[革靴] ネットで靴を買うことが一般的になってきた今だからこそ身につけたい「足に合う正しい靴の選び方」。

[革靴] ネットで靴を買うことが一般的になってきた今だからこそ身につけたい「足に合う正しい靴の選び方」。

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先日知人の男性と話していたときのことです。

「この前ネットで靴買ったんです。こっちがサイズは28cmってちゃんと言ったのに、送られてきた靴が全然合わないんですよ。それで文句言ったら『いや、うちはUKサイズなので』とか言い訳してくるんですけど、靴屋のくせにサイズ間違えるとかダメですよね。

元靴屋の店員の私としては非常に複雑な気分だったのですが、この男性に限らず最近はこうしてネットで靴を購入される方が増えてきているだろうな、と思っています。ネットでの購入は返品や交換も出来ますし、革靴のお店によっては予めフィッティング(サイズ計測用)のサンプルを送ってくれるところもあるようですね。お馴染みZOZOTOWNでもSUITに続いてSHOESも始める、みたいな噂もあったくらいですし、「ネットで靴を買う」と言うのはごくごく当たり前なことなのかもしれません。

ネットで靴を買うときに意識して欲しいこと。

もちろんこの男性に非は全くありません。お店側が「ネットで靴を販売する」と言っている以上、満足のいく靴を提供出来なかったのであればお店側の責任です。それは分かった上で、それでも敢えてちょっと言い訳というか、もしあなたがネットで靴を買おうと考えているのであれば、予め意識して欲しいこと(というよりも意識しておくと失敗が少ないよ、ということ)を書いてみたいと思います。

あなたの足のサイズは本当に28cmですか?

「足のサイズは?」という質問自体がそもそも良くないのですが、世の中には一応の目安として国別のサイズ表があります。「私は25cm」「自分は28cm」などそれぞれに既に大体の足のサイズのイメージが出来ているのではないでしょうか。「UKサイズなら8 1/2かな」とか「USで9」みたいに海外サイズの基準をお持ちだったり、「○○(メーカー名)なら26cm」みたいな経験から導き出されたマイサイズをご存じの方もいらっしゃるでしょう。

ネットで靴を購入される際、あなたには何らかの基準となるマイサイズがあって、それに基づいて靴を選ばれることと思います。レビューなどの他のブランドのサイズとの比較などを参考にとりあえず当たりを付けておいて、届いた靴が極端に足に合わなければ返品もしくは交換。気にならなければそのまま履く(もしくは中敷きを入れる)くらいで考えられている方も多いのではないか、と思っています。

ここで伝えたいこと。それはマイサイズというのは「あるようでいて実際はない」と思って欲しいのです。むしろネットでの靴の購入に関しては、マイサイズは店頭以上に自分の本来の足の大きさ、ジャストサイズから遠ざけてしまう原因にもなりやすいのです。

メーカーによって28cmでも全くフィット感は違います。同じメーカーでも靴の名前が変わればフィット感が全く違うのはご存じの方も多いでしょう。また、単純にJP、UK、USなどの各国のサイズが一致するわけではありません。

とりあえず商品を選ぶ際にサイズで目安を付けるのはやむを得ないのですが、マイサイズはそれ以上でもそれ以下でもありません。届いたらサイズのことは忘れてしまう。それくらいの気持ちで選ぶのが一番です。

頼りになるのはあなたの「足の感覚」のみです。あなたは自分の適性のフィット感分かりますか?

店頭で多くのお客さんと接してきて感じてきたこと。それは、人は基本的に「タイトフィッティング」であることに敏感になりすぎる、ということです。少しでもタイトさを感じると、小さいと感じてしまう。少し締め付けられるだけで合わない、と感じてしまうのです。

けれど、基本的にはどこもタイトさを感じない靴は既に緩い(大きい)と思ってほぼ問題ありません(足を締め付けることに快感を覚えている一部の靴愛好家は除く)。

ネットで購入する際に怖いのは、店頭以上に大きめの靴を選びやすくなりがち、ということです。足を入れたときに楽な靴。特に違和感を感じなければとりあえずOK、となりがちなのがネットショッピングです(幾ら返品や交換が出来ると言っても面倒ですし)。

  • 革靴はまだ感覚が伝わりやすいので慣れると選びやすいのですが、その分慣れないとかなり大きめを選びがちになります。
  • スニーカーは多少合っていなくても何となく全体で包み込んで緩く履けてOKが通用する靴なので、適当に選びがちになります。

靴というのは新品の状態で少し足を入れた程度では何かしら違和感を感じても不思議ではありません。最初から足にジャストフィットであるはずがありません。けれど多くの方は「窮屈さ」というものに必要以上に不安になってしまいます。

ネットショップでの買い物で頼りになるのはあなたの「足の感覚」のみです。ということは、最低限必要なことは、プロのフォロー無しに適性(の感触)を見つけられる足の感覚を持っている、ということです。

「歩く」という行為は軽視されがちですが、実はあなたにかなり大きな影響を日々与えています。

服や髪型はお洒落で一日の中で何度も鏡でチェックしたりと気に留められているのに、靴だけは汚くてサイズも合っていない。街にはそんなお洒落な男性や女性がたくさんいます。それくらい足もとというのは意識されにくい部分でもあるのですが、靴のサイズというのはお洒落を抜きにしても実はとても大切なことだったりします。

髪型や服装で少し失敗しても(確かにその日の気分は沈むので影響がないとは言えませんが)大きな影響はありませんが、靴のサイズが間違っていると、身体のバランスに大きく影響してきます。何故なら人は一日に何千歩、何万歩と歩くからです。

