[かぶ] Dell Latitude 5400 ChromebookにCEU(Chrome Enterprise Upgrade)を入れて、企業(自社)用端末として登録した話。

[かぶ] Dell Latitude 5400 ChromebookにCEU(Chrome Enterprise Upgrade)を入れて、企業(自社)用端末として登録した話。

シェアする

スポンサーリンク

一部で話題になりましたが、先日、仮想化アプリである「Parallels Desktop」を提供しているParallelsがGoogleとの連携を発表しました。これにより、今秋から企業や法人、教育機関向けのChrome Enterpriseデバイスにてフル機能の業務向けWindowsアプリケーションが利用可能になるようです。

補足:ここでは一緒くたに「Chrome Enterprise Upgrade」としてしまいましたが、教育機関向けの場合は「Chrome Education Upgrade」になるようです。

もちろんライセンス等契約は必要になってくると思いますし、この「フル機能の業務向けWindowsアプリケーション」というのがどういうモノを指すのか、などまだまだ分かっていない部分もありますが、企業や教育機関において、基本的には保守管理含めてG Suite、Chrome Enterpriseが良いのだけれど、ある特定のWindowsアプリケーションが動かないこと「だけ」がネックで導入に踏み切れない、という場合には1つのメリットになると思っています。

この辺りの内容については先日文章にしました。

Chrome Enterpriseに関しては、一般個人ユーザーにとってはそもそもChrome Enterprise Upgrade自体を入れることが出来ない(普通にAmazonや家電量販店でChromebookを購入しても入っていません)モノですし、そもそも個人ではなかなか活用がしづらい機能ではありますので、非常に馴染みの薄いものだと思います。

ちなみにChrome Enterprise Upgradeは国内では企業や法人、教育機関がまとめて導入する際に、1デバイスにつき1つのChrome Enterprise Upgradeを買い切りもしくは年契約という形で追加料金を払って入れることが可能です。

さて、いきなり前置きが長くなりました。それくらい「Chrome Enterprise、何それ」状態の方も多いと思われるのですが、今回、私が現在愛用しているChromebook、Dell Latitude 5400 Chromebookを、私の契約しているG Suite Businessアカウントと紐付けして企業用デバイスとして登録してみましたので、その流れをご紹介したいと思います。

尚、今回取り上げるDell Latitude 5400 Chromebook Enterpriseは個人では購入出来ません。あくまでChrome Enterprise導入を前提として、企業や法人、教育機関向けに販売されているモデルです。

私は自営業ということもあり、個人事業主として購入をしています。

Dell Latitude 5400 Chromebook Enterpriseを企業登録してみる。

果たして需要があるのか分からない話ですが(以前、このモデルのLTE、SIM設定について詳細を書いたときには哀しいほどに反応がなかったので)順を追って載せていきたいと思います。

1つは私自身の備忘録として(今後追加でChrome Enterprise Upgrade付きのモデルを購入した時のため)、そして、もしかしたら現在Chrome Enterpriseの導入って難しいの?と悩まれている企業や教育機関の担当者のため、そして最後に、一般の方にも「何コレ、こんな簡単にアッサリ出来ちゃうの?」という空気が伝わればいいな、と考えています。

端末の初期化から初期設定まで。

私、つい最近まで(自分で注文しておきながら)自分のLatitude 5400にChrome Enterprise Upgradeを付けていたことを忘れておりました。

ということで、特に意識せずに、端末の初期設定の段階で普通にログインしていたため、この時点では企業用デバイスではなく、コンシューマー用デバイスの状態になっています。(これ、後で登録する際に注意が必要。)

ということで、だいぶ色々使い込んではいるのですが、ひとまず端末を初期化します。(こうしたときにChromebookは初期化後の環境復元がアッサリ済むのはありがたいですね。)

電源を一度落とした後、キーボードのescキー更新キー電源ボタンを同時に長押しします。

この状態で電源ボタンのみを離すとChromebookが起動します。すると、OSのリカバリ画面になります。

この画面でctrldを押すとデベロッパーモードに移行します。

デベロッパーモードに移りました。

この状態でOSの確認済みモードをオフにするため、電源ボタンを押します。(enterキーでも良いようです。)

