[かぶ] DELLが11.6インチと14インチに力を入れ始めたことで、国内Chromebook市場が面白くなってきた。

*2023年(令和5年)10月1日からステルスマーケティングが景品表示法違反となる、所謂「ステマ規制」が施行されました。当ブログの方針についてはこのサイトについてをご参照ください。

*当ブログではGoogle Adsense、Amazonアソシエイト等アフィリエイト広告を利用して収益を得ています。収益はこのブログの運営維持のために充てさせて頂きます。

[かぶ] DELLが11.6インチと14インチに力を入れ始めたことで、国内Chromebook市場が面白くなってきた。

シェアする

先日DELLの14インチChromebookについて書きましたが、

昨日公開したYouTubeチャンネルには、まだ先行き不透明にも関わらず少しずつですがチャンネル登録して下さる方がいらして大変感謝しております。そんなYouTubeでの配信にあたって、動画編集はスマホで撮ってChromebookで編集を考えていますが、この編集するモデルについて改めて考えてみると、「国内で普通に販売されている現行普及価格帯モデル」が面白いのではないか、と思いました。そこで今回は最近出てきた貴重な14インチ国内モデル3モデルで検討してみたいと思います。

見ていくと今回発表された新作モデルはどれもなかなか面白いのです。ちょうど良いところを突いているなぁ、と感じています。

現在日本においてラインナップが充実していて個人ユーザーも気軽に購入が出来るメーカーと言えばASUS JAPANになります。北米市場の王者であるエイサーも国内でしっかり展開はしているのですが、個人には見えにくいこと、販売経路が非常に限られてて個人では辿り着きにくいこと、また型番に統一性が無くて(分かりにくくて)整理しづらいこと、何より基本的に現時点で文教法人市場をほぼ想定していることもあって、オススメがしづらいのが正直なところです。

そんな日本エイサーの状況を尻目に着実にニーズの穴を埋めているのがASUS JAPAN。昨年から今年にかけてのモデルの展開は非常に分かりやすく、ほぼ穴がない綺麗な展開をしています。

毎年1月にラスベガスで開催されるCES(Consumer Electronics Show)はChromebookユーザーにとっても新モデルの発表の可能性が非常に高い期待出来るイベントの一つです。既に国内でも様々なメディアで情報が出た後ですので、今回はこれらのモデルの中から「日本国内でも発売されそうなモデルをスペックや価格とともに予想」してみたいと思います。今回は現在個人ユーザーに向けても最も積極的に展開しているASUS JAPAN編です。

今年のCESでも幾つかの新モデルが発表されましたが、この内のある程度は国内でも展開されるのではないか、と予想しています。例えばC213NAの後継としてのC214、また現在11.6″耐衝撃クラムシェルはエイサーのみなので、ここにC204。この辺りが出てきたら強いな、と思っています。

シンプル
クラムシェル
シンプル
コンバーチブル
耐衝撃
クラムシェル
耐衝撃
コンバーチブル
11.6″
  • C204
  • C213NA
    (2017.9/2017.8)
    (49,800-/56,800-)
  • C214

