Chromebookについて話すとき、一般的に言われていることがあります。
「Chromebookで出来ることはすべて、他のOSのPC(Windows PCやMacBook)でも出来る」
というものです。
だから「Chromebookでしか出来ないことはないんだから、お金があるなら他のOSのPCを買った方が良い」と言われることが多いな、と思います。
世の中の一般的な認識としては、「Chromebookは出来ることが限られているし、Chromebookで出来ることは他でも出来る」ということかな、と。
出来ることが限られている分、低価格低スペックでもサクサク動くから、割り切った使い方をするなら、まぁアリ。
まぁ何となく言いたいことは分かるのです。
私も完全に間違っている、とは思いません。
確かに一般的にイメージされるような「出来る」ことに関しては、Chromebookで出来ることは他のOSのPCでも出来るからです。特に個人ユーザーが考えているような「やりたいこと」だと、確かにそうした印象を持たれるのも無理はないと思います。
ただ、私はこれに関しては「個人の普通の用途においてはそういえる面もあるけど、それはChromebookの本来得意とする使い方を想定してない」からだと思っています。
この話については、このブログやYouTubeチャンネルでは散々話してきたのですが、なかなか伝わりにくい、理解されにくい部分でもあるので、今回はまた少し表現を変えて説明を試みたいと思います。
ボクサーと総合格闘家は「路上の喧嘩」においてはどっちが強い?
突然何の話をしてるんだ、と思われるかもしれませんが、少しお付き合い下さい。
格闘技に全く興味がない方には詰まらない、分かりにくい表現かもしれませんが、ちょっと想像してみて下さい。これ、もう格闘技マニアの間では、というか、特に(一部の)総合格闘技ファンの間では盛んに言われる例えなんですが・・
どっちが強いと思いますか?
私は、どっちか分からないと思います。
だって武器(凶器)持たせて戦ったら、銃持ってたら、どっちが強いかなんて分からないですよね?
でも世の中一般的には「路上の喧嘩」というのは、武器を一切持たず、総合格闘技のルールで行うことを前提に話が進められます。喧嘩=総合格闘技らしいです。
(一部のそういうこと言う)総合格闘技ファンにとっては。
でも何で総合格闘技ルールなんですか?喧嘩ですよね?武器持っちゃいけないんですか?雄同士の戦いだから武器は卑怯?じゃあ目潰し金的も何でダメなんですか?そもそも路上の喧嘩が何故1対1で、しかもスポーツマンシップに則って時間制限ありで、しかも総合格闘技ルールで戦わないといけないんでしょうか?
くだらないと思いません?
でも、そういう不毛な比較、ボクサーをdisる、ボクサー弱いとかいう話、未だにあるんですよ。
で、なんでこんな話をしたか、というと、Chromebookと他OSのPCの比較においても、これと同じようなことが行われているからなんです。
つまり、
Chromebook(ボクサー)とWindows PC(総合格闘家)が路上の喧嘩(と言いながら、実は総合格闘技のルール=Windows PCの土俵)で戦ったら、どちらが強いか
ここに冒頭の言葉を持ってきます。
「Chromebookで出来ることはすべて、他のOSのPC(Windows PCやMacBook)でも出来る」
つまり、
「ボクサーに出来ること(パンチ)は、すべて総合格闘家でも出来るし、更に総合格闘家は蹴りも寝技も習熟してるから、だから総合格闘家最強」
で、
世の中の多くの方がイメージしている「路上の喧嘩(PCの使い方、PCの強み)」って、「総合格闘技(Windows PC)」なんです。
まぁ今の世の中、社会でシェアトップはWindowsですし、職場も学校も、Office使ったり、といった使い方が求められる訳で、仕方ない部分もあります。そりゃ、世の中の現在の主流に合わせた使い方が出来ることのほうが求められますよね?
でも、それじゃボクシングってくだらないし、技術的にも拙いんでしょうか?
