[かぶ] デルがLatitudeシリーズの2023年版新モデルを発表。ビジネス向けモデル好きの私はシリーズ最上位9440 2-in-1に惚れた。

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[かぶ] デルがLatitudeシリーズの2023年版新モデルを発表。ビジネス向けモデル好きの私はシリーズ最上位9440 2-in-1に惚れた。

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2023年3月28日、デル・テクノロジーズ株式会社はプレミアムなビジネス向けLatitudeシリーズの新製品を発表、販売開始しました(一部モデルは後日発売予定)。

デルのPCはXPSをはじめ、実際に幾つか購入して使ってきましたが、個人的にはこのLatitudeシリーズが最もお気に入りです。

このブログを以前からお読みの方であれば、私自身がChromebookにおいても法人向けビジネスモデルでもあるLatitude 5400 Chromebook Enterprise発表と同時に担当の方に見積をお願いし、全部載せ最上位構成で注文、今も愛用していることをご存じかと思います。

2019年9月3日に発表されたデルの国内Enterpriseモデル、Latitude Chromebook。その内の1つ、14インチのクラムシェルタイプのモデルである5400を今回入手しましたのでレビューします。法人向け、OSフリー、シームレスなワークスペース環境において本領を発揮するように、通常のChromebookではなくLatitudeとしてのカスタマイズを加えたこのモデルからは、これから先のChromebookのもう一つの姿が見えてきました。

Chromebookのほうは今年1月、数年ぶりにマイナーチェンジモデルとして5430がリリースされました。

Latitude 5430 Chromebook(2023年1月13日発売)

Chromebookは当初、私が購入した5000番台、その後上位の7000番台が発売されたことで、個人的には次は9000番台がいよいよ出てくれるのではないか、と期待していたのですが、7000番台を最後に最近まですっかり影を潜めてしまいました。

今年に入り突然発表されたものの、5000番台のマイナーチェンジだったことは非常に残念だったのですが、これは単純に「Chromebookにおいてはまだまだ国内では7000番台以上の高価格帯モデルは受け入れられなかった」ということのようで、その結果今回改めて5000番台として継続的に発売した、ということのようです。

今回から数回に分けて、実際に新モデル発表会(新モデル製品説明会)に参加させて頂き、実物を手に取った印象と、私が感じるビジネス向けモデルの魅力について書いてみようと思います。

Latitudeは私にとって以前から、仕事への憧れと妄想に突き刺さるビジネス向けモデルだった。

偉そうにビジネス向けモデルについて語る前に触れておくと、私自身は

こうしたモデルが活かせるような業種、職種、またそうした企業で働いた経験はありません

人は手に入らなかったスタイルに憧れを抱くものです。だって私、大学卒業出来なかっただけでなく、あまり大学生らしい生活送ってなかったから、未だに私の妄想の中の大学生活に憧れたりしますし、改めてPCとかガッツリ使い込んで勉学、研究をしてみたい、と思いますから。

まぁ私がこうした企業で働くような仕事の形に適応できたかどうかは別として、やっぱり憧れるんですよ。

今回の新製品説明会に合わせてオフィスツアーも行われたのですが、時には気分を変えてこうしたスペースでラップトップPC広げて作業するような仕事してみたかった人生です。

こういう、同じノートPCでも、搭載する機能やシステム周りがビジネスに振ったようなビジネス向けモデルに。

本当にPCのパワーフルで使う必要があるなら、同社の製品であればLatitudeよりもPrecisionになるでしょうし、コスト面考えると実際には今年30周年を迎えたOptiplexや、Vostro辺り使ってる方も多いと思うんです。

要は妄想です

でも、個人的にはこの妄想とか気分って仕事をする上では結構大事で、そういう仕事道具があると、それを使えるような仕事がしたくなるんです。大学入ったら黙ってMacBook、と同じです。

要は私にとってはLatitudeって、何か凄く仕事したくなる、これに私の仕事絡みの諸々をすべて集約させて、これに搭載されている機能を活かして、でもLatitudeでは役不足(本来の意味で)な作業をガッツリしたいんです。もうこの衝動で動いていると言ってもいい。

