[日用品] ASUS ZenFone Max Pro M2(ZB631KL-TI64S4)レビュー(1)まずは外観、スペックを眺めつつ、使用初日の印象から。[PR]

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ここ最近はChromebookが7割ときどき革靴、たまにその他、くらいの文章構成になっている、おふぃすかぶ.jpです。ただ、オフ会やイベントなどでお会いした方からは「スマホやガジェット系のブロガーさんだと思ってました」と言われていた時期もあります。いや、元々は革靴(主にお手入れ)について積極的に書いてたんだけどね。

ただ、数年前は結構マメにスマホのレビューを書いておりました。そのきっかけは当時ASUS JAPANが国内でZenFone 5(最初のほう)を出したりと存在感を出し始めてきた中で、同社がブロガーやユーザーを対象に新作モデルが出る度にイベントを開催していたからなんです。当時ありがたいことに(幸運なことに)東京会場に限らず名古屋や大阪会場にも当選させて頂きまして、毎月のようにレビューをしておりました。

そうしたこともあり、私にとってAndroidスマホのきっかけはASUSのZenFoneシリーズなのです。それまで特に何も考えずiPhoneを使い続けてきて、Androidスマホといえば、かなり以前のとんでもなく使い勝手の悪かった頃のイメージを引きずったままだった私に「あ、Androidって案外良いかも」と思わせてくれたのもASUSであり、そうした諸々の出逢い(縁)が、今こうしてネット上での人との繋がりや、ASUSの人との関係に繋がっております。要は思い入れのあるメーカーなんですよ、私にとっては。

Googleの出すスマートフォン、Pixelシリーズは、一部の方にとっては全く響かない、至って普通の面白みのないデバイスだと思います。ただ、実際使ってみると面白い。そして使いやすい。更に、とても気分が楽なのです。その理由を考えた時、思い至ったのが同じGoogleが出すデバイスであるChromebookであり、また激しい興奮や刺激は確かにないかもしれないけれど、じんわりと感じられる心地よさとそこかしこに未来の可能性を感じられる端末です。

今回、昨日3月8日に発表されたばかりの同社の新作スマートフォン、ZenFone Max M2(ZB633KL)とPro M2(ZB631KL)のユーザー向けタッチアンドトライイベントに参加させて頂けることになりました。

そしてありがたいことにMax Pro(M2)を限られた期間ではありますがお借り出来ることになりました。

今回から何度かに分けてこのモデルについて書いていきますが、まずはこのモデルについて、前半でスペックも含めて全体を眺めた上での印象や簡単な使い勝手に触れ、後半では次回以降で書きたいと思っていることについて書いてみたいと思います。

ASUS ZenFone Max Pro(M2)コズミックチタニウム ZB631KL-TI64S4

メーカーの商品ページはこちら。

また、昨日3月8日から既に予約受付が始まっております。15日より発売開始予定です。

「ミッドナイトブルー(BL64S4)」と「コズミックチタニウム(TI64S4)」の2色展開で価格は35,500円(税別)です。税込でも4万円を切る価格設定はなかなかに魅力的です。ちなみに私は今回コズミックチタニウムをお借りしています。

付属品は至ってシンプル。充電はmicroUSB。写真左側の箱の中にクリアケース(Clear Soft Bumper)が入っています。

ちなみにMax(M2)はクリアケースは付属せず別売りとなっています。その他、簡単なユーザーマニュアルや製品保証書、SIMイジェクトピンが付属します。

同時発売のMax(M2)と主な部分のスペックを並べてみました。

同時に発表、発売されるMax(M2)ZB633KLと主な部分のスペックを並べて比べてみます。ただ、基本的にはこの辺りは余程じっくり見比べて比較されたいのでない限りサラリと流してしまって問題ないです。

