[革靴] 革靴とお手入れに興味を持ったあなたへ。(6)基本のお手入れにもう一手間加えたいときに考えて欲しい次のポイント。

[革靴] 革靴とお手入れに興味を持ったあなたへ。(6)基本のお手入れにもう一手間加えたいときに考えて欲しい次のポイント。

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基本的なお手入れ方法に関しては既に書いた通りなのですが、それ以外の状況というのも色々あると思います。スエードやコードバンなど素材によっては気になる点などもあると思います。とは言え、それらも基本的には「ブラッシング」があくまで大前提です。ブラッシングがしっかり出来ていれば、大事にはならない、というのが私の考えです。

靴のお手入れ、靴磨きというのは、もちろん突き詰めていけば幾らでも拘っていくことは可能です。ただ、それらの多くは既に「趣味の領域」です。

巷では冬のボーナスが先週末辺りから出ているようですね。羨ましいです。ボーナスは人を前向きにさせてくれます。 さて。冬ボーナスで奮発してちょっ高めの革靴を買っちゃおう、と思われている方も多いと思います。...

既にこのブログの様々な文章を読まれている方にとっては今更感が漂っていると思いますが、世の中の靴に関する情報の大半は「趣味」に属するもので、決して必須ではありません。覚える必要すらありません。

では不要かと言われれば、靴の状態を保つためには(ほぼ)不要ですが、大切なものではあると思っています。何故なら「趣味」に属する情報は、その靴への興味を持続させ、より深め、ますます靴を好きになるきっかけを与えてくれるからです。

ただ、その分、それらの「趣味」の情報ばかりが目立ってしまって(派手なので)、肝心のことが疎かになって、結果として靴の寿命を縮めてしまっている方が多いことを現役時代から目にしてきました。

「趣味」は素晴らしいですが、革靴が趣味になってからでも遅くありません。
それよりも、それらの影になってしまって見えにくくなってしまっている「生活の基本」のような基本的な知識だけは忘れずに覚えておいて欲しいな、と思います。

必ず必要か、と言われればまずは繰り返すとおり「ブラッシングと乾拭き」に重点を置いて欲しいのですが、それら基本のお手入れをしっかり行った上で、更にもう一手間加えたい、と思った時に次に考えてみて欲しいポイントを挙げてみたいと思います。

たまには靴でも磨くか、と思った時、初心者がいきなり東急ハンズとか行かないほうが良い理由。

そうしてちょっと靴のお手入れが好きになって、やる気になった途端に冷や水を浴びせるかのように、いきなりこれか、と思われる方もいるとは思うのですが、改めて触れておきたいと思います。

東急ハンズが嫌いなわけではありません。私、東急ハンズ大好きです。渋谷の東急ハンズなんて小さい頃からお世話になっていますから。 だからこそ、普段靴なんてお手入れしない人が、たまに何を間違ったかやる気出し...

たまには靴でも磨くか、と東急ハンズ行って、何買えば良いか分かりますか?

私の目の前で、棚に置いてあるメーカーの「お手入れブック」みたいなチラシを一生懸命眺めているお兄さんがいたんです。私が最初に2つ程買って、その後昼食のために一旦外に出て、戻ってきたらまだ悩んでいました。私と目があったら何故か避けるように足早に去って行きましたが。(私がレジに行った後見てみたら、また同じ場所で悩んでた。)

東急ハンズ、モノあり過ぎなんですよ。揃いすぎていて、同じようなモノが大量にあって、何買ったら良いのか分からないんです。

この後想定できる展開は、「幾つか見ている内に面倒くさくなって、なんか後ろのほうで店員がうろちょろしてるし、声かけられる前に退散しよう。」もしくは「いいや、これで。適当に買って帰ればいいでしょ」で結局いい加減に靴に手加えちゃって後戻り出来なくなっちゃう、かのどちらかです。

