[かぶ] “Verizon will be the only provider supporting Samsung’s new Chromebook Plus V2 LTE”の記事の意味するところを妄想してみる。

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[かぶ] “Verizon will be the only provider supporting Samsung’s new Chromebook Plus V2 LTE”の記事の意味するところを妄想してみる。

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昨日のお昼に呟いたのですが、その他のツイートに紛れて、Chromebook Plus LTEの話題にも関わらず珍しく全く反応がなかったのは、私自身まったく裏付けも取れていなければ、この文章だけでは突っ込みようもなかった、ということだと思っております。

元記事はこちらです。

この記事の冒頭、

Verizon will be the only provider supporting Samsung’s new Chromebook Plus V2 LTE, Samsung confirmed. Verizon will release pricing for its LTE service for the gadget at a later date.

この部分をどう捉えるかは人によって変わってくるとは思います。また、私、この段階での噂的な情報はあまりこのブログでは文章にすることはないのですが、ちょっと(ご存じの方も少ないとは思うのですが)昔の通信機能を備えたChromebook何種かのことを思い出しまして、少し話題にしたいと思います。

巷では「ChromebookにLTEはよ」とか「LTE使えるようにして欲しい」と散々言われています。実際に現行モデルで今のところSIMカードが使えるモデルは、日本ではAcerが出しているChromebook 11 C721のみです。

で、このChromebook 11 C721ですが、LTEモジュール以外の性能面に関しては、近いものを探すと幾つかあるのですが、それらとの価格差(実質LTEモジュール部分)が2.5万~3.5万円しています。これは、なるべく良い(性能と品質の)LTEモジュールを搭載するように、という声があった、と私はどこかから聞いています。また、Chromebookに限らず、Windows PCにLTEモジュールを加えると、やはり2万円~程度は上乗せになるな、という感覚を持っています。

そんな中、今回のSamsung Chromebook Plus V2 LTEは$100のみのアップです。

多くの世界的なPCメーカーが参入している中で、Chromebookにおいてほぼ唯一、しっかりしたイメージ動画を作っているのがSamsungです。そのため、私の中では毎回、新モデルを非常に楽しみにしているメーカーの一つです。今回も現行では2モデルめ(もう一つはAcer C732)となるLTEモデル、Samsung Chromebook Plus V2 (LTE)を2018年11月2日に発売する、と発表しました。このモデルの特徴と魅力について改めて書いてみたいと思います。

世界的な大企業であるSamsungの企業力を活かして米国OnlyのChromebook事業部が融通を効かせてLTEモジュールを大量に手頃な価格で仕入れた、という可能性も充分にあります。ただ、その場合でも、果たして日本から購入した場合に使い物になるのか(とりあえず技適マークは置いておいたとしても)というのは気になるところでした。

ただ、そこで先ほど少し触れた「昔の通信機能を備えたChromebook何種か」に話は戻るのです。その内の一つ、お馴染みGoogle Chromebook Pixel 2013です。

Chromebook Pixel: For What's Next

うん、今見てもやっぱり格好いいなぁ。ちなみにクドいようですが、今出ているGoogleのモデルは「Google Pixelbook」と「Google Pixel Slate」であって、「Chromebook Pixel 2」ではありません。Chromebook PixelとPixelbookは同じじゃないか、と思われる方もいるかもしれませんが、PixelbookとPixel Slateって全くの別物ですよね?方向性違うと思いません?Googleが当時作りたかったのがChromebook Pixelであって(その後スマホも出ましたが)、それは今のPixelbookやPixel Slateとはコンセプトが違う、ということです。この辺り混同しちゃうと、ちょっとモデルが分かりにくくなるので注意が必要です。

このChromebook Pixel 2013も4G/LTEモジュールが搭載されたモデルが発売されていました。価格差は通常モデルと$150。まぁ無難なところでしょうか。一応SIMカードが挿せたようです。但し、通常の使用ではVerizonのみだったようです。Verizonに専用プランがあって、それを契約して使う形だったと思います。で、一応T-MobileやAT&Tでも使えないか、と色々チャレンジした方もいらっしゃるのですが、出来なくはないが、面倒なのと安定しないのと時間がかかるという結論に達しています。何か今回のAcer C721のdocomoのmoperaのみ有効でMVNOは「出来なくはないが、面倒なのと安定しないのと時間がかかる」のと似てますね。ということで、実質Verizon専用機です。

そんなところから今回のSamsungのV2 LTEです。Samsung的には敢えてコストを上げてまで、世界各国のLTEバンドに対応した通信モジュールを搭載する必要(意味)が全くないんです。だって米国事業部独自のプロジェクトであり、米国市場のみを想定、サポートすれば良い、米国市場専門モデルなんですから。それが今回のLTEモデルで$100アップ、更に流通経路がSamsung公式、BestBuy、Verizonなのかな、と思っています。日本におけるdocomo専用機のAcer C721と同じ扱いですね。で、最初に挙げた記事です。

Verizon will be the only provider supporting Samsung’s new Chromebook Plus V2 LTE, Samsung confirmed. Verizon will release pricing for its LTE service for the gadget at a later date.

eSIMとまではいかないまでも、「Verizon will be the only provider supporting Samsung’s new Chromebook Plus V2 LTE」の辺りがやっぱり引っかかるんですよね。Verizon専用機のような気がしてならない。

ということで、グダグダと書いてみましたが、最近のおふぃすかぶのこの手の推論はよく外れます。正式に発売されて、全く違って日本でも使えるようだったら、この記事挙げて思う存分にネタにして笑って下さい。そうなることを願ってます。

単に「Chromebookを販売する唯一通信会社」って意味だったら良いんですけどね。

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