[1384-201612] 革靴とお手入れに興味を持ったあなたへ。(1)まずはお手入れに関する根っこの部分の考え方。

[1384-201612] 革靴とお手入れに興味を持ったあなたへ。(1)まずはお手入れに関する根っこの部分の考え方。

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当ブログを開設して間もなく4年になります。その間多くの革靴関連の文章を書いてきました。既に200以上になります。予想以上に多くの方にメッセージを頂き、またブラシやグローブを買われる方も増えました。とても嬉しいです。
この4年弱、基本的に軸は変わっていないと思っています。ただ、月日が経つ中で私自身も成長(退化)していきますし、表現の仕方も変わってきました。それを楽しみにして下さっている方もいるようでありがたいのですが、今改めて必要な情報をこのサイトから得たい、という際に、量がありすぎてどの文章を見れば良いのか分からないという悩みが出てきています。
そこで、この年末年始である程度出発点のような文章(記事)を幾つか書いておこうと思います。何度かに分けて書く記事をTOPページに常に載せておきますので、そこを手がかりに必要な情報にたどり着いて頂けたら嬉しいな、と思います。

今回はその第1回目
当ブログでの革靴のお手入れに関する根っこの部分の考え方をまとめておきたいと思います。
基本的な考え方の部分ですので、多くの方にとっては今更なモノも多いと思います。興味のある部分だけつまみ読みしていたければ、それでも充分に伝わるのではないか、と思っています。
雨の日のお手入れやスエード、ブーツ、また使うお手入れ用品や特殊な例などに関しては、2回目以降にまとめていきたいと思います。(その際には今回分も含め全て相互に行き来出来るようにリンクさせる予定です。)
*なお、ここ最近は「まとめ」「キュレーション」と称したパクリ問題が話題ですが、今回引用している文章は全て当ブログ内で私自身が書いたものです。外から勝手に盗んできて適当に切り貼りして一つの記事に仕上げました、というものではありませんので、主張に破綻は無いと思います。

所詮「靴」だからこそ「接点」を意識的に増やしてあげてください。

革靴のお手入れに興味を持った方、何となく別のジャンルでこのブログにたどり着いたものの、たまたま今回この文章を目にして、そういえば自分の革靴お手入れしてないな、と思われた方。様々だと思います。
革靴について暑く書いている当ブログですが、基本の考え方を一言で表すなら「所詮革靴」です。
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多くの方にとっては、所詮靴です。それで良いと思うのです。何も私のようなこじらせちゃった人になる必要もありませんし、趣味にする必要もありません。
革靴の選び方から、革靴の細かいルールや、私なりのそれぞれの靴に対する想い、更にお手入れの仕方まで。
「でなければならない」事は一つもありません。気負う必要も、考えすぎる必要も、色々ありすぎて面倒くさくなる必要もありません。けれど、無関心になる必要もありません。所詮靴なんです。
だから、下手に考えすぎて面倒になるくらいなら、何も覚える必要なんてありません。覚えなければならない事なんて一つもありません。履いていて自分が楽しくなる靴を選べば良いと思います。こじらせちゃった人のように、巨大な棚に靴を並べて夜中に一足一足手に取りながら磨いたり眺めたりしながらウットリして昇天する必要もまったくないんです。
「とりあえず知っている」「今まで誤解していたことが分かった」
その上で、どうするか。興味を持って貰えれば嬉しいし、お手入れしてもらえれば嬉しい。ただ、それでも分からないことや情報が多すぎるからといって深刻になる必要はありません。所詮靴なんです。とりあえず、気付いて貰えれば、あとは自分の好きなように楽しんで欲しいと思います。

