ここ最近、海外のChromebook情報をマメに眺めています。主にGoogle+のコミュニティですが、そこから少しずつ海外のブログや情報サイトにたどり着けるようになりました。この辺りの情報もまとめていきたいな、と思っています。
さて、前回、米Amazonで買う$200以下の日本発送が可能なモデルを眺めてみましたが、今回はその上、$200〜$400のモデルを見ていきたいと思います。
種類も豊富でより安定した良モデルの多い価格帯が$200〜$400だと思います。
今回も基本的には米Amazonから「日本に発送可能」なモデルを中心に挙げたいと思います。米Amazonである理由は、日本からの購入のしやすさとサポートの厚さ。リスクも比較的少ないことと、手間がかからないことです。日本のAmazonとは別アカウントが必要になりますが、登録に関してはほぼ日本のAmazonと同じなので馴染みやすいというのも大きいです。
これより上の価格帯になると、恐らくもう趣味の領域です。大体$400以上出せる人は、既にChromeOSを使ってきて用途にカチッとハマった方。そういう方にとっては非常に魅力的なモデルが出てきますが、その分ある程度海外通販に慣れていないと買えない場合も多くなります。けれど、趣味の領域なので、その辺りは乗り越えられるでしょう。
世界的にはChromebookの主な層は「主に米国のK-12(幼稚園から高校まで)」とも言われているようですが、日本におけるChromebookのイメージはこの$200〜$400辺りではないかと思います。実際に海外の学校での導入モデルを眺めてみると、このK-12が学校で使っているモデルはどうもこの辺りのような気がします。
探せば前回のような$200以下も豊富にあるのですが、教育機関で継続的に使う、となると使い勝手やサポートのしやすさも考えるとやはりこの価格帯なのかな、という気もしています。主なスペックはその下の価格帯とあまり変わらないものの、液晶の見やすさなど基本的な使い勝手が上がってきます。また、Chromebook Flipなど、360度回転出来、タッチスクリーン機能のある(タブレット的な使い方も出来る)モデルが出てくるのも今回の価格帯からになります。
Toshiba Chromebook 2 2015 – CB3-C3300
日本における初期のChromebookの人気を支えたとも言えるTOSHIBA製Chromebook。まだ日本にほとんどモデルが入ってきていない頃はこのTOSHIBAのChromebookは「TOSHIBAなのになぜ日本で売らない」といった思いとともに、米Amazonから頑張って購入した方もいるのではないかと思います。
当時出ていたChromebookの中でもTOSHIBAモデルは液晶も綺麗で性能も良く、ちょっと贅沢なモデルとして欲しいなぁ、と思い続けていました。ただ、価格も$400超えだったりとなかなか手ごわかったのも確か。それが今では$299で購入が可能です。
折角であればCeleron i3-5015Uを積んだ「CB35-C3350」を挙げたかったのですが、残念ながら現時点で日本発送出来ず。また、USのTOSHIBAのサイトで詳細を確認しようと思っても商品ページにすぐにたどり着かないのが残念です。
Model Name | Toshiba Chromebook 2 2015 – CB3-C3300 |
Processor | Intel Celeron 3215U 1.7GHz |
Memory | 4GB |
Strage | 16GB |
Screen Size | 13.3″(1920×1080) Full HD IPS |
Weight | 2.9 Pounds(約1.31kg) |
Price(2016.7.10時点) | $299.99 |
AmazonGlobal Priority Shipping | ○ |
スペックとしては日本から3万円強で購入できるChromebookとしては突出しているかな、と思います。Full HD(1920×1080)表示が可能な13.3インチのIPSディスプレイ、メモリも4GBですし、持ち歩きを考えて11.6が好きな私も惹かれます。この価格で発送できるのであれば、こちらでも良かったかもしれないなぁ。
ストレージが16GBである点が気になる方もいるかもしれませんが、基本的にストレージって大して使わないので。Googleドライブベースでほとんど意識せずにデータを使えるのがChromebookの魅力ですし、それでも気になるようであれば外部ストレージメモリを使っても良いでしょう。ただ、あまり使うことはないかな、とも思います。
