[かぶ] 使えば使うほど育っていくのは本体ではなく「Googleアカウント」。Chromebookの大きな魅力と可能性について改めて考えてみます。

先ほど、前回の文章に関して幾つかツイートをしたのですが、その中で何気なく呟いた内容が、改めて「そうだよなぁ」と勝手に自分で納得してしまったことでもあったので、ちょっと書いてみたいと思います。

これ、何気ないことのように見えて、実は結構面白く、また可能性が広がることでもあるのです。そして、現状この方向性で最も強いのがGoogleだと思っています。そのGoogleが作っているChromeOS。今後の方向性次第では今よりも更に化ける可能性は充分にあると思っています。

「ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つ」が意味する一つの形。

前回久しぶりに取り上げた、私が昨年10月に書いたこちらの文章。

[1351-201610] ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つです。 | Life Style Image
ここ最近Chromebookについて続けて書いてきています。このブログでは過去79回(この文章が80回目)色々な形でこの興味深いChromeOSというものについて触れてきていますが、最近は書くたびにありがたいことに以前に比べかなり多くの方にアクセスを頂けるようになりました。 そこで今回は、Googleの公式見解ではありませんが、私なりにChromeOSと、その代表的なツールでもあるChromebookの魅力と思想について書いてみたいと思います。 私が実家や出先でネットに繋いでの作業がしたくなったとき。 最初に一般的にもよくありそうなこのパターンについて考えてみたいと思います。今まででしたら、実家に帰った際には父なり母なりのマイコンピューターを借りて、調べ物をする必要がありました。 父や母はWindows PCなのですが、それぞれにバージョンも違えばスペックも違い、ましてアップデート等は不安なのでほとんどやっていません。また、使い方には先ほど「マイコンピューター」と敢えて書きましたが、それぞれの個性がありますので、下手なものは触れませんし、削除したり環境を自分が使いやすいように変えることも簡単には出来ません。 一般的には今まででしたら、PCというのは一人一台、それぞれの「マイ」コンピューターがあります。その箱(入れ物)の中に基本的には自分の環境も全て保存してあり、そちらが主。従としてのオンラインや外部ストレージのバックアップがあります。 最近はWindows PCもユーザー(アカウント)を作成して、複数人で一台のPCを共有することも出来るようになりました。ただし、その場合もシステム本体も含めあくまでPC本体にベースがあり、何か環境に手を加えれば、そのPC本体を使っている全てのユーザーに影響が出てしまいました。 あくまで自分の手元、自分のパソコンという入れ物で大切なものを保管し、作業するのが一般的な形。 環境もシステムも大切なデータも、基本的にはあくまで自分の手元、さらに言えば自分のパソコンの中で管理するものであり、それ以外のパソコンで使う際には、あくまで他人の環境を借りて、その中で自分のデータのみを動かす、というのが基本だったと思います。お金を貯金するのか、タンス預金するのかの違いですね。自分の手元に全て蓄えておくのが今までのパソコンの考え方です。

この「ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つ」というのは私がChromeOSをイメージする上で、また文章にする上でのベースになっている捉え方でもあります。そして、これはどこのメーカーにも出来ることではなく、「現時点においては」Googleだからこそ本領を発揮出来るものだと思ってもいます。

何故なら、使えば使うほど「成長していくアカウント」なのはMicrosoftでもAppleでもなくGoogleだと思っているからです。(MicrosoftやAppleのアカウントが成長しないのではなく、よりGoogleアカウントが分かりやすい)

Google AssistantがCortanaやSiriと違う部分。

まだまだ未成熟な部分も大きいのですが、最近AndroidだけでなくiOSでも対応するようになった「Google Assistant」。これは先行するSiriやCortanaの二番煎じ、三番煎じのように思われるかもしれませんが、私は全く別物だと思っています。

何故なら、MicrosoftやAppleとGoogleは提供しているモノが全く違うからです。そして、こうしたアシスタント系が本領を発揮するのは、まさにGoogleのような各分野でのサービスを提供し、幅広い、膨大なデータを蓄積している企業だと思っています。

これは怖いことでも勿論あるのですが、私たちは依存しようと思えば、いや、思わなくても、既にGoogleには個人情報を多く握られています。そして、その個人情報をうまく自社のサービスに私たちユーザー自身にも分かりやすい形で提供しているのがGoogleでもあります。

常日頃のメール(GmailやInbox)からチケット情報や旅行情報その他諸々、抽出してGoogleカレンダーに表示させるなんてことはその一つに過ぎず、日々歩いた道のり、行動から好みのお店、買い物の傾向、興味の対象まで、私たちは日々自分の情報を提供し、フィードバックされた情報を活用しています。Googleフォトなんかもそうですよね。

Microsoftは確かにWindowsという圧倒的にシェアの大きいOSを持ってはいますが、果たしてどれだけの方が検索にBingを使い、またGoogleマップと同様のサービスを使っているでしょうか。

それらの情報を集約したもの、紐付けられたものがGoogleアカウントです。現時点ではその情報をどれだけ活かせているかは分かりませんが、もし今後Googleアシスタントが各ユーザーのアカウントと密接に繋がり、人工知能的にも成長してきたら、本当にパーソナルアシスタントになる日も近いかもしれません。

近い将来、ChromebookにもGoogleアシスタントが搭載される?

