[かぶ] Samsung Chromebook Plus発売を前に、今回は実はかなり用意周到に準備されてきたのだな、とふと思いました。

[かぶ] Samsung Chromebook Plus発売を前に、今回は実はかなり用意周到に準備されてきたのだな、とふと思いました。

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現地日時2017年2月10日、2日後に新作Chromebook、Plusの発売を控えたSamsungがサンプルを貸し出した(と思われる)Chromebook Proのレビューが様々なネットメディアで同時に解禁されました。

昨年秋にリーク情報が漏れ(今にして思えばこれもかなり練られた計画の一部だったのかな、という気もします)、その後パッタリと情報がなくなり、年明けのCES2017で正式に発表、その後Amazonその他でPreOrderが開始、その時点でPlusが2月12日発売という情報が1ヶ月近く前から流れました。その間、公式のIntroduction映像も公開されています。

そして今回、Plus発売2日前というタイミングで4月発売予定のProのレビュー一斉解禁です。既にPlusを予約済みで、現時点で15日前後には到着予定だった私は、昨夜公開された映像を次々と眺めてはあれこれイメージしながら楽しんでいたのですが、ふとそこで思ったのです。

考えてみると、昨年秋のリークから、かれこれ半年近く、Chromebookのことを考えるときには常にこのモデルの影がちらついていたな、と。実際にSNSなどでの投稿を眺めてみると、年末のサイバーマンデー時も、更に年明けにスペックとしては決して劣っているわけではない(むしろ今回のPlusと比較するのであれば処理速度等々では上とも思われる)ASUS Chromebook Flip C302CA発売時も、このPlusとProの存在がチラつき、買い控えが起こっていたような気もするのです。

当時突然ネットに現れた、製品ページと思われていたページにあった画像の一つです。


これはApple製品やWindowsでは普通に起こることなのかもしれませんが、Chromebookで半年近くも前から「でもProが出てから考えよう」というような現象はなかったと思うのです。Google+において7万人以上のメンバーのいるChromebooksコミュニティでも何かにつけて「でも私はProを待つ」「Proが出てから」といったコメントをよく目にしました。

正式に発表されているならまだしも、まだ単にネット上でリークなのか、単なるミスと思われ(ている)ページの断片を見つけた、というだけに過ぎず、本当にこんなモデルが出るのかすら分からない状態だったのです。けれど、結果として今、こうして明後日の発売を心待ちにしている訳です。そして、SNSでは今までChromebookを使ってこなかった層の方々もこのモデルには反応していました。かなりの好感をもって迎えられていたわけですね。

当時突然ネットに現れた、製品ページと思われていたページにあった画像の一つです。

当時、それだけネット上で話題になりながら、その後パッタリと情報が途絶えてしまったことに、私は単純に「Samsung、勿体無いよなぁ。せっかくここまで注目されているのだから、この熱が冷めない内に発表してしまえば良いのに。」と考えていました。けれど結果としてその熱は冷めることなく、その後のCES2017、Amazon、Introduction動画、更に今回の一斉解禁レビューを眺めて、とリーク当時からすれば半年後のモデルを心待ちにしていたわけですね。

Samsung自体、今までも普通にChromebookは展開させていましたが、決して何か突出した魅力があるわけでもなく、数多くある一般的な格安のChromebookの一つに過ぎなかったと思います。そうした中で頭一歩抜き出るためには、既にトップのシェアを誇っているAcerや、Flipなど個性的なモデルも出していたASUSのような何かがなければ難しかったと思います。DellやHP、Lenovoなどがそれぞれある程度のシェアは確保していましたが、結局コンスタントに、そしてシェアをしっかり確保出来ていたのは結局それら台湾メーカーだったからです。