多くの方は、お手入れを面倒で、また「ねばならない」ものとして難しく考えてしまいがちです。それは悪いことではなく、仕方のないことなのです。それは靴業界、靴好き、靴マニアなど発信する側の問題であり責任でもあります。
そこで、まずは「革靴」「靴のお手入れ」を特殊なものだと思わないでください。靴のお手入れの話をすると、「そんなお手入れなんて靴屋やマニアだからやるんであって、一般人はやらないよ」という声をよく聞きましたが、朝起きたら歯を磨く、顔を洗う、といったことと同じなんです。下着や洋服を洗濯するのと同じです。

革靴に関する大半の情報は「趣味」でなければ不要です。

当ブログは主に革靴の「お手入れ」と「選び方」をメインに書いています。今まで、元靴屋の店員の視点から、店頭で気がついた「店員や靴好きにとっては当たり前だけれど、一般的にはあまり知られていないこと」をいろ...

「高級ホテルや老舗料亭、高級ブランド店では客の足元(履いている靴)を見る」という例えがよく出されますが、これを誤解している方が多いな、と感じます。私も以前高級腕時計を数多く扱う店舗で働いていました。更に私は革靴が好きです。けれど、そんな私でも、そのお客さんの靴が高いか安いか、なんてわかりません。わかっても、実際どーでもいいです。それで対応が変わることは全くありません。
実際他人の靴が高いか安いかなんて、わからないんです。何の革使ってようが興味はありません。あくまで自己満足の世界。趣味の領域です。所詮革靴です。
それよりも私が見るとしたら(それはホテルや料亭に限らず。ビジネスにおいても)、それは履いている靴が綺麗かどうか、ということだけです。傷だらけでも全く問題はありません。ただし、その傷をちゃんと気に留めているか、まったく関心を払わないかは別です。
傷があっても、きちんとお手入れがされていて、綺麗に履かれていること。それがその人の人となり、性格から育ちまで如実に表します。綺麗にするのに、靴磨きは必要ありません。その代わり、毎日きちんと自分の履いた靴に意識を払っている必要はあります。それがお手入れです。

傷付き、汚れ、それらを気にすることもなく脇目もふらず仕事に没頭している姿こそが格好いいんだ。汚れなんていちいち気にしているような神経質なヤツは仕事も出来ない。
などと思う方もいると思います。勿論人にはある時期、もう他のことが一切目に入らないくらい、家にたどり着いたらそのままの姿でベッドに倒れ込むくらいに仕事に没頭する必要があるのかもしれません。
そういう時は良いんですよ。仕事に没頭してください。第一そんな時期にこんなブログ読まないと思いますし。私は、お手入れをしなければならないと言いたいわけではありません。
ただ、人生そういう時ばかりではありませんし、また少し心に余裕が出来たのであれば、きっと周りのことも考えられる時間も出来るでしょう。そんな時、どうですか?傷だらけでも良いんです。抉れていても、ボロボロでも。でも、わざわざ埃や泥を残しておく必要はないですよね。ダメージ加工ではないんですし、汚れは見映えもありますが、靴の寿命を急激に縮めます。
また、そんな心の余裕すらない大変な時期にも何一つ文句も言わず足もとを様々な障害(嵐や雪、大雨、泥から鋭利な石やガラス等々)から守り、あなたの体重を支えてくれた相棒です。感謝して綺麗にしてあげて欲しいのです。
そうしたことに気付くと、靴だけでなく、陰で支えてくれた家族や仕事のパートナー、同僚がいたことにも気付いてあげられるようになると思うのです。
ちょっと大げさになりましたが、とはいえ、所詮靴です。今までお手入れなんて面倒でしてこなかった方、やり方がいまいち分からなかった、面倒で投げ出した方も多いのは確かです。そんな方にとっては、靴磨きなんて面倒だと思うのです。
そこで私は「靴のお手入れ」と「靴磨き」を分けています。基本的に大半の方は「お手入れ」だけで充分です。

私は「靴のお手入れ」と「靴磨き」は別物だと思っています。

一般的にイメージされている「靴磨き」は美容院、理容院に行くようなものです。毎日行く必要はありませんが、必要に応じて利用するもの。それに対して「お手入れ」は普段の入浴時の洗髪や起床時、食後や就寝前の歯磨きのようなもの。身だしなみを整えることです。
https://office-kabu.jp/shoes/caring-for-your-shoes/post-708

