[かぶ雑感] ChromebookのAmazon限定モデルは「US配列キーボード」で出していたら状況は変わっていたかもしれない(2020.7.13)。

[かぶ雑感] ChromebookのAmazon限定モデルは「US配列キーボード」で出していたら状況は変わっていたかもしれない(2020.7.13)。

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私、普段Chromebookに関して感じたことはその場でTwitterでツイートしてしまいます。結構長文、何ツイートになることもあって、フォローいただいている方々には少々申し訳ないのですが、その過程である程度自分の中で考えがまとまってきてブログの文章になることもあります。ただ、反対にツイートしてスッキリしちゃって文章にまとめる気力なくなってそのまま消えていってしまうモノも多く、勿体ないなぁ、と思っていました。

そこで、気がついた時にこちらで[かぶ雑感]という形で残しておきたいと思います。普段に比べて細かいスペックやリンクなどは調べずに書いていきたいと思いますので、Twitterされてない方や「ついでだから雑談にも付き合ってやるか」という方はお付き合い頂けたら、と思います。

今回はこれ。

まぁ外野(=私)は好き勝手言えますが、実際には色々な事情や実際の売れ行き見込みなど様々な要因が絡んでいるのだと思います。ただ、だからこそ、外野だから好き勝手書かせてもらうと、今回の2モデルの流れを眺めていると、これを強く感じるんですね。

昨日こんな文章を書いたわけですが、

今回、AmazonはLenovo、HPのそれぞれの新作モデルを、スペックを変えた上で「Amazon限定モデル」として販売しています。これ、普通にメーカーから卸すのとは違って、ある程度の数をコミットすることでAmazon用として販売するわけで、リスクもあるんですね。ただ、その分、本家サイトや家電量販店のキャンペーン価格や大幅ポイント還元の影響を受けなかったり、反対に独自のキャンペーン(プライムデーなど)を行っても他店に配慮する必要がないとも言えます。

AmazonのChromebook担当者の視点で選んだ、ユーザー目線に近いモデルを、より価格も下げた上で出せる可能性もある。そのあたり、恐らく最近Chromebookページも開設した上で、精力的に発信、商品も取り扱い始めているChromebook担当の方々の思惑もあったと思うのですが、

今回は見事に巨大メーカー2社にうまいことやられちゃった

感じです。

今回のことを簡単に触れると、

  • Lenovo IdeaPad Duet Chromebookは発売日まで設定してたのに肝心の納品がなく、結局昨日まで発売が出来なかった。
  • HP Chromebook 14aは発売翌日にメーカー自身が突然Amazonでのみ(直営サイトでは行っていない)上位スペックのモデルを、Amazon限定モデルよりも安い価格で販売し始めた。

まぁLenovoは直営及び量販店向けモデル自体未だに品薄、品切れ状態が続いていますし、海外もその前から同様なので、そもそも難しかった面もあるかもしれませんが、Amazonとしては結局全く売ることすらできなかった訳で(量販店は一応初回入荷分はそれなりに入ってきた)挙げ句スペック違いを「ストレージが64GBと半分なので、メーカー正規品ではなく、単に輸入してきただけの詐欺まがいの商品」とか言われてしまうくらいです。更にAmazonは入荷すらされず販売もできてない状態なのに、本家はアッサリと値段を下げてきてほとんど価格差がなくなってしまったり。初動としては散々でした。

HPに関しては、Amazon限定モデルが出た時点ではHPの公式リリースも何もなく、まさしくAmazon限定モデルだったわけです。それが翌日、さらりとHP Directplusモデルが出たわけですが、この際も特に公式リリースは出ていません。で、直販サイトでのみキャンペーン価格で少し値下げするなら分かるのですが、(限定モデルが既に販売されている)Amazonでのみ、限定モデルより安い価格設定でよりスペックの高いモデルを突っ込んできた。これ、Amazonとしても「訳が分からない」状態でしょうし、発売日にAmazonの限定モデルを購入した人も完全に置いてけぼりです。しかも一旦上位モデルをその価格で売ってしまえば、消費者心理としてはその価格が基準になります。当然Amazon限定モデルも今のままの価格では売りにくくなる。この辺、HPとAmazonの間に何があったのか分かりませんが、私がここ最近「複雑な心境」としている理由です。

