[かぶ雑感] Chromebook TabletはAndroid TabletでもChrome OS Tabletでもありません。Chrome“book” Tabletです(2020.1.3)。

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[かぶ雑感] Chromebook TabletはAndroid TabletでもChrome OS Tabletでもありません。Chrome“book” Tabletです(2020.1.3)。

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私、普段Chromebookに関して感じたことはその場でTwitterでツイートしてしまいます。結構長文、何ツイートになることもあって、フォローいただいている方々には少々申し訳ないのですが、その過程である程度自分の中で考えがまとまってきてブログの文章になることもあります。ただ、反対にツイートしてスッキリしちゃって文章にまとめる気力なくなってそのまま消えていってしまうモノも多く、勿体ないなぁ、と思っていました。

そこで、気がついた時にこちらで[かぶ雑感]という形で残しておきたいと思います。普段に比べて細かいスペックやリンクなどは調べずに書いていきたいと思いますので、Twitterされてない方や「ついでだから雑談にも付き合ってやるか」という方はお付き合い頂けたら、と思います。

今回はこれ。

先程AcerのChromebook Tab 10がAmazonで36%オフで販売されていることが話題になっていることについて書きましたが、それだけ興味を持たれる方が増えるたびに、既に使っているユーザーとしては「うん、興味持ってくれるのは嬉しいけど、ちょっと待って。冷静になって。」と思うことがあるんです。それがこのツイート。

以前からこのブログでも何度も触れてきましたが、Chromebook TabletはAndroid Tabletでも、さらに言えば多くの方がイメージされているChrome OS Tabletとも恐らく似て非なるものだと思っています。

Androidアプリがいくら動こうが、タブレットの形をしていようが、このモデルはあくまで、

Chromebookの液晶を360度回転させた時に表示されるTablet UIのみを取り出した(そちらをメインにした)Tablet型の端末

なんですね。要は、キーボードを省いてタブレットの形をしたChrome“book”のTablet Modeモデルです。

既に手元にコンバーチブルタイプのChromebookをお持ちの方は、今その場で液晶を360度回転させると表示されるUIをそのまま眺めてもらえれば大丈夫です。それ以上でもそれ以下でもありません。

なので、タブレット型の端末になったからと言って、突然ChromebookがAndroidアプリへの対応が完璧になるわけもなく、従来通りの相性です。動かないものは動かないし、使いにくいものは使いにくいし、それなりに便利に動くものはそれなりに便利に動きます。それだけ。

と書くと存在意義がないように思われる方も多いと思います。それが発表当時にChromebookユーザーの間でさえも疑問の声が多かった大きな理由の1つです。Chromebookはキーボードがあるのが利点なのに、そこからキーボードを取っただけのタブレット型端末に何の魅力があるのか。良さをスポイルしている、等々。

ただ、これが実際に使ってみると、これはこれで思った以上に使いやすいのです。Androidタブレットの代替として考えると本領を発揮してくれないと思いますが、適度にAndroidアプリも動きつつ、タブレットの機動性も持ち、キーボードは別途自由に選べて組み合わせて配置できることでの自由度の高さ。そして使えるのはフルのPCと同等のChromeブラウザとChromeアプリ群です。ここが純粋なタブレットがあくまでタブレットUI、タブレット用にカスタマイズされたUIとブラウザ(スマホ・タブレット版)を用意しているのとの大きな違いです。

これはAndroidタブレットとは全くの別物です。そして、Chromebookとはまったく異なるタブレットに特化させたオリジナルのChrome OSを搭載したChrome OSタブレットとも少し違います。あくまで現状のChrome“book”のタブレット型端末なんです。

そこを予め意識して使ってみると、人によっては思った以上にハマります。これはこれでかなり自由な使い方が可能です。そして、新たな可能性も発見できるでしょう。実際にこのChromebook Tabletを使ってみて、ようやくGoogleのPixel Slateの魅力と特長と価値に気づいた、という方も何名か知っています。

だから‥Androidタブレットと思わずに、新鮮な気持ちでこの端末と是非向き合って見てほしいな、と思っています。

2018年夏に海外で発売されたChromebook Tablet(Chrome OS Tabletではない)は、その年の末に発売されたキーボード分離型のPixel Slate同様、「出るのが早すぎた」モデルだと思っています。せっかくのPC的UIを持つタブレットでありながら、それを充分に活かしきるための対応が不十分だったことと、それを補うアクセサリー類が欠けていたからです。今回、MOFT Xというタブレットスタンドと出会ったことで、改めてこのモデルの可能性が広がりました。揃えたモノと合わせてご紹介します。
Chromebook初のタブレット端末、Acer Chromebook Tab 10。世間一般的には恐らくMicrosoft Surface GoやApple iPadを選ぶと思うのですが、そんな中で私が敢えてこのTab 10を選ぶ理由。それは決して「あっと驚くような意外な使い方」や「素敵な使いこなし方」があるからではありません。単純でシンプルな理由。それが「鞄に放り込んで気軽にどこでも取り出せる、つまり500g程度でギリギリのサイズ(10インチ程度)の電子書籍リーダー兼、基本UIがPCの端末。」ということです。