で、実際にWindowsモデルもここ数年、新モデルが出る度に海外のレビュー動画見て(国内だとこの手のレビューが極端に少ない)妄想更に膨らませて、で、実際に予算貯めて見積も出してます。何だかんだでタイミング悪くて購入まで至れなかったのですが、もうそれがここ数年のルーチンです。

なぜ私はそこまでビジネス向けモデルに惹かれるのか。

Latitudeを初めとするビジネス向けモデルの何にそこまで惹かれているか、というと、例えばDell Optimizer人工知能と機械学習を使用してユーザーの作業方法を学習し、それに応じてシステムのパフォーマンスを最適化するソフトウェアアプリケーション)や、別にDellだけではなく他メーカーの製品でもあるとはいえPaaS(PC as a Service)を利用することで得られる組み込みの保護機能をはじめとした管理部分、システムが侵害を受ける前に悪意あるアクティビティを捕捉して撃退する組み込み型のセキュリティ機能の数々(指紋認証だけでなく、 Dell SafeIDDell SafeBIOSなども含め)、ExpressSign-inなども、各メーカー同様のものはビジネスモデルには採用しているとしても、やはりそういう部分に惹かれるわけです。

IaaSソリューションとPaaSソリューションの比較 | Dell Japan

エンドポイント セキュリティ ソリューション – PCセキュリティ | Dell Japan

いや、実際Chromebookでも個人利用なのにGoogle Workspace契約して、管理コンソールの設定1つ1つに苦戦して未だにほとんど理解出来てないような1人管理者なんですが、1人な分、その辺り責任他にないので良いんです。それと同じです。何だろう・・だからこそ、ビジネスの最前線で果たしてどんなセキュリティを含めたシステムが採用されているんだろう、と興味が沸くんです。

で、それを使ってみたい

となると、法人向けビジネスモデルなんです。もう完全に自己満足の世界ではあるんですが、それはあくまで私自身の場合であって、つまり法人向けビジネスモデルってそういう部分が個人で持てる(気軽に購入出来る)ノートPC(をビジネスでも使う)のとは違う特別感があるんですね。

だって企業に紐付いて、保守管理含めて導入されたものを渡されるビジネスモデルとはそこが違ってくると思うんです。

まぁそんなものLet’s noteとかでも同じかもしれないんですが、Let’s noteは一応普通に個人でも買えるじゃないですか。私使ってましたし。で、あれも素晴らしいのは分かってるんですよ。ただ、Latitudeって何か手に入りにくさ(まぁ多くの人にとっては敢えて個人で買おうとは思わないかもしれませんが)も含めての、ホント仕事道具感が個人的に堪らないわけです。

もう理屈じゃなくて感情なんですよ。

なので全く理解不能だった方は、ここまでお付き合い頂いてホント感謝です。ただ、何となくのニュアンスでも伝わると嬉しいですし、だから私のようなほぼ個人、コンシューマーの立場でありながら、個人向けモデルよりも法人向けモデル、また法人向けのPCの現状についてのほうが興味を持ってしまう、ちょっと特殊でちょっと変な人間もいて、そういう人が今回Latitudeの新作を見てしまった、と。

そして現れた、一発で惚れた今回の最上位モデル9440 2-in-1。

本題入ります。今回もっともグッときたのが現時点では「近日発売予定」の最上位モデル、9440 2-in-1(以下9440)です。

これ惚れた。買う。

販売開始時期分かったら見積多分お願いする。
(ちなみに以前見積出したのもこの前モデルである9430)

ちなみにこの9000番台が最上位になるのですが、国内ではこのラインよりもこの後で触れる7000番台、5000番台のほうが主流です。

米国本社的には9000番台、特に今回の9440は最も推していて、まさに自信作ということらしいんですが、日本ではなかなか難しいとのこと。一番の理由は「高い」ことなんですが、と同時に、このモデル見た目以上に「重い」んです。

1.535kgということで、そう考えてみると同じ14インチで私が今使っているMacBook Pro 14”(M1 Max)よりは軽い(あちらは1.60kg/1.63kg)んですが、何でだろう・・何か重く感じました。それくらい「詰まってる」感じがします。ただ、その質感が堪らないです。