興味ない方にはどーでも良いかもしれませんが、ボクシングって凄く奥が深いんです。だから歴史も長いし、未だに世界中にファンが多くいるんです。
(分かりにくければ、サッカーを想像してもらうと分かりやすいかも。あれ、手使っちゃいけないけど、それじゃくだらない、なんて言われませんし、他競技と比較して優劣なんて決めませんよね?)
と、なんで長々とこんな話をしたのかというと、これが学校におけるPC導入にも当てはまるからです。
学校において、実はChromebookが強みを発揮する使い方があるのに、活かされていないのが現状。
実は学校教育においても、先ほどの例えのような状況が起きています。
で、昨夜も話したんだけど、GIGAスクール構想でChromebookの強みが生きてくる、Chromebookだからこそ本領が発揮できる使い方、というのがあるんです。それは企業でも同じなんだけど。ただ、簡単に言うと、そういう使い方をしていない、する気もないので、それだったら別にChromebookである必要は無い。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) November 15, 2022
私、今までに何度か文章にしているのですが、学校の授業だと実はボクシングルール(Chromebook)って凄く活きるんです。
つまりボクサー(Chromebook)が強み、本領を発揮できる使い方があるんです。
けれど、私たち一般の人も、学校も、教育委員会も、何となく「総合格闘技が路上の喧嘩最強」と思ってるので、総合格闘技ルールで使わせようとしてしまう。
そして私たちも先生方も、総合格闘技ルールに慣れている。
それなら総合格闘家のほうが強いですよね?本領を発揮できますよね?
Googleが、Chromebookが想定している、働き方、学習の仕方があります。
ボクシングの奥深さと同様に、それって馴染みが薄いので、一般の方には理解されづらくて、分かりづらいのですが、ちょっと例を出してみたいと思います。
Googleが思い描く学校教育におけるボクサー(Chromebook)的戦い方。
「ボクサーが出来ること(パンチ)は総合格闘家ならすべて出来るし、他に蹴りとか寝技とか使えるから、総合格闘家最強。ボクシングなんて強くない」みたいな話。
少し話がズレたけど、学校の授業は本来ボクシングルールが向いているのに、ボクサー(Chromebook)がボクシングルールで戦えない。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) November 15, 2022
ネットを眺めていると、盛んに言われているのが「ランドセル重い」問題。そして「PC(iPad)壊れやすい」問題です
でも本来はこれ、Chromebookであれば、起きない(起きにくい)筈なんです。
だって、Chromebookの場合、家と学校で持ち歩く必要がないからです。持ち歩かないから重くない。生徒一人ひとりに管理させないから、壊れない。
いや、むしろ持ち歩くこと前提なのであれば、Chromebookである必要がないんです。
強みを発揮できないからです。
Chromebookの強み。それは「デバイスを一人ひとりが所有する必要がない」「それぞれに決まった一台のみを使う必要がない」ということです。
学生が持っているのは「学校から渡されたGoogleアカウント」だけです。
学生は、別に日々「ある特定の1台のデバイス(PC)」を常に持ち歩かなくても、いつでもどこでも学校の授業やデータにアクセス出来、課題が出来ます。学校の端末からでも、学生が一人ひとり持っているスマートフォンからでも、また自宅にある親や自分用のPCから、です。学校が許可するしないを抜きにすれば、環境さえあるなら、家族旅行で泊ったホテルに置いてあるPCからでも、また海外からでも可能です。
それも、常に学生一人ひとりの最新の環境で、課題や撮った写真や資料、作品なども、世界中のどこの、どのデバイスからも瞬時に最新の状態で使うことが出来ます。
現実的な課題は多々あれど、Googleが思い描いている、得意としている学習のスタイルってこれなんです。
仕事においても同じです。Googleアカウントさえあれば、いつ、どこで、他人のデバイスからでも、自分の最新の環境を一瞬で再現して、すぐに続きが出来る。
まぁ、社内事情を暴露した、と言って馘首にされるほどの秘密ではないと思うので。
Googleでは、貸出し用のChromebookを入れたロッカーが社内各所にあって、社員バッジで借り出して仕事して、一日終わったら返す、というのができるようになってます。支給品の自分のマシンを忘れても大丈夫。
— gitster (@jch2355) November 15, 2022
極端な言い方をすれば、「自分の」「他人の」という区別すらない。
これを先ほどはボクシングに例えました(実際のルール云々ではありません)
世の中は総合格闘技ルール(Windows PC)で動いている。
もちろん現代社会における仕事は多種多様なので、現時点では無理なことが多々あります。専用のアプリ等を使った作業は出来ません。
なので、まだまだ世の中のすべての仕事が当てはまるか、といえば、そうはなりませんし、ごくごく限られた一部の人しか通用はしないでしょう(とはいえ、私の知り合いのGoogle社員は実際にこれに近い働き方をしています)。
これを先ほどの例えにするなら「路上の喧嘩(=総合格闘技ルール)」とします。
世の中は、現時点では路上の喧嘩(=総合格闘技ルール)が主流となっています。
では学校教育においてはどうでしょうか?
