HPの新作Chromebook、x360 12bについては、このブログでも以前「私が今月、国内販売モデルで何を買うかと言われたらこれ」と書いた、非常に気になっているモデルです。
HPの本家オンラインストアでは64,800円(税別)〜ということもあって、価格的に競合するモデルも多いことから難しいモデルではあったのですが、今月末までビックカメラ.comでは20%の高額ポイント還元+パソコン買い替え応援5,000ポイントの対象モデルとなっているだけでなく、価格も税込54,700円ということもあり、54,700円+10,940ポイント+5,000ポイントで実質38,760円と非常に魅力的な価格設定になっています。
- HP Chromebook x360 12b-ca0002TU 8MD65PA-AAAA
:54,700円(税込) / 10,940ポイント(20%)+ 5,000ポイント / お取り寄せ
これ、店舗でも買い替え応援5,000ポイントは対象だと思っていたのですが、どうやらビックカメラ.com限定のようですね。とりあえず今月いっぱいはネットでの購入をオススメしたいと思います。
発売が10月下旬以降とのことでしたので、いつ発売されるかなぁ、と毎日楽しみに追っていたのですが、昨日から予約されていた方の到着報告がTwitter上に上がり始めまして、非常に興味深く読ませて頂きました。羨ましい。現在、店頭在庫はなく、取り寄せになるようです。今月初めにChromebookコーナーが出来てから実物を何度か触り、気になっていた私としては早く購入したいのですが、立て続けに大物Chromebookの決済が控えていて動けません。
Twitterでの反応を眺めてみると、気に入られている方から、店頭で触ってみて購入には至らなかった方、購入したけれどワクワク感を感じられず30分で売却を決めた方まで様々です。そこでそれらを眺めながら、改めてこのモデルについて見てみたいと思います。
Twitter上におけるHP Chromebook x360 12bへの様々な反応。
すべてを貼り付けていくと単なるTwitterまとめになってしまうので、その中で特に気になったものを取り上げつつ、私自身の(ツイートに対してではなく、このモデルに対しての)印象を加えていきたいと思います。
入手初日から積極的に自分なりの使い方、カスタマイズをされた、まい@うずらとひじきさん。
Chromebook HP x360 12b到着しました。はえー。両親は今日は宮崎に出かけたので、ゆっくり遊ぼうと思います。#Chromebook pic.twitter.com/MOLJKJQeJ4
— まい@うずらとひじき (@mai_1028) October 22, 2019
昨日もっとも輝いていたと思われるまい@うずらとひじき(@mai_1028)さん。昨日は動画も交えながらいろいろなことを試されていて、それだけで雰囲気がかなり伝わってくるものとなっています。気になる方はアカウントをチェック。
とりあえず、カバーとかまだ全然ないので、RenoAと同じくSeriaのリメイクシートを貼り付け。さすがに本体全体に直接貼る勇気はなかったので、12インチまでいける液晶保護シートを貼ってその上から適当に。
あとctrl⇔altと、ショートカットのメモもマステに書いてぺたり。#chromebook pic.twitter.com/tcLawAj1yO— まい@うずらとひじき (@mai_1028) October 22, 2019
個人的に良いなぁ、と思ったのが、早速自分なりに外装をカスタマイズされているところ。以前はC101PAなどでDecalGirlのSkinなどで楽しめるモデルが結構あったのですが、最近は少し寂しいのが残念です。
dbrandも初代Pixelbookはあったのに、Pixel Slateはスルーだったしなぁ。まぁこういう専用Skinsがなくてもお気に入りのステッカーなどで自分好みにカスタマイズするのも楽しみの一つですね。あと、アクセサリー類を色々揃えてみたり。
「こんな風に使ってみよう(使ってみたい)」といった想像が膨らむ時って楽しいですよね。同じChromebookでもそういうものが具体的に浮かぶモデルと、手にしたときにはなかなか浮かばないモデルがあるな、と最近感じています。かといって、浮かばないモデルがイコール相性が合わないとは限らないところも難しいな、と思います。
HPの各モデルの持つ「重量感」と「ベゼル」に着目された、メヒテさん。
購入はされていないものの、HPの国内販売のChromebookを触られたことのある方なら頷かれる部分も多いツイートをされていたのが、メヒテ(@mehitenakagami)さん。
Pixelbookより楽な持ち歩き取り回しでTab 10より使いやすいを期待した端末だったので、自分のChromebookポートフォリオ上収まりが悪いので一旦購入は思いとどまった。
実物触れられるのは偉大。単体で見ると悪い気はせず、Pixelbookが壊れたり持ってない、或いはTab 10がなければ買った気がする。
— メヒテ (@mehitenakagami) October 21, 2019
HPがここ最近出しているのは白い天板が印象的なモデルです。x2、x360 12b、x360 14ですね。非常に美しくてパリッとした白さが気持ち良いのですが、汚れや傷が付きそうな印象とは裏腹に(12bを除いて)白い天板には傷や汚れが付きにくい処理(コーティング等)が施されていたり、質量自体は1.4kg前後(14は1.5kg超え)と結構ずっしりとした作りになっています。