ZenFone Max Pro(M2)
(ZB631KL)
ZenFone Max(M2)
(ZB633KL)
プロセッサー Qualcomm Snapdragon 660 Qualcomm Snapdragon 632
メインメモリ 4GB LPDDR4X 4GB LPDDR3
ディスプレイ 6.3型ワイドIPS液晶
2,280×1,080ドット(フルHD+)
Corning Corilla Glass 6
6.3型ワイドIPS液晶
1,520×720ドット(HD+)
内蔵ストレージ 64GB 32GB
アウトカメラ 1,200万画素(メイン)
500万画素(深度測定用)
LEDフラッシュ
1,300万画素(メイン)
200万画素(深度測定用)
LEDフラッシュ
インカメラ 1,300万画素
LEDフラッシュ
800万画素
センサー GPS(GLONASS、
BeiDou、Galileo、QZSS
加速度センサー、電子コンパス
光センサー、近接センサー
ジャイロスコープ、指紋センサー
NFC
GPS(GLONASS)
加速度センサー、電子コンパス
光センサー、近接センサー
ジャイロスコープ、指紋センサー
無線LAN IEEE802.11b/g/n
(周波数帯域:2.4GHz)
IEEE802.11b/g/n
(周波数帯域:2.4GHz)
Bluetooth 5.0 4.2
通信方式 FDD-LTE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/
B12/B17/B18/B19/B28
TD-LTE:B38/B41
キャリアアグリゲーション:2CA
W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
FDD-LTE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/
B12/B17/B18/B19/B26/B28
TD-LTE:B38/B41
キャリアアグリゲーション:2CA
W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
バッテリー充電時間 約3.5時間 約2.6時間
バッテリー容量 5,000mAh 4,000mAh
サイズ 157.9 x 75.5 x 8.5mm 158.4 x 76.2 x 7.7mm
質量 約175g 約160g
クリアケース付属 あり 別売
価格 35,500円(税別) 26,500円(税別)

私の手元にあるのはMax Pro(M2)ですが、5,000mAhという大容量のバッテリーを搭載しながら厚さは約8.5mmと一般的なスマートフォンとさほど変わりません。

また質量も約175g。この辺り「Maxになると重いなぁ」という印象も特に受けませんでした。大きさについても同様。最近は液晶のサイズがそのまま本体のサイズに直結するわけではないので、以前の6.3型液晶を使ったスマートフォンに比べれば充分に実用的なサイズですし、手のひらで余って使いづらい、という印象もありません。大容量バッテリーを積んでるなんて、言われなければ分かりませんし、言われても分かりません

基本的には非常に良いバランスでまとまりつつ、丸一日バッテリーをほとんど気にせず使える税込4万円を切る非常にシンプルでスタンダードな癖のないスマートフォン、というのが第一印象です。

指紋認証だけでなく、一応顔認証にも対応

それなりにストレス無く使えます(私、指紋認証に慣れきってしまったのでほとんど使っていませんが)

また、Max Pro(M2)に関してはCorning Corilla Glass 6を採用。ASUSのスマートフォンで他に採用されているのは現状ROG Phoneのみとのこと。

流石に借りている端末を落下させて試すわけにはいきませんが、落下や衝撃に対して強くなっているのは安心感があります。ちなみに

人は平均年7回はスマホを落下させるそうです。私は1~2年に1回程度しか落とさないのですが、街を歩けば激しくヒビの入ったスマートフォンを使っている方も多いので、この価格帯のスマートフォンでGorilla Glass 6採用というのはありがたいかもしれません。

(人によっては)気になるとすれば、充電端子がmicroUSBである、という点と、無線LANが5GHz帯には非対応であることくらいかな、と思います。

プラットフォームはAndroid 8.1(ピュアAndroid)。ただ、AIカメラやお馴染みATOKなど一部手が加えられています。

Androidのバージョンは8.1。ピュアAndroidということで、UIはZenFoneシリーズではお馴染みのZenUIではありません。

上記の写真はセットアップ直後の画面ではなく、既に私の普段使うアプリで固めてしまっていますが、メーカーのカスタマイズが「ほとんど」されていないこともあって、余計なアプリもなく、その分動作も軽快になっています。と書くとまるでZenUI自体が重くて無駄なように聞こえてしまうかもしれませんが、全体的な処理速度などの快適さ(ピュアAndroid)を採るか、細かい部分での使い勝手の良さ(ZenUI)を採るか、ということだと思います。

