今回取り上げるSudioは北欧、スウェーデンのストックホルム発祥のブランドです。ちょうど一年ほど前に同社のBluetoothイヤホン、VASA BLÅを提供頂き、レビューしたことがあります。
https://office-kabu.jp/daily-necessities/pr-sudio-vasa-bl…se-gold-white-01
過度に高音、低音ともに主張しすぎてはいない落ち着いた音は、音楽に浸りたい時には人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、音を、そして音楽を日常の中に溶け込ませたい時には打ってつけの良音を聴かせてくれるお気に入りのモデルでした。今も常に鞄の中に入れて持ち歩いています。
今回、同社は10月1日からの「ピンクリボン月間」に合わせて、ピンクリボン団体のサポート・乳がん啓発を目的とした乳がん応援キャンペーンを行っています。期間中のピンク色製品純売上合計のうち10%をピンクリボン団体に寄付するそうで、今回キャンペーンに合わせてより多くの方に乳がん、ピンクリボンのことを、また同社の製品を知って頂けるように、と改めて製品提供レビューのご提案を頂きました。
そこで今回はその対象商品(売上の10%を寄付する)の一つ、Sudio VASA Pinkをご紹介したいと思います。
尚、今回は単純に売上の10%が寄付される、というだけでなく、15%オフで購入頂ける当ブログ専用のクーポンコードも提供頂きました。興味を持たれた方はこの機会に是非ご利用頂けると嬉しいです。(クーポンコードを利用されたからといって私に何かキックバックがあるわけではありませんので、アフィリエイト嫌いの方も安心してお使いください。)
まずはSudioについて。というよりも私がPhil Collinsにハマるきっかけとなったこのブランドについて。
スウェーデンの首都ストックホルム発祥のブランドということは以前も触れましたが、最近どうもストックホルム発と縁があるようです。このブログでもお馴染み、愛用の鞄「Gaston Luga(ガストンルーガ)」もストックホルム発祥のブランドです。
ただ、Gaston Lugaはまだ日本では街や店頭で見かけることはほとんどありませんが、このSudioは上陸が1年以上早いこともあり、また精力的に展開していることもあってか、時々セレクトショップやお洒落な雑貨のお店で目にすることが多くなってきました。あとは家電量販店でも。
Sudioのブランドヒストリーについてここで長々と書いても仕方がないので興味のある方は同社のサイトの「名前の由来」をご覧頂きたいのですが、個人的に触れておきたいのがミュージシャンのPhil Collins(フィル・コリンズ)の存在です。といっても、別にブランド設立メンバーに入っている訳でも、同社のアンバサダーというわけでもないのですが、同社のSudioという名前はPhil Collinsの名曲「Sussudio」からきています。
Sudio(スーディオ)のブランド名は、ニューヨークでのある偶然の出来事に由来しています。
ブランド創立プロジェクトの最中、創立メンバーのひとりがニューヨークでミュージシャンのPhil Collins(フィル・コリンズ)に偶然出会いました。フィルはイヤホンに問題があり困っているようでしたが、その時まだ我々は試作品を作っている段階で、ブランド名すらなく、ただ「その気持ち、とてもよくわかります」と言う事しか出来ませんでした。そんなほろ苦い思い出にちなんで、我々のブランドは彼の曲”Sussudio”へのオマージュとして”Sudio”と名付けられました。我々の音質探求はそこから始まったのです。
なぜ私が敢えてここでPhil Collinsを取り上げるかというと、私、昨年Sudioのイヤホンを手にしたことがきっかけでPhil Collinsを知り、Phil Collinsにハマってしまったからです。出逢いや縁というのは本当に不思議です。Phil Collins良いですよ。Amazon Prime MusicやGoogle Play Musicなどでもアルバムが聴けますので是非聴いて欲しいです。
ということで、今回の製品の紹介に入ります。
Sudio カナル型イヤホン VASA Pink