当時突然ネットに現れた、製品ページと思われていたページにあった画像の一つです。

私自身は2年近くChromebookに興味を持って愛用し続けてきましたが、正直なところ日本ではほとんど知名度自体がありませんし、また海外の各メーカーの製品ページ自体も非常に見づらく、探しづらい、お世辞にもあまり力を入れているとは言い難い状況でした。元が教育市場が主だったため、それほど力を入れてネットで告知、プロモーション等を行う必要がなかったのかもしれません(むしろ実営業など別の部分での影響力がモノを言う世界だったのかもしれません)。

それは王者Acerでも同じで、Chromebookの製品ページは特に目的の製品にたどり着きにくいだけでなく、たどり着いても魅力が伝わってきません。更に発表されていても、それではいつ発売されるのか、いや、既に発売されているのかすら分からないことも多い。例えば今回のCES2017で発表されたN7 C731、あれいつ発売されるのでしょうか。

アメリカで開催中のCES2017において、Acerが新しいChromebookを発表しました。Acer 11 N7という名前で出ていますが、Acerの品番は分かりにくいですね。一応別名でC731(タッ...

それはASUSも同様で、最近ではC301SAというモデルが発表されたものの、これも一時期AmazonにPreOrderとして出ていたことがありましたが、その後キレイに消えました。

このモデルも一部では結構期待していた方がいたはずです。一応発売はされているようなのですが、ほとんど入手報告が見つかりません。

両者とも、最近ではそれぞれR13、C302CAと素晴らしいモデルを発売していますが、これもなんか気がついたらAmazonに並んでいたといった具合。私たちChromebook好きはその情報をたいていメーカーから聞くのではなく、Chrome Unboxedやコミュニティでの投稿から最初に得る、というのが定番になっていました。

それでも問題ないくらい、Chromebookファンは温かく、また勝手に盛り上がってくれていたのかもしれませんし、そもそもターゲット、市場を考えるとそうした層自体ごくごく一部に過ぎず、何もしなくても良かったのかもしれません。それがChromebookでした。

当時突然ネットに現れた、製品ページと思われていたページにあった画像の一つです。

そこに今回、Samsungが今振り返ってみるとかなり綿密に計画されたのではないか、というくらい絶妙なタイミングで情報を小出しにしてその間に出て来る競合を抑えつつ、うまく今日まで引っ張ってきました。そして、おそらくこのモデルは売れるでしょう。今まで高価格帯はほとんど売れないと思われてきた、そして実際売れなかったChromebook市場で、それなりの存在感を発揮すると思います。

このChromebook PlusとProだけでなく、Samsungという存在自体が、です。

これは、これから先のChromebook市場において、どういう影響を及ぼすのでしょうか。

案外大したことはなく、今まで通り、細く、地味に、特に代わり映えもせず、その「変わらないこと」が一番の魅力でもある、ということで完全に教育市場にシフトして、AcerやASUSが今まで通りシェアを取り続けていくのかもしれません。そして、たまに今回のChromebook Plusのような話題性のあるモデルが一部のファン層に響く、という状況が続くのかもしれません。

けれど、もしかしたらこれで勢力図が大きく変わったり、また従来通りのやり方では存在感を発揮できなくなっていくのかもしれません。

うまくプロモーションを行い、巧みに情報を操りながら、より幅広い層に希求していく。それが出来るだけの体力と発信力のあるメーカーのみが生き残っていく。

それはもしかしたら良い結果を生まないかもしれません。悲しい未来が待っているかもしれません。今までのChromebookとは違う姿になっているかもしれません。

良い意味でこれからもChromebookらしい、少し特殊だけれど、どこかワクワクもさせてくれる未来が待っていると良いな、と次々と公開されていくSamsung Chromebook Proのレビュー動画を眺めながら、昨夜思ってしまいました。突然Twitter上で暑く語り始めてしまって迷惑だった方、ごめんなさい。

既に初回分入手が難しくなってきているだけでなく、ランキングもここまで上がってきたようですが、手元に届き次第、色々と試してみたいと思います。

今年のCESでは嬉しいことにChromebookも各メーカーから期待していたモデルが続々と発表されています。ASUS Chromebook Flip C302CAに続いて、昨年10月から話題になってい...
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「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

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