回の帰省にも持ち出したASUS C302CAはやはりその優れたバランス感覚が素晴らしいです。

2017.02.19

ただ、OP1という大いなる可能性を秘めた明日から本気出すChromebookというのも、ワクワクして良いではないですか。なんかとんでもなく凄いことをやってくれそうな、そして従来とは少し違ったChromebookの未来を見せてくれそうです。私はそれを楽しみにしています。でもその前に早く技適マーク取得してね。

[かぶ] Samsung Chromebook Plusの一番の魅力はGoogleが今後押し出していきたいSoCであるOP1を試せること。

2017.02.25

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