[かぶ] Chromebookに興味を持ったあなたへ。初めて買う時に心に留めておいて欲しい、一般的な誤解と現状、その他諸々のこと。

[かぶ] Chromebookに興味を持ったあなたへ。初めて買う時に心に留めておいて欲しい、一般的な誤解と現状、その他諸々のこと。

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最近少しずつではありますが、日本でもChromebookが話題に上るようになりました。以前よりも多くのブログでChromebookを薦める記事を読まれて興味を持たれた方も多いと思います。「よし、折角だからChromebook買ってみようかな」と思った方もいらっしゃるのではないか。ここ数年、Chromebookを愛用し続け、気がつけば15台以上入手、試してきた私としては大変嬉しいことではあるのですが、少しだけ気になる部分もあるのです。そこで今回は「初めてChromebookを買う時に心に留めておいて欲しいこと」を幾つか挙げてみようと思います。

Chromebookは安いと思わない。結果として安かったなぁ、と思えたら、それは良い買い物をしたということです。

Chromebookは安くありません。

一般的にはChromebookって安いイメージがあると思うんです。でも、実際、そのイメージで選ぼうとすると、色々戸惑うと思うんです。また先入観で安いものだと思って選ぶと、価格重視であまりオススメ出来ないモデルを選ばれたり、私の目から見たら「初めて選ぶ方には」妥当だと思う価格のモデルを「高い」と感じてしまって、結果として「なんか全然安くない」というスッキリしない感情を残してしまうと思うのです。

それだったら最初から「Chromebookは安い」と思わずに選んだほうが、結果として幸せになれると思います。だって、それで使ってみて満足出来れば、その選択、買い物は良かった、ということじゃないですか。その方が嬉しくないですか?

ということで、とりあえずネットで見かける「安い」というイメージを一旦忘れましょう(別に後で思い出すのは自由です)。

その上で、幾つかのポイントを挙げてみます。

Chromebookの相場は海外であれば$250〜300「から」。国内であれば4万円「から」が一つの目安です。

「えっ?だって私がいつも見てるブログだとChromebookって2万円前後で買えちゃうんです!って書いてあったよ。」

「ネット見てると国内で3万円以内で買えるオススメChromebookみたいな記事たくさんあるよ。」

はい、お気持ちはわかります。それらの記事は別に嘘ではありません。ただ、先程の言葉を思い出してほしいんです。

Chromebookは安くありません。

Chromebook好きの私としては「安いんだよー」「2万円前後から買えちゃうからさ」と言えば日本でのユーザーの裾野も増えて嬉しいはずです。更にここでその辺りのモデルの商品リンクを貼って、経由して買ってもらえれば幾ばくかのご褒美も頂けるとは思うんです。

ただ、ここでこの言葉の意味を考えてみてほしいのです。

Chromebookは安くないのに、なぜ2万円や3万円のモデルが存在するのか

もちろん目安とした「海外であれば$250〜300から。国内であれば4万円から」でも安いと感じる人はいると思うのですが、それはひとまず置いておきます。ここではあくまで前述のような2万円前後、3万円以下、また多少調べた方は「アメリカのAmazonなら100ドル台でも売ってた!」と言われるかもしれません。

ひとまずここでは長くなるので海外の事情は置いておきます(こちらも安いには安いなりの理由があります。)。

なぜ安いモデルが存在するのか。それは単純です。「安いには安いなりの理由があるから」です。

そしてその中でも一番の理由は古いからなんです。

古くても普通に使えるならいいじゃん。

日本では2016年末に発売された文教法人市場向けモデル、C740。スペックと価格を考えれば非常に魅力的なので、今も人気が高いモデルです。ただし、端末の更新サポート期限は2020年6月です。既に2年を切りました。それが今、Amazonでも出回り、個人でも買えるようになり、この価格で買える大きな理由でもあります。

確かにその通りです。そして、Chromebookの場合には数年前のモデルとそこまで大きな性能差がないので、それなりに使えてしまうのも確かです。ただ、意外と多くの方が忘れがちなのですが、Chromebookには端末自体のサポート期間である自動更新ポリシーというものが各モデルごとに存在しています。この期間を過ぎると使えなくなる訳ではないのですが、セキュリティアップデートやOSの細かい更新が自動で行われなくなります。要はGoogle自身も「そろそろ流石にサポートするのは厳しいんだけど」といっているような、古いスペック、古い規格を組み合わせたモデルだということなんですね。

日本でも少しずつChromebookに関心を持つ方が増えてきたかなぁ、と勝手に勘違いしている私ですが、購入される際には一応確認しておいてほしいな、と思うものがあります。それがChrome端末のサポート...

