追記:2017年10月25日 0:30 更新
先ほどTwitterにてある方と色々とお話しさせて頂く中で気付かされたのですが、そのきっかけはこちらの記事。後半で間もなく発売予定のPixelbookについて取り上げられていまして、その中でAndroidアプリ版の「Lightroom CC」が動いている写真が掲載されています。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/1087716.html
私、以前からAdobe Creative Cloudは契約して使っていたのでAndroidアプリ版の「Lightroom」は一応端末内に入れておりました。いまいち使い勝手がピンとこなくてほぼ放置状態でしたが(そもそも写真を当時はCreative Cloud内に保存して加工、という感覚が自分の中であまりなかった)先日気がついたらこちらのアプリが「Lightroom CC」にアイコンが変わっておりました。でも今までと大して変わらない「モバイル端末用の機能削減(機能限定)版だろう」と思っていたんです。ところがどうやら違ったようで。後述の記事によればどうも、
新しいLightroom CCの特徴は、クラウドストレージにアップロードされた写真を編集できるというところにある。Lightroom CCのアプリは、いわゆるPCデスクトップアプリだけでなく、iOSやAndroidなどのスマートフォン/タブレット用アプリ、そしてWebブラウザの形で提供される。どのアプリを利用しても同じように操作できるということが1つの特徴になっている。
とのことなので、基本的には私がこの後の本文で試したWindows 10版も、Androidアプリ版も「Lightroom CC」に関してはほぼ同じように、またWebブラウザでも同様に使える、ということになります。
ということは、結果としてChromeOSにおいては確かに後述のように「Windows 10及びMacOS版」のLightroom CCは使えないものの、Androidアプリ対応のChromebookであればAndroidアプリ版が、また未対応であればWeb版が、ほぼ同じような操作感で使用できる、ということになるのかもしれません。
となれば、クラウドベースの今度のCCは非常にChromeOSとも相性が良くなってくるわけで、ChromeOSが従来苦手としていた画像加工(編集)にAdobeのLightroom CCという強い武器が出来ることになります。
ただ、現時点でのLightroom CCはまだ使い勝手が完全にはLightroom Classic CC(従来のLightroom)から移行するには躊躇われる部分がありまして、もう少し全体的に使用感が上がってくれるとありがたいな、と思っています。現時点でもクラウドで管理したいのであれば魅力的ではあるので、一長一短ではあるのですが。
ということで、私もここは少し意識してLightroom CCのWindows 10版、Androidアプリ版、Web版それぞれを使い込んでみようかな、と思っております。
ということでお騒がせ、混乱を招きまして申し訳ありませんでした。
以下、一応本文を残しておきます。
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Windows 10 Fall Creators Updateの陰に隠れてしまいましたが、Adobeが米国でのカンファレンス「Adobe MAX」において、Creative Cloud製品のアップデートを発表しました。その中でも個人的に注目したのが、Lightroomがクラウドベースアプリ「Lightroom CC」と従来型の「Lightroom Classic CC」に分かれた、ということです。
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1086962.html
Adobeは以前より同社のアプリのChromeOSへの将来的な対応を宣言していましたし、今回の発表が必ずしもその回答というわけではないにしても、非常に期待せざるを得ませんでした。
私は現在、ブログの更新をはじめ、大半の作業をChromebook(Core i5版ThinkPad 13 Chromebook)で行っていますが、電子書籍の執筆(一太郎2017)と写真の編集(Lightroom)に関してはWindows PCに頼らざるを得ませんでした。また、Lightroomに関しては自宅のデスクトップPCと出先で使うノートPCの2台に入れているのですが、カタログを簡単に同期出来ないので、片方で行った編集結果が他方に反映しづらく、また写真の保管場所についても(特にストレージ容量の少ないノートPCでは)悩ましいところでした。
ところが今回のLightroom CCでは、
大きなポイントはオリジナルの画像データをAdobeのクラウドストレージにアップロードして、カタログもローカル(PC側)ではなく、クラウドに置いておくということです。私の使っているCreative Cloudコンプリートプランは100GBのストレージですね。
撮影した写真はすべてクラウドにアップロードして、デスクトップでもスマホでも、タブレットでもいつでも好きなときに、同じ条件で編集をしようというコンセプトです。
http://photo-studio9.com/all-new-lightroom-review-2017/
素晴らしいではないですか!従来のLightroomとは使い勝手も違うようですし(むしろ従来のモバイルアプリ版に似ているようです)、機能もまだそこまで多いわけではないようですが、私の用途を考えれば充分です。
現時点で既に2台で使っているため、+αとなると悩ましいところではありますし、また従来のLightroom(現行Lightroom Classic CC)との使い分けも考えなければいけません。けれど、遂にクラウドベースでLightroomが使える日がやって来たか!と盛り上がったのが正直な所です。
と、ここまで盛り上げておいてこれか、といったところなのですが、
クラウドベースながら、現時点ではChromeOSには全く対応しておりません。
非常に残念です。先ほど前述のThinkPad 13 Chromebookで試してみたところ、Chrome上でサインイン画面までは進んだものの、その後のダウンロード(インストール)が全く出来ず先に進みませんでした。
ChromebookのChrome上から起動しようとしたら、この画面で止まるなぁ。やはり本体内にアプリケーションのダウンロード&インストールが必要なのかな‥。「あらゆるデバイスで」にChromeOSは入っていないのか‥。 #LightroomCC pic.twitter.com/0wyPnDQhDO
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) October 19, 2017
とはいえ、今後の展開としては大いに期待したいところ。Lightroom、そしてPhotoshopと、Creative Cloudを介してクラウドベースでChromebookでも画像管理と編集が出来る日が来ることを楽しみに待ちたいと思います。