気がつけばこのブログで4年近く、足に合った革靴の選び方とお手入れの方法について書いてきました。私は現役の靴屋の店員ではありませんが、革靴専門サイトではないにも関わらず、革靴関連の文章は気がつけば200を超えてしまいました。
4年も書いていますと、ありがたいことに非常に多くの方に読んで頂けるようになり、また多くのメッセージを頂いています。それらが励みになり、手を替え品を替え色々なアプローチ、表現の仕方で「靴の選び方もお手入れの仕方も、何も特別な事じゃないんだよ」と書いてきたつもりです。きっかけが何であれ、こうして興味を持って下さっただけでも私としてはとても嬉しいです。
どの文章でも私の伝えたいことは多少なりとも伝わるものと思ってはいますが、如何せん記事数も多くなってきましたので、目的の内容にたどり着くのが少しずつ難しくなってきていると思います。そこで、間もなく4年になる2016年末~2017年はじめにかけて、今まで書いてきた文章の中から、目的別、内容別に幾つかのまとめ記事を作成致しました。どの文章の引用内容も、全て当サイト内の文章です。それぞれ文字数は5000字を超えてしまっていますが、闇雲に探すよりは分かりやすくなったかな、と思っています。
このブログの「靴のお手入れ」と「靴の選び方」が一冊の本になりました。
今回の文章も含め、今までこのブログで200以上書いてきた「革靴のお手入れ」と「革靴の選び方」に関する内容に加筆、修正してまとめたものをAmazonのKindle書籍として発売しました。
前半で皆さんが「何か特別で面倒なもの」と考えてしまいがちな靴磨き(本書では「お手入れ」)について、また後半では多くの方が陥りがちな革靴の間違った選び方(主にサイズ)についての誤解を解きたいと思います。
Kindle書籍、というと「Kindle端末」が無いと読めない、と思われている方も多いのですが、お使いのスマートフォンやタブレット端末でも「Kindleアプリ」を入れることでお読みいただけます。スマホに入れて、いつでも気が向いたときに目を通せる、いつも手元に置いておけるものを目指して書きました。また、Kindle Unlimited会員の方は、今回の書籍は無料でお読みいただけます。
この文章をきっかけに、より多くの方にとって「革靴って痛いと思っていたけれど、ちゃんと選べば意外と快適なんだな」「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。
革靴とお手入れに興味を持ったあなたへ。当サイトのまとめ記事一覧です。
当サイトには200以上の革靴関連の文章があります。→Style [革靴]へ。
その中でも革靴のお手入れと革靴の選び方に関する文章が、当サイトの中でも最もアクセス数が多いカテゴリーとなっています。
そこで、それらの中から内容別、目的別に分けて現在まとめ記事を作成しています。以下がそれぞれの内容です。当サイトの大量の文章の中から目的の内容にたどり着くための足がかりとして活用頂けると嬉しいです。
まずはお手入れに関する根っこの部分の考え方。
いきなり長ったらしい屁理屈を読まされるのか、と感じる方もいるとは思いますが、このサイトを通して私が伝えたい根っこの部分です。
この4年近く、手を替え品を替え様々な表現の仕方で書いてきましたが、軸の部分は変わっていないつもりです。もし以降の文章やこのサイトの他の文章を読まれていく中で疑問に感じられた部分がありましたら、この文章に戻ってきていただければ、と思います。
お手入れの仕方と必要なお手入れ用品について知りたい方はこちら。
お手入れの仕方と書きましたが、私の伝えたいお手入れ方法は非常にシンプルです。
文章自体は長いですが、結論は最初に書いてありますので、それで腑に落ちた方はそれ以降読む必要はありません。後半はそう考える理屈の部分です。
靴のお手入れ、靴磨き、となると、多くの方がまず考えるモノがこの2つだと思っています。それらをここでは敢えて不要としています。ただ、私なりに不要だと考える理由がありますので、それについて改めて書いています。
お手入れ方法がシンプルであればあるほど、恐らく多くの方にとっては不安になると思います。そこで、そのシンプルなお手入れが習慣になったときに次に考えてみて欲しいお手入れについて挙げてみました。ただ、これらは必須ではありません。これらが加わることで前述のシンプルなお手入れが疎かになるのであれば、加えなくても充分だと思っています。