金額は送料やデポジットを合わせても$299.99+$13.15+$25.05=$338.19(2016年7月10日時点)ですので、レートを考えても3万円中盤。日本のChromebookユーザーでも海外から購入するならこれ、という方が多い人気のモデルです。
Acer Chromebook 14 Aluminum – CB3-431-C5FM
今年話題のAcerのアルミニウム製ボディのChromebook。海外での評価も高く、実際に質感はなかなかに良いです。
$300を切る価格設定も魅力的ながら、日本に発送していないので、どこか対応しているお店がないか、と探してみたところ、見つかりまして喜々として載せたのですが・・。その中の一つ「uShopMall」はなんと今調べたところ、最近では日本のAmazonからでも並行輸入という形で購入できる様子。
価格も米Amazonからの場合送料が$105.44かかるので、合計すると$455.43。これなら今だと普通に日本円で日本のAmazonから買ったほうが良いかな、という気もします。なんだ、いつの間にか日本でも普通に手に入るようになっていたのか。
Model Name | Acer Chromebook 14 Aluminum – CB3-431-C5FM |
Processor | Intel Celeron N3160 1.6GHz(Quad-Core) |
Memory | 4GB LPDDR3 SDRAM |
Strage | 32GB |
Screen Size | 14″(1920×1080) Full HD IPS |
Weight | 3.4 Pounds(約1.54kg) |
Price(2016.7.10時点) | $299.00($344.99 – uShopMall) |
AmazonGlobal Priority Shipping | ✕ |
14インチ、約1.54kgと重さはあるものの、質感は充分。Google+のコミュニティでもこのモデルは各サイズ人気の様子。ちょっとMacbookを思わせてくれますが、Chromebookだと11.6インチのモデルよりも一回りスペックが上でもこの価格。
Full HDあると便利ですね。実際そこが決め手で先ほどのToshibaのChromebook 2(2015 Edition)やこのAcer Chromebook 14を選ぶ方も多いようです。海外だと特に好きな方は大きめのサイズでその分スペックも良い物が好まれています。アメリカ国内であれば選択肢も多いからなぁ。送料もそれほどかからないし。イギリスなどになると日本と状況は似てくるようですが。
Acerの海外での人気モデルは結構日本には発送してくれないモデルが多いので(あっても極端に高くなるか)、日本のAmazonで多少価格が上がっても購入できるのはありがたいな、と思います。
Chromebook R11 CB5-132T-C32M
単に私自身が購入したから、というだけではなく、今年発売されたChromebookとして評価の高いモデルの一つがこのAcerのR11です。
現時点(2016年7月10日時点)ではまだ対応していませんが、Androidアプリ対応第二弾としてGoogleからもアナウンスがされています。
今回挙げたモデルの中では唯一RAMが2GBです。4GB版が日本への発送に対応していないのが残念です。(C738T-C5R6は発送しているものの、送料が$100近くなるので、今回はより手頃でもあるCB5-132T-C32Mを挙げました。)
Model Name | Chromebook R11 CB5-132T-C32M |
Processor | Intel Celeron N3150 1.6GHz(Quad-Core) |
Memory | 2GB DDR3L SDRAM |
Strage | 32GB |
Screen Size | 11.6″(1366×768) 16:9 IPS |
Weight | 2.76 Pounds(約1.25kg) |
Price(2016.7.10時点) | $253.99 |
AmazonGlobal Priority Shipping | ○ |
