[かぶ] CLIP STUDIO PAINTのChromebook対応で意識しておきたい、スタイラスペンの規格(方式)やタッチペンとの違い。

[かぶ] CLIP STUDIO PAINTのChromebook対応で意識しておきたい、スタイラスペンの規格(方式)やタッチペンとの違い。

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2020年12月10日、マンガ・イラスト作成アプリとしてお馴染みの「CLIP STUDIO PAINT」のAndroid版の提供が始まりました。それに合わせてChrome OSでも利用可能、ということもあり、興味を持たれた方もいるのではないかと思います。

既にWindowsやmacOS、iPhoneやiPad版を愛用されてきた方にとっては「何を今更」な話ではあると思うのですが、例えばChromebookで使えるスタイラスペン、タッチペンといっても、結構種類があります

実際、ネット上を眺めていても、以前からChromebookにおけるスタイラスペン対応については、結構誤解を多く目にしてきました。そこで今回は、スタイラスペンの規格の違いと、現時点でのそれぞれの規格に対応しているChromebookについて改めて簡単にまとめてみたいと思います。

普段からイラスト作成に慣れ親しんでいる方にとっては、もしかしたらツッコミどころのある内容かもしれませんが、(極端な間違いを除いて)温かく見ていただければ、と思っています。私自身がそこまで精通している訳ではないことと、そうした私のようなタイプのユーザーだと細かい説明や違いは正直まだ必要ないと考えていますので、なるべくその辺りの情報は省いています。

2020年12月現在、Chromebookで採用されている規格(方式)は3つ。一般的なタッチペンとの違い。

私自身、ほとんど絵を描くことはないのですが、ChromebookやChromebook Tabletをメモ帳代わりに使うことがあるということ、また個人的な興味から、現在複数の規格のスタイラスペンを所有しています。

現在Chromebookでも採用されている規格(方式)は3つ。下の写真のオレンジで囲んだ上3つになります。

それと、あまりペンに馴染みの無い方にとって一番イメージしやすい、一番下のタッチペン(静電容量方式)、いわゆるスマホペンですね。

どういう仕組み(原理)か、とか具体的な違いは現時点では覚える必要はないと思います。というか、私もここ数年折に触れてちょっと調べたりしていますが、何となく分かったような気がしつつも少し経つと忘れちゃいますし。とりあえず、ここで覚えておいてほしいのは、

  • これら3つの規格(方式)があって、それぞれに互換性はない
    (もちろん同じ規格、方式内であれば、基本的にはメーカーが違っても使える)
  • これら3つの規格(方式)のペンと、所謂タッチペンでは書きやすさが全然異なる。
    分かりやすく例えると「Apple Pencil」と「スマホペン」の違いのようなもの

では、とりあえずあなたの使っているChromebookがどの規格(方式)に対応しているか、またどんなペンが市販されているのか、見ていきたいと思います。

静電容量方式などのタッチペン

まずはお使いのChromebookの液晶がタッチに対応しているかどうかを調べましょう。もし対応しているようであれば、とりあえずこのタイプのペンが使えます。

Amazonなどで調べると数多出てくる、所謂スタイラスペン、タッチペンと呼ばれるものです。文字や絵が書ける仕組みは簡単で、ペン先に(例えば中に入っている電池などで)微粒の静電気のようなものを発生させて、指先で触れるのと同じ状態にしているだけです。なので、書けるものは指で書くのと同じレベルのものになります。

スマホやタブレットを指で触ると指紋や皮脂で汚れるのが嫌、という方がペンでタッチしている場合もありますね。あんな感じです。指先に比べるとペン先のほうが細いので、もう少し細いなどが書けると思いますが、細かい字を書く、となると難しいと思います。

液晶がタッチ対応しているから、といって、この後で挙げるような3つの専用の規格(方式)のペンに対応している訳ではありません。

電磁誘導方式(EMR)

昨年まで、Chromebookにおいて最も一般的だった方式です。

元々今回取り上げているような規格(方式)のペンが話題になり始めたのは昨年くらいから、なんですね。元々教育市場向けのモデルが大半だったこともあり、一般ユーザーに馴染みが薄かったこと、また需要もそれほどなかったのも理由です(あとは折角ペンがあっても、今回のCLIP STUDIO PAINTのような有名所のアプリがあまり存在しなかった)。

その中で、そうした教育市場向けモデルの、主にコンバーチブルタイプ(液晶が360°回転してタブレット的にも使える)のモデルで多く採用されているのが、この電磁誘導方式(EMR)です。

特長としては、ペン自体にバッテリーが必要ないので、電池交換や充電の必要がないこと。その分コンパクトに、細くも作れるので、本体に収納しておける、というのも魅力です。

あとは非常にメジャーな規格(方式)ですので、世の中にプロ仕様のものも含めて非常に多くの対応しているスタイラスペンが販売されている、というのも強みです。それらの中から、自分の好みの太さやペン先のモノを色々選べる、というのも魅力。Samsung Galaxy Noteでお馴染みのSペンもこの規格になります。

ちなみに最近Chromebook界隈で話題になったものとしては、

結構鉛筆のメジャーメーカーや筆記具でお馴染みのLAMYなどが続々と出したことで、昨年辺りはちょっと話題でした。

教育市場向け11.6″コンバーチブルモデル、と書きましたが、すべてのモデルが対応している訳ではありません。単純なタッチのみ対応のモデルと、EMRペンが最初から付属していて対応しているモデルの2つに分けて販売されていることが多いです。

ちなみに、タッチ対応のみのモデルに後からEMRペンのみ購入しても使えませんので、注意しましょう(液晶側がEMR方式に対応したパネルが必要なため)

アクティブ静電結合方式(AES)

