[かぶ] Chromebookは「仮の入れ物」。中には何かが入っているようで入っていない、そんな不思議な感覚が私を惹きつけています。

また変なスピリチュアル系の話になるのか、と警戒された方もいるかもしれませんが、この感覚、私は2年前に初めてChromebookを使い始めて5日目に書いた文章でも同じようなことを書いています。

[0614-201502] Chromebookが私の心を捉えて離さない一番の理由は、その気軽さと身軽さにあると思っています。 | Life Style Image
Chromebookを使い始めて5日目。どうやら今の私の用途とスタイルにはピッタリの、絶妙な存在のようです。本当に素晴らしい。もう聞き飽きましたか?ごめんなさい。でも、もう何度でも書いてしまいます。 Chromebook Acer C720が届いたので早速感想をこちらから書いてみる。 | Life Style Image 何がそんなに私の心を捉えて離さないんでしょうか。キーボードだって、決して突出した出来、という訳ではなく、評価の分かれる値段相応のキータッチです。 でもね、そんな細かいことはどうでも良いんです。私には。きっと。 何がそんなにハマったのか。 それはここ最近何度も出てきている言葉。「気軽さ」「身軽さ」です。 何が気軽で身軽なんだろう。 このChromebook、散々色々文章を打って、アプリも入れて、環境も自分に合うようにカスタマイズしました。この5日間。けれど、多少の違いはありますが、簡単に言えば、これらの設定やファイル、作った文章から加工した画像。 何一つこのC720というコンピュータの中には入っていないんです。 全てクラウドに保管されている。私のGoogleのアカウントと紐付けされて。 いくらファイルを作成しようが、どれだけ画像やアプリをダウンロードしてこようが、どれだけ長い期間使っていようが、 この中には何も入っていないんです。 いつまで経っても中身は全く変わりません。いくら使おうが、いつも変わらないんです。身軽なんです。 ここ最近メインPCが若干調子が悪いんです。 まだ1年半程度なんですが。少し前から今までのサブPCと比べても時々何となく動作が重くなる時があるな、と思っていたんです。 我が家のパソコンの中では最も性能が優れているはずなんですが。 そしてここ1週間ほど、時折ブルースクリーンエラーが現れるようになりました。一日に一回程度。再起動で何事もなかったように動くんですが。 で、そのたびに考えるんです。OS入れなおそうかな、と。昔に比べて圧倒的にストレージの容量は多くなったとはいえ、バックアップ体制含めて昔に比べれば復活は遥かに楽です。それでも半日はかけますが。

このChromebook、散々色々文章を打って、アプリも入れて、環境も自分に合うようにカスタマイズしました。この5日間。けれど、多少の違いはありますが、簡単に言えば、これらの設定やファイル、作った文章から加工した画像。

何一つこのC720というコンピュータの中には入っていないんです。

全てクラウドに保管されている。私のGoogleのアカウントと紐付けされて。

いくらファイルを作成しようが、どれだけ画像やアプリをダウンロードしてこようが、どれだけ長い期間使っていようが、

この中には何も入っていないんです。

いつまで経っても中身は全く変わりません。いくら使おうが、いつも変わらないんです。身軽なんです。

正確に言えば、Chromebookの内部ストレージにはシステム部分含め、一時的な作業ファイルその他諸々記録されていますし、また意識して保存しておこうと思えば保存することは可能です。けれど、基本的にはクラウド上のGoogleドライブに記録されています。

私のThinkPad 13 Chromebookを「ファイル」で開いたところ。私は外部ストレージとして32GBのSDメモリを付けていますが、付けなければ保存は内部ストレージの「ダウンロード」か「Googleドライブ」内になります。

クラウドストレージサービスには、Microsoftの提供するOneドライブ、Appleの提供するiCloudはじめ、定番のDropboxやこのChromebookでも使われているGoogleのGoogleドライブなど幅広く、またChromeOSに限らずスマホからWindows、MacBookまで相互に同期させながら使うことが出来ます。けれど、私にとって、これほどクラウドストレージ内のファイルがPCの内部ストレージと同じ感覚で意識せずに使えるものはほとんどありません。

これ、むしろ従来型のファイラーなどを使ってきた方にとっては頭のなかで構造が理解できる分、そこまで自然さは感じないかもしれませんが、それ程PC自体の知識はない(PC自体は昔から使っているものの)私の妻や、実家の両親にとっては、このファイル管理システムは何も考えなくて良い分、非常に楽だと思います。なぜなら、

