[0598-201501] 関東地方は今日は雪。そこで改めてそんな雪の日に意識したい革靴についてのポイントをまとめてみました。

[0598-201501] 関東地方は今日は雪。そこで改めてそんな雪の日に意識したい革靴についてのポイントをまとめてみました。

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関東地方は今日は雪です。雪の多い地域に住まれている方から見れば東京の雪なんてたいしたことないと思われるかもしれませんが、対策を全くしていないので機能不全に陥ります。大混乱です。
交通機関含め、ボロボロですね。今日はそこまでではないかもしれませんが。
こんな日に履く靴に関しても、雪に慣れた人たちと違って準備が出来ていません。
とりあえず履き潰し用の古い靴に防水スプレーかけて出かけて、職場着いたら靴の中濡れててウンザリする。
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そんなところかと思います。もう定番の光景。
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昨年10月の台風19号上陸を前に一度雨用の靴についてまとめたことがありますので、詳しくはそちらをご参照下さい。
[0338-201410] 台風19号上陸を前に、雨用の靴についての過去に書いた内容をまとめてみました。
今回は雪、ということで、改めてポイントを幾つかまとめてみました。既に出勤された後だと思いますので、今回のご自身の対策と靴のセレクト、状態を振り返りながら次に備えて頂ければと思います。

防水スプレーを過度に信頼しない。

防水スプレーは一回かければ絶対に入ってこない、というものではありません。
[0233-201406] 梅雨と言えば防水スプレー、革は水に弱いから防水スプレー、に思うこと。
けれど、靴を買った時にお店で一回かけてもらって終わり、という人も多い。
あれはあくまで一時的に表面に膜を作るだけのものです。また、ある程度以上の水圧や水がかかれば浸入してきます。
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防水スプレーかけたのに入ってきたから、きっとちゃんとかかっていないに違いない、と色が変わるまで大量にかける人もいますが、あれ止めて下さいね。
無駄です。ほとんどが無駄になって表面に浮き出てくるだけ。防水スプレーも安くないんですから、効率的に使いましょう。革にも良くないです。
防水スプレーのコツは、一回にかける量よりも、頻度です。数ヶ月に一度、スプレー缶が空になるまでかけるのではなく、一ヶ月に一度、半月に一度さっとかける癖をつけましょう。
水だけでなく、汚れの防止にもなります。
[0398-201412] 忘年会のシーズンに。覚えておくと便利な撥水スプレーの使い方。

コバ周りのケアを特に重点的に。

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雨や雪は靴底から入ってくるんだ、と思われている方が結構多いです。
実際に全く入らない訳ではありませんが、それ以上に多いのが、コバ周り。ちょうど靴底と表の革を塗っている縫い目あたりです。
ここ、普段から埃や汚れを放置していると、どんどん傷んできます。このブログでも散々触れていますし、いい加減、ブラシしてますよね?
[0446-201412] クリスマス直前。贈るならシューケアセットではなく、上等なブラシ一本渡して、ブラシかけとけ、で充分です。
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あ、明日雨だな、雪だな、と言う時の保険代わりのちょっとしたケア。
この縁の部分や縫い目にミンクオイルを乗せておくんです。縫い目が一番弱いので。
靴全体に塗っちゃダメですよ。ブーツじゃありませんから。

これだけでもある程度までは水の浸入を防げます

履き潰すつもりの靴を履いていかない。

雨や雪の時は、既に履き古したボロボロになった靴を履いていく。
えっ?当たり前じゃないの?と思われるかもしれませんが、これが革靴が雨に弱いと思われている一番の原因かもしれません。
履き古してボロボロになった靴って、既に縫い目もだいぶ傷んでいるんです。より水が進入しやすい状態になっている。
更に履き潰すつもりだからお手入れもいい加減です。ちょっと防水スプレーかけて終わり。で履いていくものだから、すぐ浸水します。
で、思うんです。あ、やっぱり濡れたよ。革靴、これだから嫌なんだよね。やっぱりゴアテックスが一番だな。
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[0227-201406] 梅雨になったので雨用の革靴という不思議。
でもよく考えて下さい。雨でスニーカー履いて歩いている人いますよね?あれ雨に強いですか?革だから特別入りやすい訳じゃないんです。
お手入れをすれば決して弱いものではないのに、お手入れ一切しないで履き潰すつもりでいるから弱い印象があるんです。
一番のお気に入りの靴を履くには躊躇するかもしれませんが、一通りの対策をした上で、あとは普段通りの靴を履いていくのが一番です。

革は水に弱い?