靴磨きと靴のお手入れ、って別物だよね?
厳密に分かれている訳ではないのだけれど、イメージとしても靴磨きって言うから、何か特別で、気合が要って、ちょっと面倒なものだと思っちゃうのかなぁ、と。
特別なものだから、何か色々やらなきゃいけなかったり、テクニックが必要なように思えちゃう。で、気が向いた時でいいや、って思って、滅多にやらない。
でもね、
毎朝、顔洗いますか?
毎朝、歯磨きますか?
今日着たシャツや下着、洗濯しますか?
お風呂入りますか?髪洗いますか?
この辺が、靴でいう、お手入れになるんじゃないかな?って。
一日過ごせば、着たものだって汚れるよね?汗だってかくよね?面倒だから半年に一回洗うか洗わないか、なんて思う?
もしそのままにしてたら、あっという間に傷む(腐る?カビる?)と思う。

革靴も、たまに気合いをいれて磨こうとするから、面倒になっちゃうし、存在が遠くなってしまうのだと思います。存在自体忘れてしまうのだと思います。けれど、習慣になれば別です。自分の歯と同様、磨かないと落ち着かなくなる。けれど、そのためには難しかったり、時間がかかったり、面倒だったりすると長続きしません。靴好きの私でも嫌です。
靴磨きなんて大半の方には不要です。ただ、お手入れをするのとしないのでは大きく違ってきます。

結局靴磨きが面倒なのは、「面倒だから」なんです。

靴磨きに限らず、歯磨きでも風呂でもトイレでも、習慣になっている人にとっては何でもないことが、習慣になっていない人にとっては難しいということがあります。 靴磨きも同じです。靴好きや、慣れちゃった人にとっ...

靴磨きが面倒な理由は面倒だからです。
これが理由です。簡単でしょ。馬鹿にしてると思うでしょ。でも本当に単純です。面倒だからなんです。
ポイント1:靴磨きセットが大切に保管されている。
階段を上がり、トイレの前を通り、父の部屋の前のかなり大きな本棚の上(イスか三脚でもないと届かない)場所に、綺麗なタッパーに入れられて、大切そうに保管されていました。
ポイント2:無駄なモノが多い。
地球環境ガーとか勿体ないとかいろいろ言いたい気持ちはあると思いますが、恐らくこの状態だと今後も靴磨きはしません。それどころか、忘れたころに新しい靴を買ったときに「そういえば靴墨あったかな」って家に全く使ってないのがあるのに、また同じような黒の靴墨買ってきてしまうんです。だって、把握出来ていませんから。人間把握出来ていないモノは気付かないうちにどんどん増殖していきます。
実際それ程大きな箱は必要ないです。普段ほとんど靴磨きをしない人ほど無駄にモノが多い割に必要なモノが入っていなかったりする。
一回全て0にしてしまいましょう。勿体ないと思われる方は、一つ一つ必要か不要かチェックできるのであれば構いませんが、結構それ自体が面倒だと思います。

靴磨きを大層なもの、特別なものだと考えてしまうから、長続きしないのだと思っています。毎日の歯磨きだって、歯ブラシが神棚の上に置いてあって、毎回拝んで取りに行かなければならなければ、誰も歯なんて磨きません。
そこで靴磨きに限らず、靴のお手入れを簡単にするコツがあります。玄関先にブラシと乾拭き用のグローブ(もしくは布)だけ置いておくのです。
https://office-kabu.jp/shoes/caring-for-your-shoes/post-12760

