2019年8月20日(火)、ASUS JAPANは日本国内で同社の最新スマートフォンであるZenFone 6(ZS630KL)を23日(金)より発売すると発表しました。海外では既に発売されている同モデルは、ネット上では既に海外モデルを入手して使われている方のレビューが多々出ていますので、ある程度詳細が分かっているとともに、国内販売を待たれていた方も多いかと思います。
今回ASUS JAPAN社より発売前に1週間程度同モデルをお借りすることが出来ました。そこで今回は実際にこの国内モデルを1週間程度普段使いしてみて感じたことを中心に、このモデルの特長と魅力について書いてみたいと思います。また、一部若干気になる点も見られましたので、そちらも合わせて書きたいと思います。
尚、今回お借りしたのは発売前ということもあり、ここで触れている気になる点に関しては国内発売時にはアップデート等で修正されている可能性もありますし、また単純な個体差の可能性もありますので、その点だけご了承ください。
- 今回の文章は10,000字程度です。
- この文章は 『スマートフォン』の記事です。
- 主に【このモデルについては既にある程度情報は集められていて、+αを楽しみたい方】向けに書かれています。
- 今回は一般的な全ての項目を網羅した体系だったレビューではありません。ご注意下さい。
- 今回のモデルは国内正式発表前にASUS JAPANより短期間お借りしたものです。
一般的には【PR記事】扱いとなりますので、ご理解の上お読みください。
今回お借りしたモデルは6GB RAM/128GB ROMのZS630KL-BK128S6(ミッドナイトブラック)です。
写真は付属アクセサリーであるClear Caseを付けた状態です。今回お借りしたのは、発表された2つのスペックの内、6GB RAM/128GB ROMのモデル(BK128S6)です。本体カラーはミッドナイトブラック。ただ、光の強い外でClear Caseを付けてしまうと上記写真のように結構明るめに撮れてしまいました。
Clear Caseを外した状態です。背面はツヤ消しではないので、光の当たり具合によって色味も表情も変わるので、レビューで撮るのは結構難しいな、と感じました。
国内では今回(お借りした)6GB RAM/128GB ROMと8GB RAM/256GB ROMの2モデル(色はミッドナイトブラックとトワイライトシルバーの2色)、更にASUS Store限定(ASUS Store Online及び実店舗であるASUS Store Akasaka)のEdition 30の計3モデルとなります。
基本的な違いはこのRAM容量とストレージ(ROM)容量、背面の仕上げの違い(Edition 30のみマットブラックに同心円のスピン加工+エンボス加工の「Edition 30」ロゴ)、国内保証サービス期間の違い(通常1年間、Edition 30のみ30ヶ月間)となります。それ以外のスペック部分に関しては変わりません。
初期状態で入っているアプリとAPN設定及び対応バンドについて。
初期状態で本体に入っているアプリはこちら(端末ポリシーは私がG Suiteアカウントでサインインしたため自動で入りましたが、通常は入りません。)
「まんがお得」と「i-フィルター」に関しては従来通りアンインストール可能です。
キャリアに関しては国内はマルチキャリア対応のDSDV、docomo、au、Softbank、Y!mobile及びmvnoに対応しています。最初から入っているAPN設定は、
今回、docomo SIMとUQ mobileのデュアルSIMで試しましたが、ドコモのspモードが最初から入っていたのはありがたかったです(毎回手入力で作成していたので)。
私の場合、最近渡米の機会が増えましたので、気になるのが対応する通信バンドです。
FDD-LTE | B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28 |
TD-LTE | B38/B39/B41/B46 |
CA | 5CA(DL)/2CA(UL)対応(CA対応エリア外では通常のLTE通信) |
W-CDMA | B1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B19 |
GSM/EDGE | 850/900/1,800/1,900MHz |
日本国内に関しては特に気になる部分はないのですが(流石に国内モデル、それもハイエンドモデルだけあって、この辺りはしっかりしています)、私、渡米の際にはT-Mobile(B2/B4/B12)のSIMを使っています。今回の6はこのB12に対応していないのが残念。また、T-Mobile以外では、AT&T(B2/B4/B5/B17)、Sprint(B2/B4/B13)となるのですが、赤線の部分が6が対応していないバンドです。大きな不便はないとは思いますし、北米モデルではなく、また北米自体若干バンドが独特でもありますので、そこまで求めるのは酷かもしれません。