多くの方は「社会に出たときのためにOfficeの使い方を習熟させるべきだ」といったことが学校教育において重要だと考えています。だとすれば、同様に総合格闘技ルールを求められる訳です。
それが学校におけるPC(iPad含め)教育の本来の目的なのであれば、Chromebook(ボクサー)は本領を発揮できませんし、役に立ちません。
でも実際に学校でPC教育を行う目的ってなんでしょう?
そんな専門的なことなんでしょうか?
専門的なことを習わせる学科や専門学校なら別ですが、学校の授業においては、そんな専用のアプリに習熟させる職業訓練が目的ではありません。学校の各科目の授業の幅を、PCやタブレットを使って、より便利に、世界を広げていけることだと思うんです。
となると、「学生が一台の重い端末を常に持ち歩かないと、持っている時でないと使えない、授業が出来ない」ことよりも、自分の学校のアカウントがあれば、いつでもどこでもどのデバイスからでも授業が受けられることのほうが重要だと思いませんか?
ただ、現実問題として、今の学校の多くでは、そんな授業は行われていません。
そして、学生は毎日ランドセルだけでも重いのに、更にPCやタブレットも持ち歩いています。学校によっては、壊すといけないから、それ以外の用途に使わないように、と学校に置きっぱなしで使われなかったり、学級閉鎖になっても家では授業が受けられなかったりします。
これ、従来のPC的な発想なんです。
つまり「ある特定の1台のデバイスがないと使えない」という考え方。
そのデバイスが手元にあるときしか使えないんです。何故なら、データやアプリがすべてそのデバイスに入っているからです。だから、他のデバイスで使おうと思っても出来ません。
だから「登下校で持ち歩かせる」んです。「一人一台買わせて、その端末でしか使えない、使わせない」んです。そして「壊れるといけないから、なるべく使わせない」んです。
でもChromebookの場合、壊れようが関係ありません。
何故なら、データも環境も、ある一台のデバイスの中にしか入っていない、という訳ではないからです。先ほど触れたように、どの端末、スマホでも、最新の状態に復元できるんです。だから、持ち歩くのは学校のアカウントだけで良いんです。
そう考えると、従来のPC導入においては、一人一台、自分専用のデバイスを用意する必要がありました。でも、Chromebookが本来本領を発揮する使い方であれば、自分専用で無くても、自分の側にある「学校のアカウントでサインイン出来る」デバイスがすべて自分(専用ではなく)のデバイスになります。
そして自分専用ではないので、学校に例えば100台とかあれば、それで十分です。あとは、学生のスマホや自宅のPCやタブレットでもOKなんです。
これが、Googleが思い描く学校教育におけるボクサー(Chromebook)的戦い方だったんですね。
でも世の中的には、まだ従来の総合格闘技的な戦い方(一般的なPCの使い方、所有の概念)を想定しているので、本領をまったく発揮できていない。
であれば、Chromebookである必要がまったくないんです。
学校のアカウントさえ持ち歩けば良いのなら、Chromebookでなくても良くない?
さて、ここまで読まれた方は、こんな疑問を抱かれたのではないでしょうか?
