先日こんな文章を書きましたが、
早速行ってまいりました。第一日目。ところが午前中に別の用事が入ってしまったために、午前中の基調講演は勿論聞けませんでしたし、到着して気がついた時には今回の2日間で唯一Chromeデバイスについて話したGoogle デバイスとクラウドが作る消費者接点・顧客接点の未来にも間に合わなかったという。ただ、他にもクラウドの様々な形を体験してきたかったのですが、思っていた以上にChromebookが展示されていたので、それを眺めて色々話を伺っている内に満足して帰ってきてしまいました。
結構会場、入場制限時々かかるくらい混んでましたし、興味のあるセッションは当日だと厳しいんですよね。無計画を今更ながら悔やんでいます。でも当ブログ的にはChromebook関連チェックしてこれたから良いです。別にChromebook専門サイトでも何でもありませんが。でもCOMPUTEXでもChromebookだったし。
ということで、会場内「Google Cloud体験エリア」に「Chrome Devices Showcase」というコーナーがありまして、日本で展開されている、また今後展開予定のあるモデルが並んでいましたので、その中から私が気になったモデルを幾つかご報告したいと思います。
ASUSは今回は控えめ。展示ChromebookはC100PA、C302CA、C213NAのみ。(box等除く。)
まずは先日のCOMPUTEXでは比較的積極的にモデルを展示してくれていたASUS。今回は現時点での日本の状況をしっかり表しているかのように、特に目立ったモデルはありませんでした。
先日COMPUTEXで見ることの出来たC101PAは姿すらありませんでした。情報もまだまだ入ってきていないようで(コーナーにいたのはGoogleの方で、各メーカーの方ではないので)「恐らく夏くらいなのではないか」とは言っていましたが、少し残念。
今回のモデルの中ではC302CAの実機が置いてあって、実際に多くの方が手に取って実際に試していたのが印象的でした。こちらが日本に入ってくる、というのは嬉しいかも。実際多くの教育現場ではC100PAやC302CAよりも、耐衝撃性に優れたモデル(例えば海外におけるC202SAなど)のほうが好まれる場合も多いそうなのですが、エンタープライズ向けでもある程度Core mやiといったモデルも求められることもあるとのこと。あくまで最初は教育市場向け、法人市場向けですし、またC302CAもまだどのCPUのモデルが採用されるかは不明なので、一時出回ったPentiumモデルである可能性もまだ拭えません。
価格的にはやはり6~7万、それ以上の可能性もあるため、果たして日本市場で受け入れられるかと言われると難しい(分からない)こともあり、その辺りがまだ不明である一つの理由でもあるかもしれません。(ちなみに後述のHP Chromebook 13 G1はCore mではなくPentiumでした)
また、もう一台、C213NAに関しては今回は「参考展示」で唯一「撮影禁止」となっていました。確認したところ、今回テスト的に持ってきてはいるものの、メーカーとしてもこのモデルはまだ日本で出すかどうかは分からない(決めていない)そうです。
- [かぶ] ASUSの新製品発表会「Zennovation」のお知らせのメルマガで私が最も気になったのは、新製品よりも文末の「Chromebookの教育現場での導入事例」でした。 | おふぃすかぶ.jp
HPは私も大好きな13 G1が展示。+ X360 11 G1 EEも参考出品。
続いてHP。これはちょっと嬉しかったですね。私も大好きなHP Chromebook 13 G1が展示されていました。
タッチスクリーン対応ではないものの、薄さとハイスペックの需要というのもそれなりにあるため、こちらも日本に入ってくるのではないかということでの展示でした。ちなみにCPUはPentiumのモデルでしたが。
ただ、この会場の他の出展ブースでは結構Chromebookが実際に動いていたのですが、そちらで幾つかこのモデルが実際に動いていまして、そちらは私自身まだ持っていない最上位Core m7モデルがグリグリ動いていたんです。
