[0941-201507] 靴マニアではないあなたにとってのシューツリーの必要性についてちょっと書いてみたいと思います。

[0941-201507] 靴マニアではないあなたにとってのシューツリーの必要性についてちょっと書いてみたいと思います。

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シューツリー。ホント価格帯もピンキリで、種類も多く、そもそも要るのかこれ、いや、何となくあったほうが良いのは分かるのだけれど、ついつい後回しにしてしまう。そんな存在ではないかと思います。
0941-201507_Shoe Tree
ここで敢えて「靴マニアでない」と書いたのは、靴マニアにとってはまたシューツリーの意味ってホント様々で、必要不要ではなく、ひとつの趣味の領域だったりするので、話が広がりすぎてしまうからです。
でも、例えば手元に靴がようやく数足揃ってきた社会人半年目のあなたや、ちょっと最近靴に興味を持ち始めたばかりのあなたにとってのシューツリーってまた立ち位置が違うと思うのです。そこで、ちょっとそうした視点で今回は必要性について考えてみたいと思います。

そもそもシューツリーの役割って何?

ということでシューツリーを調べてみると、靴の型崩れを防いでくれる、靴の中の湿気を取ってくれる、カッコいい、などなど通り一遍の役割はすぐ出てくると思います。
概ね正しいです。正しいから、何となくあったほうが良いのだろうな、と思われていると思うのです。

靴マニアではないあなたにとってのシューツリーの役割はひとつです。

ここで異論反論は覚悟の上で挙げるとすれば、正直あなたにとってのシューツリーの役割は一つだけです。
それは、反りを直し型崩れを防いでくれること
ただそれだけです。

シューツリーに湿気取りを望むなら、別のものを選んだほうが良いと思います。

この時期暑いので、靴の中が汗で蒸れて蒸れて・・という方にとっては、シューツリーの機能に書かれている「靴の中の湿気を」「レッドシダーが防虫」云々が魅力的に写る時があると思うのですが、それを求めるのであれば除菌消臭スプレーやシュードライを買ったほうが遥かに安上がりで効果的です。

シューツリーにそれらの機能がないわけではないのですが、今の段階でそれを期待してしまうと、却ってカビさせてしまったり、湿気が思った以上に取れなくて結局不快になって面倒になって使わなくなってしまう可能性があるんです。
このシューツリーが湿気を取るか、という話については、ちょうど最近Rebootのmcさんが興味深い内容の記事を書かれています。
日記|シューツリー、あとから入れるか、即座に入れるか | Reboot

このことは、天気のいい日のベランダに半日置いても乾かないくらいにはシューツリーが靴の中の乾燥を阻害するということ。
シューツリーを入れるタイミングの話は、靴好きの間では長い間テーマの一つとなっています。
脱いだ直後か、一晩置いたあとか。
シューツリーの役割を考えれば、シューツリーは当然脱いだ直後だという考えもありますが、よく言われるコップ数杯とも言われる足からの発汗による水分を飛ばすには、今回のことからシューツリーは実際ジャマになる、とも言えるのではないでしょうか。

この後、この実験をしたマナスルがカビたそうです。
日記|マナスル、カビる。 | Reboot
とこういう書き方を私がしてしまうと、まるでシューツリーを使うとカビると言っているように捉えられてしまうかもしれませんが、mcさんは明確な目的と意図を持った上で実験的に試された結果としてのカビですので、普段から普通に使っていてカビたわけでは決してありません。

高級なシューツリーの中には表面にニスを塗って美しく仕上げているモノもある。

1万や2万円以上するモノの中には、もちろん全てではありませんが、より美しく見せるために表面にニスなどで塗装して艶を出しているモノもあります。こうなると、そもそも湿気自体吸ってくれるはずもありません。

また、そこまでの価格でなくても、ではレッドシダーなどのモノであれば湿気取りも期待してよいか、と言われると、これもまた悩ましいところ。
と考えると、その辺りも全て承知の上で、ある程度自分で靴に構うことが出来て、趣味としても楽しめる方であればその都度対処しながら、楽しみながらシューツリーと付き合えると思うのですが、そうでない一般の方にとっては、下手に湿気取りを期待するよりも、履いた後の靴の反り返りや型崩れ、シワのばしに目的を絞ってしまったほうが良いと思うんですね。