そこに今回DELLが発表した3100の2モデルを加えてみると、これもまたなかなか面白い展開になります。

ちょっと11.6″の2メーカーの現行及び今後展開の可能性のあるモデルを表にまとめます。

Model C223NA
(ASUS)
C204
(ASUS)
3100
(DELL)
C213NA
(ASUS)
C214
(ASUS)
3100 2-in-1
(DELL)
Type Clamshell Clamshell Clamshell Convertible Convertible Convertible
Processor Celeron™
N3350
Celeron™
N4000
Celeron™
N4000
Celeron™
N3350
Celeron™
N4000
(N4100)
Celeron™
N4000
Memory 4GB 4GB 4GB 4GB 4GB 4GB
8GB
Display 11.6”
1366×768
11.6”
1366×768
11.6”
1366×768
11.6”
1366×768
11.6”
1366×768
11.6”
1366×768
Touch 非対応 非対応 非対応
対応
対応
対応(EMR)
対応
対応(EMR)
対応
Storage 32GB 32GB 16GB
32GB
32GB 32GB 32GB
Dimention 286 x
199 x
17.25mm
303.9 x
207.9 x
20.8mm
307 x
199 x
20.65mm
(20.9mm)
303.9 x
207.9 x
21.5mm
Weight 0.99kg 1.29kg 1.26kg
1.36kg
1.41kg
Price 35,000円
(37,800円)
47,980円
(51,818円)
52,980円
(57,218円)
49,800円
(53,784円)
56,800円
(61,344円)
57,980円
(62,618円)
64,980円
(70,178円)
Auto Update policy 2023.11 2025.6 2025.6 2023.11 2025.6 2025.6

他と比べて若干劣る(気になる)部分を赤線で。反対に強みとなる部分を黄線で分けました。現在日本でも海外でもまだ発売されていない2モデル(C204とC223)を除いた、国内現行4モデルを比べてみてもなかなか面白く、重なることがないんですね。

  • シンプルなクラムシェルタイプは2モデル。C223NAと3100は軽さ(0.99kg)か耐衝撃かで決められます。また、DELLはGemini LakeのN4000を搭載(ASUSはApollo LakeのN3350)。性能差がどの程度体感で出てくるか。
  • コンバーチブルタイプも2モデル。C213NAと3100 2-in-1。EMR対応と価格を取るならC213NA、CPUとRAM容量を取るなら3100 2-in-1。特に3100は11.6″としては貴重な8GB RAMモデルあり。
  • 今後もしC204が出てくれば3100対抗。C223NAが出てくれば3100 2-in-1対抗に。
  • 今後出てこないのであれば、現行4モデルは綺麗に棲み分けが出来ている。

ここ最近、国内の11.6″モデルは多く出てきてはいるものの、比較的各社似たり寄ったりの印象がありました。Lenovoが少し特長のあるモデルを出しましたが、個人だと入手が難しい(品切れが多い)こともあって、どうしても11.6″は薄型軽量で行くならC223NA(ASUS)、LTEを使いたいならC732L(Acer)、コンバーチブルならASUSとAcerの入手しやすい方(Lenovoがたまたま在庫あれば選択肢としてあり)というくらいのイメージで留まっていたのも確かです。価格も近かったので、明確に違いを出しにくいので、敢えて比較をしてみよう、という気にもあまりなれなかった、というのもあります。

そこに前回の14インチ、そして今回の11.6インチと、ちょうどASUS JAPANの間を縫うような形のモデルが出てきたことで、個人的には非常に選択に悩む(良い意味で)状況になったな、と思います。メインの文教法人市場でもあとはサポートや導入コストなどで決めることが出来そうです

もちろんこの後ASUS JAPANが上記2モデルをもし日本国内でも発表すれば競合になりますので面白くなってきますし、そうなると入手のしやすさ、という一点でやはりASUS JAPANが(個人においては)強くなります。だってDELL、やはり発送まで半月以上、というのは個人では気持ちのハードルが少し高い(入手のハードルは低いけど)ので。そこさえ解消されれば、価格面をみても、またちょっと他にはない組み合わせという点を考えても、DELLのChromebookというのも魅力的だな、と感じました。この調子でASUS、エイサー以外の選択肢(世界大手のLenovoとDELL)が本気出してくると、また楽しくなってきそうだな、と思っています。

海外の教育市場では大きなシェアを持つChromebookですが、国内における知名度はまだまだほとんどないのが現状です。では、日本国内でChromebookを購入するのは難しいのでしょうか。ネットで探していても、様々なモデルが出てはくるものの、どれが「現行モデル」で「国内正規販売モデル」なのか、またそれがどういう位置づけのモデルなのかが分かりにくいのが現状です。そこで今回、おふぃすかぶ的にそれらのモデルを整理(2019年1月版)してみたいと思います。
スポンサーリンク