で、今回の本題。これらのここ最近の流れを踏まえた上で、なのですが、冒頭のツイートになる訳です。

HP Chromebook 14aだけでなく、Lenovo IdeaPad Duet Chromebookでも、国内販売時にJIS配列(かな入力)を歓迎する声も多かったとは思いますが、反対にUS配列でなかったことで購入を躊躇した、使ってみたけどやっぱりUS配列だったらな、という方も意外といます。私自身、国内でPCを買う際にもなるべくUS配列キーボードを選択する人間なので、(JIS配列も嫌いではないですが)なるべくならUS配列を選びたいのです。

海外のモデルをそのままJIS配列にすると、結構端の方のキーが影響を受けやすくなります。
1番影響を受けやすいのがエンターキー。

Chromebookも国内市場がだいぶ充実してきたのですが、反面基本的にJIS配列前提になってしまうので、US配列を望むユーザーは結局我慢して買うか、北米Amazonなどから輸入をせざるを得ません。もちろんその場合、日本でのサポートは基本期待出来ません。別にUS配列のままにして、その分安くして欲しい、という訳ではないんです。US配列のChromebookを日本でも普通に手に入れられるようになって欲しい、というだけなんですね。

で、今回であれば、もしAmazon限定モデルがUS配列モデルだったら、状況はまた変わってきたのではないか、と思うのです。何故なら競合のしようがないから。それぞれが幾らで価格設定してこようが、例えばHPがCPUが上位の直販モデルをAmazon限定モデルより(Amazonで)安く販売してこようが、US配列であることが既に唯一無二なんですよ。幾らだろうが、要はUS配列である時点で、多少のスペックの違いなんて関係なくなるんです。ここは前回の文章でも触れた、「実使用上で大きな影響が出る部分」だからです。

まぁUS配列にしたらしたで、価格設定によっては「海外では同じモデルが○○ドルなのにw」とか言う人間も出てくると思いますが、そういうのは完全無視です。だってそういう人、結局何やったって買わないんだから。それよりも、多少価格が上乗せされても、国内正規販売でサポート受けられてUS配列である、ということは大きいんですね。

ちなみに1年以上前になりますが、Twitterで「US配列とJIS配列のどちらも同じ価格で買えるとしたらどっち?」といったアンケートを取ったことがあるのですが、半数以上の方がUS配列でした。

もちろんネットでの声なんてごくごく一部のマニアの声に過ぎず、市場規模的には小さいかもしれませんが、元々AmazonでChromebookを(実物を見ずに)買う層ってまだまだ非常に限定的だと思うんですね。で、実際に以前Amazonでも販売したLenovo S330などはUS配列のまま出しましたが、価格も控えめだったこともあって、結構売れていたはずです。

限定モデルを作る際に、それが単なるスペック違いで価格を抑えただけになってしまうと、今回のようにメーカーの動き次第ではあっという間に価格競争、消耗戦に持ち込まれてしまう。けれど、キー配列違いなどの替えの効かない部分であれば、価格で影響を受けようが、あまり関係がない。(もちろんメーカーが更に対応してキー配列違いまで出してきたらどうしようもありませんが)

ということで、個人的にはこれからもAmazonには頑張って欲しいと思っています。だからこそ、是非Amazon限定モデルを出すからには、単純な体力勝負、消耗戦に持ち込まれても関係ないような、まさに「限定」「オリジナル」な要素で私たちマニアの心をくすぐって欲しいと思います。

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「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

「それぞれの365日 Chromebook会報誌」

「100人いれば100通りのChromebookとの付き合い方がある。それぞれの365日がある。いろいろな人の、いろいろな形の、いろいろな365日を眺めてみたい。」

そんな想いから2018年後半から季刊ペースで出しているのがこちらです。この本は「実際にChromebookを使っている(もしくは興味を持っている)ユーザーたちで作り上げる会報誌」です。

毎回事前に寄稿者やアンケートの回答を募り、それらをまとめて作っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。