Chromebookの強みは分かった。つまりある特定の端末やデバイスに依存しないってことだよね?それなら学校のアカウントさえ持ち歩けば良いだけだから・・
Chromebookでなくても良くない?
確かにその通りです。実際に、私の米国で暮らす従兄弟の高校(当時)では、GoogleのEducation用のアカウントを使っていましたが、家で学習する際に使っていたのはiPadでした。
そうなんです。
先ほど「いつでもどこでもどのデバイスでも」と書いたように、iPadでも良いんです。だって、自分のスマホからでも、旅行先のホテルのPCからでも学校のアカウントと学習環境にアクセスできるのが強みなんですから。
ただ、ここで現実的な問題、というかハードルが出てくるんですね。
手当たり次第にあらゆるデバイスでサインインしてアクセス出来るのは良いけど、アクセスした後にデバイス内に残ったアカウント情報とデータはどうするの?
「あなたのスマホ(PC)、2~3日貸してよ」と言われた時、気軽に貸せるのがChromebook。
ここで想像して欲しいのですが、例えば自分の子どもが自宅から学校の課題にアクセスしたいから、あなた(親)のスマホやPCでサインインさせて、とお願いされたらどうしますか?
いまいちピンと来なかった方は、知人が「2~3日、今使ってるスマホ(PC)貸してよ。」と頼んできたら、気軽に貸せますか?
やっぱり抵抗あると思うんですね。何故なら、基本的に従来のPCやスマホって、自分のデータや環境も、そのデバイス内に常に残っているからです。何かあって、それらのデータを見られたら、消されたら、壊されたら・・。
そう思ったら、安心して貸せません。PCやスマホって、基本的に個人所有色のとても強いデバイスなんです。自分だけのデバイスなんです。
また、基本的に従来のPCやスマホは、データ(写真や書類含めて)は本体デバイスの中に保存します。なので、「あの写真、あのレポート、どのデバイスに保存してたかな?」という問題が起きます。
もちろんPCに習熟した方なら「クラウドにもバックアップを取る」と思いますが、データから設定含めたすべての自分の環境を常にクラウドに保存している訳ではないですよね。また、別のデバイスで環境をすべて復元させるのも時間がかかります。
同様に、使い終えたデバイスから一瞬で自分の環境を削除する、というのも従来のデバイスだと難しい。それ以外のデータも消えてしまうからです。
現実としての「学校としてどこまでアクセスを許可出来るか」問題。
となると、現実的な問題として考えて欲しいのが、学校のアカウントを使う際のセキュリティの問題です。
今でさえ、多くの学校では「そのデバイスでしか使わせない」「授業以外の用途では一切使わせない」というくらいに制約をガチガチにかけています。そんな意識を持った学校が、不特定多数のデバイスでサインイン出来るように、なんてするわけがありません。どこで学校の情報、データが流出してしまうか分からないからです。
また、例えば紛失したとき、不正な利用があるデバイスからあった時、本来であれば保守・管理が容易で、管理者が一瞬でその紛失した、もしくは不正な利用があったデバイスから、学校のアカウントに紐付けされたデータを消去することが出来るのも強みなのですが、他OSのデバイスだとそれが容易に出来ません。
例えば家庭で使っているPCや学生の個人のスマホに管理者がアクセスして、データを自由に出来る、なんて、一般的には許されないと思うんです。もちろんそのアカウントに紐付けされた部分にだけアクセスして、その部分だけ消去する方法があるのであれば良いのかもしれませんが、現状他OSのデバイスではそれが難しいのはお分かりいただけるのではないでしょうか?