ユーザーがファイルにアクセスできる部分はこれだけしかなく、その大半は「Googleドライブ」です。

クラウド上の「Googleドライブ」以外は「ダウンロード(内部ストレージ)」しかないからです。恐らく本人はこのChromebookにファイルを保存しているつもりで使っていると思います。

なぜならクラウドと本体ストレージのどちらにも余計なアクションが必要ないからです。

「ダウンロード」フォルダも「Googleドライブ」内に指定すると、ほぼストレージ自体を意識しない使い方になります。

これはもちろん各社クラウドストレージサービスでも、PC本体内に同期フォルダを作成し、そこのファイルをやり取りすることで(バックグラウンドで)クラウドと知らない間に同期してくれるようにはなっています。

ただ、何かワンアクション間に入っているような、どこかクラウドとの間に一つ小さな扉があって、そこを越えなければならないような、わずかな手間と面倒さがあるんですね。気持ちの上で。

所有という概念が変わっていく。

今手元のChromebookという機械の中で、確かに何かを作り出しているような気がしながら、実際は手元にはない。この不思議な感覚というのは、今までの感覚も大きく変えてくれる気がしています。

私のような少し古くなってきた人間にとっては、実体のあるなしに関わらず、モノというものは所有し、自分の手元で保存、管理しているものでした。家に溢れかえるモノ自体そうですし、また音楽や映像といったデータも、自分の作成している文章も、あくまで自分の端末なりストレージの中で所有し、保存し、その管理を意識して行う必要がありました。(例えば何か起こった時のためのバックアップなど)

けれど、このChromebookには自分で何か保存する、所有する、と感じられる部分が少ないのです。それは表現を変えれば、以前から書いているような「Chromebookは仮の入れ物」ということになるのですが、そうした所有する、という概念自体が変わっていくような気がしています。

いくら使っても中身が重くならない入れ物。それはGoogleアカウントを鍵とした、単なるそこに繋がるためのコネクターのようなもので、中には何かが入っているようで入っていない。その不思議な感覚が、私を惹きつけてやまない魅力なのかもしれません。

[1351-201610] ChromeOSとはGoogleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまで仮の入れ物の内の一つです。 | Life Style Image
ここ最近Chromebookについて続けて書いてきています。このブログでは過去79回(この文章が80回目)色々な形でこの興味深いChromeOSというものについて触れてきていますが、最近は書くたびにありがたいことに以前に比べかなり多くの方にアクセスを頂けるようになりました。 そこで今回は、Googleの公式見解ではありませんが、私なりにChromeOSと、その代表的なツールでもあるChromebookの魅力と思想について書いてみたいと思います。 私が実家や出先でネットに繋いでの作業がしたくなったとき。 最初に一般的にもよくありそうなこのパターンについて考えてみたいと思います。今まででしたら、実家に帰った際には父なり母なりのマイコンピューターを借りて、調べ物をする必要がありました。 父や母はWindows PCなのですが、それぞれにバージョンも違えばスペックも違い、ましてアップデート等は不安なのでほとんどやっていません。また、使い方には先ほど「マイコンピューター」と敢えて書きましたが、それぞれの個性がありますので、下手なものは触れませんし、削除したり環境を自分が使いやすいように変えることも簡単には出来ません。 一般的には今まででしたら、PCというのは一人一台、それぞれの「マイ」コンピューターがあります。その箱(入れ物)の中に基本的には自分の環境も全て保存してあり、そちらが主。従としてのオンラインや外部ストレージのバックアップがあります。 最近はWindows PCもユーザー(アカウント)を作成して、複数人で一台のPCを共有することも出来るようになりました。ただし、その場合もシステム本体も含めあくまでPC本体にベースがあり、何か環境に手を加えれば、そのPC本体を使っている全てのユーザーに影響が出てしまいました。 あくまで自分の手元、自分のパソコンという入れ物で大切なものを保管し、作業するのが一般的な形。 環境もシステムも大切なデータも、基本的にはあくまで自分の手元、さらに言えば自分のパソコンの中で管理するものであり、それ以外のパソコンで使う際には、あくまで他人の環境を借りて、その中で自分のデータのみを動かす、というのが基本だったと思います。お金を貯金するのか、タンス預金するのかの違いですね。自分の手元に全て蓄えておくのが今までのパソコンの考え方です。

#もちろん厳密なことを言えば、中には色々とデータは入っています。ただ、ユーザーにそれを感じさせない、という意味で「入っているようで入っていない」とここでは表現しました。

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