パソコンやスマートフォンのスペック表って難しくありませんか?ここ最近当ブログではスマートフォン(最近は主にZenFone 3)やChromebookについて取り上げ、無駄にスペック表を作っては感想めいたことを書いています。
けれど、実際ほとんど分かっておりません。
私のコンピュータ歴自体は高校1年生(24年前)に遡りますし、学生時代はPCの自作に無駄にお金を使ったりしておりましたので、今もその片鱗は残っているとは思いますが、そんな私でも、例えばCPU一つとっても、
えっ、数字が大きい方が性能良いんじゃないの?
何で数字小さいこっちのほうが速いの?
などと「最近は複雑になってきて訳分かんないねぇ。昔なんて数字大きければ大抵速かったのに。」
なんぞと歳を感じるようになってきてしまいました。すっかりおっさん(30歳以上は小説の世界では基本「中年」です。)
今回はChromebookに搭載されているCPUで考えてみる。
とはいうものの、最近の上に挙げたようなスマホであったりChromebookに関してそんな態度ではいけません。(と思ったのですが、とりあえずスマホは面倒くさそうなので後回し。)
ひとまず逃げで何となく簡単そうなChromebookで調べてみようと思いました。「実用上何の問題も無いです」なんて毎回書いておりますが、そんな感覚的なことであてになるのかぃ、というご意見もあると思います。誤魔化してるんじゃないのか、と。その通りです。まして普通に快適だと思っていたハイスペックPCですら数年経つと何となく重くなってきた気がするものです。
Chromebookの世界も眺めてみると結構CPU一つ取っても進歩しておりまして、他のラップトップPC同様のそれなりに普通の(失礼)モバイル用のCPUが差別なく使われております。
今まで何となくCeleronよりもPentiumのほうが良くて、更にCoreが付けばiの数字が大きい方が性能が良いに決まってる、という適当な判断基準でいたのですが、それじゃ全く参考にならないことを今回知りました。そこに更に世代等々加わってきて、もう私の手に負えません。
そこで、外部のサイトの手を借りつつ、ひとまず私の目の前を通り過ぎていったChromebookに搭載されていたであろう代表的なモノを挙げて、このCPUについて考えてみます。
半分以上自分自身の整理のためではあるのですが、これからChromebookを選ぶ際(もしくは同様のラップトップPCを選ぶ際に)多少なりともその取っかかりになれば嬉しいです。
でもちゃんとしたことはより専門的なサイトで調べましょう。あくまでChromebook好きの私にとって必要な程度の知識です。
今回参考として用いたベンチマークはGoogleのOctane 2.0です。
今回のCPUに関しては、CPU名と世代別、またChromebookのベンチマークを取るときによく使われるGoogleのOctane 2.0での数値を参考として並べます。JavaScriptのパフォーマンスを測定できるのですが、ブラウザ上から計測が出来、専用のアプリ等が必要ないため、Chromebookのようなブラウザにおけるパフォーマンスを測定するのに便利です。
ただ、数字はそれぞれの機種の環境によって若干左右しますので、あくまで参考値としてお考え頂けると助かります。また、今回は全てのモデルを持っている訳ではありませんので、手抜きをしてこれらの数値を並べているサイトの結果を拝借させて頂きました。
Chromebook specs & performance comparison chart (2016)
ちなみに私の手元にあるAcer Chromebook R11(CPUはIntel Celeron N3150)ではこんな結果でした。(初期状態ではなく、普段使っている状態で)
あれっ?6742ってやけに低いな。この後紹介する表だと8100だったんだが。何か色々詰め込みすぎてるか。ちょっと心配になってきたのですが、まぁその程度にお考え頂けると助かります。意外と高かったんだな&低かったんだな、みたいな目安のようなものです。
Chromebookで使われているCPUメーカーは主に分けて3社。
現在Chromebookに使われているCPUのメーカーは大きく分けて3社です。(もちろん他にもありますが)。Intel、Rockchip(中国の半導体メーカー)、MediaTek(台湾の半導体メーカー)です。
CPU model | CPU speed | Octane | 搭載モデル例 | |
Intel | Celeron 2955U | 1.4GHz | 11600 | Acer C720 |
Rockchip | RK3288C | 1.8 GHz | 7400 | ASUS Chromebook Flip C100PA/ASUS C201/Hisense C11/C12 |
MediaTek | M8173C | 2.1 GHz | 9900 | Acer Chromebook R13 |