端末が再起動します。

この時点でOSの確認機能はオフになっています。

画面に表示されているように、オンにするためにスペースキーを押します。

Enterを押して、通常モードで端末を起動します。

先ほどまでデベロッパーモードで起動していたので、通常(確認済み)モードに復帰するために端末が初期化されます。初期化が終わると、システムが再起動されます。

端末を登録する。

再起動されました。

この辺りは特に気にせずそのまま進めていきます。で、次で注意が必要です。

お馴染みのいつものログイン画面になるのですが、ここでいつも通りにログインしてはいけません。

ここで普通にログインしちゃうと、この端末は企業用デバイスではなく、コンシューマー用デバイスとして認識されちゃうんですね。なので、この画面でCtrlAlteを押します。

すると、企業の登録画面になります。ここで、管理者アカウントでログインします。企業のドメインをG Suiteのアカウントで運用しているのであれば、ログインするだけであっさり登録が完了します。

あとは普通にアカウントでログインすれば、いつも通りに使えます。

このログイン画面で、「Chromebook」へのログインという行の下に「管理ドメイン ****(←ドメイン名)」と表示されていれば、この端末が企業用デバイスとして登録が完了しています。

企業用デバイス、というとちょっと分かりにくいかもしれません。登録することで、管理者がワイプ又はデプロビジョニングを行わない限り、この端末は管理者が設定したポリシーに準拠した使い方しか出来なくなる、ということです。

G Suiteユーザーにはお馴染みの管理コンソールを開いてみると、Chromeデバイスのところにこの端末が登録されています。で、中身を見てみると、しっかり登録されているだけでなく、細かい部分(システムアクティビティとして、CPU使用率や音量、メモリやディスクの使用量からCPUの温度まで)まで確認することが出来るんですね。

端末の初期化から初期設定、登録まで数分。

文章と画像で説明すると面倒そうに見えますが、実際の手順的には大したこともなく、特に躓くような部分もありませんでした。実際数分でアッサリ終わりました。ログイン後は普通に環境が今まで通り復元されましたし、私自身が管理者で私自身が使用者として使っている分には(多少G Suiteならではの設定項目の多さはありますが)まったくいつも通り使えています。

で、これでようやく私のLatitude 5400も単なるコンシューマー用デバイス(一般的なChromebook)としてではなく、Chrome Enterpriseの入ったデバイスとして本領を発揮するようになります。

まぁ私の場合には、Chromebook自体は何台も(過去20台以上購入してきましたし)持っていますし、実際使っていますが、Chrome Enterprise Upgradeが入っている端末自体はこのLatitude 5400だけなので、そこまで恩恵はないかもしれません。

ただ、例えば(あまり考えたくはないですが)私が出先でLatitude 5400を紛失したり、盗難にあった際には、いつでも管理コンソール上からデータを全て消去することが出来ます。それだけでなく、他で使用されないように端末自体を無効にすることも出来ます。これ、地味なようでいて、意外と安心感が大きいです。

そう考えると、例えば今後は(可能な限り)Chrome Enterprise Upgrade付きで購入した上で、それらをすべて自分の企業アカウントに登録(紐付け)して使えば、家族に渡して使ってもらう際にも、こうした管理やデータの保護を考えた時に案外便利なのではないか、と思っています。というか、なんかこれから先はChrome Enterpriseデバイスで統一させたいくらいです。

もちろんデータの消去や保守、管理、といったことは他OSのPCでも可能です。ただ、セキュリティ面も含めてしっかりとした体制を作り上げるにはそれなりにコストがかかるのも現実です。もちろんそうした環境を整備するのにも手間がかかるでしょう。それが、とりあえず登録して管理デバイスにするだけなら、私でも数分で出来てしまう。そこは大きな魅力だと思いました。

最後に。ちょっと補足というか、個人的に興味深いと思っている部分。

今回私はDellのChromebook Enterpriseモデルでこの作業を行いました。これは今回Chrome Enterprise Upgradeの話になって改めて担当の方に色々と話を伺った時点でようやく気付いた(思い出した)部分なのですが、昨年(2019年)9月の「デル テクノロジーズ クライアントソリューションズ 新製品記者発表会」において、Chromebook Enterpriseモデルを出した際にその強みとして触れていた点でもあります。

それが、DellのChromebook Enterpriseモデルの強みは、

メーカーから直接届いた端末をユーザーがその場で開いてアカウントを入れることですぐにキッティング(使えるように準備すること)が完了する

んです。要はゼロタッチデプロイメントである、ということなのですが、これは現時点では日本ではDell Latitude Chrome Enterpriseのみ(他メーカーのChrome Enterpriseモデルとの大きな違い)のようです。