これはまだ噂段階に過ぎませんが、先日Chromebook好きにはお馴染み、Chrome Unboxedにこんな記事が掲載されました。

New Chromebook ‘Eve’ May Equip An Assistant Button
Seeing the Google Assistant make its way to Chromebooks really isn’t too much of a surprise. Google has opened the SDK to any party who wants to embed the Assistant in their devices. So, natu…

While we have yet to see the Google Assistant present on a Chrome OS device, developers look to be creating product-specific functions for upcoming Chromebooks to access the smart-helper.

We have been tracking the new Chromebook ‘Eve’ for some time now and the longer we do the more intriguing it becomes. The latest update on the mysterious device shows the addition of an “Assistant” key to the ‘Eve’ keyboard.

It is unclear how the Google Assistant will function on a Chrome OS device but it is very feasible it could perform tasks similar to the Google Home smart-speaker.

これはまだChromebookにGoogleアシスタントが搭載される、と書かれている訳ではありませんが、充分に可能性はあると思っています。そして、私はChromebookのような端末にこそ、Googleアシスタントは活きてくるのではないか、と思っています。

[かぶ] Chromebook好きの私はGoogle PixelスマホにPCとスマホの未来と夢を見た。

2017.03.16

このGoogle Assistantが各ユーザーのGoogleアカウントと紐づけされ、各ユーザーにとっての秘書、相棒のような存在になったら凄いです。そして、それはPixelに限らず、Chromebook(ChromeOS)でも使えたら。なぜなら同じGoogleアカウントであり、その使い方や様々な趣味嗜好から使用履歴まで、スマホもChromebookも共通しているからです。

使えば使うほど、そのユーザーに最適化されたAssistantが常にクラウドに控えていて、Chromebookでも常にサポートしてくれる。チケットの予約から買い物、予定まで。これらはアプリではなく、Chromebookのようなシンクライアントに近い端末でこそ効果を発揮すると思っています。

なぜChromebookで活きてくるか、というと、前述のように「ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つ」だからです。手元のPCが成長していくのではなく、Googleアカウント自体が成長していくからです。そして、Googleアカウントさえ持ち歩けば、仮の入れ物は何でも構わないからです。どこでもChrome環境が復活し、また専属の秘書(Google Assistant)を呼び出せるからです。それも、最新の状態への復旧は1分もかかりません。何故なら全てはクラウドに存在するからです。

Androidアプリ対応は確かに出来ることが増えて便利ではあるものの、ChromeOSの持つ本来の良さを犠牲にして欲しくないなぁ、と思っています。

最近大変お世話になっております、Androidアプリ「Jota+」を開発されている、Aquamarine Networks.のJiro(@jiro_aqua)さんとお話させて頂いた今日の会話で出てきたやり取りです。(「Jota+」の「縦書きプレビュー」早速課金させて頂きました!素晴らしい機能をありがとうございます。)

Androidアプリ対応がダメなのではなく(私自身、大変楽しませてもらっていますし)、この後の方向性のさじ加減次第でどちらにも転ぶ可能性がある、非常に面白い時期に今Chromebookはあるのではないか、と思っています。

もちろん今後教育市場向け、法人市場向けに更に大きくシフトしていくのでしょうが、その中で新しいChromebookの形として、従来のChromeOSの正統な進化の形の一つとして、私はこの方向性、可能性にも夢を感じずにはいられません。

[かぶ] Chromebookは「仮の入れ物」。中には何かが入っているようで入っていない、そんな不思議な感覚が私を惹きつけています。

2017.03.25

[かぶ] ChromeOSのAndroidアプリ対応は、従来型の「インストールと手元で保管、所有」の道への転換となるか。

2017.03.16
[1420-201703] 私は何故ここまでChromebookにハマるのか。ChromeOSにPCの未来を感じ、ワクワクする理由。 | Life Style Image
既におふぃすかぶ.jpで最近になって複数回に渡って取り上げ、またこちらでも久しぶりに少しまとめたChromebook。 Chromebookが日本でも少し話題になり始める中で、「速くて軽い」イメージの影に隠れがちな、選ぶ際のポイントを改めて考えてみます。 | Life Style Image Chromebook自体は2年以上使ってきて、その魅力についても既にある程度自分の中ではイメージが出来てきていたつもりでした。ところがここ最近の魅力的な新作の発表と、また毎日情報を追い続けるようになったことで、ある程度自分の中に情報と知識が蓄積されてきたことで、かえって本来の魅力を見失う、見にくくさせてしまっていたのかな、と今更ながら感じています。 ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つです。 | Life Style Image ChromeOSは他OSを排除するものではなく、新たなスタイルを加えてくれるものの一つ。対応端末はそれを自然にしてくれるツールに過ぎません。 | Life Style Image 今も前述のような捉え方は大きくは変わっていませんが、ここ最近、改めて振り返る中で、またChromebookの中ではハイスペックなモデルを数多く使う中で、私の中でもChromeOSというものについての認識が少しずつ変化してきています。また「思想」とかそういうことを書くと「宗教だ」などと思われるかもしれませんが、私が何故このサイト(Life Style Image)においてここまで繰り返し取り上げ、またおふぃすかぶ.jpにおいてもその日々を書き続けているのか。 それは単純なスマホなどに対する「趣味」としての感覚とはまた違って、高校生の頃から使ってきたPCというものの未来をChromeOSに感じているからです。使えば使うほど、そのシンプルながらも今後のPCの一つの方向性ともなりうる非常に大きな可能性に満ちたスタイルだと思っています。そこに私はワクワクするのだと思います。 このあたりの話を、先日より私と同じくCore i5版のThinkPad 13

スポンサーリンク

スポンサーリンク