2020年6月5日に国内でも発売されたLenovoの新作モデル、IdeaPad Duet Chromebook。発売当日に入手し、一度レビューをしました。
発売から10日程経ちましたが、ネットでの反応も(入手出来ないことを除けば)概ね良好のようです。私も気に入っています。
ただ、その中で結構多くの方が指摘している点として「背面スタンドカバーが重いのが惜しい」というものがあります。ファブリック素材のこのカバー、本体とは別部品で磁石で取り付けることが出来るのですが、その分質量が増してしまっているんですね。
別部品にした理由は某M社に配慮(特許、権利等々の関係)した、という話もありますし、これは教育市場向けのモデルなので、現場での扱われ方を想定して(教育現場では私たちが想像する以上に激しい扱われ方をする)、といった話もあります。
ただ、まぁ理由はどうであれ、とりあえず「重さがある」ことは確かでして、それが一般ユーザーにとって使いにくさに繋がっているのであれば勿体ない。ということで、それぞれの重さを量ってみると、
質量 | +本体 | |
本体 | 458g | |
背面スタンドカバー | 232g | 690g |
タッチパッド付キーボード | 263g | 721g |
うん、約232gあるんですね。本体が折角458gと軽量なのに、合計すると690gとそれなりの重さになってしまいます。というか、本体の半分以上ですね。重量バランス的にも、持った時の感覚もかなり変わってくると思います。
この部分がもう少し軽く出来れば、更に使い勝手が変わるのではないか。
そうした意見も幾つか目にしました。ただ、色々なアイデアがあるとは思うのですが、本体とは別途持ち歩く必要があったり、それ自体が嵩張ってしまう(持ち運ぶのに若干不便)のでは本末転倒です。そこで思い浮かんだのが、以前Chromebook Tabletでも試してみた、
MOFT X タブレットスタンドです。要は貼るタイプのタブレットスタンドですね。
Amazonで幾つか商品ページがあったのですが、寸法が明記されていないものもあって、結構悩ましいです。ちなみに楽天市場も探したのですが、7.9インチタイプでした。上記のページのものは寸法が明記されていて、「21×15×0.37㎝」となっていたので、貼らせて頂きました。
(恐らく)10.5インチと思われるものを貼った時の状態が上記ですが、10.1インチのIdeaPad Duet Chromebook(239.8mm x 159.8mm)の背面を(レンズ部分を除いて)ほぼ覆うようなサイズでバランスは悪くありません(折角の背面のツートンカラーが見えなくなってしまうのは少し惜しいですが)。
MOFT Xの厚み(約3.7mm)が出る分、背面に飛び出しているIdeaPad Duetのカメラレンズ部分との段差もなくなります。
純正のスタンドカバーのように自由な角度の調整は出来ませんが、スタンドの折り方を変えることで4種類の角度で使うことが出来ます。
あと意外と重宝するのが、本体を縦にして立てることが出来る、ということです。純正のスタンドカバーでは出来ないので、画面を縦長にして使いたい方には便利だと思います(但し、この場合もちろん純正のキーボードは接続出来ません)。
質量 | +本体 | |
本体 | 458g | |
背面スタンドカバー | 232g | 690g |
MOFT X タブレットスタンド | 127g | 585g |
先ほどの表に当てはめてみると、MOFT Xを貼った状態での質量は約585g。先ほどの本体+スタンドカバー(690g)と比べると100gほど軽くなります。
ちなみにやる方はあまりいないかもしれませんが、MOFT X自体も磁石が一部使われているので、貼り付けた状態でも上から純正のスタンドカバーを取り付けることが出来ます(結構しっかり付きます)。
もちろんこの状態で角度を自由に調整して立てることも可能です。
ネットを眺めてみると、他にも皆さん色々と工夫をされているようで、眺めていて楽しいですね。それぞれに自分の用途に合わせてカスタマイズして楽しめる余地が結構大きい、というのもこのモデルの魅力かもしれません。
私自身も他にも色々と試してみたいことがありますので、その都度こちらでもご紹介したいと思います。
今回は209mm x 150mmのモノを取り上げましたが、mini(171mm x 116mm)を使われている方も見かけました。それぞれの好みと重さや使い勝手とのバランスで考えてみて下さい。