[0178-201404] 靴屋だった以前に靴好きの私が新社会人のあなたにそれでもストレートチップを二足目として薦める理由。

[0178-201404] 靴屋だった以前に靴好きの私が新社会人のあなたにそれでもストレートチップを二足目として薦める理由。

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ストレートチップ3足
新年度を迎え、この時期は新しい革靴を買う人が増えます。
新しく社会人になった人は1ヶ月が経ち、就職活動で散々履いた靴がそろそろ傷み始める時期。また1足では厳しいと感じたり、先輩たちのお洒落な革靴を見た時、急に自分の靴がみすぼらしく見える。初任給でもう一足買っておこう、と思い始めるようです。
それはとても良いこと。一足を履き潰してから新たにもう一足買う、という方も結構いるのですが、一足と二足では靴の保ちが単純に二倍ではなく、それ以上に違ってきます。傷み方の速さや痛み具合もかなり違う。結局お財布にも優しくなります。
そこで靴屋に行く。初任給も出て、ちょっと気持ちも盛り上がり、先輩の靴を見て、ちょっとお洒落靴が欲しくなる。よし、今度はあんな感じの格好いい靴にしよう。色々考えると思います。
でも、そこで待って下さい。

そのお洒落靴。本当にお洒落ですか?

どんな風にお洒落なんでしょう?
その格好いいと思う靴は、確かに単体で見れば今まで履いてきた、サイズも合ってない、お手入れもろくにしてこなかった靴に比べて遙かに綺麗で格好いいかもしれません。
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でも、本当にその靴が今着ているスーツと合いますか?
ビジネスは元々、靴だけが目立てば良いのでは無い。それどころか、靴だけ目立ってしまうとしたら、それは既にどうかと思います。第一目立たせたいのは、相手に印象づけたいのは、靴や服装ではなく、自分ですよね?
[0333-201409] 「成功している男の服選びの秘訣40」のベースは、靴選びにも通ずると思う。

靴好きでなければ、私はストレートチップ一択でも良いと思っています。

お洒落論については皆さん色々お持ちだと思うので、ここではそれ以上は触れませんが、私としては就職してから5年は、ストレートチップだけ(外羽根のプレーントゥでも良いですが)を何足かで廻すのが一番だと思っています。
ストレートチップ、といえば、日本では「リクルートフェア」とか「冠婚葬祭」とか、イメージとしては「就活靴」「冠婚葬祭でしか履けない」あまり格好良くない靴、というイメージが付いてしまっています。これ、一つには販売する側も就職活動に向けて押しだしたりするからなのですが、実際は国際標準でもある、最もスタンダードで、何処に行っても礼を失しない、大げさに言えば男性のビジネスにおける原点、基準となる靴だと思うのです。
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社会人3年生のビジネスシューズ | Shoe*
面白くないデザインと感じられるかもしれませんが、そもそも靴が面白くてどうするんでしょうか?そして、靴が面白く、装飾過多になればなる程、全体としてのバランスが難しくなります。靴が派手になれば、それに合わせてスーツも派手にならざるを得ない。
今ワードローブに、それらに対応出来るだけの数のスーツが揃っていますか?
そして、靴を色々揃えれば揃えるほど、それに合わせてスーツのデザインも揃えなければならなくなる。スーツと革靴って、そういうものなんです。

ストレートチップ一足履きこなすのにも相当な時間と経験が必要です。

服飾関係の仕事につくのであれば、それを楽しめるのであれば、今のうちから色々試してみるのも良いのかもしれません。お金は勿論かかりますが。ただ、そうした方でも、まずはストレートチップを試して欲しい。試すというよりも、履きこなせるようになって欲しい。
先ほども書きましたが、ストレートチップが基準、標準と考えるのであれば、それを履きこなせるようになるには、かなりの時間もかかりますし、何より自分でしっかり考える必要が出てきます。同じストレートチップでも、モデルによってフォルムも、雰囲気も違います。まずはそうした違いに気付いて欲しい。
同じストレートチップというデザインだけを見続けることで、違いに分かって欲しいのです。その上で、それをどう履きこなすのか。それにどのようにスーツを合わせるのか、をしっかり考えて欲しい
そう考えると、ストレートチップ1種類だけでも、それだけ奥が深く、また履きこなす、着こなすまでには相当の時間がかかるのです。

同じ長い時間をかけて履きこなすのであれば、最もスタンダードで普遍的な靴。

ただ、この過程は、決して無駄にはなりません。
それは、ストレートチップが何度も言うように、どんな場所に出ても礼を失しない靴でもあるからです。
(ここではビジネス以外の場面や、揚げ足取りのように出てくる特殊な場所、環境は除きます。)
そして、自分のスーツスタイルの中に、ストレートチップで「軸」をまず築いて欲しいのです。自分の中で、徐々にスーツも増え、仕事も分かってきた頃、じゃあ自分の仕事ではどういう装いがより適しているのか。それをストレートチップを軸にして、通して、他の靴を見ることが出来るようになります。
革靴に凝るのはそれからでも全く遅くありません。それどころか、初めから分かりもせずに慣れない革靴をその時の気分で色々なデザインに手を出して、履き潰して買い換えてきた人とは、5年後、10年後に大きな差が出てきます。
これは40、50を過ぎた方でも未だに靴だけはめちゃくちゃ(それはドレスコードだ何だと言うよりも、見映えもバランスもサイズも含めて)な人が多いからです。
装い云々に全く興味がない人にとってはどうでもいいかもしれません。
「そんなもん、好きな靴履けば良いんだよ」「それが個性でしょ」「面倒」
逆にそういう人にこそストレートチップだけ買って欲しい。
だって、革靴や装いに興味無いんだったら、そもそも形にもデザインにも好きも何もないでしょう?

興味も知識もない革靴で、いい加減な個性を出してどうするんですか?

靴で個性出してどうするんですか?それ以上に本当にその靴があなたの個性なのでしょうか?
どんな靴を履いていても、どんなものを着ていても、隠そうとしてもにじみ出てきてしまうもの、それが個性なのではないですか?
同じ個性を出したいのであれば、デザイン云々を感覚で選ぶ以前に、例えばお店で靴を手に取るときつま先を持たない、といったちょっとした、けれどほとんどの人が出来ていないことをサラリと出来ることのほうが、余程素敵です。
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靴のことを考えたくない、面倒なのであれば、この靴が合うか合わないかなんて考えること自体面倒ですよね?ならばストレートチップだけ持っていた方が楽ではないですか?
何より、余計なものに手を出す必要がなく、使い回しが効きやすいという点で、お財布にも優しいと思います。
少ない数で廻していかなければならない時期、まだ給料も少なく、他にお金がかかる時期でもある今だからこそ、まだ浅い経験の中で訳も分からず色々なものを消費し続けるのではなく、スタンダード、定番をしっかり経験して欲しいと思います。
最初にしっかりとした軸が出来ると、基準が出来ると、その後が全く違いますから。同じ無駄をするとしても、感情で反応的にその度に分からずに消費するのでは無く、意識して失敗をしていって欲しいと思います。
そして、これだけこれだけ滅茶苦茶に靴が履き潰されている世の中で、そう言う人たちから「就活靴」だと勝手に思われているだけで、実際は最も基本となる靴のみを複数足で履き廻している若者がいたら、それだけでも格好良くないですか?

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