結局靴磨きが面倒なのは、「面倒だから」なんです。お手入れ用品が大切そうに箱に入れて下駄箱の奥や棚の上にしまわれている。そんな状態なら私でも面倒です。お手入れ用品を手に取るためのステップを一つ取り除いてあげるだけで一気に楽になります。それが単に、玄関の下駄箱の上、並んでいる靴の隣なり、すぐに目につき手が届く場所に置いておく。これだけでだいぶ変わります。
この「何となく面倒」が続くことで、人はまだボロボロでもない靴を「ボロボロだと勝手に思い込んで(誤解して)」雑に扱い、寿命を縮め、履き捨てにしてしまうのだと思います。

まずは自分の革靴を触ってあげてください。

自分の靴、どれくらい触ったことありますか?玄関先に放置状態であれば、ほんの一瞬でしょうか。脱ぎ履きの時にすらほとんど手で触らない方も結構いるのではないか、と思っています。
靴のお手入れの第一歩は、靴に触れるということです。これは靴好きで靴を何十足も持っている人にとっても難しいことだったりします。
https://office-kabu.jp/shoes/caring-for-your-shoes/post-11653

このブログでは開設当初から偉そうに蘊蓄垂れていますが、結局靴のお手入れに関しては伝えたい事はシンプルです。
靴に「触れ」ましょう。
「触れ」きれない数の靴を持つのは止めましょう。
これだけです。
靴廃人になってしまった人も、反対に興味が一切ない人も、一番怖いのは「無関心」「存在を忘れてしまう」ことです。それは気負って履くとかそういうレベルの話とは全く別です。存在を忘れないための一番の方法は、接点を増やすことです。人付き合いもそうですよね?幾ら学生時代に親友だ永遠の友情だと誓い合った友人であっても、その後就職して音沙汰が無くなれば自然と消滅してしまうんです。
接点を増やす、そのためには「触れる」のが一番です。その方法が複雑だったり面倒だったら続きません。だから「ブラシかけとけ」なんです。「ブラシ」と「乾拭き(丁寧な磨き)」だけを薦めるのはそのためです。

靴のお手入れの一番のコツは、接点を増やすことです。人付き合いと同じです。毎日お手入れをするようになり、常に革靴を手に取るようになると、やり方はシンプルでも靴の細かい部分に目が行き届くようになります。
細かい方法論や自分の中でのコダワリはそれからでも遅くないと思います。まずは触れること。
そのために、このブログで私が常に伝えているお手入れの方法が、「ブラシと乾拭きだけで充分です」ということです。

私が「ブラシと乾拭きだけ」に拘る理由。

これだけで何回にも分けて書けてしまうくらいなのですが、ここではなるべく簡単にまとめてみたいと思います。
一言で言えば、楽だからです。もう一言加えるなら、楽なのに、最も効果の大きい組み合わせだからです。
多くの方が誤解されているのがクリームやクリーナーの必要性。実際は不要とまでは言わないまでも、必須ではありません。栄養を与えていると思っている方も多いとは思いますが、あまりに結果が見えやすいので、一番革にとって大切なケア(表面や毛穴に詰まった汚れや埃を落とし、革に刺激を与え、内面からツヤを出す。)を怠りがちになってしまうのです。
https://office-kabu.jp/shoes/caring-for-your-shoes/post-0-38

革靴は基本的に「ブラシ」と「から拭き」だけで甦ります。
特にブラシです。革を甦らせるのはブラシなんです。クリームではありません。クリームで出た艶は、革の艶ではなく、大半は表面のクリームの層の艶です。クリームは量と加減を間違えると、却って革にとっては負担になります。ろくにブラシも磨きもせずに塗りたくるだけのクリームなら、害に過ぎません。
クリーナーも同様。汚れを落とすのはクリーナーではなくてブラシなんです。余程ひどい汚れでも無い限り基本的にはクリーナーなんて要りません。まして、古いクリームを落とすためにクリーナーを毎回使うのであれば、そもそも古いクリームが残ってしまうほど多くクリームを使わなければ良いんです。
表現を変えるなら、前のクリームが変質するほどお手入れをしないで放置しておくのが問題です。そういう人にはクリームは不要です。