といっても、以前から大量のイヤホンやワイヤレスイヤホンをレビューしてきた身としては、今更ありきたりな「開封の儀」的なサラリと流した文章を書く気は起きませんので、このイヤホンをどんな感じで使っているかを中心に書いてみたいと思います。だって、大人気商品、話題の商品を「買ったんだ。良いでしょ。」ということなら、一枚一枚剥いでいくような開封の儀も焦らしの美学のようなものがあるのかもしれませんが、そもそも読まれている方の大半は「Sudio?何それ?」でしょうし、あなたももしかしたらご存じないブランドではないかと思うのです。一枚一枚剥いでいったってそこに何の美もないと思うからです。
最近ピンクづいている私にはこの柔らかい嫌らしくないピンクがハマった。
Chromebookおじさんとして一部でお馴染みの私ですが、WindowsラップトップPCも使っています。ASUS ZenBook 3はこのブログでも以前から何度も書いていますが、他にも先日購入したASUS VivoBook E203NAがあります。これ、私、夫婦共用の出先でも自宅でも気軽に使う一台として重宝しています。色はペタルピンクです。これがこのSudioのPinkとピッタリハマるんです。
ここ最近、なぜか妙に身の回りにローズゴールドなども含めてピンクのものが増えてきた私にとっては、主張しすぎず、まるで純正のイヤホンであるかのようなこの配色がとても気に入りました。全身ピンクで固めてしまえば何かまったく異質のものになってしまいますが、このくらいの柔らかい控えめなピンクは意外と男性でも使えますし、生活の中に取り入れてみると面白いな、と感じています。
「音楽に没頭する」といった使い方よりも、音を、音楽を日常に溶け込ませるような、音自体を意識させすぎない使い方に最適。
イヤホンは非常に相性や好みが分かれやすい商品です。SudioのVASAは幾つかの音楽を聴いてみた限りでは高音も低音も過度に主張しない自然な音を聴かせてくれました。人によってはこれは物足りないかもしれませんが、高音や低音で誤魔化していない、とも言えます。誤魔化さない音の場合、それなりのしっかりしたイヤホンでないと主張していない分、音が痩せている、弱い、といったことにもなりかねません。その点、このVASAは上品な良音だな、といった印象を受けました。
こうしたモデルは「音楽に没頭する」といった使い方よりも、音を、音楽を日常に溶け込ませるような、あまり音自体を意識させすぎないような使い方に最適です。
ライトなPCとSudioのVASAの組み合わせで枕元や出先で音楽配信サービスやレトロなゲームを楽しむ。
ASUS VivoBook E203NAのような価格もスペックも抑えめのラップトップPCは何でも詰め込んでバリバリ使うような、少し肩に力の入った使い方には不向きです。それよりも1kgを切る軽さと11.6インチ、厚さも16.9センチという手軽さを活かして、ライトで割り切った用途で肩肘張らず使うのに向いています。
そうした中でオススメの一つが、各種音楽配信サービスをアプリとして入れて気軽に音楽を楽しみながらネット閲覧をしたり、
少しクラシックな懐かしのあのゲームを久しぶりに遊んでみる、といった使い方に最適です。
こういう時に本体スピーカーでも勿論構わないのですが、どこでも気軽に、と考えるとイヤホンがやはりオススメです。夜枕元で、もしくは軽さを活かして出先で。そんな時にはイヤホンは必須。更に個人的な好みを言えば、こういう時は有線のほうが安心です。
Bluetoothもだいぶ安定してきたとはいえ、例えばいまこの文章を打っているZenBook 3と繋いでいるHHKB Professional BTなどは時々チャタリングを起こして画面上に「ああああああああああああ」と勝手に大量に入力されることがあります。また、電波の状況やその他使っているワイヤレスマウス等との相性によっては結構安定しないことも多い。そうした中で、コードでしっかり繋がっている安心感は今でもやはり大きいです。
敢えて欠点を挙げるとすれば、操作部分のボタンが必要最小限だというくらい。
そんなSudio VASAですが、ここで敢えて欠点(惜しい点)を挙げてみたいと思います。それが操作部分のボタンの使い勝手です。
