[0403-201412] 甲高や幅広のあなたが陥りがちな失敗。だからこそ、もっと綺麗な靴を履いて欲しいと思う理由を挙げてみます。

[0403-201412] 甲高や幅広のあなたが陥りがちな失敗。だからこそ、もっと綺麗な靴を履いて欲しいと思う理由を挙げてみます。

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幅広や甲高の人って、自分の足にコンプレックスを持っている方が多い気がします。
自分は甲高だから、幅広だから、という言葉の裏には、痛い靴は履きたくない、という気持ちは勿論あると思います。
けれど、それ以上に「普通の靴は履けない」「足の形が良くない」と思われている。
実際にそうした言葉を口にされる方も多かったです。
けれど、甲高の人には、甲が低い人にはない長所があるんです。
また、幅広の人にも、幅が広くないひとにはない長所がある。
それは革靴だからこそ活きてくる長所です。
それは、甲高であること、幅広であることです。

甲高や幅広の人が靴を買うときに陥りがちな失敗。

失敗と言い切ってしまって良いかは、個人の好みがあるのでなんとも言えませんが、陥りがちな失敗があります。
それは、ぽってりとした、いかにもボリュームのある靴を選んでしまうこと。
私自身が甲高や幅広でもなければ、現役靴屋でもないので、手元に靴がないので、ネット上から画像を探してきました。
といっても、勝手に人様の画像を拝借するわけにはいかないので、Amazonで勘弁してください。
ボリュームのある靴。例えは良くないですが、リーガルの2504を更に全体的に更に丸くしたような靴。革は柔らかめ。


更に言うと、自分は甲高幅広だから、普通のサイズでは入らないと思っているので、大抵28cmとか28.5cmと言います。

ちょうど良い具合に4Eのリーガルウォーカーが見つかったので、こんな感じですね。4Eなんて書いてあると、もう狂喜乱舞です。

幅広や甲高であることと、太いことは別です。

勿論本当に合う人もいるんです。また、そういう靴のデザインが好きな方も。こういう靴自体が駄目な訳じゃない。2504なんて名作中の名作だと私は思ってますから。
伝えたいのは、こういう靴って、「全体的に太い」んです。表情に乏しい。ボテッと太い丸。立体感がないですよね。ボリュームはありますが。
また、2504なんて表記上は2Eなのですが、全体的に太い。けれど、2Eだから、と履くのを敬遠する方も結構います。
さて。
あなたの足は「太い」ですか?
そりゃ、当たり前でしょ、幅広なんだから、甲高なんだから、という人は、既に名前の持つイメージに騙されています。
勿論体格が豊かな方もいますので、そういう方には合うかもしれません。そういうイメージの靴を履きたい方には最適です。
ただ、お店に来た自称幅広、自称甲高の方の大半は、実際はそうではないですし、実際にそうだとしても、単なる幅「だけ」広い、甲「だけ」高い場合が多いです。
これ、「太い」のと違います。

幅だけ広いのであれば、先が細い靴も履けます。

以前書いた「つま先のマジック」。私が勝手に命名しただけですが、これを思い出して欲しいのです。
[0179-201404] 靴屋だった私が何故細い靴を幅広のあなたにこそ履いて欲しいのか。
幅が広い方というのは、その折角持った幅を活かさないと勿体ないのです。幅の最も広いところから一気に先端まで細く長くもっていけば、通常の幅の人よりもより角度が出来ます。
つま先部分は指が入らないように出来ているんです。その部分は細くても問題ないですよね?普通の人が履く靴よりも、よりつま先が綺麗な印象を与えられます。
といっても、魔女みたいな靴を履く必要はないです。大抵そういう靴だとつま先ボロボロにしますから。かえってみすぼらしくなります。
ただ、今まで「そんな細いの無理だから」と思って履きもしなかった靴が、意外と履けてしまいます。