先頭が私をChromebookの世界に導いてくれた2013年発売のAcerのC720。
今でも名機との誉れ高いモデルですが、IntelのHaswell世代のCeleron 2955Uを搭載しています。今見てもOctaneのスコアは1万超え。確かに古さを感じさせない(液晶を除けば)良モデルだと思います。
Intel以外では日本でもお馴染みASUSのChromebook Flip C100PAはRockchip製、間もなく発売予定のAcerのChromebook R13がMediaTek製です。ただ、この辺りまで細かく見ていく気力が今回はありませんでした。
そこでそれぞれに得手不得手もあるのでしょうが、今回はその中から最も種類が多く、分かりにくいIntel製について考えてみたいと思います。
Celeronだけれど実際はAtom系列が多いNから始まるBay Trail-MとBraswell。
計算性能よりも省電力性能や価格の安さを重視し、主に格安PCや一体型PCなどで用いられることの多い「Celeron(セレロン)」。
そこから更に省電力性能に特化し、主にタブレットや小型PCで用いられることの多い「Atom(アトム)」。Chromebook各モデルのスペック上でCPUにAtomと表記されているものは少ないのですが、実際のところ現在普及価格帯のChromebookに用いられることの多いCPUの中にはCeleronと名乗ってはいるものの、CPUとしてはAtomの系列にあたるものが多いようです。
「Atom」に関してはIntelが開発を終了させたという話も今年の初め頃から出ておりまして、現行いきなりなくなるわけではありませんが、今後の展開が気になる所です。
鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:Atomに見切りを付けたIntel 安価なWindowsタブレットは存続の危機か? (1/2) – ITmedia PC USER
Chromebookに関しては、大半のモデルでこの「Celeron」と「名前はCeleronだけれど、Atom系列」のCPUが使われています。Atom系列で有名なものとしては、「Celeron N~」で始まるものがこのタイプかな、と思います。
まずは2013年9月発表の第3世代Atom、Silvermontの中のノートPC向けのものがBay Trail-M。少し前のChromebookはこの辺りが搭載されることが多かったのではないか、と思います。
CPU model | CPU speed | Octane | 搭載モデル例 | |
Celeron N2840 | Silvermont-Bay Trail-M | 2.16GHz | 8500 | Acer Chromebook CB-131-C3SZ/Lenovo 100S |
Celeron N2940 | Silvermont-Bay Trail-M | 1.83GHz | 8100 | Lenovo ThinkPad 11e |
また、現在普及価格帯のChromebookに用いられることの多いのがN3060やN3150、N3160など。こちらも同じAtomの系列にあたるBraswell。第4世代Atom、Airmontに属します。
ただ、先ほどの前世代Bay Trailがタブレット向けだったのに対し、このBraswellは2015年4月に発表されたデスクトップ・ノートPC向けのようです。
CPU model | CPU speed | Octane | 搭載モデル例 | |
Celeron N3050 | Airmont-Braswell | 1.6GHz | 7200~8300 | |
Celeron N3060 | Airmont-Braswell | 1.6GHz | 8600~8800 | HP Chromebook 11 G5 |
Celeron N3150 | Airmont-Braswell | 1.6GHz | 8100 | Acer Chromebook R11/Lenovo ThinkPad 11e |
Celeron N3160 | Airmont-Braswell | 1.6GHz | 8200 | ASUS C301SA/Acer Chromebook 14 |
この辺りのモデルが、日本から買うとしたら最も手を出しやすいラインかな、と思います。
先日見つけられなかったHP Chromebook 11 G5のタッチスクリーン対応モデル、検索の仕方が間違っていたようで、しっかり販売しておりました。
普及価格帯のモデルに関しては目に見えるスペック上はここ数年大きな変化はなし。
今までの漠然としたイメージとしては、Celeron、更に2000台より3000台のほうが性能が良いんだろうな、程度しかなかったのですが、Octane上ではさほど違いはない様子。
