先日、国内AmazonでAcer Chromebook Spin 13が突然の発売決定(しかも海外モデルとほとんど価格差がない)したことが話題になりました。その際に、もしかしたら同じ商品ページにもう1種類、15.6型FHDタッチモデルが掲載されていたことに気づかれたかもしれません。Spin 13国内発売決定のインパクトと、イマイチこのモデルが何なのか分かりづらかった(商品名は何故か当時Spin 13だった)こともあり、ユーザー間でも「Spin 15や15?それとも715?」など憶測が飛び交っていました。
そうした中、昨日Amazonの担当の方に問い合わせたところ、本日回答を頂きました。このモデルは先日海外で発表されたものの、その後なかなか続報のなかった、Chromebook初のテンキー搭載、更にPixel Slate以来の指紋認証モデルである、Acer Chromebook 715(CB715)であることが分かりました。
というのは、文章作成時点ではG Suiteでは指紋認証だけでなく、PIN入力でのサインインすら出来ません。更にいえばインスタントテザリングもG Suiteアカウントでは使えなくなっています。となると、指紋認証モデルをメインで出しても企業で導入した時に全く使えない、となると問題になってしまう可能性も出てきてしまうのもあるかな、と思っています。
現在5,000円オフクーポンが適用されて、76,277円と非常に魅力的な価格になっています。
早速商品名も修正をしてくださったようで(商品画像はSpin 13のままですが)、明後日17日より発売開始となります。もう少し早めに質問しておけば良かったか‥直前になってしまいましたが、それでもこのモデルが今、このタイミングで、Amazon限定とはいえ国内発売される、というのは大きなニュースだと思っています。
Acer Chromebook 715 CB715-1WT-A38P/E
/Eと末尾に付いているので、英語キーボードになるのかな。「A38P」という型番はAcer USのサイトのLINEUPにはありませんが、
その前が1Wと1WTがあることから、今回はT、マルチタッチタイプ(商品名より)、スペックはCore i3-8130Uに8GB RAM、64GB eMMCのモデルになります。ここ最近は国内でもCore iの「U」モデルが入ってくるようになりましたね(PixelbookやPixel Slate、ASUS C302CAやC434TAは省電力性を重視した「Y」モデル)。
Spin 13のようにEMRペン対応でもなく、通常の16:9の液晶(FHD)、更にコンバーチブルではなくクラムシェルのモデルになりますが、普段使いにおいてはむしろその辺りの使用頻度とコストのバランスを考えると、ありなのではないかと思います。
Acer USのLINEUPでは1WTだとi3モデルは4GB RAM(上記画像右)になってしまうんですよね($549.99)。
で、1Wのほうにこのi3/8GB/64GBのモデル(上記画像左)があるのですが、こちらで$649.99になります。こちらにタッチ分が価格がプラスされる感じかな、と予想。ちなみに画像右にはi5、16GB RAMモデルなどもあって、非常に気になります($749.99)。
今回のモデルの大きな特長は2つ。まずはChromebookとしては初となるテンキーを搭載したモデルである、という点。15.6インチモデルということもあって、キー配列にも余裕があります。
もちろんキーボードはバックライトあり。
そして今回特筆すべきは、Pixel Slate以来となる指紋認証モデルという点です。ただ、Pixel Slateにおける指紋認証はサインイン時には使えず、あくまでスリープからの復帰時のみに限られ、またG Suiteアカウントでは使えないという非常に惜しいものでしたが、今回はどうなっているでしょうか(ただ、Pixel Slate自体この部分はアップデートされていないので同じかな)。
ということで、完全にノーマークだったのですが、さり気なくエイサーも日本で(Amazon限定とはいえ)こうした魅力的なモデルを、ほぼ海外と同時期に発売するようになってきたことがとても嬉しいです。
今月はDELL Latitude Chrome EnterpriseやHP Chromebook x360 12b、更に今夜発表されると思われるGoogle Pixelbook Goなど個人的に気になるモデルが控えていてなかなか厳しい状況なのですが、これはどこかの機会でぜひ試してみたいモデルの一つとなりました。
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