昨夜のMicrosoftの発表会では簡単に触れるに留まっていたChromebook対抗のWindows 10 S搭載モデル。189ドル、OEMメーカーとしては「Acer、ASUS、Dell、HP、Samsung、東芝、富士通」などが挙げられていたくらいで、実際にどういったモデルなのか、またどの程度快適に動くものなのか、といった点はいまいち分かりませんでした。
以前、リーク情報から「推奨(最低)スペックにフィットする現行モデル」について書きました。
Chromebook対抗となると、価格帯としてもこの辺りのスペックのモデルになってくるのだろうな、と思っていただけに、もう少し実際の10 Sでの体感速度なども伝わってくれば良いのにな、とも思ったのですが、昨日は別にモデルの発表会ではないので仕方ないのかもしれません。
そんな中、MicrosoftのサイトではEducation ModelとしてのWindows 10 deviceの一覧が既に出ていました。
現行既にWindows 10 Pro搭載で発売されているモデルもあり、それらも含めて「Coming soon with Windows 10 S」となっていることから、これらのモデルが今後10 Sを搭載して発売されるのだと思われます。そこで一通り眺めてみますと、
学生向けということもあってか、サイズはほぼ11.6インチ。HD(1366×768)、4GB RAMで64GB storageが主流のようです。(一部東芝や富士通などのモデルで12.5インチ、128GB storageのものが存在しますが)
昨夜は189ドルから、と発表されていましたので、その辺りの価格のものが多いのかな、と思っていたのですが、「2-in-1 copnvertible with pen」となると299ドルあたりになってくるような感じです。
既にWindows 10 Pro版で発売しているモデルはスペックが出ているので気になるCPUも眺めてみたところ、N3060やN3350などCeleronの2コアのものもある(リーク情報での推奨はCeleron以上の4コアCPU)ので、そのあたりはそれ程厳密に定められているようでもなさそうです。
この中で4コアCPUであるCeleron N3450を積んでいるのがAcer TravelMate B118-RN-C6FDです。ちなみにこのモデル、既にChromebook版も発表されております。スペックはほぼ同じ。またどちらも学生向けということもあり、U.S. MIL-STD 810G準拠です。
メーカー側も新たにモデルを開発する、というよりも従来のモデル(ChromeOSやWindows 10 Sを入れた)にそのままWindows 10 Sを入れて発売する、というのが当分の方向性かな、と感じます。価格的にはWindows 10 Proを入れたモデルよりも安くなりそうですが、このあたりのスペックだと恐らく10 Sのほうが快適に使えると思うので、用途を考えても10 Sは相性が良いのかもしれません。
一般向けの販売が果たしてあるのかどうか。あるとしても果たして幾らになるのか。また価格的には競合できたとしても、実際にこのあたりのスペックのモデルでも十分に実用的なのかどうか。Windows 10 Sに関してはまだ考えはまとまっていませんが、私の中ではそれなりに面白いOSだと思っているので、あとは早く使ってみたいところです。