(ちなみに先日短期間ですがASUSのZenFone Max M2(以前レビューしたMax Pro M2とは別に使いました)の国内版を使ったのですが、こちらは商品ページのスペックによるとT-MobileのB12、AT&TのB17も対応しているようです。)
その他スペックについては詳しくはメーカーサイトをご覧ください。
ここでは、その中から主な点を挙げ、気になる点に線を引いてみます。
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 855 |
メインメモリ | 6GB(ZS630KL-BK128S6 / ZS630KL-SL128S6) 8GB(ZS630KL-BK256S8 / ZS630KL-SL256S8) 12GB(ZS630KL-BK30ASUS – Edition 30) |
表示機能 | 6.4″(2,340×1,080 FHD+)ワイドIPS液晶 / Corning Gorilla Glass 6 |
記憶装置 | 128GB(ZS630KL-BK128S6 / ZS630KL-SL128S6) 256GB(ZS630KL-BK256S8 / ZS630KL-SL256S8) 512GB(ZS630KL-BK30ASUS – Edition 30) |
フリップカメラ | 4,800万画素メインカメラ / 1,300万画素広角(125° 歪み補正あり)2ndカメラ デュアルLEDフラッシュ、レーザーオートフォーカス Selfieに関してはDxOMarkのスコアにおいて2019年6月時点で1位 4K(60fps)の動画対応、オートフォーカスとEIS(電子式手ぶれ補正)対応 |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
サイズ/質量 | 約159.1mm x 75.4mm x 9.1mm / 約190g |
価格(税抜) | 69,500円(ZS630KL-BK128S6 / ZS630KL-SL128S6 – ASUS Store Online) 82,500円(ZS630KL-BK256S8 / ZS630KL-SL256S8 – ASUS Store Online) 103,030円(ZS630KL-BK30ASUS – Edition 30 – ASUS Store Online) |
今回はこれらの太字で黄線を引いた部分を中心に、この1週間程度普段使いしてみた中で感じたことを書きたいと思います。
ZenFone 6のフリップカメラは従来のインカメラとアウトカメラ、自撮りといった概念をガラリと変えた。
フリップカメラに関しては既に各方面で発売前から話題になっていますし、クルッと軽快に回転して起ち上がるこのカメラの映像をご覧になった方も多いのではないでしょうか。実際、指紋認証だけでなく顔認証にも対応しています。テーブルなどに置いた状態では難しいのですが、手に持った状態でロック画面を表示した途端にフリップカメラが回転して顔を認識してロック解除、その後すぐにまたカメラが元に戻ります。
で、このフリップカメラ、単にイン(フロント)カメラとアウト(リア)カメラに分けずにフリップカメラ一つにしたことで、画面占有率が上がった(92%)、とか「自撮りなんてしないから不要なインカメラがなくなったお陰で見映えも良くなった」といった意見も結構目にします。実際今までスマートフォンといえば、アウトカメラの性能は注目されていましたが、インカメラは「自撮りしないから」「自撮りするほど自分好きじゃないし」「顔認証要らないし」といった言葉で片づけられてしまっていた気がします。
要は、インカメラとアウトカメラの役割が明確に分かれていたんですね。
使う人は使う、使わない人は全く使わない。インカメラはあくまで自撮り。時々顔認証。といった感じでしょうか。
確かに今回のフリップカメラ、インカメラとアウトカメラが同じレンズになったことで、前述の表のように「Selfieに関してはDxOMarkのスコアにおいて2019年6月時点で1位」の得点(98点)となっています。
ちなみにアウトカメラの点数がDxOMarkには掲載されていないので、「カメラが同じだから98点なんだな」と勝手に思っていたのですが、そうではなく、アウトカメラに関しては計測(得点)なしということだそうです。測定がされていないので空欄になっている、という話でした。ASUS JAPANとしてはレンズは同じでもSelfie時とは使える機能等が違うので、もう少し上の得点になると思っている、とのことでした。(上記の記事も「front camera review」となっていますね。)
実際このフリップカメラに関しては切替を押すと軽快に180°回転してインとアウトが切り替わるだけだと思っている方も多いのではないでしょうか。