大げさではなく、その一歩毎に、あなたの全体重が、地面の衝撃が、足から伝わって腰、背中、首、そして脳まで響いていきます。一歩一歩は大したことがなくても、何千歩何万歩の積み重ね、それが365日続くわけですから、想像してみると凄い積み重ねですよね。

  • あなたの足が臭いのも、あなたの足が蒸れるのも、あなたの足が冷えるのも、すべてあなたの靴選びが影響しています
  • あなたの腰が痛いのも、あなたが肩が凝るのも、あなたの首が痛いのも、同様にあなたの靴選びが少なからず影響しています

歩くという行為はそれだけ大きな影響がありながら、基本的にはほとんど意識されていません。何故なら人は意識しなくても歩けるからです。そして、その一歩一歩を支える、そして歩き方を大きく左右する靴の選び方も、基本的にはほとんど意識されません。何故なら教わることもないし、教わらなくても何となく履けてしまうからです。

それでも履けてしまうのは、あなたの足が一生懸命その靴に合わせようと無理矢理矯正している(適応しようとしている)結果に過ぎません。そうなんです。合わない靴を履いても日常生活に支障が出ないように、足が無理矢理合わない靴に合わせているんです。

毎回でなくて構いません。けれど、一度は正しいフィット感を足に覚えさせてあげてください。

散々脅すようなことを書きました。考えすぎ、大げさだ、と思われたかもしれませんが、私は店頭でたくさんの足に悩みを抱えた方に出会ってきました。だから伝えたいのです。

一度で構わないので、足に正しいサイズの感覚を覚えさせてあげてください。

普段は別にネットショップで買って構わないんです。これだけネットでの購入が一般的になった今、毎回お店で買えとは言いません。ただ、それではお店が全く意味がないか、というと、全くそんなことはないんです。

あなたの足に、正しい、足にとって適正なフィット感を覚えさせてあげるために、一度は店頭でしっかりと靴を選んでください。できればその時だけは、その靴を買って実際にしばらく履いて欲しい。そして選ぶ際には、ひとまず自分の中の既存の感覚を一旦リセットしてください。

可能であれば、正しい靴の履き方、脱ぎ方も一緒に覚えて下さい。これは一生モノです。モノに一生モノはありませんが、身につけた感覚や知識は一生モノです(アップデートはもちろん必要です)。

感覚というのは、日常に戻るとまたいつの間にか薄れて、鈍ってくるものです。そうしたら、またお店を利用して下さい。その頃には足の大きさも形も変わっています。何故なら、足は生活スタイルと足にどれだけ意識を向けているかで日々変化していくからです。気にかけなければ衰えていきます。だから冒頭の「足のサイズ(数値)」というのは正直ほとんどアテになりません。

お金をかけなければ良い靴が手に入らない訳ではありません。ただ、良い靴を選ぶにはそれなりに意識を時間を傾ける必要があります。けれどそれはかければかけるだけの効果があります。

ネットショップで靴を買うことが多くなってきた今だからこそ、改めて自分で正しい靴を選べる知識や経験、感覚を身につける必要が出てきたのかな、と感じています。

最近は少し靴の話題から離れがちでしたが、このブログでも改めてそうした情報を発信していきたいな、と思っています。

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Kindle書籍、というと「Kindle端末」が無いと読めない、と思われている方も多いのですが、お使いのスマートフォンやタブレット端末でも「Kindleアプリ」を入れることでお読みいただけます。スマホに入れて、いつでも気が向いたときに目を通せる、いつも手元に置いておけるものを目指して書きました。

また、Kindle Unlimited会員Amazonプライム会員の方は、それぞれ無料でお読みいただけます。

現在発売している書籍は下記の4冊です。

「靴ブラシで歩き方が変わる。」

まずは「革靴のお手入れ」と「革靴の選び方」に関する内容に加筆、修正してまとめた、こちらの書籍。

「靴磨き」というと、革靴が好きな方が休日に趣味の一つとして時々気合いを入れて磨くモノだと思われがちです。けれど、私は実際には「靴磨き」と「靴のお手入れ」は別のものだと考えています。

革靴が趣味でない方は靴磨きは必要ありません。ただ、帰宅したら「毎日」、その日履いた靴を「1分間」、靴ブラシで埃を落して布や磨き用のグローブでから拭きしてあげてください。それが本書で伝えたい「毎日のお手入れ」です。毎日の歯磨きや洗顔と同じです。靴に余計なケアは不要です。けれど最低限のケアは必要です。

多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

「それぞれの365日 Chromebook会報誌」

「100人いれば100通りのChromebookとの付き合い方がある。それぞれの365日がある。いろいろな人の、いろいろな形の、いろいろな365日を眺めてみたい。」

そんな想いから2018年後半から季刊ペースで出しているのがこちらです。この本は「実際にChromebookを使っている(もしくは興味を持っている)ユーザーたちで作り上げる会報誌」です。

毎回事前に寄稿者やアンケートの回答を募り、それらをまとめて作っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。

ネットで靴を買うときに意識して欲しいこと。

あなたの足のサイズは本当に28cmですか?

頼りになるのはあなたの「足の感覚」のみです。あなたは自分の適性のフィット感分かりますか?

「歩く」という行為は軽視されがちですが、実はあなたにかなり大きな影響を日々与えています。

毎回でなくて構いません。けれど、一度は正しいフィット感を足に覚えさせてあげてください。

  • ネットで靴を買うときに意識して欲しいこと。
  • あなたの足のサイズは本当に28cmですか?
  • 頼りになるのはあなたの「足の感覚」のみです。あなたは自分の適性のフィット感分かりますか?
  • 「歩く」という行為は軽視されがちですが、実はあなたにかなり大きな影響を日々与えています。
  • 毎回でなくて構いません。けれど、一度は正しいフィット感を足に覚えさせてあげてください。