靴でも磨くか、なんて間違った気を起こしちゃった時、近くにあるとつい東急ハンズなどを考えたくなっちゃうんです。家族の買い物のついでに、土日に東急ハンズでも行っとくか、みたいに。でも、店頭で眺めていると、いつもたくさんのお手入れ難民に出くわします。

眺めていると、大抵しばらく色々手にとって悩んで、しかも大抵手に取ったモノはよくやりがちな組み合わせで、恐らく用途にふさわしくないのですが、その後特に店員さんに訊かずにレジに向かっちゃうんです。

勿論東急ハンズは素晴らしいですし、私もよくお世話になっていますが、靴のお手入れ用品に関しては、余程のお手入れ好きか、基本的に「既に買うモノが決まっている」場合、もしくは素直に店員さんに訊くことが出来る場合にのみお薦めしたいと思います。

これはネットショッピングも同様です。

少し脱線しますが、私はこのブログではよくお手入れ用品はAmazon等のリンクを貼るようにしています。もちろんこのリンクから購入いただくことで私にも数%ではありますが報酬はあります。(それらを合わせても、多くの方が抱いているアフィリエイトでウハウハとはほど遠いものです。もちろん非常にありがたいのですが。)ただ、それ以上に私にとってありがたいのは(もちろん誰が買ったかは分かりませんが)月1000点以上売れるお手入れ用品の中で、どういったモノが好まれているのか、何を求めているのかが分かる、という点です。これは次の文章のテーマを考える上で非常に参考にさせてもらっています。

ただ、私はある程度リンクを貼る時点で自分の中でお薦め出来るモノというのは既に頭の中にあるので検索も簡単に出来ますが、多くの興味のない方にはネットショッピングは更に広大な海原です。

このブログでは全く革靴を履いたことがない方が、必要に迫られて、もしくはちょっと興味を持って初めて革靴を買う際の靴選びのポイントについて書いたことがなかったなぁ、と思いました。今まで書いてきたのは比較的...

その時考えるのがネット通販だと思います。サイズ交換も出来るし、早く届くから、とAmazonを選ぶ方も多いのではないかと思います。ただ、ここでそんなあなたに聞きたい。Amazonで革靴を見て、革靴と革靴っぽい靴の区別が付きますか?

もちろん当ブログ経由で必ず買って頂く必要は全くありませんが、いきなりネットで思いついた単語で探さないことをお薦めしたいと思います。正直、一般的に思い浮かぶ単語だけで検索すると、意外と無駄な商品が大量に結果に並ぶことが多いので。

その上で、今回、幾つかブラッシングと乾拭きの次に加えて欲しいお手入れをまとめてみたいと思います。

個人的なお手入れの最重要アイテム、タピールのシュムッツブラシ。

このブログでは靴のお手入れの大切さについて何度も書いてきています。基本的にはクリーム、靴墨、不要派です。けれど、毎日のブラッシングと乾拭きは必須。 そんな私が最初に何を買うべきかと訊かれたら。...

そんな私が最初に何を買うべきかと訊かれたら。

クリームでも、布でもポリッシュ用のグローブでも何でもなく、このタピールのシュムッツブラシを挙げると思います。

靴底用のブラシです。靴底の泥や汚れを落とせるように、タワシのようにかなりしっかりした、ちょうど掌に収まるくらいの小さなブラシ。

と思ったら、現在どこを探しても既に在庫切れのようで、入手が困難になってしまいました。非常に残念。ということで、類似品を探してみたところ、Collonilがクリーニングブラシという製品を出していたので、今お薦めするとすればこちらになります。

そうかぁ、シュムッツブラシ、もしかして生産終了になっちゃったのかなぁ。重宝してたのに・・。一応復活したときのために貼っておきます。

この靴底用のブラシ。最近は基本の「ブラッシングと乾拭き」に加えておきたいくらいの名品です。何故なら、靴に興味のない人にとって身近な存在ではない「革靴」を実際に手に取り、意識を向けるようになるきっかけとして最適なアイテムだからです。