でも実際には側面のボリュームボタンもしくはカメラアプリ上で自由な角度にゆっくり変えることが出来ます。また、好きな角度で止めて撮ったり、動かしながら撮ることも可能です。
ということは、従来のインだアウトだ、といった区別がなくなるんですね。
例えば子どもや動物を撮りたいとき、従来であれば自分も子どもや動物の目線に合わせて腰を落として(しゃがんで)撮る必要があります。カメラはアウトカメラ。撮ろうとしゃがんでいる時に子どもが走り始めたら、しゃがんだまま追いかければならなくなります。ところが、今回のフリップカメラであれば、例えばスマホ自体は子どもの視線まで下げながらも、フリップカメラの角度を90°にすれば、しゃがまなくてもスマホの画面を見ながら撮ることが出来ます(動画も同じ)。
反対に綺麗な景色の場所で少し自分より高い位置の写真を撮りたくなったとき。従来であればスマホ自体を持ち上げてアウトカメラの角度を合わせる必要がありましたが、フリップカメラであれば普段の高さでフリップカメラだけ角度を変えれば良い。
角度を自由に変えられることで、従来とは違った視点での写真や動画が撮れる、ということです。
(但し、回転が一方向しかしないので、スマホを縦に持った状態だと上下に、横に持った状態だと左右にしか角度が変えられないのは惜しいところですね。既にこの点を解決したスマホも出てきているようですが、ASUSには引き続きこのフリップカメラの可能性を広げて欲しいと思っています。)
パノラマに関しては、横も縦も、正面を広く撮りたい場合には最初にカメラがどの角度にあるかを意識して撮影開始、好きなところでもう一度シャッターボタンを押せば、そこまでの角度で撮ることが出来ます(放置しておくと回転しすぎて、撮っている自分自身が写ります)
この2つの写真はどちらも新宿駅南口のNEWoMan前で撮りました。縦の場合には、街なかだとこうした高層ビルを撮った時に存在感が出ますね。
スマホが好きな方はあまり自撮りが好きではないようですが、今までであれば自分や家族が写った写真というのは撮るのが難しかったと思います。また、インカメラとアウトカメラに分かれていたときにはどうしてもインカメラは軽視されがちで、自撮りする場合にも自分の顔がアップで写ってしまって景色がほとんど入らない、ということもありました。それもあって「自分大好きな人がInstagramなどSNSで仲間内で楽しむため」に使うモノ、といったイメージを持たれていたのも確かです。
ただ、広角自撮りが出来るようになり、またそのカメラの質が上がってくると、ちょっとしたときに通常のアウトカメラと同様に、そこに自分や家族、友人も入れた写真が気軽に撮れるようになります。
写真に収められる情報量が一気に増えるので、その分色々な想い出も詰め込むことが出来ます。別にブログやSNSに上げるだけが目的ではなく、自分だけで、もしくは家族だけで楽しめる(SNSが出てくる以前の昔ながらの)カメラの楽しみ方がより気軽に出来るようになったのではないか、と思います。
ちなみにこのカメラでは360°は撮れませんが、情報量が上がることで楽しめることって増えてくると思うんですね。
あ、ちなみにセルフィーでもポートレートに出来ます。
カメラに関してちょっとだけ気になること。
これについては個体差の可能性もあるので、実際にはほとんど起きないのかもしれませんが、私以外にも今回貸出があった方でも同様の症状が出たようですので、少しだけ触れておきたいと思います。こちら、動画をどう貼ろうか迷ったのですが、とりあえずツイートしたものを貼っておきます。この動画上で私は3回シャッターを押しています。
1点、これは個体差、貸出サンプルだったからかもしれないのですが、気になる点が。こちら、スクリーンショットの動画版なのですが、時々カメラで「最初の1枚」が撮影も保存もされないことがあったんですね。これ、使用中結構何度か起きました。でも今日の展示機では問題なかったんだよなぁ。 pic.twitter.com/AOpceWLTK7
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) August 20, 2019
右側中央の○(シャッター)を最初に押した時、シャッターボタン上がクルクルと回ったあと、シャッター音がしなかったのにお気づきでしょうか。2回目と3回目はすぐにシャッター音が鳴っています。
「単に処理に時間がかかっただけで、少し遅れてシャッター音がした(保存された)んじゃないの?」
と思われたかもしれませんが、この3回のシャッターで、実際にこの後保存されていたのは2枚目と3枚目の写真だけでした。つまり、一番最初の撮影は出来ていなかった、ということなんですね。
この日私は妻と上野動物園に行ってきたのですが、途中で妻の写真や、前述のような広角ワイドで2人で動物と一緒に写真を撮ろうと思ったんです。ところが、この日だけでもかなりの頻度で発生しました。これ、結構困るんです。何故なら、撮影のタイミングがズレるからです。シャッターチャンスを逃してしまうんですね。1枚目が撮れてないので。