安くなっているモデルって、この期間が既に半分を切っていることが多いのです。つまり「3年」です。3年あれば十分、という方ももちろんいますのでそれをわかった上で選ばれる分には構わないのですが(中には既に2年を切っているモデルも普通に売られています)、初めて買うChromebookです。そこで5万10万違うのなら悩むのも分かるのですが、現行モデルが4万円からある中で、「まだChromebookの使い勝手、長所短所も分からない段階で」3年前4年前の型落ちを2万円、3万円で買う必要がありますか?

次に気をつけて欲しい「並行輸入品」。

日本では展開していないHPのモデルは「HPの正規販売店から購入し、技適マーク等日本も含めた国際保証のある」場合のみ、購入者が国内で国際保証が受けられます。この場合、販売店はどこで、最初の購入者は誰で、誰が保証をすることになりますか?そして、こちらも端末の更新サポート期限は2021年7月です。既に残り3年です。

Amazonなどで眺めていると、商品名に「並行輸入品」と書かれたモデルがいくつも見つかります。それらがちょうど2〜3万円台で手頃そうに見えるんですよ。買っちゃいけないわけではないのですが、ちょっとその前に立ち止まって考えてほしいのです。

そもそも並行輸入品ってなんですか?なんで並行輸入品なんでしょうか?なんでその価格なんでしょうか?

それは、当たり前ですが日本でメーカーが売らなかったからなんです。また、その価格の理由は、海外だと更に安いからです。安くなければ並行輸入業者は利益が上がりません。そして海外では「更に安い」ということは、また先程のポイントに戻ります。

なぜ海外では更に安いんでしょうか?

日本で売ることを想定していない仕様だからです。そして、古いからです。

国際保証が無い、そもそも技適認証を通していない、キーボードが英語、米国以外でのサポートをしない、そして、並行輸入業者が間に入っても利益が出るくらい、海外でも既に古くなっていて安くなっているから、なんです。

購入代行、並行輸入の在庫リスクを考えると、即日発送で上乗せ分がこの程度なら、「妥当」「まぁ仕方ない」かな、というパターン。ただ、元々Pixelbookは技適マークはありませんし、Googleは日本では展開していませんので、保証はほぼ期待できません。

そして、考えてほしいのは、並行輸入業者(もしくは単純な個人セラー)から購入して初期不良や不具合があったとき、誰にサポートしてもらうのでしょうか?もちろん中には誠実な業者もたくさんいますし、正当な価格設定だなぁ、と感じられる場合もあるのですが、その違い、恐らく初めて買うときには見分けることは出来ないと思うんですね。そこで先程の言葉を繰り返します。5万10万違うのなら悩むのも分かるのですが、現行モデルが4万円からある中で、「まだChromebookの使い勝手、長所短所も分からない段階で」購入代行手数料分(上乗せ分)を払ってまで3年前4年前の型落ちの並行輸入品を2万円、3万円で買う必要がありますか?

国内でChromebookを探す際にやっておきたい幾つかの確認作業。

恐らく多くの方はこのブログのような個人の書いた記事を参考にChromebookを選ばれるのではないか、と思います。日本でも少しずつ発信する方が増えてきましたし、とても有益な、わかりやすい記事を書かれている方も多いので、情報自体が少ない日本で検討するのであれば、それが一番かなぁ、と思います。ただ、その際に気をつけてほしい点があります。それを少し挙げておきます。

  1. その文章が「いつ」書かれたものなのかを確認する。
  2. 気になるモデルが見つかったら、前述の「自動更新ポリシー」を調べてみる。
  3. 海外モデルだった場合には「技適マーク」について触れられているか調べてみる。

①。情報は鮮度が命です。いつ書かれたものなのか、はとても大切です。さらに、日本ではChromebookが少し話題になった時期が数年前に一度ありました。その頃、特に後半は日本では価格が大幅下落(と言うか単に投げ売り)されていた時期があります。要は日本でさっぱり人気が無くて売れなかったので一度撤退したんです。それを買われた方がそこで書かれている価格って、そもそも通常の価格ではないんです。そして、「Chromebookは安い」の根拠になっているのがこの当時の経験に根ざしていることも多々あります。

②。①とも関連するのですが、そこで惹かれたモデルがいつまでOSのアップデートが保証されるモデルなのかを一応見ておきましょう。前述の自動更新ポリシーです。若干抜けがあるように思えるのですが、一応日本語で、更にメーカー毎に固まっていますので、比較的容易に目的のモデルが見つけられるはずです。

③。中には海外から個人輸入されている方も多いと思います。海外には日本では発売されていない魅力的なモデルが多々あります。ただ、その際に気をつけてほしいのは日本で使う以上、「技適マーク」が付いているか、その点について文中で触れられているか、についてはぜひ確認してほしいと思います。「技適マークは自己責任だから問題ない」という意味不明な論調がまかり通っているのが日本の現状ですが、技適マークの是非は抜きにしても、結構大切なことはそもそも技適認証の取れていないモデルはメーカーの立場上は一応日本には持ち込んではいけない(サポートできない)ことになっているということなんです。国際保証の有無って、結構この技適認証も含めて「日本での使用も想定されているか」に左右されることが多いのです。ということは、単に自己責任云々以前に、そもそも日本国内では誰もサポートしないよ、ということです。