修理で靴を預かると、得体の知れないものを踏んだ靴にたくさん出会います。つい数分前に踏んだと思しきものから、これ、いつからこの靴底にへばり付いているんだ、と思うほど形を変えてしまっているものまで、もう、色とりどり。

だから、家に着くとそのまま脱ぎっぱなし、放置状態で、靴の存在なんて忘れます。身近な存在ではないんですね。靴を脱いだら、その時に他に何もしなくて良いので、とりあえず靴底だけブラシで払ってあげる。最初は恐らくいろんなもの踏んでると思います。

靴底に意識を向けた途端、急に靴との距離が近くなる。靴底に意識が向くようになると、その内変なものを踏む頻度が急激に減ってきます。何故か。

自分の足元に意識が行くようになるからです。

足元に意識が行くようになると、どうなるか。そんな足元を、自分自身を一日中支え続けている、靴と足に意識が向くようになります。すると、途端に靴もあまり汚れなくなります。理由は色々。足元に意識がいくようになるので、あまりぶつけたり汚さなくなる。靴のことを意識するようになるので、ちょっとした汚れにも気がつくようになる。

革靴がボロボロ?ボロボロなのは革靴じゃなくて靴ひもです。

最近自分の靴がボロボロだなぁ、そろそろ捨てるか、と思った時にまず考えて欲しいこと。それは、ボロボロなのは革靴ではない、ということです。

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革靴がボロボロ

人って、新しい物が買いたくなると、今まで使っていたものの悪い部分、買い換えなければならない理由を挙げたくなります。

革靴がボロボロ、というのも、本当にボロボロなわけではなく、そろそろ飽きたから新しい靴買いたいよね、という気持ちもあると思うんです。

それを否定するつもりはありません。

けれど、その前にちょっと紐だけでも替えてみる。更に先ほどチラリと触れましたが、コバ周りをちょっと手を加えてあげるだけで今まで酷使してきた靴が元気になります。

いや、実際にボロボロだから、と思われる方も多いと思うのですが、最近も靴ひもの重要性については改めて書きましたので、それらを載せておきます。出来れば半年に一度、最低でも一年に一度は替えてあげて欲しいのです。騙されたと思って試してみて欲しいのです。

けれど、実際に替えてみると驚きます。靴紐を外した途端にため息が漏れると思います。「あ、こんなに酷使していたんだ」と。

そして、新しいハリのある靴紐に交換した革靴を見ると、思っていた以上に靴が蘇るのがわかります。靴紐、数百円です。下手なクリームだクリーナーだ、と考えるよりも余程効果が大きいと思います。

梅雨時は特に雨に濡れる機会が多く、紐も傷みやすいので、まとめて買っておくと良いかな、と思います。

いよいよ今年もあと1週間になりました。クリスマスが終わると急激に街が冷え込み、静かになります。一気に年末モードです。 この1年、雨の日も雪の日も嵐の日も、また酷暑の日も、激しくぶつかり、削られながらも...

もちろん紐自体が新品になることでの見た目への影響というのも大きいのですが、このブログ定番の視点で考えてみたいと思います。

靴ひもを替える、ということは、その靴に触れるということに繋がります。

触れてみれば、埃や傷に気がつきます。履いていなくても、少し放置しただけで靴の表面にはうっすらと埃が乗ってきます。また、普段あまりブラシや乾拭きをしていなければ、靴が予想以上に汚れていることにも気付くでしょう。

革靴の見た目を決める大きなポイントは3つ。「汚れ」、「つま先」と「靴ひも」です。触れることでこれら3つに気付くことが出来るのです。

人の足というのは一日を通して大きく変わります。また、体調や天候などによっても常に変わります。それらをうまく調整してくれるものが靴ひもです。

最近はおとなしい方ですが、当ブログは以前は「元靴屋の甲高幅広ブログ」として一部で有名でした。何か他の話題を気合を入れて書いても「甲高幅広」のアクセスが大半でした。 でも今では相乗効果で「辿り着いたき...