今まで使ってきたイヤホン、ワイヤレスイヤホンの場合、多くがこの操作部分のボタンに、長押しと組み合わせて「ボリュームの上げ下げ」「曲送り、曲戻し」、そして再生、停止など様々な機能を付けてきます。
それがこのSudio VASAの場合は非常にシンプルで、左右のボタンは「ボリュームの上げ下げ」のみ。中央のボタンが「曲戻し」のみ、という状態です。これをシンプルで操作ミスがなく必要最低限で好印象ととるか、物足りないととるかは意見が分かれそうです。
また、このボタンは前述のようなPCに繋いで使う場合には機能しないので、あくまで対応のスマホのみ(iOS版、Android版)となります。まぁPCを使っていて有線で繋いだイヤホンの操作をイヤホン上で行うくらいならPC上で細かく行った方が使い勝手は良いとは思うので、私はそこまで気にはなりませんでしたが、一応気になる点として挙げておきたいと思います。
あと、これも相性だとは思うのですが、わが家では妻も私も、耳の穴の形に合わないのか、若干「動くと外れやすいかな」と感じる時がありました。イヤーピース自体は大きさも複数付属していますので好みの大きさに合わせられるのですが、これは私の使い方が悪いのか、耳との相性が悪いのか、イヤーピース自体の素材によるものなのかは分かりません。ただ、もちろん「すぐ外れるから使い物にならない」といったような酷いものでは全くありません。
上を見ればキリがない世界の中で、何を自分の中で重視するのか。このデザインと色合いは充分に選択肢になり得ると思います。
先ほども触れましたが、イヤホンは非常に相性や好みが分かれやすい商品です。そして、音というのは上を見ればキリがない世界でもあります。半分宗教みたいなところもあるかもしれません。良音はあったとしても、誰にとっても好みの音というのはなかなかないと思います。その中で何を基準に選ぶのか、というのは難しいところです。
私の中の基準としては、1万円を超えた辺りに最初の区切りがあるかな、と感じています。それ以下とそれ以上が分かれやすい、分かりやすい一つの区切りがまずこの辺りにあると考えています。そして、そのあとは私の中では見た目などの印象からくる相性が結構大きいかな、と思っています。第一印象ですね。これ、使ったら何となく楽しいだろうな、素敵だろうな、良いだろうな、という感覚の部分です。
その点で今回は元々は冒頭でも触れたように「ピンクリボン月間のキャンペーンに合わせてより多くの方に乳がん、ピンクリボンのことを、また同社の製品を知って頂けるように、ということで提案された製品提供レビュー」ではあるのですが、私にとってはちょうどピンクづいていたこともあり、非常に良い出会いでした。といっても使い始めてすぐに妻の方が気に入ってしまって、今は妻が毎日持ち歩いているのですが。
「乳がん応援キャンペーン」自体は10月の1ヶ月間のみですが、例え月が変わってもこの製品の魅力が変わることはないと思っています。ただ、もし興味を持たれたら、この機会に改めて乳がんについて少し意識して欲しいなぁ、と思っていますし、ピンクリボン月間と乳がん検診の是非については意見は色々あるとは思いますが、そうしたことも改めて考える一つのきっかけになってくれたら嬉しいです。
- 公式サイト:Sudio(スーディオ)公式サイト | スウェーデン イヤホンブランド
- Instagramアカウント:@sudiosweden
- Twitterアカウント:Sudio(スーディオ)公式(@sudio_jp)
今回のキャンペーンと15%オフのクーポンコードについて。
Sudioでは2017年10月中、「乳がん応援キャンペーン」を公式サイトにて実施しています。
目的:ピンクリボン団体のサポート・乳がん啓発
実施内容:期間中のピンク色製品純売上合計のうち10%をピンクリボン団体に寄付
対象となる製品:以下製品のピンク色です。
また、今回公式サイトの全商品を15%オフでご購入頂けるクーポンコードを当ブログ用に発行していただきました。
クーポンコード:office15
決済画面にてこのクーポンコードを入力してください。こちらは上記キャンペーン商品に限らず、全商品にてご利用頂けますので、この機会にご検討頂けると嬉しいです。
https://office-kabu.jp/daily-necessities/pr-sudio-vasa-bl…se-gold-white-01