また、世の中の大半の革靴は「栄養過多」か「呼吸困難」だと思っています。栄養不足ではないんです。前者が靴好き、後者が靴に興味の無い方に多いです。
https://office-kabu.jp/shoes/caring-for-your-shoes/post-7553

最初は如何に減らせるかに意識を向けたほうが失敗がない。
無駄な工程、無駄なクリームが多いんです。その割にブラシや乾拭きのような部分は結構適当。磨くんだから、取り除くより塗ったほうが綺麗になる、と思ってしまうんですね。
実際は何かを加える(足し算)よりも、今あるクリームだったり汚れだったりを除く(引き算)ことに注力したほうが余程靴は甦るんです。
不要なクリームを取り除く。
付着している汚れや埃を取り除く。
中に残ったままの汗や湿気を取り除く。
最近の靴クリームは値段も高いだけあって、良い物使ってるんですよ。なんかもう自分の肌より金かかってるんじゃないか、と思ってしまうくらい。
靴が好きな人ほど、最初は何を加える(足し算)かよりも、まだ何か取り除けないか(引き算)で考えたほうがうまくいきます。

ブラシと乾拭きというのは栄養過多を解消し、また後者のような呼吸困難、更に埃や汚れによる毛穴のつまりや痛みを解消してくれる最低限だけれど必須の方法なのです。
https://office-kabu.jp/shoes/caring-for-your-shoes/post-0-36

自分の靴を3分間ブラシと磨きをしながら眺めていて、何か感じませんか?大分汚れてるんだなぁ。あ、こんな所に傷が。雑に履いてたんだなぁ。踵潰れてるよ。うわ何だこの靴底の不気味な物体は。
今まで靴なんて意識したこともなかったなぁ。そういえば、雨の日も風の日も雪の日も、頑張ってくれてるんだなぁ。
いろいろな感情が巻き起こると思います。巻き起こらない?それじゃ、明日も同じ事やってください。明日履いた靴で。
7日もやれば今とは違う自分に気付きます。
それが、愛情という名のスパイスです。
正直なところ、誰もその靴が幾らの靴かなんて興味ないんです。どこのブランドの靴かなんて興味ないんです。だってあなたも他人の靴なんて興味ないでしょ?
ただ、不思議なもので、靴が綺麗な人って、何かが違うんです。何でしょう?
人間は自分の頭(目)から遠いところほど疎かになりがちです。手足の指先。汚い人いますよね?足。臭そうな、汚そうな人いますよね?けれど、そういう人に限って、何十分も恋人外に待たせてトイレの鏡の前で髪いじってますよね?
けれど、人は他人の最も先端に意識が行きます。指先、足。最も距離が近く、最も目立つからです。

ブラシも乾拭きも、革靴との物理的な距離を普段より縮めます。普段顔(目)から最も離れた場所にいて意識されることすらないのが足もとです。それを、実際に手に取ることで、顔に少し近づくことで細かい部分に気がつくようになります。意識するようになります。
気付く前に何か塗ってしまうと、何も気付けなくなってしまうんです。クリームやクリーナーで誤魔化してしまうので。