大切な部分が甲と踵。けれど、人間の足は朝と夜、日によって体調によって天気によって、様々に大きさも形も変わります。歩く一歩一歩で重心のかかり方も変われば、その都度また足も変化します。

それらの変化をその都度吸収し、うまく流し、逃し、かつきちんと固定する。そうした同時に複数の難しい仕事を健気に一手に担っているのが、数ヶ月でみるみるボロボロになってヨレヨレになってしまう、あの細い紐なんです。

靴紐って、とても大切なんです。その時の足の状態や、歩く目的(アウトドアからサイクリング、ビジネスまで)に合わせて足と歩行に柔軟に対応出来るのは、紐があるから。

革靴を足に負担無く履くには、きちんと足を踵に合わせた状態で、前スベリしないように紐で留める必要があります。紐で押さえてしまえば、前スベリしない分、指先は力を入れなくて良いので、常にリラックスできる。

これを緩めに縛っていたら、常に靴の中で足が動くので、無意識に力が入ってしまいます。足のトラブルも多い。

よく朝一回結んだら、あとは一切結ばない、という人がいますが、あまりに勿体ない。朝と昼と夕方で全く足の状態は違います。

足がむくんだり、足が痛くなった時、実は紐をもう少しキツく結ぶだけで楽になることもあります。緩くではなく、キツくというのがポイント。

ましていつでも脱げるように、とほとんど締められていないのは論外です。

靴ひもに慣れていない方にとって、面倒だと思う大きな理由の一つに、「紐が邪魔」「毎回全部緩めるのが面倒」というのがあると思います。実際は全ての紐を緩める必要は全くありません。

靴ヒモの左右の長さ、合ってますか?普段飾り程度に思っている方の場合は論外ですが、意外とちょっとした時に左右の長さが合わなくなってしまうのです。 そんな時、揃えようとしてあらゆる部分を引っ張っている内に...

靴屋で働くと。

入ってすぐ、これ教えられます。紐が分かっていないと、きちんとしたフィッティングも出来ません。

また、それくらいグチャグチャになるんです。お客さんが一回履くと。

慣れていない人はとにかく全部緩めようとするんですね。左右の長さが合わなくなってくるんです。その度に直す。慣れると5秒もかかりません。

紐の通し方によって多少変わってくるので、今回書いた調整方法が全てに当てはまる訳ではありませんが、とりあえずスタンダードなパラレルだけでお直し方を覚えておくと、紐を結ぶのが楽しくなります。ぜひお持ちの靴で試してみてくださいね。

常に私たちの足と靴を衝撃から守ってくれているコバ周りのお手入れ。

ようやく関東も梅雨明けになりました。今年は東京に関してはそれほど激しく雨が降った印象がありませんでしたが、久しぶりに夕立に革靴が濡れたりとそれなりに靴にとっては大変な時期だったかな、と思います。何より...

雨に濡れて傷み色も落ちてきたコバ周りは思っている以上に目立ちます。

人間、足元を見られる、という言葉のように、足元というのはとても大切です。同様に、革靴にとっての「足元」も、人間同様ついつい忘れられがちですが見栄えにも大きく影響する大切な部分です。

わかりにくい書き始めでしたが、靴にとっての足元、要はコバ周りです。

雨に濡れたまま、また普段からぶつけていたりすると、気が付くとコバ周りの色が禿げてしまっていることが多いのです。これが思った以上に目立ってしまいます。また、特に忘れがちなものが、雨に降られたまま気づかずにいる踵周りです。

ブラッシングと乾拭きが習慣になってくると、このコバ(バンパーのような部分)がかなり削れ、色も落ちていることに気付くようになります。これが見た目にもかなり靴を衰えさせてしまいます。そこでコバインクです。

