今手元には5台のChromebookが現役として稼働しているのですが、妻の1台を除いた残り4台の中で、特に使っているのは、やはりHP Chromebook 13 G1とLenovo ThinkPad 13 Chromebookです。
これは以前同じことを書いたことがあるのですが、その後2台(ASUS C302CAとSamsung Plus)手元に増え、それらのモデルが十分に魅力的だったこともあり、少し状況が変わってくるかなぁ、と思っていました。けれど結局この組み合わせに落ち着きました。
この2つもモデルはどちらも今話題のConvertibleタイプではありませんし、AndroidアプリにもStableチャンネル(安定版)ではまだ未対応です。にも関わらず、後発の2モデル(C302CAやSamsung Plus)ではなく、この2モデルをメインで使ってしまっている理由を考えてみると、
CPU(Core m5,i5)とRAM容量(8GB)がもたらす快適さと安心感
なんですね。まったく力不足を感じさせない圧倒的な安定感と安心感。私にとってはAndroidアプリよりも価格よりも、快適さと安心感のほうが優先順位が高かった、ということです。
多くの方に読んでいただいた上記文章で話の流れ上、分類してみた中では、私の愛用しているこの2モデルは「法人」向けの高価格、ハイスペックモデルに属します。正直、個人向けにはあまりウケが良くなかったようです。
実際にLenovo ThinkPad 13 ChromebookのCore i3,i5版は既にディスコンだという噂もありますし、
HP Chromebook 13 G1も本日までwoot!で「Factory Reconditioned」が最上位のCore m7、16GBモデルでも$599.99となっているところを見ると、
これら現行の話題(コンバーチブル、タッチスクリーンやペン対応、Androidアプリ対応)からは外れている(Androidアプリは対応予定ですが)従来のハイスペックChromebookは今後は完全に一部法人向けかもしくは姿自体を消してしまうかもしれないな、と寂しく思っています。
ただ、実際に使ってみると、CPUパワーとRAM容量というのは「軽い」「速い」、「やることが限られているなら便利」と思われがちなChromebookにおいてはあまり重要視されていないようですが、むしろ本来のChromeOSの方向性やメリットを活かす上では、必須な部分です。
もちろん「やること限られてるなら安くて軽くて速いし、ライトな使い方に最適」という方向性でChromebookに魅力を感じてもらえるのであれば、それはそれで嬉しいことですし、どんどんそうしたユーザーによって裾野が広がっていって欲しいと私も思います。それは一つの大きな魅力ですから。
ただ、地味なためあまり注目されていませんが、Chromebookのシンクライアントな他にはない強みと魅力を活かし(残し)、今後のさらなる進化を楽しみにしている私としては、このハイスペックなChromebookというものも今後も細くではあっても、いつか、その魅力が一般にも受け入れられ、花開く日がくるまで継続し続けて欲しいと思っています。
私が軽い気持ちで書いたら思った以上に多くの方にご覧頂くことになってしまった「御三家」「新御三家」の話はこちら。