ただ、GoogleのChromebook担当の方にも色々話を聞いたのですが、Google的にはハイスペックのChromebookってそれ程需要があるとは思っていないようなのです。「ブラウザベースで動かす限り、実際Celeronで十分快適ですから、それ程CPUパワー等は必要ないと思っています」とのこと。ここは暑くハイスペックChromebookの魅力について語りたかったのですが、ご本家の方に暑く語ってどうする、と思いましたのでやめました。でも、全く体感差違うし、実際に色々伺う中で出てきた、全てをクラウドで、という使い方においては、十分にCPUパワーやRAM容量も必要だと思っています。
もう一モデル、「参考出品」という形ではありますが、出ていたのがこちらの「Chromebook x360 11 G1 EE」。以前このブログでも取り上げたことがあります。
こちらも耐衝撃モデルですが、なかなか雰囲気も悪くないな、と。ここ最近の教育市場向けのモデルは、「教師が学生のアクティビティの写真等を撮る際などのために、液晶を見ながら撮れるように」とインカメラとは別にもう一つカメラが付いているものが多くなってきています。大抵キーボードの上に付いて、テントモードにした時などにも上に来るように配置されているのですが、このモデルは別。
キーボードの左下角、パームレスト部分にあるんです。ちょうどタブレットとして使う際に、スマホなどと同じような場所にカメラがあったほうが使いやすい、という判断からかもしれません。これは面白いな、と思いました。
Acerは日本でもやっぱりエイサーだった。しっかり製品が並んでいました。
既に日本で発売され導入例も多いR11、C740などの従来のモデルとともに、今回嬉しかったのがこちらのモデルが展示されていたことです。
Acer Chromebook Spin 11です。前回のCOMPUTEXではガラスショーケース越しにサンプルモック(液晶部分ははめ込み画像)で眺めるしかなかったのですが、今回は実物が出品され、実際に動いていました。
また、教育市場向けなんですが、外装も格好いいんです。
良いなぁ、無駄に欲しくなる天板だ。
左右インターフェースはこんな感じです。
ちゃんとじっくり見てくれば良かったのですが、COMPUTEXと違ってそれなりに人多かったんです。あの時のような貸し切り独占取り放題触り放題ベンチから何から動かし放題とは全く状況が違います。
というか、今回も張りきって撮りまくってたの私だけだったんですが、やっぱり今日、そういう人お呼びではない感じでしたか。ごめんなさい。
型番「R751T-N14N」とのことですので、Acerの法人向けサイトなどもチェックしながら楽しみに待ちたいと思います。
他にもAcerは11 N7もあったのですが、撮ってくるのも見てくるのも忘れてしまいました。完全に不覚でした。
これ、R11と並んでいたので、すっかりC738T(R11の黒モデル)と勘違いしていました。あと、日本でも評価の高いR13が並んでいなかったのは残念だったかな。日本発売されると良いのですが。
DELLは3180の1モデルのみ。Samsungは日本市場は予定なし。
以前は積極的に日本市場でもChromebookを展開していたDELLは今回の出品は1モデル、3180のみでした。
少し寂しかったかなぁ。今回出品されているモデルだけしか日本市場では発売されない、という訳ではないと思うのですが、こうしたイベントでほとんど存在感がないのは、以前の名モデルを見てきた者としては寂しいものがあります。
ただ、寂しいといえば筆頭はSamsungで、まったく影も形もありませんでしたから、当面日本市場で展開させる予定はないのかもしれません。市場自体小さいですしね。最新モデルのChromebook Plus(Pro)も北米市場のみの展開を想定しているような節もありましたし。これは今後の日本市場の成長次第でしょうか。
明日の2日目はもう少しセッションやその他も見てきたいと思います。
Chromebookのお祭りじゃないんだから、折角日本でこうしたイベントがあるからには、Googleの展開するサービスと今後をじっくりと見てきたいと思っています。でも基調講演とか見たいなら、変に現地に行くよりも、家で大人しくストリーミング配信見たり、プロの方がまとめてくれた記事を眺めていたほうが良いのかもしれません。
ただ、それとは違った専門的な話も色々伺える良い機会なので、明日も出来るだけ参加してきたいな、と思っています。