合成底用と革底用があるのは油性と水性の違いです。合成底には油性でないと弾いてしまってうまく色が乗らないのです。反対に革底用に油性を塗ってしまうとこれはこれで革との相性が悪い。メーカーによって派生商品も出していますが、とりあえずまずはこの通常のコバインキタイプで問題ないと思います。

反りを直し型崩れを防いでくれることが、靴への愛着を持続させてくれる。シューツリー。

シューツリー、一度は聞いたことがあると思われるアイテムですが、何も靴マニアのためだけの商品ではありません。何も足数分揃える必要はありませんが、一つは持っておいて欲しいと思います。

シューツリー。ホント価格帯もピンキリで、種類も多く、そもそも要るのかこれ、いや、何となくあったほうが良いのは分かるのだけれど、ついつい後回しにしてしまう。そんな存在ではないかと思います。 ここで敢え...

そもそもシューツリーの役割って何?

ということでシューツリーを調べてみると、靴の型崩れを防いでくれる、靴の中の湿気を取ってくれる、カッコいい、などなど通り一遍の役割はすぐ出てくると思います。

概ね正しいです。正しいから、何となくあったほうが良いのだろうな、と思われていると思うのです。

靴マニアではないあなたにとってのシューツリーの役割はひとつです。

ここで異論反論は覚悟の上で挙げるとすれば、正直あなたにとってのシューツリーの役割は一つだけです。

それは、反りを直し型崩れを防いでくれること。

ただそれだけです。

もちろん見栄えがとにかく悪くなるのですが、私が一番気になるのは、一度反りっぱなしで放置してしまった靴って不思議なことにどんどんみすぼらしくなっていくんです。靴に対する関心が薄れるので、ますます注意を払わなくなり、自然に扱いが雑になる。これ、私がこのブログでいつも持っていく結論というか理由、です。

意識されなくなったモノは靴に限らずあっという間に老けます。

ただ、私としては特に上記の中でも後半、「一度反りっぱなしで放置してしまった靴って不思議なことにどんどんみすぼらしくなっていく」という部分を強く伝えたいと思っています。

これ、新品の靴に限らず、既に履き古された靴でもそう思えるから不思議です。お、意外とカッコいいね。そう思えればしめたものです。ちょっと汚れを落としたくなるかもしれません。そうして少し靴に意識を向けるようになったら後は簡単です。

だから、何も靴の足数分シューツリーを買う必要はありません。欲しくなったら勝手に買いますから。とりあえず一つ、お手頃な価格のものを買ってみましょう。

ただ、その時にはなるべくなら冒頭で上げたような、それなりに見栄えの良い物を選んであげてくださいね。1000円前後で買えるプラスチックのスプリング付きの奴でも使い方によってはさほど違いはないときもあるのですが、それだと意外と続かないので。

シューツリーに入れた状態の、何となく背筋も伸びたような状態の靴って、汚れていても、傷が多く入っていても、何となく素敵です。逆に脱いだ直後からずっと放置されたまま、グッタリとした状態の靴って、どんどん力を失っている気がします。何となくグッタリとしてしまっている人を見るときの印象と同じです。

たったそれだけの印象が、靴に対して「この靴ボロボロだなぁ」「お手入れしても無駄じゃないか」と思わせてしまうこともある。

私がこのブログにおいて靴のお手入れについて伝えたいことの多くは、精神論、心理的な話です。では実際に物理的に効果がないのかと言えば、むしろかなり大きな影響があると思っています。「何となくボロボロ」「何となく面倒」「後でいいや」がどれだけ靴に限らず、モノを劣化させてしまっているのかは、皆さんそれぞれに思い当たる節があるのではないか、と思います。

いかに「何となく○○」だと思ってしまう条件を排除して、靴へ向ける意識を細く長く持続させるかがお手入れのコツです。

今回のテーマは「基本のお手入れにもう一手間加えたいときに考えて欲しい次のポイント」でした。何度も書きますが、私はお手入れの基本は「ブラッシングと乾拭き」だと思っています。その理由も暑くしつこいくらいに書き続けています。

当ブログを開設して間もなく4年になります。その間多くの革靴関連の文章を書いてきました。既に200以上になります。予想以上に多くの方にメッセージを頂き、またブラシやグローブを買われる方も増えました。とて...

