[1152-201601] 初めて革靴を選ぶとき。それはAmazonで一から探していく時の心境に似ていると思う。

[1152-201601] 初めて革靴を選ぶとき。それはAmazonで一から探していく時の心境に似ていると思う。

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このブログでは全く革靴を履いたことがない方が、必要に迫られて、もしくはちょっと興味を持って初めて革靴を買う際の靴選びのポイントについて書いたことがなかったなぁ、と思いました。今まで書いてきたのは比較的「既にある程度革靴を履いたことのある方」向けだったのではないか、と思っています。
革靴と言っても所詮革靴です。別に特別なものではありません。気負う必要はないんです。けれど、最近「きもの」に興味を持った私は、初めての和服の世界を前に尻込みしてしまいました。全く分からないからです。何を揃えて、幾ら位を見て、どこで買うか、など。
そこでこれから時々、「初めて革靴を買うときに覚えておくと便利な最低限のこと。」を私なりに書いてみたいと思います。
今回は導入として、自戒を込めて私たち靴好きが「靴の選び方」を発信するときに陥りやすい(見落としやすい)、「初めての時の視点と心境」について触れてみたいと思います。

初めて革靴を選ぶとき。それはAmazonで一から探していく時の心境に似ていると思う。

私のように都心部に住んでいて一本電車に乗れば世界中の靴を幾らでも見ることが出来る環境にある人ばかりではないと思います。場所によっては身近には大した品揃えもない街の靴屋さんが一軒、という方もいると思います。(私の実家がそう)
その時考えるのがネット通販だと思います。サイズ交換も出来るし、早く届くから、とAmazonを選ぶ方も多いのではないかと思います。ただ、ここでそんなあなたに聞きたい。Amazonで革靴を見て、革靴と革靴っぽい靴の区別が付きますか?
そこで試しに私がまったく靴の知識がないとして、ビジネスシューズをネットで買う時のことをイメージしてみました。

試しに私がAmazonで真面目にビジネスシューズを選んでみた。

今、Amazonでシューズカテゴリを開いて靴を選ぼうとしたとき、あまりの量の多さに、正直私もこの中から選ぶ気は起きませんでした。そこで、たまたま左のリストから目に入った「流行に左右されない、定番メンズシューズ」というカテゴリをクリックしてみます。
1152-201601_Amazon Shoes Select 01
いきなりモンクストラップとトリッカーズが出てきてしまいました。確かに靴ひもは面倒だし、モンクストラップが便利だよなぁ、とこれで安易にモンクストラップを選んでしまう方が出てしまうのではないか、と心配です。(モンクストラップがダメなのではありません。最初の革靴として他を一切考えないでこれに決めることを薦めないだけです。)
これではサッパリなので、続いて同じくカテゴリを「ビジネスシューズ」に絞ります。
1152-201601_Amazon Shoes Select 02
なんだこれは。大量の1万円以下の靴に紛れてエンツォボナフェの106,920円なんて時々出てきてるし。しかもここに出てくる最初のほうの靴は紳士靴(革靴)というよりコンフォートシューズの類いばかりではないですか。こりゃ、確かに世の中にコンフォートシューズが溢れかえるのも分かる気がします。
この辺で恐らく多くの方は面倒になってくると思います。そして、ビジネスシューズとはこういう靴のことを言うのだ、と誤解してしまうのではないか、と心配しています。
更に、ここから左のカテゴリを絞っていこうとしても、無理です。アッパーデザインやトゥデザインで絞れと言われても、そもそもこれら一般的には未知の言葉が同列に並べられていても分かりません
で、やっちゃうんです。その下の「機能・特徴」のチェックボックス。「防水・撥水性」「通気性」「軽量」「防滑」うん、これなら分かるぞ。更にその下の「靴幅」、自分は甲高幅広だから「3E」くらいだろう。サイズは「27」くらいかな。既にあらぬ方向に進んでいます

私の判断でカテゴリをバッサリ切って絞ってみました。それでも722件です。

とりあえずここにあるカテゴリの中から最低限の条件でバッサリと切っていきました。722件まで絞られました。
1152-201601_Amazon Shoes Select 03
Amazon.co.jp: 10000-30000円 – 内羽 または 外羽 / ストレートチップ または プレーントゥ / ブラック / 牛革 / ビジネスシューズ / シューズ: シューズ&バッグ
ようやく何とか見られる部分まで絞りましたが、それでもまだ722件です。これ、「価格の高い順番」に並び替えています。この価格帯だと高い順番に見ていかないとハズレを引く可能性が高いな、と思います。これでも有象無象の集まりです。
1152-201601_Amazon Shoes Select 04
この時点での722件のブランド一覧です。この中からあなたは自分の最適な一足を選べますか?

予算が3万円あれば、かなりの良靴が選べます。

先月と今月で私は次の2つの文章を書きました。今回Amazonで絞った「10000-30000円」の「価格の高い順番」の中から選んだ場合と比較して欲しいのです。
[1104-201512] この時期革靴を買うのなら折角なら国内メーカー3〜4万円にも目を向けてみませんか?
[革靴] 予算2万円以下。初めて革靴を買う人に私が薦める「革靴メーカー直営のアウトレット」、「セール時期に買わない」理由。
予算が3万円あれば、かなりの良靴が選べるんです。けれど、一から検索していくと、そうした靴にたどり着かない。選択肢が多い割に、その大半は大切なあなたのお金をそれだけ出すのであれば選択に値しない靴だからです。
私が今回10000円-30000円というカテゴリに絞ったのは、それ以下の価格だと更に判断出来ない混沌とした状態に陥るからです。せめてこの価格まで上げればそれなりにふるい落とされるだろうと思ったからです。けれどこの価格でも手強かった、というのが印象です。
ここで考えて欲しいのは、「革靴に3万円なんて」と思っている方でも、じゃあビジネスシューズを買うか、となった時にそんな大切な3万円を出しながら素晴らしい靴に出会えていない可能性が高いということです。