それが、Chromebook、ChromeOS端末だと、出来るんです。管理デバイス登録する必要はありますが、学校のアカウントの環境部分だけしか覗けませんし、その部分だけを綺麗に削除、復元することが可能です。
そうした管理の容易さも強みなんですね。
この「学校のアカウント、学校のデータベースにどの範囲でアクセスを許可するか」というのが、学校や管理者のスキルと判断に委ねられる部分があるので、結果として無難な形として「学生が購入したデバイスでのみ」「制限もてんこ盛り」という状態になっているのが現状だと思っています。
ただ、数年前の時点でも、「学校には共用のChromebook、授業以外は学生のスマホから、それとは別に、学生一人ひとりのChromebookで自由にアクセス出来る」という環境を作り上げられていた私立の学校もありました。
でも実際は、学校ではそんなChromebookの強みを活かした使い方は考えられていません。そして求められているのは、ここで例えに挙げたような「総合格闘技」的な強みなんです。
つまり、「社会に出たときのためにOfficeが使えること」「○○というアプリが使えること」といったことです。
それであれば、確かにChromebookである必要はありません。ボクサーが総合格闘技ルールで戦わされている、という分かりにくい表現をしたのは、それが理由です。
本領が発揮できないのであれば、Chromebook使わなくても良いと思うんですね。
一般的なPCに対するイメージを考えると、Chromebookが本領を発揮できるのはまだまだ先かも。
ということで、長くなりましたが、まとめに入りたいと思います。
「Chromebookで出来ることはすべて、他のOSのPC(Windows PCやMacBook)でも出来る」
今回、後半で挙げたような使い方は、まだまだ現実的ではないかもしれません。また、多くの方にとっては、個人で使う分には「何のメリットにもならないし、そもそもそうした使い方しないし」という部分だと思います。
なので、冒頭で書いたように「完全に間違っている、とは思いません」。
実際分かりにくいですよね。「Chromebookの強みは?」「Chromebookにしか出来ないことってあるの?」とよく聞かれます。
今回挙げたようなことが強みであり、Chromebook(ChromeOS)が得意としている部分ではあるのですが、こんな話しても、多くの方にとっては詰まらないし、「だから?」くらいにしか感じないと思うんです。
それよりも「○○というアプリが使える」「動画編集がバリバリ出来る」「CADが」「○○というゲームが快適に遊べる」といった具体的な話の方が分かりやすいし、実際にニーズがあると思っています。
ただ、もし今後、ここで挙げたような使い方がされるようになり、そうした使い方に慣れた子どもたちが社会に出てきたら、どうなるでしょうか?
もちろん、どちらが優れている、という話ではありませんが、いつでもどこでもどのデバイスでも資料や書類にアクセス出来て、共有と共用が簡単な使い方に慣れてきた世代。
彼らにとっては、「ある特定のデバイスを常に持ち歩いていないと、またその特定のデバイスがないと仕事が出来ない、アプリが使えない」というのは凄く窮屈に、不便に感じるのではないでしょうか?
GoogleドキュメントはMicrosoft Wordの機能劣化版、出来ることが限られた使いにくいモノ、と私たちは感じるかもしれませんが、実は共有と共同作業、リアルタイムの同時編集などの使い方をする場合には、Word以上に自然に、快適に使うことが出来るツールです。つまり、ルール、考え方が全く違うんです。
でも、そうした使い方に慣れてきた新入社員に「俺たちの会社ではOfficeを使ってきたんだ。だからOfficeを使え。」と強制しても「なんでこんなに使いにくいんですか?」と感じるかもしれません。それを「学生時代にOffice使ってこなかったのが悪い」と言ってしまったら・・
その人は、今も紙の書類やFax、判子文化を強要させている一部の世代、職種の方々のことを笑えないですよね?
ということで、今回は(ちょっと回りくどい、分かりにくい例えをしてしまったかもしれませんが)Chromebookの強みや出来ることについて書いてみました。
多くの方にとっては何の魅力も感じない部分かもしれませんが、従来のPCやスマホとは全く別物、得意としている分野が違う、ルールが違うものなんだ、ということが少しでも伝われば嬉しいです。
よくChromebookは「スマホの延長」「スマホにキーボードが付いたモノ」という例えがされますが、スマホほど個人所有色の強いモノはないと思ってます。
確かにイメージとしては分かりやすいのですが、得意としている部分、長所を考えると、個人所有色が非常に薄いChromebookとは対極にあるもの、とも言えるかな、と思っています。