今回の9440、従来のLatitudeの9000番台から大きく変わりました。まぁ以前のモデルをご存じの方なら一発で分かると思うんですが、何となくイメージとして「XPS Plus」に近くなりました。

XPS 13 Plus 9320(2022年5月20日発売)

ここは好みが分かれるかもしれません。実際私も今までの9430のあの雰囲気が如何にもなビジネスっぽさを感じていたので、ちょっと悩ましいのですが、ただ素直に言う。カッコイイ。

あと、これはもう個人的にLatitudeの唯一の惜しい点だと思っていた部分でもある「キーボード」が今回は変わって、良いんですよ。

今回、従来のLatitudeシリーズ、いや、ビジネス向けモデルを通じて最も変わったのが、このキーボード。

従来のLatitude、私は英語配列好きなんですが、Enter部分が上の「|¥」とくっついてたんです。

写真はLatitude 5400 Chromebookですが、右端のEnterキー周りに注目。上のキーと繋がってます。細かい部分ですが、これがLatitude共通の不思議ポイント。

単純なデザイン上に過ぎないんですが、これが個人的にはホント細かい部分なんですが残念でした。

だってこっちは「仕事道具のプレミアムモデル」のつもりでいるのに、なんでここだけどのラインもどのモデルも同様にこの形なんですか?

私が今まで欲しくて散々動画やサイトを見返したり見積取ったりした前モデル9430でさえ、このEnterですよ。なんで上と繋げる必要があるんですか。

何かポリシーがあってやってるなら別ですが、別にそういうことでもないらしい。となると、単に他言語キーボードでも流用出来るように、的な妥協みたいな感じじゃないですか。それがイヤでした。

それが今回は、まぁこういう形のキーボード(XPS Plusみたいな)になったことで強制的に、というかまぁそういうこと考えなくてもこうなるよね、的に見た目スッキリきれいなバランスになりました。所謂キーとキーの間がほとんどない「ゼロラティスキーボードです。

キーとキーの間がほぼない「ゼロラティスキーボード」になったことで、雰囲気だけでなく打ち心地もだいぶ変わっています。

しかもXPS Plusほど攻めてはいなくて、ちゃんと最上段のファンクションキー等の部分も物理キーになっていますし、タッチパッド部分もXPS Plusは平面でパームレストと区別がつかなくなってましたが、ここもちゃんと区別がつく(しかも今回Latitudeでは初のハプティック(触覚)なタッチパッドです)。

単純にデザインだけ攻めました、ではなく、きちんとそこは実用性も犠牲にはしていなくて、この辺り非常に好印象です。

実際、私、Latitudeの従来のキーボードってあまり好きじゃないんです。

これだけここまで推しといてそれかよ、と思われるかもしれませんが、何か打ちづらいんです。1つ1つのキーが小さい(小さく感じる)からなのか、打っていてあまり気持ち良くない。私がLatitude 5400 Chromebook Enterpriseを使っていても感じるのはその悩みで、これが結構気分を下げてしまって、そこだけ何とかならないかなぁ、と思っていただけに、今回はまさに待望の変更でした。

ただ、その分気になる点もあります。それがインターフェース

私、Latitudeって仕事道具(しつこい)だと思ってるんです。これは同じようにビジネスで使うとしても、XPSとの大きな違いだと思っていて、その1つがこのインターフェース、ポート類なんですね。

使用頻度は別としても、従来のLatitudeって9000番台であったとしてもHDMIポートやUSB-Aなどの端子がしっかり付いてたんです。モデルによってはEthernetポートも付いていたりして、この辺りの1台ですべてを網羅するところが、特に14インチ辺りになってくると安心感にも繋がるな、と感じていました。

この部分、発表会後のタッチ&トライの時間に担当の方に話したところ、「いや、9000番台は以前からUSB-Cポートだけでしたよ。他の型番では従来通りのポートがある中で、この攻めたところが9000番台の特長でしたから」と言われていたんですが、実際その後で前モデルである9430の製品ページを見てみたら、ちゃんとHDMIポートもUSB-Aポートも付いてました。

