細かい使い勝手はLife Style Imageでレビューしていきたいと思っていますが、現在ASUS Chromebook Flip C302CAを自宅でも外でも意識して使っています。
先日このようなことを書いておきながら、舌の根も乾かぬうちに全く違うことを書いてしまっていますが、決して何かの広告のために調子の良いことを言っている訳でも、嘘を付いていた訳でもありません。そもそも手元に3台も4台もChromebookが入れ替わり立ち代りあるのが特殊なだけです。
実際に現時点ではあくまで「意識して」使っている部分もあり(使い勝手を早く掴みたい、感じたい、という気持ちと、新しいモノを使う楽しみ)ますので、今後どうなるかは分かりません。また、このサイトやLife Style Imageで暑く語った想いに変わりもありません。
そうした前提のもとでも、実際今回のこのASUS Chromebook Flip C302CAは非常にバランスの取れた良モデルだと想います。
$499という価格は決して安くはありませんが、現在ChromeOSをスペックを意識せず、また空きメモリ容量のことなどすっかり忘れて、常に心地よく使うために必要な性能を過不足なく割り振って(無駄なく)まとめ上げている印象です。
CPUはIntel Core m3ですが、これをm5やm7にすれば、この価格では済まなかったでしょうし、もし済ませようとするならばどこかに影響が出ていたと思います。4GB RAMは使い勝手を考えると「快適なあまり、もう少し欲を出したく」なりますが、普通に使う分に不足を感じることはありません。メモリ使用率を眺めている限りでも程よいバランスです。そして何より12.5″というサイズ感が秀逸です。
13.3″に近い液晶パネルの大きさ(解像度など)やキーボードの使い勝手と、11.6″に近い携帯性の高さ。
薄さと重さを考えても、どこにでも持ち歩き、気軽に開いて作業が出来る良さがあると思います。
タブレットとして実用的かと言われれば、実用的ではないですし、正直難しいと思いますが、では無駄かと言われればそれもまた違うかな、と。少なくともタブレットとしても使えるように設計された、360度回転型のヒンジやタッチスクリーン対応は、「元々使えない」のと「使えるけれど、無理しては常用しない」としての心の余裕の差があると思います。使っていて楽なんですね。
スペック自体Chromebookとしては高めに作られているので、自宅ではCore m5のHP Chromebook 13 G1を使っている私でも「ダウングレード」感はほとんどありません。むしろ一部の使い勝手においては上回る部分があります。
持ち運びにおいては耐久性ではLenovo ThinkPad 13 Chromebookほどの安心感や気負わなさはありませんが、出先でもこのハイスペックで快適な使用感でどこでも使える、というのは大きな魅力です。何より軽くて薄くて持ち運びやすい。
複数台PCを所有していると、その使い分けに悩むことも多いと思いますが、Chromebookはどのモデルを(どれだけブランクがあったとしても)使った時でも瞬時に最新の使用環境で再開できるのが魅力です。その中で、サブとして使うか、メインとして使うのかはその時の作業内容など様々な要因が絡んでくると思います。
ただ、今回のC302CAはそうした中でも、もしメインとして考えるのだとしても充分に心地よく使えるだけの力とバランスの良さを持っている、非常に魅力的なモデルだと思っています。
追記:2017年9月16日 22:30 更新
個人的にも大変お気に入りのこのモデル、ASUS JAPANの頑張りにより、日本でも発売されました。
価格は個人輸入と比べれば確かに高くはなりますが、国際保証ではなく国内保証が付き、日本語キーボード+技適マークの問題もないこのモデルは、一度は試してみて欲しいモデルだと思っています。
このモデルが国内市場でも受け入れられるようになると、Chromebook界隈もまた一段と面白くなるのになぁ・・。