先日こんな文章を書きました。
その後もところどころで触れてきたのですが、これらのモデルって、ここ最近教育市場向けに出ているChromebookと共通しているモデルが結構あるんですね。例えば、先日未吹 明(@mibuki_mei)さんから提供頂いたレビューでもご紹介した、Lenovo N23 Yoga Chromebook。
これは例えば今回のMicrosoftの「Windows 10 Devices Designed for Students | Microsoft Education」では、
Yogaとは付かないものの、またCPUがN3060ながら、Lenovo N23(Touch)として既に発売中(OSは現時点ではWindows 10 Pro National Academic)
また、先日同じく取り上げたHPのX360 11 G1 EE。
こちらも同じモデルは出ていませんが(まだ出ていない、というほうが正確か)、ProBook x360 11 EEというモデルが既にWindows 10では存在しています。
また、Acerのモデルなど、初めからWindows版とChromeOS版の両方を発表しているモデルもありますし、こうした傾向を見ていくと、今後Windows 10 Sが出てくると、メーカー各社はOS違いで基本的な形は同じモデルを出してくることがますます多くなってくるのではないか、と思います。その方がコストも下げられますし、対抗ということは、スペック的にも価格的にもほぼ同じもので良くなってくるからです(キー仕様などは変える必要はありますが)
これはなかなか面白いのではないか、と思います。日本においてはブランドイメージ的にも圧倒的にMicrosoftが有利ですが、米国の教育市場においては現行シェアはChromeOSが圧倒的です。これが、ほぼ同一のモデルが出てきた時に、果たしてどうなってくるのか。一般的なイメージでは「アプリの選択肢の多いWindowsのほうが便利じゃん」となりそうですが、それも10 Sの出来次第。そして、教育市場でどういうモデルがどういう条件で求められているのかも影響してきます。
Chromebook好きとしてありがたいのは、対抗としてWindows 10 Sモデルが出てきてくれることで、全体的にラインナップが充実してくるのではないか、と思われること。また、より数多く出てくることで、価格自体も更にこなれてくるのではないか、という期待があるからです。教育市場向けということで果たしてどのくらい個人向けに出てくるかは不安ではありますが、この価格帯のWindowsモデルが充実してくることで、またChromebookの次のモデルも想像が出来るようになり、また期待も出来るような気がしています。
Surface Laptopと違い、これら低価格のWindows 10 S搭載モデルは果たしていつ頃出てくるのか未だ分かりませんが、出てきたら試してみたいと思っています。ひとまず、先日少し触れましたが、マウスコンピューターのちょうどこの辺りのスペックのモデル(Windows 10ですが)を試せそうなので、予行練習としてこれをストアアプリとMicrosoft Edgeのみで使ってみて、使い勝手を見てみようと思っています。(ただ今到着待ち)