Latitude 9430 ノートパソコン(2-in-1も選択可) | Dell 日本

ほら。だって、私このモデル欲しかったので、海外のレビュー動画から製品ページまで何度も何度も見返しては自分が使ってるところ妄想して、更に見積まで出してるんですから。間違えるはずがないんです(いや、責めたい訳ではなく)

最近MacBook ProにHDMI端子が付いたことに賛否両論あるようですが、私的にはむしろあれがあるからProにしたくらい、やっぱり他にUSBハブや変換ケーブル等を必要とせずにこうした出力も含めた用途に対応出来る、というのが強みだと思っているんですね。

端子の少なさは今回残念なポイント。確かに普通の使い方ならThunderbolt 4端子が合計3つもあれば充分なんですが、何かそれはLatitudeじゃないんですよ、私の中で。

にも関わらず、今回の9440ではガッツリ削ってきちゃいました。USB-C Thunderbolt 4.0が3ポートここは残念。なんかLatitudeじゃない。

そういうのはXPSとかXPS Plusに任せておけばいいんです。

実際先ほど触れたように、このフォルムで1.535kgあるんです。気軽に持ち歩く、みたいな使い方はしないけど、持ち運ぶ際にはUSB-Cハブ等が別途必要になってきちゃうなんて、何か違うと思うんです。ここが悩み。

まぁ据え置きとしてThunderbolt 4 Dock等に繋ぐから問題ない、みたいな使い方なら良いのかもしれないけど、ここは正直モヤッとする。

なので、ここはMacBook Proのほうが好き。あっちのほうがProしてるよ。

ただ、個人的にはLatitudeシリーズ好きなもう一つの理由でもある「5G対応(nano SIMスロット / eSIMにも対応)」が変わらないのは本当に嬉しいです。

そうなんですよ。もう何か外付けで何か別途持っていかなくても、先ほどのHDMI出力もそうだし、USB-Aもそうだし、更にこの5G対応もそうだけど、すべて詰まった、セキュリティも強固で、更に何か良く分からないけどAIとML(機械学習)を駆使した、なんかこのLatitude自体が意思を持っているかのような(実際は妄想に過ぎないのだけど)雰囲気が私は好きなんです。

なのに何だ、このThunderbolt 4端子のみという仕様は(あとはオーディオジャックとオプションのnano SIMスロット、セキュリティロックスロットはありますが)。

ということで、あれ?おかしいな、ExpressSign-inユーザーの存在を検知し、システムをロック/アンロックする機能)とかその辺も触れてみたかったのに、既に4,000字超えてるよ。

例えばユーザーが画面を見ていないときには自動で明るさを暗くしたり、席から離れたら自動でロックをかけたり、隣や後ろに誰かがいたら自動で画面にモザイクをかけてユーザー以外は見づらくしたり、と色々詰まってるんです。

ただ、この辺りは今回の発表会では実際に動いているところを目にすることも試すことも出来なかったので、実際に自分で買って試してみるしかないですね(既に買う言い訳を作り始めている)。

ということで、この後、この日発表、販売開始となる(むしろこちらが今回のLatitudeのメインであり、ニーズも多いと思う)7000番台等に入っていきたいと思ったのですが、それは回を改めたいと思います。

とりあえず、9440、今これを読んで下さっているあなたが個人ユーザーだったら全く薦めないので大丈夫です。ただ、もし企業の導入担当者だったら、これ入れてあげて。

私みたいな社員が涙流して喜ぶから。

ということで、近日販売予定なので、本気で期待して待ちたいと思います。

はぁ・・9440、ホントに欲しい。この想い、どうしてくれよう・・。

Latitudeは私にとって以前から、仕事への憧れと妄想に突き刺さるビジネス向けモデルだった。

なぜ私はそこまでビジネス向けモデルに惹かれるのか。

そして現れた、一発で惚れた今回の最上位モデル9440 2-in-1。

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  • なぜ私はそこまでビジネス向けモデルに惹かれるのか。
  • そして現れた、一発で惚れた今回の最上位モデル9440 2-in-1。