もちろん重さは必ずしもマイナスな点ばかりではなく、剛性や厚みが増すことで、歪みやたわみが抑えられますし、キータッチが大きく変化しますし、日常の道具として使う上では安心感にも繋がります。ただ、今回の12bも12インチ、約3:2(1,366×912)のIPSタッチディスプレイモデル、と考えると重さ約1.35kgは外観の持つ印象からすると、そのズッシリ詰まってる感は意外かもしれません。
この辺り、C101PAからの買い替えなどをイメージされている方からすると、少し残念な部分かもしれません。もちろん使い勝手というのは単純な数値から導き出される重さだけでなく、重量バランスや、少し雑に扱ってもビクともしなさそう、といった安心感のような部分も大きく影響するので難しいのですが、単純に1.35kgは12インチとしては人によっては悩ましいでしょう。
x360 12bは画面の左右上のベゼルはまずまずの狭額ぶりだが、下ベゼルはえらく厚い気がした。
が、よくよく見るとそもそもHP製PCはChromebookでもWindowsでも高額でも低廉でも、ほぼ全て下ベゼルが厚い。
所有するSpectre Folio 13もやはり下ベゼルが厚い。
これはHPの企業精神によるものなのだろうか?— メヒテ (@mehitenakagami) October 21, 2019
上下、特に下ベゼルの厚さに関してもなまじ液晶が約3:2(1,366×912)になり、横が短く正方形に近くなったことで、実際のサイズ以上によりコンパクトな印象を与えているだけに、上下は削れなかったのか、という印象も確かにあります。
ただ、以前ASUSの14インチモデルであるC434TAとC423NAをレビューした時に少し触れたのですが、下ベゼルも薄くなると(この2モデルではC434TAが上下ベゼルとも薄く、細くなっています)液晶の位置が少し下がる(下になる)ので、同じ14インチのC423NAと比べても少し画面が下にある不思議な感覚になります。ちょっと首の負担が増すんですね。意外と上下ベゼルは単純にロゴが云々以前に使い勝手に結構影響するので悩ましいところです。(ラップトップPCだと敢えて本体下にスタンド等を貼り付けたり敷いたりして液晶の位置を数センチ上げて使っている方を見かけると思います)
真偽は不明ですが、OMENシリーズは明らかにゲーム集中のために画面位置を上げてきてると思われるデザインなので画面底上げはHPの見やすさ思想の体現かもしれませんね。
C434TAはモダンで素敵な狭額縁デザインですが、そういう違和感が出ることもあるんですね。— メヒテ (@mehitenakagami) October 22, 2019
そういった例もあるんですね。ちょっとこの辺りは実際に使ってみて、試してみたいところでもあります。
その他のネット上での反応。
到着ツイートが幾つかあったのですが、すべて追いきれず。そこでここでは今見つけたツイートを幾つかご紹介したいと思います。
HPのChromebook 12b、ビックカメラ.comのノートパソコン売上ランキングで3位になってるんですね。結構売れてるのかしら pic.twitter.com/X3GN0FQrGE
— 卵かけのレディオ (@Kakegg) October 21, 2019
ネットで買おうとしても店舗で買おうとしても「取り寄せ」になってしまうのは人気があるからなのか、単に売れ行きを甘く見積もっていただけなのか。とりあえずなかなか人気のようです。
Chromebook、ASUSにもぜひ3:2液晶モデルを出してほしいなあ。Windows含めて16:9しかないから大変かもだけど。
HPの12bの売れ具合を見るにありだと思う。#chromebook #ASUS— タケイマコト (@pcefancom) October 22, 2019
3:2の液晶モデルって貴重ですよね。今回の12bが良い形で今後の各メーカーのラインナップに影響を与えてくれると嬉しいな、と思います。今回のモデルも決して高解像度の特殊なモデルというわけでは(USIスタイラスペン対応とはいえ)ないんですよね。通常のWXGA(1,366×768)から縦に144伸ばした(簡単なわけではないとは思いますが)だけなのですが、印象がガラリと変わりますし、使い勝手も用途も縦に広くなるだけでだいぶ変化が出てくる気がしているのです。その点で今後に期待。
昨日、Chromebook x360 12b到着。
思ったよりコンパクト。もう少し奥行きを小さくすればC101PAの後継になれたような気がする。
日本語キーボードは右側が小さくなりそこが残念。
それ以外では満足の一品。 pic.twitter.com/n2GhwvrHHJ— 曇 (@kumori2019) October 22, 2019
先程のメヒテさん同様、奥行きはやはり気になっている方は結構いらっしゃるかもしれませんね。左右ベゼルが細いだけに余計にこの辺り目立ってしまうのもあるのかな、と思いました。C101PA自体は10.1インチ、約900gと重さの上でも12bとはだいぶ違ってはくるのですが、興味を持たれた方の印象としては似たような用途を想定している方が多いかもしれません。フットプリントの大きさ(コンパクトさ)で、実際私もこのモデルを店頭で触ったときには「あ、これ気軽に持ち歩く1台として良さそう」と思いましたので。
うまく説明出来ない「んー…」となってしまう何かが、心が乗り切らない原因になることもある。
先日ちょっと12bの話題に絡めてこんなツイートをしました。