(ちなみにPlayストアからZenUI、Zen Launcherなどをダウンロードして入れることは出来ないようです。)

個人的にはASUSのカスタマイズでもあるZenUIは慣れていることもあるとは思いますが、それ程無駄なアプリもなく、また意外と痒いところに手が届くカスタマイズもされていて個人的には好きだったので、ここは悩ましくもあります。

ただ、最近GoogleのPixel 3 XLをメインに使っていますし、以前書いたEssential PhoneもピュアAndroidのようなものなので、操作感としてはこちらに非常に近いですね。カメラを使えば撮った写真はGoogleフォトアプリ上から確認することになりますし、自分の好きなアプリだけ入れれば良い訳ですから。

とはいえ、一応ASUS独自に手を加えてある部分もあります。例えばカメラに関しては最低限の機能に絞られてはいるものの、そこにAI機能を加えています。

カメラに関しては先ほどツイートしましたが、

「個人的な条件」については次回以降で触れたいと思いますが、この辺りは好みも大きく影響するので判断はしづらい部分ですね。ひとまず「目立った何かはないけど、それなりに撮れるじゃん」といった感想に留めておきます。

また、拡張機能に関してはZenMotionのみ対応させています。

ダブルタップによるスリープ、スリープ解除は評判も良いようで、そうしたことから今回この機能に関しては残したようです。

あと、地味に好印象なのが、ピュアAndroid端末ではありながら、ZenFoneといえばお馴染みのATOKアプリがプリインストールされている、という点です。私、結局ATOK Passport [ATOK for Android Professional]を契約しているので別途PROアプリを入れてしまうのですが、日本語入力は基本的にATOKを使いたいと思っている人間なので、ここは地味に嬉しかったです(普段から別の入力アプリを使っている方には無駄で邪魔な存在かもしれませんが)。

そんなMax Pro(M2)を僕はこんな風に使おうと思う。

さて。そんなMax Pro(M2)を今回約2週間ほどお借りすることが出来た訳ですが、次回以降の文章のために、私自身この端末をどんな風に使おうと思っているのかについて最後に触れておきたいと思います。

私自身今回お借りする前からこの端末には興味を持っていて、私の中でもある程度「こうした用途に使いたい」というイメージがあったからです。大したことではないのですが、それは、

大容量バッテリーとシンプルなUI、DSDVとSIMフリーを活かした、旅スマホです。

どうしてもメインスマホにはあらゆるものを入れてしまうので、旅先ではいつもバッテリーの持ちが気になっていた。

先月末から今月初めにかけて渡米していたことはこのブログでも書きましたが、

2019年2月下旬から3月頭にかけて、LAで暮らす叔父の家を訪問しておりました。叔父には現在16歳の息子がおり、現在El Segundo High Schoolに通っています。滞在中、学校の課題をiPadとG Suite+αを自然に活用しながら取り組んでいる従兄弟の姿を度々目にしました。そこで折角なので彼の学生生活におけるタブレットの活用について訊いてみました。

渡米前日にも実は妻と熱田神宮に日帰りで行ってきたり、と今年に入って国内外を結構旅行しています。また、今年も5月末から6月初めにかけて毎年行っているCOMPUTEX TAIPEIに行く予定です。

私は普段Pixel 3 XLを使っていて、大変満足しています。今回の渡米にもこのスマホを持って行きました。ただ、非常に気に入っていることもあり、おサイフケータイ等々支払から買い物、SNS、その他諸々もすべてこれ一台にまとめてしまったこと、またカメラもよく使いますし、一日の中で触れる頻度が高いことから、日常生活においては問題はないものの旅先ではバッテリーの持ちがとても気になる時があります。また、これを紛失するとかなり凹みます。

そうしたこともあり、以前から海外に行くときには別途SIMフリーのスマホを持ち歩くことにしていました。その中でも印象に残っているのが、数年前、最初に台北(COMPUTEX TAIPEI)を訪れた時に持って行ったZenFone Maxです。

何を言ってるんだ。そんなのガラケーなら当然。普通一日もつでしょ。使い方が下手。 色々思うことはあると思いますが、ちょっと聞いて下さい。ASUSの新作スマートフォン、ZenFone Max(ZC5...

