そこで、気がついた時にこちらで[かぶ雑感]という形で残しておきたいと思います。普段に比べて細かいスペックやリンクなどは調べずに書いていきたいと思いますので、Twitterされてない方や「ついでだから雑談にも付き合ってやるか」という方はお付き合い頂けたら、と思います。
今回はこれ。
今回のCESで発表されたASUSとSamsungの話題のモデル。どちらも待望の指紋センサ搭載だけど、現時点でChrome OSではサインイン時には指紋認証は使えないんだよね。あくまでスリープからのロック解除時のみ。しかもG Suiteアカウントはそれすらも不可、ということで、ここが改善されないと用途限られる。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) January 12, 2020
過去、何度か触れていますが、現行Chromebookにおいて、指紋センサーを搭載しているモデルは3機種。Google Pixel SlateとAcer Chromebook 714/715(但し日本発売モデルは未搭載)です。ここに今回CESで発表されたASUS Chromebook Flip C436FAとSamsung Galaxy Chromebookが加わる形になります。
但し、現時点ではChrome OS端末において、指紋認証は通常のGoogleアカウントのみ、スリープからの復帰(ロック解除)時のみ有効となっています。起動直後のアカウントサインイン画面では使えません。そして更に個人的に気になっているのが、メインの市場でもっとも導入されていると思われるG Suiteアカウントにおいては、この指紋センサ自体使えません(更にいえばPINコードでのサインインも利用不可)。
つまり、G Suiteにおいては今も電源起動直後のサインインもスリープからの復帰(ロック解除)時もG Suiteアカウントのパスワードの入力が必要になります。セキュリティを考えてのことかもしれませんが、実用性を考えると指紋センサーは現時点ではほぼ役に立っていません。
今回のASUS Chromebook Flip C436FAの製品ページでも指紋センサーについてはあまり目立ったアピールはされておらず、一応KEYBOARDの項目で、
A fingerprint sensor is incorporated into the power button, so there’s no need to type in your password to unlock your Chromebook — unlocking your laptop only takes a single touch!
と、「電源ボタンには指紋センサーが組み込まれているため、Chromebookのロックを解除するためにパスワードを入力する必要はありません。ノートパソコンのロックを解除するのはワンタッチです。(Google翻訳)」と書かれているに留まっています。多分現時点では余程何か大きな変更が行われない限り、そのままだと思うんですね。
今回この件についてTwitterでツイートしたところ、「Androidも電源ON時は指紋で突破出来ないので、その点に関してはそんなものかもしれないですね」といったリプライを頂きました。確かにこれがスマートフォンのような感覚で捉えるなら、Androidスマホと同じ、とも言えるんです。要は毎回電源を落とすのではなく、一度起動したら、毎回電源を落とさず、普段はスリープ(ロック付き)で運用する、という考え方です。これもアリといえばアリ。
ただ、だとしてもG Suiteアカウントでは現時点でも指紋センサーはおろかPINコードすら使えない訳で、これはGoogleのポリシーなのかもしれませんが、今後も指紋センサーに関してはあまり大きな期待は出来ないのかもしれないな、とも思っています。