HPのChromebookは私は他にx2使いましたが、結構悩ましいモデルなんです。うまく説明出来ないんですが「んー…」となってしまう何かがある。その「んー…」の部分が残ると「確かに良いモデルなんだけど、何か心が踊らない」みたいな、良いんだけどいまいち心が乗り切らない何かがある。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) October 22, 2019
今回購入、到着後すぐに手放そうと思われた方もいらっしゃるようですし、中には「買ってみたけどイマイチだった」といった方も当然いると思います。誰にでもピタッとハマるモデルというのはなかなかありません。実際私も20台以上Chromebookを購入してきましたが、中にはいつの間にか使用頻度が減ってしまったモデルや、ようやく入手できたのに、実際に触ってみたらなかなか気持ちが上がらない、といったモデルもありました。
この「心が乗り切らない」って数値には出ないんだけど結構大切で、HPに限らず、今まで買ったモデルやChromebook以外でも意外と誰でも経験あると思うんですよね。こういう時ってスペックだコスパだ云々じゃないんです。かといって、これは誰もが同じモノに感じるわけでもない。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) October 22, 2019
ただ、かといってそのモデルがダメなわけじゃなくて、たまたまその時の自分の精神状態だったり、その時求めているものだったり、また全く別の要因が絡んでいたりするだけだったりします。また、そうした感覚ってずっと同じわけではなくて、少し時が経ってみると、ある時突然ピタッと自分の中でピタッとハマって、突然メインに躍り出たりすることもあります。
ただ、不思議なもので、時が経ってみて突然この「んー…」が取り払われて自分にピタッとハマる時もある。私にとってPixel Slateが分かりやすい例。なので、相性もあるけど、その時の用途やタイミング、感情なんかもあるんだよね。だから難しい。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) October 22, 2019
だから難しいし、そんなところが面白くもあるのですが、今回のHP Chromebook x360 12bに対しても、実は私の中で発表時点から1点、少しだけ不安な要素がありました。それが、
私、神経質なので、傷とか汚れとか気になっちゃうと扱いに気を遣ってしまうと気軽に使えなくなっちゃう。ステッカーとか貼らないのも、汚れではないけど、デザインは素のままで完成されてると思っちゃうから。で、あの美しい白の天板が私に「使い込む」を戸惑わせるんです。少し特殊な例かな。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) October 22, 2019
先程から何度か触れている天板のパリッとした白さなんです。これ、以前まだ日本直送が不可で転送も出来なかった時期に米国在住の妹に代理購入してもらって入手したHPのChromebook、x2のときに感じたことなんですね。なんというか、
きれいなので、皮脂汚れや傷が付いたら嫌だな、と思って、思わず扱いに気を遣ってしまう
ということなんです。この扱いに気を遣う、って意外と手強くて、気軽に使えないので、なんとなく億劫になってしまって、その内使用頻度が減ってしまうんです。そうしたら、同じように感じられていた方がいらしたようで、
一応、x2とx360 14は同じような天板で、汚れや傷に関しては比較的強い加工とコーティングはしているようなのですが(12bはしてない、という話も)見た目的に何となく気を遣ってしまうので、悩ましかったです。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) October 22, 2019
今回はメーカーの方に確認した時にx2やx360 14では加工(コーティング)が施されているけれど、x360 12bは特に行っていません、と言われた気がするんですね。ただ、x2のようにタブレットとして天板をペタペタ触ったり、単体で使ったり、脱着を頻繁に行うわけではないと思うので、その辺り大丈夫な気もするのですが、今回それが最初に頭をよぎりました。
ただ、その辺を含めても今回のモデルは、それでも気軽に使えそうな気がしてしまうのです。一番は実際に店頭で実物に触れることが出来たのが大きいですね。細かい操作をした訳ではありませんが、キーボードに指を置いて画面を見た時に、なんか色々と自分の中でこれを使っている場面が想像できたのが大きいのだと思います。
ただ、それは勿論誰でも同じだとは思いません。反対にこのモデルに触れた時に何も心が動かない、むしろ困惑してしまったり、ワクワクがまったく感じられない方がいらしても、それはおかしなことではなく、普通のことだと思うからです。
だから、正直な気持ちとしては、やはり一度は店頭で触れてみて欲しい。写真や動画では伝わりにくい質感や大きさだけでなく、実際に指を置いて画面を見た時のフィーリングも大切にして欲しいな、と思うからです。
ただ、個人的にはこうしてまだ購入できていないにも関わらず、改めて文章にしてしまうわけですから、やはり今回は結構心動いているのだと思います。
- HP Chromebook x360 12b-ca0002TU 8MD65PA-AAAA
:54,700円(税込) / 10,940ポイント(20%)+ 5,000ポイント / お取り寄せ
ビックカメラ.comにおける20%ポイント還元と5,000ポイントのパソコン買い替え応援プレゼントは文章作成時点では今月10月末までとなっています(20%ポイント還元は実店舗でも行われています)。