ASUSの新作スマートフォン、ZenFone 2 Laserのレビューの4回目。ちょっと出だしから細かい部分にばかりフォーカスを当ててしまっていて、改めて考えてみるとこれってZenFone 2 Laserの情報をある程度集めていて、既に候補の一つとしている人には良いかもしれないけれど、じゃあ私の友人や知人に同じこといきなり話すかな、と考えたら、どう見ても違うわけです。
そこで、じゃあ私がなんでZenFone 5持ってるのに、またZenFone 2 Laserに興味を持ったのか。また、どの辺りが気に入っているのか、といった部分や、ちょっと気になるところなどを改めて振り返ってみたいと思います。
ZenFoneの魅力って、意外と地味に使いやすいASUS独自のカスタマイズ部分かと。
私、基本的になるべくなら余計なアプリなどは最初から入っていて欲しくない人間です。ZenFone 5を買う際に気になったのはプリインストールアプリの多さ。まぁこの値段だしある程度は仕方ないのかな、と割り切って買ったのですが、これが意外と好印象。
その理由は他社の要らんまったく無駄なアプリがてんこ盛り、というパターンではなく、ASUS独自にZenFone向けにカスタマイズして作られた設定やLauncherなどが思いの外使い勝手が良いからかな、と思うのです。
タッチジェスチャーは意外と便利。
まずは「タッチジェスチャー」。ZenMotionの一つとして今回のLaserにも入っています。これはスリープ状態で液晶にアルファベットを書くことで、例えば「C」なら「カメラ」といったように特定のアプリを(スリープ状態から直接)起動できるというもの。
カメラなんて、いちいちスリープ状態、ロック画面を経て、なんて考えていると億劫になってしまったり、シャッターチャンスを逃す可能性がありますが、これならいきなり「C」で良いわけです。
これも各文字に対応するアプリをそれぞれ変更できるので、自分の用途に合わせて色々入れ替えが可能です。
ASUSカスタマイズ設定が意外と便利。特にスクリーンショットなど。
「手袋モード」とか「片手操作モード」とか痒いところに手が届きそうなものが意外と揃っていて無駄がない。その中で意外と私が気に入っているのが上の「マルチタスクボタン」。
要は右下のマルチタスクボタンを長押しした時に別のアクションを割り当てられるのですが、これにスクリーンショットを充てると楽なんです。特にこうしたブログを書いてると。更にスクリーンショットのファイルフォーマットにPNGも選べます。
今回のLaserだと特に側面にボタン類がなく、ボリュームボタンも背面だったりとスクリーンショットが面倒なんです。でもこれなら長押し一発ですから。
フラッシュライトが白と黄の2色。
なんて言うんでしたっけ?こういうの。白色LEDだけでないフラッシュ。単に明るくすれば良いのではなく、ちゃんと暗いところで撮るときも肌色が生きるように、白と黄色の2色のフラッシュにしているそうです。
私、まだ今日に時点ではカメラをまったく使っていないのですが、かなり今回はカメラ部分も推しているようですし。余程ZenFone 5で不評だったんでしょうね。価格相応というか、なぜこう撮れる、みたいな。
もちろんカメラの性能は画素数だけではなく、むしろその他の要因がかなり大きいとは思いますが、要は楽しく撮れてそれなりに使えれば良いのかな、と。その点そこまでカメラに拘っていない人も、それなりに拘っている人も、そこそこ期待させてくれるところまでは上げてきている気がしています。
少し寂しいとしたら、純正アクセサリ類が少ないこと。
この辺はね、純正に限らず、やはりiPhoneや有名どころのAndroid端末に比べると寂しい面はありますが、私としては特にカバー等々は要らないのですが、さり気なくスタンドが以前から欲しいと思っていました。iPhoneの純正のLightning Dockが最近ようやくまた出たように。
[かぶ] iPhone Lightning Dockを購入。多少値段はするけれど、総合的に考えるとベストかな、と。
まぁ、他社から幾らでも出てはいるんですが、充電もしたいとなるとMicroUSBの端子の向きが問題になってきます。ケーブルを別途で繋げるなら話は変わってきますが。
で、お、いいな、と思ったクレードルに端子が固定されているタイプのものだと、意外と向きが逆なんです。そのまま挿すと背面になっちゃう。まぁケーブル別型のほうが色々便利かもしれませんが。そもそもそういうもの求めるならiPhone行け、と言われそうですが。
今回おまけで頂いたラバーウッドマルチスタンドが地味に嬉しかった。
さり気なくイベントのおまけで入っていたんですが、これがまた地味に嬉しい。
充電は出来ませんが、ちょっと立てておくのに非常に便利です。しかも裏面は滑り止めのゴムも四隅についていて安定感もあります。こんなので良いんです。これ、アクセサリとして販売しないかなぁ。
2015.8.14 1:00 追記
Amazonで見ると、ロゴはありませんが同じサイズのマルチスタンドがあるようですね。
こちらをノベルティとしてASUSロゴを付けて使ったのかな。価格も手頃ですし、使い勝手を考えるともう一つ買っておいても良いかな、と思い始めています。
細かく挙げていくとキリがないんですが。
結局細かい部分を挙げてますが、結局価格の割に頑張ってしっかり日本向けにカスタマイズされていて、ATOKなんかも入れてるし、スペック自体は数年前のものなんて言われながらも普通にAndroid 5.0でもまともに動いてくれる訳です。
しかも確かにASUS関連のアプリがかなり入っていますが、私、どれが純正でどれがASUSのアプリなのか一部は未だに区別が出来ておりません。意外と使っているのが多いのです。ASUS Launcherなんて気に入らなければAndroidなんだから他の評価の高いアプリが色々あるだろう、と思いながらも意外と気に入って今回のLaserでもこのままいってしまう気がします。
結局、派手なところや突出した何か凄いものはないけれど、余計なモノが少なく、細かい部分で真面目に作られていると感じられるところが結局私の普段のその他の愛用しているモノと通じるところがあって気に入っているのかな、と。
ちょうどMVNOも色々試してみたかったタイミングと重なりましたしね。
なので、現時点で人に薦めるとしたら、結局自分が2台続けて使っているZenFoneになるのです。
ということで、更に色々良い所、気になるところを引き続きレビューしていきたいと思います。
タブレット | ZenFone 2 Laser (ZE500KL) | ASUS 日本
ZenFone 2 Laser | ASUS ZenFone Shop
現在公開済みの当ブログのASUS ZenFone 2 Laserのレビュー一覧です。
試用前にスペック等からZenFone 2 Laserの魅力について考えてみた番外編がこの2つ。
[かぶ] 程よいバランスの良さと「これでいい」感。発売前のASUS ZenFone2 Laserを考えてみる。
[かぶ] ASUS新製品体験イベント直前。私がASUS ZenFone 2 Laserで試してみたいこと。
以下がレビュー一覧になります。
[かぶ] ASUS ZenFone 2 Laser レビュー(導入編)まずは軽く外観と今後のレビューの展開について挙げておきます。
[かぶ] ASUS ZenFone 2 Laser レビュー(デュアルSIM編)。APN設定含めて便利なようでまだまだ手強いかも。
[かぶ] ASUS ZenFone 2 Laser レビュー(Smart Lock編)。私にとってはこれだけでも充分魅力的。
[かぶ] ASUS ZenFone 2 Laser レビュー(第一印象編)私がLaserも含めZenFoneで気に入っているところ。
[かぶ] ASUS ZenFone 2 Laser レビュー(デュアルSIM編)相性か不具合か。何とかSIM 2でも4Gが使えました。