むしろ最初に挙げた2013年に発売されたAcer C720(Intel Celeron 2955U)のほうが、RAMも2GB、ストレージも16GBだったにも関わらず当初からモタツキや重さを感じず、比較的軽快に動いていた(それがChromebookにそれ程高スペックは必要ない、と感じるようになったそもそものきっかけ)ように、この辺りそれ程大きな違いは見られないのかもしれません。
実際、私が今まで使ってきたモデル3台(Acer C720、R11、ASUS Flip)の中で、こと処理の軽快さに関しては最も違和感なく使えたのが最初に購入した、発売年度も古くすっかり安くもなっていたC720だった、というのも象徴的かもしれません。
参考までにOctane 2.0の数値を挙げてみてもC720は11600。数字上からも何となくその辺りは納得出来る気もします。(ただ、液晶の見やすさを考えるとC720は明らかに劣ります。)また、R11やFlipはタブレット的に使えたり、タッチスクリーン対応だったり、Google Playストア対応だったりとその他の点でも使える部分が増えていますが。
ただ、こうして見てみると、確かに世代は多少上がってはいても、実際ここ3年以上、普及機に関してはCPUはそれ程大きな性能向上があったわけでもなく、RAMやストレージもほぼ据え置きで何ら問題なかった訳ですから、Chromebookについて「実用上何の問題も無いです」と書いていたのも決して間違っていたわけではなかったのかな、と改めて感じました(嘘をついていたつもりは全くありませんし、実際のところ体感上大きな違いもありませんでしたので)
なお、Bay Trail-MであるN2840とBraswellであるN3050の違いについては、今回色々と勉強させて頂いたサイトの一つである「こまめブログ」に詳しく書かれています。興味のある方は合わせてご覧下さい。
Celeron N3050とN2840の違いは?Braswell世代のCeleronの性能をチェック! – こまめブログ
現行Chromebookの一つの基準はCeleron N3060、N3160などの「第4世代Atom Braswell」。これをベースに+αで価格が変わる。
ちょっと強引な書き方(捉え方)をするのであれば、こういうことかな、という気がしています。
現在のChromebookで用いられているCPUはN3050や3060、3150、3160といった第4世代Atom、Braswellをベースに、そこにRAMやストレージ容量、追加のオプション(タッチスクリーン対応やコンバーチブルタイプ)、液晶の見やすさや画面自体の大きさで価格が変動する、というのが分かりやすい気がしています。
大体$200周辺をベースに、N3060やN3160を用いて、RAM2~4GB、ストレージ16GBがベース。
そこに幾つかのオプションを加えると価格が$350周辺まで上がります。
反対に液晶の見やすさや本体の仕上げのコストを若干下げると$100台が見えてきます。この辺りになるとBraswellを使わずに、他社のCPUを用いる場合も出てきます。
基本的なOctaneスコアは7000~8000くらいのイメージです。モデルケースとして2モデル下に挙げましたが、この辺りですと価格差もほぼ変わりなく$200前後になると思います。
CPU model | RAM | ストレージ | Octane | |
Intel Celeron N3160 | 第4世代Atom Braswell | 4GB | 16GB | 7000~8000 |
Intel Celeron N2840 | 第3世代Atom Bay Trail-M | 2GB | 32GB | 7000~8000 |
タッチスクリーン未対応、一部ではIPSパネルもあるものの、基本的にTNパネルも多いかな、と。RAMは2~4GBですが、4GBになるとストレージがその分16GBになったり、2GBだと反対に32GBになったり、と多種多様。ただ、2GB、16GBも一般的です。
また、この辺りのモデルですと比較的日本へも米Amazonから直接発送が可能なモデルも多くなってきます。ラップトップPCは関税が発生しないので(地方税消費税が日本国内に入ってきてから価格x0.6の金額に発生します。)米Amazonですと関税周り含めたデポジットも込みで送料と合わせると安く設定されているので入手もしやすくなります。
そして、現時点ではこの辺りがスタンダードということで、タッチスクリーン対応や早急なGoogle Playストア対応を求めないかぎり基本的には実用上問題がないと思います。
$300前後の価格帯も基本的には先ほどから触れているように、この辺りをベースに、オプション(付加価値、機能)を追加しているものが多くなります。処理速度的には大きな違いはありません。
もし一段上の快適さを求めるなら、最近増えてきた第5世代~第6世代Coreプロセッサモデル。スコアは15000前後~
続いてIntel Coreプロセッサ。2016年10月時点でChromebookに採用されているものは第5世代のBroadwellと第6世代のSkylakeが混ざっているようです。