革靴と付き合っていく中で切り離せない幾つかの悩みについて。
「革は水に弱い」という半分誤解でもある考え方が一般的になっています。確かに雨や雪は憂鬱になりますし、厄介です。ただ、それらは革に限らずだと思います。革は表情が変化しやすいので、お手入れを普段全くしない方にとっては確かに「弱い」と思われても仕方ない部分もあるのですが、実際にはそこまで恐れる必要はありません。
革と水の関係も含めて、ここでは常日頃のお手入れから雨の後の対策までまとめています。
雨、雪同様に革好きを悩ませるのが「カビ」です。ただ、どんなに頑張っても、私のような革好きでも、カビは完全には防げません。ただ、カビとの良い付き合い方というのは存在します。それをここでは挙げてみたいと思います。
革靴の選び方について知りたい方はこちら。
自分の足に合う靴の選び方というのはもしかしたら永遠のテーマかもしれません。プロでも失敗します。それでも、多くの方が陥りやすいフィッティングの落とし穴というものが存在します。
そこでまずは多くの人が陥りがちな「靴擦れや痛みを恐れるあまり、本来のサイズより大きめを選んでしまう」罠について書いてみました。これは逆効果です。同じくご自身が「甲高」や「幅広」だと思い込んでいる方にも是非一度目を通していただきたいな、と思います。
冠婚葬祭、成人式、就職活動といった行事から日常まで、革靴と触れるきっかけとなる出来事は様々です。ただ、基本的な考え方は同じです。そして決して難しいことではありません。一般に出回っている「○○ではこれを履きましょう」というだけのマニュアルに無個性だと疑問を感じられている方にこそ読んで頂きたいと思っています。
幅広や外反母趾といった悩みは、男性以上に女性の方が深刻だと思っています。私は男ですが、店頭に立っていた頃の大半のお客さんは女性でした。そして、そのほとんどの女性がこれらに悩み、また先ほどのフィッティングの話同様、間違った捉え方をされて益々症状を悪化させてしまっているな、と感じています。最近ありがたいことに女性からもメッセージや質問を頂けるようになりましたので、ご自身だけでなく、娘さんの靴選びの際などにも参考にしていただければ、と思います。
世の中に氾濫する革靴に関する大半の情報は「趣味」でなければ不要です。
ここではまとめた文章のみを挙げていますが、それぞれの文章から関連する(サイト内の)文章に飛べるようにリンクを貼っています。ここを足がかりにして、お時間のあるときに少しずつでも読んでいって欲しいな、と思っています。また、更新される度にこちらにも追加していきます。
このサイトの文章を含めて、世の中に氾濫する革靴に関する大半の情報は「趣味」でなければ不要です。ただ、それらに埋もれてしまって見えにくくなってしまっていますが、僅かにではあるものの、必要なことというのは存在すると思っています。
革靴に限らず、世の中のあらゆることは、既に趣味となっている人には何でもないことでも、全く興味がなかった方にとっては難しかったり不安になったりすることも多いと思います。私も初めての分野ではネットで信頼出来る情報にいきなりたどり着ける自信はありません。
今回、何らかのきっかけでこのサイトにたどり着いたあなたが、革靴を嫌いにならず、かといって過度に気にしすぎることもなく、適度な距離感で気軽に付き合っていけるようになれれば嬉しいな、と思っています。
もし靴に興味を持たれたら。
現在、私がオーナーとなっていますコミュニティをGoogle+上に公開しています。
GmailやAndroidスマホを使われている方でしたら、Googleアカウントは既にお持ちだと思います。(Google+アプリも既に入っているかもしれません。勿論ブラウザから普通に見ることも可能です。)気負って常に投稿をしなければならないものではなく、眺めるだけでも構いません。
当サイト同様、5年後、10年後、ふと思い出したときに久しぶりに訪れた時にも変わらず続いている場所を目指しています。大量にあるネット上の情報の中から、何の縁かこのサイトにたどり着いたあなたと、これからも細く長くでもお付き合いが続けば、と願っています。
また、気になることがありましたら、下記の問い合わせフォームより気軽にメッセージを頂ければ、と思っています。多くの質問を頂いているため、なかなかすぐにお返事が出来ていない現状ではあるのですが、それらが励みになっていますし、また次のテーマを考える上でもとても参考になっています。