この辺りに関しては私は詳しくないので、突っ込まれると弱いのですが、前述のように「とりあえず登録して管理デバイスにするだけなら、私でも数分で出来てしまう。」という点において、です。今回私はDellから送られてきた端末をそのまま開封して、企業登録すれば、その場ですぐ使い始めることが出来ました。この簡易さ、容易さと、間に技術者や代理店等を含まなくて良い、しかも価格的には今回Chrome Enterprise Upgradeの買い切り型の価格のみ、です。これは大きいな、と感じます。

恐らく企業や法人、教育機関においても、導入の際にハードルの1つになるのがこの部分だと思っています。

Apple製品も同じ、と聞いたことがありますが、GoogleのChrome Enterpriseでもこのレベルでのキッティングが可能になった、というのは大きな強みなのではないか、と思いました。

ということで、この辺りについてはまだまだ理解が完全に追いついていないので、きちんと発信出来るようになりたいですね。

Chromebookの魅力というと単に「安い(コストが抑えられる)から教育市場で爆発的に普及した」という一言で片づけられがちですが、それだけでは理解されにくい強みというのがあるんだろうな、と感じています。こういう話って難しいし、なかなか正しく発信されることが少ないと思うので。

その一部を感じることが出来ただけでも、今回のChrome Enterprise Upgrade導入は良い機会になったな、と思っています。

この辺り、Chromebook、Chrome OS自体の特長と合わせて、もっと深く踏み込んでいけたらいいな、と思います。

スポンサーリンク
このブログによく訪れてくださるあなたへ。

このブログによく訪れてくださるあなたへ。

新しい記事があるか、毎回見に来るのは面倒ではありませんか? このブログでは、更新時にあなたのスマホなどにプッシュ通知でお知らせする「Push7」というサービスを導入しています。

登録、解除はいつでも可能です。特に何か会員登録や個人情報等の入力は必要ありません。新しい記事が更新された際にお知らせ致します。 ぜひご活用下さい。

講読を解除されたい場合も上の「講読する」から解除が可能になりました。

このブログの文章に興味を持たれたあなたへ。

当ブログで書いてきた文章をジャンル毎に分け、加筆・修正してまとめたものをAmazonのKindle書籍にて販売しています。

Kindle書籍、というと「Kindle端末」が無いと読めない、と思われている方も多いのですが、お使いのスマートフォンやタブレット端末でも「Kindleアプリ」を入れることでお読みいただけます。スマホに入れて、いつでも気が向いたときに目を通せる、いつも手元に置いておけるものを目指して書きました。

また、Kindle Unlimited会員Amazonプライム会員の方は、それぞれ無料でお読みいただけます。

現在発売している書籍は下記の5冊です。

「靴ブラシで歩き方が変わる。」

まずは「革靴のお手入れ」と「革靴の選び方」に関する内容に加筆、修正してまとめた、こちらの書籍。

「靴磨き」というと、革靴が好きな方が休日に趣味の一つとして時々気合いを入れて磨くモノだと思われがちです。けれど、私は実際には「靴磨き」と「靴のお手入れ」は別のものだと考えています。

革靴が趣味でない方は靴磨きは必要ありません。ただ、帰宅したら「毎日」、その日履いた靴を「1分間」、靴ブラシで埃を落して布や磨き用のグローブでから拭きしてあげてください。それが本書で伝えたい「毎日のお手入れ」です。毎日の歯磨きや洗顔と同じです。靴に余計なケアは不要です。けれど最低限のケアは必要です。

多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

「それぞれの365日 Chromebook会報誌」

「100人いれば100通りのChromebookとの付き合い方がある。それぞれの365日がある。いろいろな人の、いろいろな形の、いろいろな365日を眺めてみたい。」

そんな想いから2018年後半から季刊ペースで出しているのがこちらです。この本は「実際にChromebookを使っている(もしくは興味を持っている)ユーザーたちで作り上げる会報誌」です。

毎回事前に寄稿者やアンケートの回答を募り、それらをまとめて作っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。

Dell Latitude 5400 Chromebook Enterpriseを企業登録してみる。

端末の初期化から初期設定まで。

端末を登録する。

端末の初期化から初期設定、登録まで数分。

最後に。ちょっと補足というか、個人的に興味深いと思っている部分。

  • Dell Latitude 5400 Chromebook Enterpriseを企業登録してみる。
  • 端末の初期化から初期設定まで。
  • 端末を登録する。
  • 端末の初期化から初期設定、登録まで数分。
  • 最後に。ちょっと補足というか、個人的に興味深いと思っている部分。