ここでチャーチだトリッカーズだ、と一気に飛ばないで考えてみて欲しい。

私がきもの(和服)に興味を持った時、価格帯から何を選んで良いかまでサッパリ分かりませんでした。そんな時に陥りやすいのが、「とりあえず雑誌などに出ている有名そうなブランドを選べば間違いない」という判断です。
確かにある意味では間違いはありません。それが各ブランドが莫大な広告費を払って雑誌やネットで露出している理由の1つです。なので、ここでチャーチやトリッカーズといった有名どころに飛びたい気持ちは分かります。お金があるなら何も言いません。
けれど、そこまで一気に予算を上げなければ良い靴に出会えない訳ではないのです。例えば最初に戻って「リーガル」とだけ入れてみます。
Amazon.co.jp: リーガル: シューズ&バッグ
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切ない・・4917件も出たけれど、たったこの4文字だけで絞られてしまった。さっきまでの真面目に正面からアタックは何だったんだろう。
ここからカテゴリで絞っていくと、
Amazon.co.jp: リーガル – 10000-30000円 / REGAL(リーガル) または KENFORD(ケンフォード) / ストレートチップ または プレーントゥ / 牛革…: シューズ&バッグ
1152-201601_Amazon Shoes Select 05
・・17件だよ。ただ、この際に4917件から17件に絞るために「ビジネスシューズ」「REGAL(リーガル)」「KENFORD(ケンフォード)」「ストレートチップ」「プレーントゥ」「牛革」に絞る必要はありましたが、それでも17件から選ぶのであればそれなりに選ぶ気にもなれそうです。

そんなの最初からブランド名で入れるよ、というあなたへ。

最初からブランド名が分かる方ならそもそも悩んでいないと思います。そのブランドが良いかどうかを分かっている時点で、既に靴初心者ではないので。そして、多くの人にとってはブランドの知名度なんて、先ほど挙げたブランド一覧のように
1152-201601_Amazon Shoes Select 04
そのメーカーを靴メーカーとして知っている、というだけでなく、アパレルブランドとして知っている、何かで聞いたことがある、というのも含まれてしまいます。
それに、そのブランドが良い、と分かっているのであれば、Amazonで調べるよりもまずは直接そのお店なりサイトに行ってしまった方が確実だと思いませんか?

知識のある人が無意識に行う「型」のようなものを文章にして発信できたら、と思う。

私は後半でたった4文字「リーガル」というキーワードを使いました。そこから入っていきました。これはあくまで単純な検索方法の1つですが、私は今回もここまでの過程で無意識に色々な作業をしています(デザインやブランド名、素材で絞り、更にサラッと見て選別していく過程)
私としては「リーガル」は革靴の選択肢としては自信を持ってオススメ出来る魔法の言葉のようなものの1つなので良いのですが、ここでたまたま頭に浮かんだキーワードが「リーガル」のような正解ではなく、たまたま自分が知っているアパレルメーカーの名前だったらどうなっていたでしょうか?
勿論そのアパレルメーカーが素晴らしい靴を出している可能性もあります。けれど、良いアパレルメーカーが必ずしも良い靴メーカーとは限りません。
また、全くキーワードが浮かばなければ、前半で辿ったような「シューズカテゴリから・・」という正攻法で挑むしかなくなってしまいます。結果は722件。それもだいぶカテゴリで絞った結果として、です。
靴に興味のある、既に知識のある方と、興味を持ったばかりの人にはこれくらいの隔たりがあると感じています。実際「きもの」(和服)に関しては私は似たようなレベルです。恐らく前半のような正攻法で調べるしかないでしょう。いや、調べようとする気力すら沸かないかもしれません。
けれど、私が今回無意識に行ったように、慣れている方にはどこかでその検索の仕方や調べ方を無意識に切り替えているスイッチ(型)のようなものがあると思うのです。それを文章にして発信していけたらいいな、と思っています。

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このブログの文章に興味を持たれたあなたへ。

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当ブログで書いてきた文章をジャンル毎に分け、加筆・修正してまとめたものをAmazonのKindle書籍にて販売しています。

Kindle書籍、というと「Kindle端末」が無いと読めない、と思われている方も多いのですが、お使いのスマートフォンやタブレット端末でも「Kindleアプリ」を入れることでお読みいただけます。スマホに入れて、いつでも気が向いたときに目を通せる、いつも手元に置いておけるものを目指して書きました。

また、Kindle Unlimited会員Amazonプライム会員の方は、それぞれ無料でお読みいただけます。

現在発売している書籍は下記の2冊です。

「靴ブラシで歩き方が変わる。」

まずは「革靴のお手入れ」と「革靴の選び方」に関する内容に加筆、修正してまとめた、こちらの書籍。

「靴磨き」というと、革靴が好きな方が休日に趣味の一つとして時々気合いを入れて磨くモノだと思われがちです。けれど、私は実際には「靴磨き」と「靴のお手入れ」は別のものだと考えています。

革靴が趣味でない方は靴磨きは必要ありません。ただ、帰宅したら「毎日」、その日履いた靴を「1分間」、靴ブラシで埃を落して布や磨き用のグローブでから拭きしてあげてください。それが本書で伝えたい「毎日のお手入れ」です。毎日の歯磨きや洗顔と同じです。靴に余計なケアは不要です。けれど最低限のケアは必要です。

多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。