今回はあまり詳しくは触れませんでしたが、確かに海外には安いモデルが大量にあり、それらに心動かされる、それと日本の相場を比較して色々言いたくなる気持ちも分からなくはありません。ただ、今回少し触れましたが、海外であろうと現時点で安い、大幅なセール対象となっているモデルというのは、今回挙げたようにそれだけの理由があるということです。そして、海外からの輸入は米Amazon含めて手軽にはなりましたが、その後の使用のリスクも含めての見えないコストをきちんと考慮に入れてほしいと思います。更に、実際思われているほど、「日本の価格はボッタクリ」ではありません。

「Chromebookは日本では高い」「Chromebookは高くなった」といった声を目にします。時には「日本のChromebookの価格はボッタクリ」といった過激な言葉も目にするようになりました。 ...

私もより手頃な価格のChromebookが日本でも増えてほしいなぁ、と思っています。

肌感覚に過ぎないのですが、正直な気持ちとして格安の海外のモデルは数年前に比べると魅力が薄れてきているな、と感じています。それは私自身が手頃な価格のモデルからハイエンドの20万円近いモデルまで購入してきて、最近はそうしたハイスペックモデルを愛用しているから、というからではありません。今年のAmazonのPrime Dayのセールを眺めていても、

  • セール対象になっているモデルの顔ぶれがほとんど変わっていない。
  • 今Amazonで調べて100ドル台のモデルは1年前、2年前も100ドル台だった。

からなんですね。海外は安い、の一つの根拠として「米Amazonで安く手軽に買えるから」というのが大きいと思うのですが、そのAmazonの品揃えがここ1〜2年、それほど大きく変わっていない。今回取り上げた「かなり以前に発売された型落ちモデル」が100〜200ドルで変わらず販売されているのと「昨年、一昨年に出た日本でも比較的話題のモデル」が時々大型セールにかかる、という状況です。

Chromebookといえば米Amazonです。今も昔も多くの方が大なり小なりお世話になっているのではないか、と思います。私も散々利用させて頂いているのですが、今年に入ってふと感じたことがあるんです。何となくの感覚ではあるのですが。2018年も半年が経ちました。あなたは今年発売されたChromebook、いくつ思い浮かびますか?それらを買いたいと思ったとき、米Amazonで買えましたか?
毎年恒例のAmazonプライムデー。今年も残念ながら日本ではChromebookはセールには出ませんでしたが、本国アメリカでは今年も賑やかに魅力的なモデルが各種セール対象となりました。今回はそれらのモデルを単に並べるだけでなく、一部を除いて既に私自身所有、使用したことのあるモデルでもありますので、使用感や現時点での魅力や気になる点についてもまとめてみたいと思います。プライム終了後も機種選定の参考になれば嬉しいです。

ということは、2年前であればそれらは魅力的であったとしても、2年経てば様々な意味で2年更に古いモデルになっている、ということです。

反面、最近Chromebookは高くなった、と言われていますが、毎日のように海外のChromebookの情報を追い続けている者の目からすると、日本でもニュースになるような「ごく一部の話題性のあるモデル」の価格ばかりが例に出され、それが現在の相場のように思われがちですが、実際にはその他大半の「日本では話題にすらならない」普及価格帯モデルが地味に毎年発売されていて、それらの価格は数年前と大きくは変わっていないんです。そして実際に世に出回っている台数としてはそれら「話題にすらならない」地味なモデルが多いと思っています。

ということで、いきなり小うるさいおっさんが語り始めた、と感じられたかもしれませんが、私はもちろん今のChromebookの価格が安いとは思ってはいません(それは冒頭でChromebookは安くありません。と書いたのでおわかりだと思いますが)。

決して高いとは思ってはいませんが、「より手頃な価格のChromebookが日本でも増えてほしいなぁ」とはいつも思っています。それらをきっかけにしてより多くの人にChromebookの魅力や楽しさが理解されたらいいな、と思っているからです。そう考えれば今回のような文章は却って逆効果かもしれません。ただ、数少ない情報の中で、なんの間違いかこの文章にたどり着いてしまったあなたに、一般的にイメージされている「安い」とは少し視点の違った「安い」Chromebookというものの印象を持ってもらえたらいいな、と思っています。

市場の歪さでたまたま生じてしまった価格だけを見て「安い」というイメージを持たれるのではなく、価格は価格として分かった上で、その上で実際に使ってみて「安い」「買ってよかったな」と感じてもらえたらいいな、と思っています。

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「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

「それぞれの365日 Chromebook会報誌」

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。