靴の反り返りは見栄えだけでなく、靴の寿命も足への負担へも影響が大きい。

もちろん見栄えがとにかく悪くなるのですが、私が一番気になるのは、一度反りっぱなしで放置してしまった靴って不思議なことにどんどんみすぼらしくなっていくんです。靴に対する関心が薄れるので、ますます注意を払わなくなり、自然に扱いが雑になる。これ、私がこのブログでいつも持っていく結論というか理由、です。
意識されなくなったモノは靴に限らずあっという間に老けます
シューツリーを入れる、というたったそれだけの行為でも、習慣になるまでは多少面倒なんです。それすら面倒になってしまうくらい、普通は靴に関心を払わないんですね。お店にいた頃も、たったこれだけ、と私のような靴マニアが思うような当たり前のことがお客さんにとっては面倒なんです。
「そりゃ、店員さんは靴売ってるくらい靴好きだからやるかもしれないけど、普通はそんな面倒なことしないよ」
これ、何も特殊なことをお願いしたわけではなくて、たまにはブラシかけてホコリだけでも取ってあげてくださいね、と軽くお話しただけで言われた言葉です。

シューツリーの入っている靴ってそれ程興味がなくてもそれなりの靴に見えます。

これ、新品の靴に限らず、既に履き古された靴でもそう思えるから不思議です。お、意外とカッコいいね。そう思えればしめたものです。ちょっと汚れを落としたくなるかもしれません。そうして少し靴に意識を向けるようになったら後は簡単です。
だから、何も靴の足数分シューツリーを買う必要はありません。欲しくなったら勝手に買いますから。とりあえず一つ、お手頃な価格のものを買ってみましょう。
ただ、その時にはなるべくなら冒頭で上げたような、それなりに見栄えの良い物を選んであげてくださいね。1000円前後で買えるプラスチックのスプリング付きの奴でも使い方によってはさほど違いはないときもあるのですが、それだと意外と続かないので。
例えば以前三交製靴ラギッドシューズの時にご紹介したディプロマットシューツリーでも5,000円強です。
[0741-201504] 三交製靴ラギッドシューズに合うシューツリーを探しているなら、是非ディプロマットも試して欲しいので語ってみるよ。
0741-201504_Diplomat Cedar Shoe Tree 03

もし何か買おうと思っているけれどどれが良いかわからず迷われているのであれば、この辺りの価格帯のものがオススメです。もちろん自分の好きなものを選ぶのが一番ですが。

入れるタイミングは、あなたが入れようと思った時がベストです。

凄いでしょ、この他人任せっぷり。でも、意外とこれがポイントなのかもしれないなぁ、と思うのです。とりあえずは使う癖を付ける。帰ってきて脱いですぐは面倒だと思えば翌朝で良い。脱いですぐはやけに中が汗だらけで濡れているなら、「シューツリーに湿気取りは求めない」という前提に基づいて、シュードライなり除菌スプレーなりで一晩寝かせる。もう最初は気負わず、とりあえず手元にシューツリーを下駄箱に一緒に用意しておく癖だけ付けちゃいましょう。

消臭スプレーはもっと安いものもたくさんあるのだけれど、最近気になっているのはこれ。2,000円はなかなか悩ましいのですが、カビ対策も含めると、常日頃からこの辺りのものを使っておく癖をつけておくのが楽で良いのではないか、と思うのです。ちょうどそろそろ今使っているモノが切れるので、次は試しにこれにしようと思っています。

よく防虫も出来るし一般的に好まれる新聞紙。でもあれ、余程マメでないとなかなか継続が難しいのではないか、と思うのです。効果的ではあるんですけど、あまり靴に時間をかけたくない方には毎回新聞紙を用意しておくこと自体が既に面倒になってしまうと思います。そこでシュードライを1〜2セット持っておいて、同じく玄関に置いておく。帰ってきたらとりあえず入れる。雨の日にも便利ですしね。

まずは湿気を取ることを忘れて、靴の形を直すことに意識を傾けてみてください。

あれもこれも、と考えると、一瞬一つで済ませたくなってしまうかもしれませんが、そうなると却って難しくなっちゃうことも多いんです。であれば、とりあえず見た目と寿命、足への影響を考えると型崩れを防ぐことだけにまずは意識を傾けてみてください。
それだけで、靴の見え方が今までとは全く変わってくると思います。試してみてくださいね。

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続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

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