[0404-201412] 甲高や幅広のあなたが、お店で何故足に合わない靴ばかり選んでしまうのか。店員さんの視点から考えてみた。

[0404-201412] 甲高や幅広のあなたが、お店で何故足に合わない靴ばかり選んでしまうのか。店員さんの視点から考えてみた。

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前回の内容を書いている内に、ふと思い出したことがあったので、補足も兼ねて書いてみます。
前回の最後で、

難しいことをしなくて良いので、単に、お店で相談すれば良いだけです。
但し、くれぐれも店員さんに「甲高なんだけど」とか不機嫌な顔して言わないようにしましょうね。
「あぁ、またか。じゃあ、後でクレームにならないようにブカブカの4E靴薦めておこう。」という先入観を与えてしまうだけですから。

[0403-201412] 甲高や幅広のあなたが陥りがちな失敗。だからこそ、もっと綺麗な靴を履いて欲しいと思う理由を挙げてみます。
こういうこと書いてしまうと、「店員のくせにお客さまに対して失礼だ」と沸騰しちゃう人がいるので、書きづらいのですが、その書きづらいという視点から書いてみます。

何故足に合わない靴ばかり選んでしまうのか。

ちょうど革靴のサイズ選びについて、私が楽しみにさせていただいているShoe*さんが書かれています。
Shoe*: 革靴のサイズ選び

販売員としては革靴の経験があまりない人に正しいサイズを提示しても(そしてそういう靴は最初のうちは靴擦れしたりすることが往往にある)「小さい!」とクレームになるのが怖いので、とりあえず相手の素性がわからないうちは緩めから入るほうがリスクが少ない。

この記事は、靴選びに関して非常にためになりますので、必読です。
で、私が何を言いたいかというと、
何故足に合わない靴ばかり選んでしまうのか。それは、
あなたが「甲高」や「幅広」という言葉をお店で口にしたから。
です。

あなたを責めたいわけではありません。

分かります。今まで痛い思いをされてきたり、合わない靴を買わされ(店員に)続けてきたあなたとしては、今回も予め言っておいてやらないと、また間違われる、と思うのでしょう。
足のことは誰よりも自分が一番分かっている。自分が幅広と言ったら、幅広なんだ。甲高と言ったら甲高なんだ。ほら、今回も足入れたら窮屈だろう?やっぱり幅広じゃないか。甲高じゃないか。
気持ちは痛いほど分かるんです。そういう人にたくさん会い、何より私自身が20歳の頃から革靴が好きで散々色々な靴を買っては痛い思いをしてきましたから。
だから、予防線を張っておきたい、店員が信用できるか分からない、であれば、予め「甲高」であること、「幅広」であることを伝えておこう。
この思考は正常です。何も責められるいわれはない。責められるべきは確かに店員さんかもしれません。

ただ、ちょっと思い出して欲しい。

ただ、ちょっとだけ思い出して欲しいのです。店員さんも、あなたと同じ、普通の人間です。たまたま靴の仕事を選んだ。もしかしたら養う家族がいるかもしれない。毎日いっぱいいっぱいでローンを抱えているかもしれない。
そして、一つの会社に属する会社員なんです。
お客さんといくら対等と言っても、実際店頭での立場は弱いです。滅茶苦茶なことを言ってくるお客さんも多い。
そんな店員さんが怖いこと。それは、クレームなんです。
そういうと、クレームこそが会社を成長させる、人を成長させる、と言いたくなるかもしれません。実際クレームというのは大変ありがたいもので、何もクレームすらしてもらえないほど不幸なものはありません。
けれど、そんなクレーム論は置いておいて、とりあえず単純に考えて欲しいのです。
クレーム、受ける側は気分良いですか?一日凹みます。
先ほどのShoe*さんの記事を思い出してください。

日本の靴屋さんの多くは、おそらく何も言わなければ緩めのサイズを勧める傾向がある。
それもそのはず、たいていの靴のクレームはサイズが大きいことよりも小さいものを買わされたという方が多いからだ。
ネットでも小さめの靴を返品したということが得意気に書かれていたりする。
(途中省きます。)
百貨店だったり、リーガルシューズやスコッチグレインなどの革靴のサイズ感に慣れていない人が数多く来店する店だとほぼ緩めから入るのはこうした様々な理由からきているのではないかと思う。
お店の人の知識云々以前に、お客様が納得して買ってくれることと、クレーム防止が優先されていると。

靴のサイズなんて、絶対がないんです。これがジャストだと店員が経験から判断しても、100%正しい訳では勿論ありません。
また、その人の今までの生活や歩き方、靴の履き方によって、幾らでも変わります。
それを、専門店でずっと付き合いがある店員さんなら別ですが、たまたま寄った百貨店や靴屋で、すぐに正解が出せるわけではありません。

人は緩いことには寛容だけれど、痛みに関しては僅かであったとしても厳しい。

緩くてクレームになることって、極端に少ない。お客さんも大抵「やっぱりちょっと大きかったよ。中敷き貰える?」で笑って済んでしまうことが多い。
けれど、ちょっとでも靴の中で足が当たってしまうと、大抵クレームになります。「痛いじゃないか!どうしてくれる!誠意を見せろ!」
[0396-201412] 「大きければ中敷き入れれば良い。」簡単便利な靴の中敷きについて今日はじっくり考えてみる。
革靴の場合は、最初は革も突っ張って固い上に、靴底も曲がり癖がついてないから曲がりにくい。余計な力を入れないと歩きにくいことが多い。
サイズが合わないと、益々どこか靴の中で足に無理な負担がかかって痛くなることもあります。
それら全てを受け入れてください、ということではないのですが、そのためクレームになりやすい。そこで、中にたくさんのクッションを入れたり、革をフワフワにしたり、と色々対策を施す場合もあります。
そんな中で、冒頭の言葉。「甲高なんだけど」「幅広だから」と言われたらどうするか?

もう、聞き飽きてるんです、その言葉

嫌な言い方ですね、私。分かった上で書いています。正直気分が重い。申し訳ないと思っています。ただ、当時の私の心境かもしれない。
もう来る人来る人、挨拶のようにこの言葉を言うので、慣れちゃうんです。聞き飽きてしまう。
そう言う人の場合、とりあえずブカブカか大きめか、幅広モデル、出来れば4Eあたりのボテッと太い靴を薦めておけば、とりあえず問題ないんです。
大きい分には何も言われませんから。何故なら、今まで散々痛い靴を履いてきた、という想い出がお客さんにはあるからです。
どう見てもこの人幅広じゃないよなぁ、全く甲高でも何でもないんだけど、と思っても、それを口にして、下手にジャストで選んで、クレームになったらその後が困ります。
そこで、とりあえず「甲高」「幅広」と聞いたら、オーバーサイズ。これ、よく聞くパターンでした。

勿論全ての靴屋さんがそういう訳ではありません。

きちんとした知識と経験に裏打ちされた、素晴らしい対応をされている、尊敬できる店員さんにも多くお会いしてきました。
実際その内のお一人には先日「ブログ読んでますよ」と言われて、少々背中に汗をかいた覚えがあります。
あなたが悪いわけでは決してありません。当たり前のことをしているだけです。そしてもしクレームしてくれるのであれば、それは嬉しいことです。
ただ、だからといって、店員さんをあまりいじめないであげてくださいね。

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