靴に限らず、モノにとっての一番の敵は「無関心」です。その原因は「何となく分からない」「何となく難しそう」「何となく面倒」といった、ハッキリとした何かではなく漠然とした「何となく」という心境だと思っています。

お手入れ一つとっても同じで、せっかくお手入れをしようと思っても、お手入れ用品がどこにあるのか分からなかったり、そういえば乾拭き用の布がないから何か代用しないと、といったちょっとしたことでも人は面倒になって後回しにしてしまいます。

とともに、大切だと思っているのが、「何となく」この靴、もうボロボロだな、とかお手入れしても無駄なんじゃないか、と感じてしまうこと。愛情が薄れてしまうことです。その多くは接する回数を多くすることで解消はされますが、見た目の「元気のなさ」というものがそうした愛情を薄れさせてしまうことも多々あります。

けれど、そうした見た目の「元気のなさ」というのは実は今回挙げたような「靴底が汚い」「紐がグッタリ」「コバが削れて色が剥げている」「反って型崩れもしてくたびれている」といった些細なことが原因だったりします。それらは簡単に取り除けます。

お手入れが楽しくなってくると、ついあれもこれも、と試したくなってしまうのですが、今回「次のポイント」として挙げたのは、そうした「何となく○○」と思ってしまって関心が薄れてしまいそうになる部分のお手入れ方法です。

今回でもクリームやクリーナーが出てきませんでした。

靴磨き、靴のお手入れといえばまず思いつくのは何でしょうか。恐らく多くの方は「革に栄養を与える」クリームと「汚れを落とす」クリーナーを挙げられるのではないかと思います。お手入れと言えば「クリーナーで汚れ...

これらを全て行う必要はありません。あくまで基本の「ブラッシングと乾拭き」を常日頃充分に行っている上で、更に靴の細かい部分が気になり始めたら、もう少し元気にしてあげたくなったら、試してあげて欲しいと思います。

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このブログの文章に興味を持たれたあなたへ。

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当ブログで書いてきた文章をジャンル毎に分け、加筆・修正してまとめたものをAmazonのKindle書籍にて販売しています。

Kindle書籍、というと「Kindle端末」が無いと読めない、と思われている方も多いのですが、お使いのスマートフォンやタブレット端末でも「Kindleアプリ」を入れることでお読みいただけます。スマホに入れて、いつでも気が向いたときに目を通せる、いつも手元に置いておけるものを目指して書きました。

また、Kindle Unlimited会員Amazonプライム会員の方は、それぞれ無料でお読みいただけます。

現在発売している書籍は下記の3冊です。

「靴ブラシで歩き方が変わる。」

まずは「革靴のお手入れ」と「革靴の選び方」に関する内容に加筆、修正してまとめた、こちらの書籍。

「靴磨き」というと、革靴が好きな方が休日に趣味の一つとして時々気合いを入れて磨くモノだと思われがちです。けれど、私は実際には「靴磨き」と「靴のお手入れ」は別のものだと考えています。

革靴が趣味でない方は靴磨きは必要ありません。ただ、帰宅したら「毎日」、その日履いた靴を「1分間」、靴ブラシで埃を落して布や磨き用のグローブでから拭きしてあげてください。それが本書で伝えたい「毎日のお手入れ」です。毎日の歯磨きや洗顔と同じです。靴に余計なケアは不要です。けれど最低限のケアは必要です。

多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

「それぞれの365日 Chromebook会報誌」

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。