普段から気軽に持ち歩くには手頃な11.6インチ。重量が2.76 Pounds(約1.25kg)と、最初に挙げた「Toshiba Chromebook 2 2015 – CB3-C3300」の2.9 Pounds(約1.31kg)とあまり変わらないので、13.3インチ、Full HDを優先してToshibaにするか、もしくは今後のAndroidアプリへの対応などを考えてこのR11にするかは悩ましいところかな、と思います。
既に10日ほど使っていますが、キータッチも良好で個人的には大変お気に入り。外装が安っぽい(値段相応)といった意見もありますが、私はこの白が決め手でした。液晶部分が若干狭い(周りの黒いフレーム部分が若干太い)気がする程度でしょうか。
あとは、どうしても常にキータッチ時等に触れることが多いタッチパネル横(左右)がその内汚れてきそう、など、白い本体はその辺が気になるかもしれません。
その辺り気にする人は先ほど触れたC738T-C5R6が良いかな、と思います。
ConvertibleタイプのこのR11とこの後挙げるChromebook Flipはこれからが楽しみなモデルでもあります。いち早くChromebookの今後の可能性を楽しみたい場合にはこの価格帯では貴重なモデルだと思っています。
ASUS Chromebook Flip C100PA
最後は定番、ASUSのChromebook Flipです。もうこのブログでも散々挙げていますし、実際に昨年は1ヶ月半近くお借りしてレビューしています。
このモデルは唯一無二です。約890gと軽量で、サイズも10.1インチ。外装の仕上げも良好ですし、この小さめの液晶に1280×800 (16:10 WXGA)の解像度はなかなか見やすく、私にとってはレビュー時も今もこのサイズは気に入っています。
Model Name | ASUS Flip C100PA |
Processor | Rockchip RK3288C 1.8GHz |
Memory | 4GB LPDDR3 SDRAM |
Strage | 16GB |
Screen Size | 10.1″(1280×800) 16:10 WXGA Wide View Angle LED Backlight Glare panel |
Weight | 0.89kg |
Price(2016.7.10時点) | $265.00 |
AmazonGlobal Priority Shipping | ○ |
日本では法人向けにはRAM 4GB版が販売されているものの、個人向けは2GB。日本でも日本語キーボード版が正規販売で購入できるのは心強いと思います。
ここ最近海外のサイトやコミュニティの投稿を眺めていても、評価も高く、また最近学校でChromebookが導入された息子や娘のために自宅用としても買ってあげたい、という時には候補として挙げられることが多いモデルです。
先ほど「唯一無二」と書いたように、他になかなか無いんです。面白い。そして現時点ではまだ試験的とはいえ、真っ先にAndroidアプリへ対応したように、これからのChromebookの一つの方向性としての代表的なモデルになる気がしています。
11.6インチ以上の大きさのChromebookは多くありますが、その中でも貴重なモデルとして、一度は手にとってみてほしいです。
日本で数少ない個人向けに販売されているモデルとして、今後も変わらず継続して販売、更に進化していってほしいな、と思っています。
興味を持った方には一度は試して欲しい名モデルが多い価格帯だと思います。
出来れば最初の一台としてこの価格帯($200〜$400)を選んでほしいな、と思っています。恐らく今後Chromebookが自分の使い方にピタッとハマったとして、より上の価格帯のモデルが欲しくなり、またそうしたモデルをメインで使うようになったとしても、それでもサブとして、また人に安心して勧められるモデルとして、手元に残り続けるものとなると思います。
今回挙げた4モデルはどれも代表的なモデルで新鮮味がないかもしれませんが、それくらい名モデルが多いとも言えます。
私自身、最近は自宅でもChromeboxではなく、CB5-132T-C32Mをほとんど使ってしまっているのは、やっぱり良いモデルなんです。
現在、実はPixelが気になっているんです。
以前から気になってはいたものの、米Amazonから購入することが出来なかったのですが、今回調べてみたら、今、発送してくれるんです。価格も素晴らしいですが。
この上の価格帯になるとまた違った意味で面白くはなってくるのですが、まずはここから。Chromebookは今年後半もますます面白くなっていくのではないかなぁ、と思っています。