Google Pixelbookが採用し、その後国内でもHPがx2でも採用、EMRの対抗馬となるか、と期待されたものの、後が続きませんでした。

現在国内のChromebookではx2のみが対応しています。あと、先日のPixel Slate投げ売りの時にPixel Slate Penも合わせて買われた方は、こちらになります。

アクティブ静電結合方式(AES)自体が駄目なわけじゃないんです。ただ単にChromebookで普及しなかった、というだけです。

結構こちらも他OSでは対応しているものも多く、メジャーなのですが、ちょっと今回はChromebookの話になるので、省かせてください(AESが大好きな方、補足頂けますと助かります)。

Universal Stylus Initiative(USI)

出た当初はあまりにモノ(ペン)自体がなくて、この先大丈夫か、と不安視されたのですが、なんか急激に対応機種が増えてきています。

最近一気に増えてきましたね。上の写真の「対応している主なChromebook」を見ても、最近の話題のモデルばかりなのに気づかれるかと思います。ここ2年くらいで出来たばかりの新しい規格(方式)です。

ごく一部のモデルを除いて、現時点ではペンが別売りなのが特長的。そしてペンが現在も相変わらず品薄状態です。

LenovoのUSIペンは他2メーカーに比べて安いのは魅力なのですが、現在長期欠品中だったり、納期未定なお店も多いので気長に待ちましょう。

(Lenovo本家は現時点で一応「最短 1-2 週間程度(ご決済日起算)で出荷予定」になっています)。

HPのUSIアクティブペンは、ここで挙げる3社の中では唯一、電池がUSB-C充電式な点が特長(ほかは単6電池式)。単6電池って意外と手軽に入手できないので、その点は魅力かもしれません。

一点注意が必要なのは、Amazonなどで探すと「HP アクティブペン」というものがたくさん出てきますが、これらはUSIペンではないので使えません。時々間違って買っている方を見かけるので、注意してくださいね。(というか、製品名が分かりづらい)

ASUS JAPANが先日、C436FAを発売したのに合わせて、現在Amazonでも在庫有りで販売しています。現時点で最も在庫が安定しているかも。あと、こちらは(一応C436FA用ですが)Chromebook本体側面に磁石で貼り付くペンホルダーが付属します。

ちなみに、USIペン対応のモデルは、ここ最近のモデルだと本体側面にペンが磁石で貼り付くようになっています。これは意外と便利かな、と思いました。また、ここで挙げた3社のUSIペンですが、この後触れるサードパーティ製も含めて、USI規格(方式)のChromebookであれば、どれでも基本的には使えます(使えるはず)。この点は前述までのEMRやAESと同じですね。同じ規格(方式)同士であれば、基本的にはほぼ互換性があると思って良いと思います(一部例外はあるのですが)。

ちなみに、USIペン自体は発売当初は日本以上に海外の方が入手困難なほどでして(HPが国内で先に対応モデルを出した関係もあって、日本国内は発売直後から一応HP USIアクティブペンが量販店等でも発売されていた)なかなか厳しかったのですが、気がついたらいつの間にかサードパーティ製がいくつか販売されています。

価格は50ドルくらいで、日本直送も可なので、これらを色々試してみるのも面白いかもしれませんね。

まとめ:自分のChromebookが”どの方式”に対応しているのか、まずは確認しましょう。

ということで、Chromebookで採用されている3つの方式(+普通のタッチペン)についてまとめてみました。かなり省いたつもりだったのですが、それでも少し長く、わかりづらくなってしまったかもしれません。

自分のChromebookがどのペンに対応しているか、わからない場合には、まずは、

  1. とりあえず液晶がタッチ対応かどうか
    →非対応ならそもそも何も使えません。
  2. タッチ対応なら、ペンが付属しているか
    →付属していたら現時点では恐らくEMRも使えます。(もちろん普通のタッチペンも。)
  3. もしメーカーサイトで「スタイラスペン対応」と書いてあれば、USIお円が使えるかのうせいその上で、ペンが充電不要ならEMR、必要ならAESかUSIです。
    ただ、最近のモデルはUSIが増えています。
  4. それぞれの方式のペンを、対応していないChromebookで使おうと思っても使えないので注意しましょう。
  5. ここまでの説明でよく分からない方は、とりあえず今回挙げたメーカー純正のペンを買っておきましょう。

まだ私自身はCLIP STUDIO PAINT」はインストールしただけですが、これからこうしたアプリが色々対応してくると、益々楽しくなりそうですね。

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「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

「それぞれの365日 Chromebook会報誌」

「100人いれば100通りのChromebookとの付き合い方がある。それぞれの365日がある。いろいろな人の、いろいろな形の、いろいろな365日を眺めてみたい。」

そんな想いから2018年後半から季刊ペースで出しているのがこちらです。この本は「実際にChromebookを使っている(もしくは興味を持っている)ユーザーたちで作り上げる会報誌」です。

毎回事前に寄稿者やアンケートの回答を募り、それらをまとめて作っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。

2020年12月現在、Chromebookで採用されている規格(方式)は3つ。一般的なタッチペンとの違い。

静電容量方式などのタッチペン

電磁誘導方式(EMR)

アクティブ静電結合方式(AES)

Universal Stylus Initiative(USI)

まとめ:自分のChromebookが”どの方式”に対応しているのか、まずは確認しましょう。

  • 2020年12月現在、Chromebookで採用されている規格(方式)は3つ。一般的なタッチペンとの違い。
  • 静電容量方式などのタッチペン
  • 電磁誘導方式(EMR)
  • アクティブ静電結合方式(AES)
  • Universal Stylus Initiative(USI)
  • まとめ:自分のChromebookが”どの方式”に対応しているのか、まずは確認しましょう。