また、同じ世代でも末尾に付くアルファベットで用途が分かるようになっていて、Chromebookで使われることの多いのは末尾が「U」のCeleron Uシリーズ。これは性能をやや控えめにすることで省電力性能を高めたCPUだそうです。
もし、複数ウィンドウや複数タブも開きながら、それなりにしっかりメインで使いたい、となると、この辺りのモデルも視野に入れておいても良いかな、と思います。
一段上の快適さを求めるならこのライン。第5世代Intel Coreプロセッサ「Broadwell」
一つの目安に過ぎない、とはいうものの、Octaneスコアが15000近くになってくると、体感処理速度も細かい部分で変わってきます。元々軽いとはいえ、時折発生するモタツキが少なくなります。
CPU model | CPU speed | Octane | 搭載モデル例 | |
Celeron 3205U | Broadwell-Broadwell-U | 1.5GHz | 14200 | Dell Chromebook 13/Acer Chromebook 15 |
Celeron 3215U | Broadwell-Broadwell-U | 1.7GHz | 17600 | Toshiba Chromebook 2 2015 |
Coreプロセッサと書きましたが、まずはCeleronのBroadwell。この辺りの表記がまた混乱しやすくて面倒くさい。ちなみにBroadwell世代は今年ではなく2015年辺りのモデル(特に評判の良かったモデル等)に採用されています。
こちらも先ほど同様「こまめブログ」に違いが細かく説明されています。
Celeron 3205Uの性能は?Broadwell世代の格安PC向けCPUをチェック! – こまめブログ
Celeron 3215UとCeleron 3765Uが登場!動作周波数は200MHz向上した! – こまめブログ
比較的最新モデルというよりも、昨年辺りに出た(けれど日本では入手は出来なかった)画面サイズも大きめのモデルに採用例が多くなってきます。
大分実売価格も下がっているので先ほどの、第3~第4世代Atomモデルにタッチスクリーン対応やコンバーチブルタイプにしたものとそれ程価格が変わらなかったりします。
旧モデルながら画面の大きさと処理の軽快さを取るか(Broadwell)、それとも最新の機能や技術を優先させるか(Chromebook R11など)、同じ価格帯でも悩ましくもあります。
ただ、これらBroadwell世代は比較的まだ米Amazonからは直接発送出来ないものも多く、同価格帯のAcerのR11やASUS Flipに比べるとトータルコストでは高くなる可能性があります。また発送可能なSellerがなかなか見つからなかったり、見つけてみたらトータル$400や$500超え、ということも多々ありますので注意が必要です。
当面は不自由しないどころかかなり快適な第6世代Intel Coreプロセッサ「Skylake」
ただし、ユーザーを選ぶと思います。他のOSの選択肢も充分に出てくるからです。
第5世代を搭載してきたChromebookに比べ、第6世代「Skylake」を積んできているモデルは現時点ではまだ(Chromebookとしては)ハイスペック(価格も高め)に位置するものが多いですね。
こちらもモバイル用途のノートパソコン向けと言われている「Uシリーズ」とタブレット向けの「Yシリーズ」が採用されています。
と書くと、Uシリーズのほうが良さそうに思えるのですが、Chromebookという用途を考えると元々この辺りのCPUで不足を感じることは「現状では」ほぼないかと思います。であれば、更に省電力性を高めた「Yシリーズ」を積む、というのも一つの選択肢なのかなぁ、と思います。
実際、Octane 2.0ベンチ当たりだとどちらもほぼ数値的には変わらないんですよね。誤差の範囲と言っても良いかもしれないくらいです。
CPU model | CPU speed | Octane | 搭載モデル例 | |
Celeron 3855U | Skylake-Skylake-U | 1.6GHz | 15300 | Lenovo ThinkPad 13 Chromebook/Acer Chromebook 14 for Work |
CPU model | CPU speed | Octane | 搭載モデル例 | |
Pentium 4405Y | Skylake-Skylake-Y | 1.5GHz | 14800 | HP Chromebook 13 G1/ |
Celeron 3855UやPentium 4405Yなど、この辺りのモデルはOctaneスコア的には先ほどの第5世代Coreプロセッサ「Broadwell」搭載モデルとそれ程変わりはありません。