服飾評論家の落合正勝さんは、
・雨を恐れてはいけない。靴は雨に打たれてこそ輝きを増す。
・この革は上質ですから、雨の時は履かないでください、と忠告する靴屋はいい加減である。
とご自身の著書や様々な場所で言われています。

革は元々鞣しの際にも大量の水を使います。革が雨に弱いというのは、私は半分以上は誤解だと思っています。
上で落合さんも言われていますが、上質な靴こそしっかりと水を使い、時間をかけてしっかり鞣されている。
上質ではない革ほどその過程にコストをかけられない分、いざ濡れた時に弱い、とも言えます。
また、革を選べず、鞣しその他の工程に時間をかけられないからこそ、表面を樹脂で厚くコーティングしてごまかす、という考え方も出来るかもしれません。
勿論ガラス仕上げにはそれ以外の積極的な目的もありますので、一概にガラス靴が悪い靴という訳ではありませんが。
[ 革靴] 巷に溢れる革質談義について。コードバンが好きなあなたへ。ガラス革(牛革)って本当に駄目ですか?
こうした雪の日にはガラス革は本領を発揮します。そうした意味では革本来の水に対する強さなんて普通の人にはどうでも良いですから、ガラス革選んじゃうのが楽です。
ただその場合も先ほど触れた縫い目だけは要チェックです。

ちょっと脱線しますが。

革と水に関しては以前からブログを楽しみにさせて頂いております、なおけんたさんのブログに非常に興味深い記述が出ています。

〇博物館では、古い革製の遺物を保存するために、まず、水(ただの水ではなく、博物館ごとの成分調整がある)に漬けこんで水分補給をする。すると革は潤いを取り戻し、保存しやすくなる。
〇さすがに靴は中敷きなどがあるから水に漬けこむのは抵抗があるが、アッパーをベチョベチョに濡らしてよい。
〇その際、グリセリンと水を3:7の割合で混ぜた溶液を使うこと。
〇乾いた後は、革に十分な張りが出て見違えるようになる。

保湿の技 – HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~

使用頻度の高い靴の方が、あまり履かない靴よりも状態がよいという話をShoetyさんが言ってました。我々の汗が適度に水分を提供しているんですね。
しかし、カビは水分大好きですからねえ。両方並び立つのかどうかですね。

保湿の技~その後~ – HUNGRY HEART~いつも何かを求めて~
ここだけ読むと誤解やよく分かりにくい部分もあるかと思いますので、是非なおけんたさんのブログをご参照ください。
私にとって目から鱗でしたし、なる程、と思いました。非常に面白いです。

雪でスベりにくい靴底は?

以前北海道の靴屋さんとお話しする機会がありまして。
その方は雪の日はどんな靴を履いていくか。
勿論色々お持ちでしょうが、その中でも意外とスベりにくいのが、クレープソールの靴だそうです。
クレープソール。あのクラークスのデザートブーツが有名ですね。天然ゴムの靴底です。

あれ、スベりにくいそうです。実際私も時々デザートブーツを雪の日に履いていきます。
何故なら、甲革もスエードだからです。縫い方は決して雨雪に強いとは言いにくいところもありますが、かなり便利です。
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[0523-201501] 折角の黒スエードなので、一緒にケア用品を揃えてみた。スエードはいつも以上に基本ケアの大切さを伝えたい。
チャーチのライダーみたいな靴が一番良いかもしれませんね。スエード、チャッカー、クレープソール。

2/3 靴の「底」について深く考えてみる その4 [男の靴・スニーカー] All About
こちらの記事では飯野さんが「雨天時には意外と滑り易い」と書かれていますので、雨の場合は気をつけたほうが良いかもしれませんね。
滑る滑らないを一番左右するのは「気持ち」です。
大抵滑りそうだなぁ、と思いながら歩いていると足元も落ち着かないので滑るんです。もしクレープソール、ゴム、と聞いて「えっ?」と思われた方は止めておいた方が無難です。

最後は洗ってしまうのもお薦めです。

これをお薦めしてよいか迷うところでもありますが、何をしたって結局は濡れるんです。
どんなにお手入れしていようが、何かしらの影響は受けます。
そこで、この機会に今日一日頑張ってくれた靴をいっそのこと洗ってしまいましょう。水洗いです。

これについては多少のコツとリスクが伴いますが、慣れると定期的にやるのがお薦めです。
ちなみに最近メッセージのやり取りをさせて頂いています、Shoe*さんがブログでその一つの方法を非常に詳しく細かく書かれていますので是非お読みください。
Shoe*: 革靴を水洗い – REGAL 01DRCD –
こんな時こそ、いつも頑張ってくれている靴をしっかりメンテナンスしてあげる良い機会です。
雪、雨(台風)となると気分が沈みますが、その分普段より雑に扱うも、反対に意識してあげられるのも、こうした時こそ、かもしれませんね。
[0408-201412] ボーナスでも出たことだし、一式揃えてこの週末は靴でも磨こうか、というあなたへ私が薦めるお手入れ用品。