この時の安心感は大きかった。旅行の際によく使う常駐型のアプリなどを幾つか入れていても丸一日全くバッテリーを気にせず使うことが出来ました。

ただ、初代Maxはバッテリーは確かに良かったのですが、カメラ周りやその他、結構惜しい部分があったのも確かです。

ちなみに昨年の台北にはZenFone 5を持って行っています。

入手して以来、思った以上に気に入ってしまったのが、今回の台北でも活躍してくれているスマートフォン、ASUSのZenFone 5(ZE620KL)です。以前から私を知っている方は私のことを「Chrome...

結構旅先にはASUSのスマホ持って行ってるんですね、私。

Googleマップや常駐型のアプリ、情報検索やSNS、テザリングなどを状況に応じて旅スマホで行う。

私、旅先では自撮りも含めて結構カメラ使うんですね。自撮りに関してはPixel 3 XLはインカメラでも広角が使えるのです。(ちなみに上の従兄弟と2人で写っている写真は広角自撮り+ポートレートで撮っています。)これ、ASUSでも4 Selfie Proや5Qなどが広角自撮りが出来たと思うのですが、個人的に外せない要素になっています。

最近日本でも少しずつ市民権を得てきたスマホでの「Selfie(自撮り)」や「Wefie(複数人での自撮り)」。でもこれって何もSNSに投稿するためだけにあるわけではないと思います。遠く離れた家族との大切な一コマを収めるためのコミュニケーションの一つとしてのクローズドな「広角家族自撮り」。そろそろしてみませんか。

そうした諸々も含めて、現時点で私の中でPixel 3 XLは外せない(Max Pro M2は広角は無いので)のですが、全てを一台で賄おうとすると、海外に限らず一日中動き回ってカメラやスマホを使う機会のある旅先ではモバイルバッテリーが欠かせませんでした。

この辺りのことと常駐アプリ等々については次回以降で触れたいと思いますが、その辺りを普段から他のスマホに逃がすことが出来るのは個人的にとても大きいです。

もちろん理想はMax Pro(M2)一台に集約できれば良いのですが(そしてそこまでハイスペックモデルやカメラ性能を求めない方であれば今回のモデルはかなり良いのではないか、と思っています)、その辺りも含めてこれからの2週間は「基本的に普段使いにおいてもメイン」に近い形で使っていきたいと思います。

読まれているあなたはもしかしたらこうした用途など求めず普段使いで気軽に使いたい、と考えられているかもしれません。そうした場合でも何かしら得られるものがあればいいな、と願っています。

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ASUS ZenFone Max Pro(M2)コズミックチタニウム ZB631KL-TI64S4

同時発売のMax(M2)と主な部分のスペックを並べてみました。

プラットフォームはAndroid 8.1(ピュアAndroid)。ただ、AIカメラやお馴染みATOKなど一部手が加えられています。

そんなMax Pro(M2)を僕はこんな風に使おうと思う。

どうしてもメインスマホにはあらゆるものを入れてしまうので、旅先ではいつもバッテリーの持ちが気になっていた。

Googleマップや常駐型のアプリ、情報検索やSNS、テザリングなどを状況に応じて旅スマホで行う。

  • ASUS ZenFone Max Pro(M2)コズミックチタニウム ZB631KL-TI64S4
  • 同時発売のMax(M2)と主な部分のスペックを並べてみました。
  • プラットフォームはAndroid 8.1(ピュアAndroid)。ただ、AIカメラやお馴染みATOKなど一部手が加えられています。
  • そんなMax Pro(M2)を僕はこんな風に使おうと思う。
  • どうしてもメインスマホにはあらゆるものを入れてしまうので、旅先ではいつもバッテリーの持ちが気になっていた。
  • Googleマップや常駐型のアプリ、情報検索やSNS、テザリングなどを状況に応じて旅スマホで行う。