靴の小さな変化に気付くようになったら、そこで感じたやり方があなたにとっての正解です。


私は靴が好きです。好きでなければこんなに長々と何百回も書きません。だから、お手入れなんて当たり前のように思ってしまっています。ただ、そうなるのには、靴について意識するようになった何らかのきっかけがあり、その後の出会いがあり、つかず離れずを繰り返しながら、時にはウンザリしながら、疲れながらも今まで続いています。なんかこれだけ見ると人との出会いと似ていますね。
靴のお手入れ方法に一つの正解なんてありません。私がここで、そしてこれからも挙げていくような方法は、あくまで私が20年近く靴を触ってきて、仕事にも就いて、その中で教わったり、経験する中で自分なりに「こう思う」と感じている結論に過ぎません。
それが私にとっての正解です。ただ、それが絶対だとは思いません。
その時に大切なことは、きちんと目の前の革靴の存在を忘れず、革の表情に気付いてあげられること
そう書くと難しく感じられてしまうかもしれませんが、要は「これはダメなのだろうか」「間違っているんだろうか」と気にする必要はないんです。普段ブラシをかけて、乾拭きをしてあげているだけでも、不思議なことにそれだけで何となく意識が変わります。
それが私が伝えたいことです。靴に限らず、自分と出会ったモノには是非普段からマメに触れて接して欲しいと思います。
その上で、あなたが「ちょっと栄養不足かな」と思ったら、それが正解。「ツヤが足りないな」と思ったら足してあげてください。
https://office-kabu.jp/shoes/caring-for-your-shoes/post-0-29

靴に興味を持ったら、そして自分の革靴の細かな変化に気づくようになったのなら、別にこれに固執する必要なんてありません。
「ちょっと最近この黒靴、色あせてきたな、艶が無くなってきたな。」
凄いじゃないですか、そんな変化に気づくようになったんです。しっかり靴に意識が向くようになったんです。
その結果もしあなたが「いつもは乾拭きだけだけれど、この靴にはちょっと黒のクリームを入れると良いかもしれない」と思うのであれば、それが正解です。
靴の変化に気づくようになること。それは別に徹底的に時間をかけてこだわりぬくことではありません。今までスレキズがついても気づかなかったのが、気づくようになる。これだけで歩き方が変わります。皺の入り方が変なことに気づけば、自分の履き方、靴の選び方に意識が向く。もしかしたら、今まで何の疑問も抱かず思い込んでいた自分の靴のサイズは、違うのかもしれない。ちょっと考えてみよう。
素晴らしい変化です。
そこに、私のような薀蓄好きの教えたがりのマニアの出る幕はありません。

ということで、次回から今まで書いてきた記事を内容別にまとめていきたいと思います。

靴磨き、靴のお手入れといえばまず思いつくのは何でしょうか。恐らく多くの方は「革に栄養を与える」クリームと「汚れを落とす」クリーナーを挙げられるのではないかと思います。お手入れと言えば「クリーナーで汚れ...
さて。開設から間もなく4年を迎える「黙ってブラシかけとけ」な当ブログ。「革靴とお手入れに興味を持った」結果、不幸にもこのブログに何らかの事情でたどり着いてしまったあなたへ、この年末年始は今までに書いた...

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当ブログで書いてきた文章をジャンル毎に分け、加筆・修正してまとめたものをAmazonのKindle書籍にて販売しています。

Kindle書籍、というと「Kindle端末」が無いと読めない、と思われている方も多いのですが、お使いのスマートフォンやタブレット端末でも「Kindleアプリ」を入れることでお読みいただけます。スマホに入れて、いつでも気が向いたときに目を通せる、いつも手元に置いておけるものを目指して書きました。

また、Kindle Unlimited会員Amazonプライム会員の方は、それぞれ無料でお読みいただけます。

現在発売している書籍は下記の3冊です。

「靴ブラシで歩き方が変わる。」

まずは「革靴のお手入れ」と「革靴の選び方」に関する内容に加筆、修正してまとめた、こちらの書籍。

「靴磨き」というと、革靴が好きな方が休日に趣味の一つとして時々気合いを入れて磨くモノだと思われがちです。けれど、私は実際には「靴磨き」と「靴のお手入れ」は別のものだと考えています。

革靴が趣味でない方は靴磨きは必要ありません。ただ、帰宅したら「毎日」、その日履いた靴を「1分間」、靴ブラシで埃を落して布や磨き用のグローブでから拭きしてあげてください。それが本書で伝えたい「毎日のお手入れ」です。毎日の歯磨きや洗顔と同じです。靴に余計なケアは不要です。けれど最低限のケアは必要です。

多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

「それぞれの365日 Chromebook会報誌」

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。