もちろん1枚目から軽快に撮れる時も多いのですが、時折起きるので結構困りました。
https://www.helentech.net/android/2019/08/8664/
こちら、同じく貸出があった、HelenTechのへれん(@Helen_Tech)さんのレビューなのですが、
まずカメラというかアプリについてですが、ときどきシャッターを押しているのに画像が保存されていないことがありました。
何らかの条件下なのかわかりませんが、数回ほど写真が撮れていないことがあったので、大事な瞬間を撮影したいと思ったときに起きたとすると、ちょっと心配になります。
ただアップデートで解決しそうな問題なので、今後に期待ですね。
今振り返ってみると、今回のZenFone 6、普通に持ち歩いているだけでも(色々バックグラウンドで動いているアプリ次第だとは思いますが)結構本体に熱を持っていました。なので、もしかしたらそうした熱の関係かもしれません。(但し、他のアプリなどの動作や処理自体は熱い状態でも特に問題は起きなかったのですが。)
GALAXYシリーズでも起こってました(僕の環境では)
— 株式会社ミヤビックス☆ビザビ事業部 (@visavis_miyavix) August 20, 2019
また、こうしたリプも頂いているので、ZenFone 6に限った話ではないのかもしれませんが、「もしかして1枚目撮れてないかも」という不安なしに気持ち良く撮れたらいいな、と思っています(正式発売モデルでは問題ないことを期待したいと思います)。
カメラに関しては、それ以外には基本的にはほぼ満足です。今までASUSのZenFoneシリーズは結構色々と使ってきましたが、We Love Photoやカメラのギミックなどを大々的に謳ってきた割には、後で見て楽しい写真が撮れる、という印象があまりなかったんですね(写真としては現物にかなり忠実な画が撮れる、と言われている方もいるので、この辺りは分かりませんが)。なので、カメラの満足度が個人的にはあまり高くなくて、今までどうしてもメイン端末には慣れませんでした。
ただ、今回はそれなりに撮れます。そして、フリップカメラの可能性も含めて、実際なかなか楽しい。この日上野動物園でもかなりの枚数を(一応メインとしてPixel 3 XLも持っていたのですが)撮りましたし、ほぼ満足しました。また、バッテリーが5,000mAhと大容量なこともあって、後述の動画撮影もかなり行ったにも関わらず、それでも結局家に戻るまでバッテリーは充分に持ちました。
ただ、時々ポートレートがズレて妻ではなく別の何かが強調されてしまったり、撮る環境に因っては逆光等々以外でも時々少し残念な撮れ方になってしまったのは惜しかったかな、と思います(幾つかあるのですが、妻が写ってしまっているので、それ以外で挙げてみます)。
パノラマはスマホ自体を動かさなくて良いので楽なのですが、角度によっては何とも言えない微妙な写真になることがあります。
ただ、ケーキは案外よい感じに撮れたのではないかと。
私はこれだけで欲しいと思った。4K60fps、オートフォーカスとEIS(電子式手ぶれ補正)に対応した動画撮影。
個人的に今回非常に好印象だったのが動画撮影。4K、手ぶれ補正付で撮れることは今日の発表でも取り上げられていましたが、歩きながら撮っても結構綺麗に撮れるんです。流石に歩くと揺れはしますが、それでもこの程度。 #ZenFone6 pic.twitter.com/6MWR3jRDIO
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) August 20, 2019
上野動物園にて。三脚や固定は一切無く、普通に手持ちで40秒弱の動画ですが、綺麗に撮れるんです。これ、今回とても「欲しくなった」特長でした。スマホを左右に動かしてもプルプルしないし、画質も綺麗。今までZenFoneシリーズはあまりカメラはピンとこなかったのですが、今回は良い。楽しい。 pic.twitter.com/rLDgZtygZk
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) August 20, 2019
まずはこの2つの動画です。Twitterに上げたので画質等々落ちてしまってはいるのですが、個人的には撮影後に見直して、結構感動しました(妻にも好評でした)。
私、このブログやTwitter、YouTubeで幾つか動画を撮っていますが、どれも全てスマホで行っています。で、いつも撮るときに苦戦するのが、撮ってる途中で勝手にフォーカスがズレてしまうことと、意識すればするほど微妙にプルプルと手ぶれが発生してしまうことだったんですね。ところが今回のこのZenFone 6では他にもこの日10本ほど撮りましたが、ほとんどそれがありませんでした。動画を撮るのが楽、そして気持ち良い、楽しい。