ただ、最近発売されたモデル(ThinkPad 13 ChromebookやChromebook 14 for Work、Chromebook 13 G1)のベースモデルである場合も多いので、外装の仕上げや雰囲気、更に防塵防水などCPUとRAM等のみを変えた上位モデルと同じ本体を使っていることが多くなります。
個人的には今魅力的に感じているのはこのライン。まだまだ日本への送料や税金等を考えると決してお手頃とは言えないのですが、とはいえ本体価格自体は$350~$450と上のモデルに比べれば充分に手に入れやすくなってきます。
送料のネックは例えば友人と送料諸々は折半(単純に2倍にならず、ほぼ1台の時と変わらないので)して購入するなど、色々と手はあるかな、と。私も今このベースモデルとしてのThinkPad 13 ChromebookやChromebook 14 for Workあたりは追加で欲しいな、と思っているくらいです。
これらのベースモデルのCPUを上げていくと、価格も上がっていきますが、その分搭載できるRAM容量なども変わってきます。結果としてCPUの処理速度だけでなくRAM容量にも余裕が出てくるので、全体として使い勝手も更に上がってきます。
CPU model | CPU speed | Octane | 搭載モデル例 | |
Core i3-6100U | Skylake-Skylake-U | 2.3GHz | 23300 | Lenovo ThinkPad 13 Chromebook/Acer Chromebook 14 for Work |
Core i5-6300U | Skylake-Skylake-U | 2.4GHz | 28800 | Lenovo ThinkPad 13 Chromebook/Acer Chromebook 14 for Work |
CPU model | CPU speed | Octane | 搭載モデル例 | |
Core m3-6Y30 | Skylake-Skylake-Y | 0.9GHz | 22800 | HP Chromebook 13 G1/ |
m5-6Y57 | Skylake-Skylake-Y | 1.1GHz | 28500 | HP Chromebook 13 G1/ |
m7-6Y75 | Skylake-Skylake-Y | 1.2GHz | 30600 | HP Chromebook 13 G1/ |
この辺りですと価格も$700~$900と流石に上がってきますが、Chromebookの寿命(製品寿命というよりも他のOS搭載機に比べてより現役として「モタツキを感じにくく、安定した動作が見込める」寿命)を考えると、長く使いたい方であれば私個人としては本気でオススメしたいラインです。実際私も今このラインもモデルをメインで使っています。
ChromebookはCPUが全てではありませんが、何か一つ基準に眺めてみると意外とスッキリします。
Chromebook自体は一般的な「スペック」を基準に考えると肩すかしを食らうことがあるかもしれません。思った以上に性能に差がなかったり、張り切って上位モデルを買ったけれど、そもそもの用途を考えたら、大した違いはない場合もあると思います。
ただ、今回のように例えば「CPU」という点を基準に眺めてみると、ここ数年ほとんど変化なく、けれど未だに快適さをほぼ失わずに人によってはメイン機種になっている、というのは凄いことだと思います。
私も勿論Chromebook以外も使っていますが、これほど製品寿命が長く安定して使い続けられる(かつセットアップに全くと言って良いほど時間がかからない)モデルはChromebook(ChromeOS)以外にはありません。
大抵数年すると、用途は変わっていないはずなのにいつの間にか動作が重く感じてきたり、不安定になってきたりするものです。で、結局再セットアップするか、と考えた時に、その面倒さ(膨大な時間と手間)を考えると、「新しい機種を買ってしまった方が・・」もしくは「いっそ要らないんじゃないか」などと考えてしまうことも多いと思います。
そういう方にこそ、とりあえずアプローチはどういうものであっても、一度Chromebookを試してみて欲しいと思います。これが全ての人にとってのメイン機種になるとは思いませんが、これだけAndroidスマホも普及して、ブラウザとしてGoogle Chromeを使っている人も増えてくると、実際ChromeOSでやってることとさほど変わらないことに気付かれるかもしれません。
ここで魅力を次々挙げていくと取り留めがなくなっていきますので、その辺りはお時間のあるときに私が以前に書いたChromebook関連の文章をお読み頂けるとありがたいです。
ここ1週間近く、悶々としながら待ち続けていた私の相棒が既に一昨日夜に日本に到着していたようです。税関に2回チェックを入れられているようですので、どうなるか分かりませんが、間もなく到着するのを楽しみにしながらこの文章を書いています。