甲だけ高いのであれば、上下に立体的な靴が履けます。

甲だけ高い人、これは意外といます。ただし「だけ」であって、それ以外は薄かったり、べたーっと潰れたような足の人。
この場合は、その甲の高さを活かせれば、非常に立体的な靴が履けるんです。
例えは悪いかもしれませんが、シークレットシューズを思い浮かべてください。ほら、あの、踵高いやつです。
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ちょうどこのサイトの画像(写真)が分かりやすいかもしれません。靴の中で踵を上げているタイプです。
最近のシークレットシューズは、ぱっと見で分かると恥ずかしいので、外から見たときの踵は高くしてないこともあります。
全体的に靴の中の踵部分を厚く高くして、その分甲周りを持ち上げている。分かりにくいですね。横から見ると極端に甲が高いんです。
それが、結果として、靴自体を美しく見せる効果もあります。
別にシークレットシューズを履く必要はないのですが、要するに甲周りだけ高ければ良いのですから、他までボテッと厚く太くする必要はないんです。
甲だけ高い分、そういうボテッとした靴を履くと、屈曲部周りに余裕が出来すぎて、汚い皺がたくさん入ったり、見映えが悪くなります。覚えありませんか?
やけに立体的で、綺麗な靴、ってありませんか?そういう靴って、大抵普通の人が履いても履きこなせません。
何故なら、立体的にした結果として、そういう人には甲の高さが足りないんです。中にスポンジでも詰めれば別ですが。
なので、例えば土踏まずあたりを大きく抉りながらも、甲を高くする、屈曲部あたりを低くする。この3点だけでも靴がだいぶ立体的になります。
このあたりの細かいことは、私より靴を作られている方の方が分かると思います。

更に加えると、甲高の人は内羽根のほうが相性良い場合があります。

冒頭の2504やリーガルウォーカーなど、大抵ボテッとした靴は、外羽根タイプが多いです。多いと言うより、選びがち。
紐が大きく開くので、この方が甲高の人にとっては、楽だと思われてしまうのです。
外羽根式と内羽根式の違い [男の靴・スニーカー] All About
けれど、靴の作り上、また羽根の開き方を考えてみると、甲が高い人は外羽根よりも内羽根のほうが綺麗に収まってくれます。
分かりにくい方は、手元の内羽根と外羽根の靴それぞれを内側から羽根の部分を持ち上げてみてください。
足を入れる時の感じを思い浮かべながら。
外羽根、皺が出来ませんか?その状態で紐を縛ると、どうなりますか?羽根周りが三角形になりますよね?下は閉じずに開いてしまう。
内羽根は甲が高ければ高いほど、逆三角形に開きます。下の部分は閉じた状態。そういう形が自然になるように靴も作られています。
内羽根のほうが綺麗になる場合が結構あるので、一度試してみて欲しいです。

今回は文章が長くなりましたが。

手元に靴がないと写真が使えなくて、文章だらけで分かりにくいかと思います。申し訳ないです。
伝えたいのは、見た目の印象に騙されないで欲しいということ。靴は、足の形とは無関係です。スーツと同じで、足の見た目を補正する役割があるんです。

私の実体験から申しますと、恰幅がいい人ほど、オーバーサイズの洋服を選ぶ傾向にあるようです。「体のラインを隠したい」というのがその理由なのですが、ここで断言しましょう。全くの逆効果です。
私からすると、太った人をスタイルよく見せるのは、とても簡単なことです。適正サイズのジャケットを着るだけでよいのです。
男性のジャケットというのは、実によくできていて、体のラインを補整して見せてくれます。つまり、本人の体にくびれがなくても、シェイプされたジャケットをきちんと着れば、ウエストは締まって見えるのです。


私も同意見ですし、靴に関しても当てはまると思っています。
だからこそ、自分で見に行って、実際に履いて欲しいと思います。
間違っても、奥様や恋人に買いに行かせちゃ駄目ですよ。
お店で困っている奥様や恋人の姿を何度目にしたことか。
「旦那は痛いのが嫌いなんです・・」と困った顔をしながら、ボテッとした靴を買って行かれる。しかもオーバーサイズ。
それを家に帰って適当に履いてる、なんてことしてるから、すぐに靴がボロボロになるんです。
難しいことをしなくて良いので、単に、お店で相談すれば良いだけです。
但し、くれぐれも店員さんに「甲高なんだけど」とか不機嫌な顔して言わないようにしましょうね。
「あぁ、またか。じゃあ、後でクレームにならないようにブカブカの4E靴薦めておこう。」という先入観を与えてしまうだけですから。