ZenFone 6のEIS、YouTubeの方でも評判良いんですよね。特に自撮りでも使える点が評価されてる印象です。 https://t.co/XI2OpWV9Sy
— ASUS好きのZenBlog (@ASUS_ZenBlog) August 20, 2019
お馴染みASUS好きのZenBlogさんからもリツイート頂いたのですが、実際評判良いようですね。この後最後に少しまとめますが、私の中で結局今回最終的にZenFone 6を発売日に購入を決めた一番の理由はこの「動画がこれだけ撮れれば、Pixel 3 XLと2台持ちしても苦にならない」という点でした。Pixel 3 XLには色々と思い入れがあるのでメインに取って代わるのは未だに手強いのですが、それでも最近少し処理が重くなってきているので、普段使いから旅先まで、ある程度の用途をこのZenFone 6に移行させてしまっても良い、と感じさせてくれるだけの魅力が今回のカメラにはありました。これは是非試してみて欲しいと思います。
スペックの高さとバランスの良さにASUS懸念のカメラ部分に独自の魅力が加わり、目立つ弱点がなくなった良モデル。
今回発表前にお借りした期間は1週間強でした。また、国内版モデルを使っていることは20日当日の情報解禁時間まで一切口外禁止ということだったため(実際には端末自体も他の人の目に触れないように、という但し書きまであったくらい)、なかなか気を使いながら使ったのは確かです。その中での感想ということで、今回は内容にとても悩みました。
また、冒頭でも触れましたが、既にネット上には海外モデルを購入された、ガジェットの知識が豊富な方々の詳細なレビューが幾らでも出ていましたし、その中で「国内版モデル」だから、といって何か大きな変化があるわけではないこのモデルをどう短期間で評価しようか、というのは素直に手強かったです。ただ、それでも、そうした[PR]記事であることを抜きにしても、私は今回の6、非常に気に入りました。
追記:2019年8月21日 20:00 更新
そして、20日の発表の直後に、
Edition 30(ZS630KL-BK30ASUS)を注文しました。
実は貸出があった時期にBlack Shark 2の6GB RAM / 128GB ROMモデルの発表があったんですね。ご存じの方も多いと思うのですが、価格的に非常にインパクトがあったため、価格も発売日も分からない状態で借りているZenFone 6とどちらにするか、正直非常に悩みましたし、お借りしている間もそのため非常に評価がしづらかったのです。
「とりあえず20日の発表を待とう。価格と発売日が分かってから、どちらにするか決めよう。」
そう思いながら1週間程度使わせて頂き、基本的な使い勝手には非常に満足、また今回後半で触れたように動画が非常に好印象だったこと、従来の懸念事項であったカメラ性能が思った以上に悪くなかったこともあり、あとは20日の発表次第、というところでした。(実はBlack Shark 2は12GB RAM / 256GB ROMのJAPANモデルを一時期使っていたこともあって、使い勝手や印象はある程度分かっていたのです。その後事情があって手放したのですが、今回買い直すか悩んでいました。)
そして20日の発表です。価格や諸々含めて私の中で充分に納得の出来る範囲だったこともありますし、カメラの楽しさなどを含めて今回の6には魅力を感じていたこともあり、今回ZenFone 6を選ぶことにしました。しかも最上位のEdition 30です。
ちなみにこのEdition 30含めてZenFone 6は今年のCOMPUTEX TAIPEI 2019に行った際に実物を手に取って触ってきていたので、その頃から欲しかった、という想いもあります。
なぜEdition 30を選んだのか、という理由は今回の6GB RAM / 128GB ROMモデルのレビューとはズレてきますので、また回を改めたいと思いますが、お借りした今回の端末(ZS630KL-BK128S6)は非常に魅力的でした。そして結果として今回のEdition 30購入への背中を押してくれた端末でもあります。
追記ここまで
一通り網羅した体系的なレビューを求めてこのページにたどり着いた方には、単に長いだけで物足りなさもあったかもしれませんが、私がこの1週間で感じたことはほぼ詰め込むことが出来たと思っています。とりあえず、ZenFone 6良いよ。日本発売モデル、安心して買おう。
ということで、今回の文章があなたにとって何かしらお役に立てたら、と願っています。
メーカーの製品ページはこちら。
Edition 30に関しては、ASUS Store(Online及びAkasaka)のみの取扱となります。
通常モデルはASUS Storeだけでなく、家電量販店、Amazon、そして各MVNO等でも取扱があるようですね。
- ZS630KL-BK128S6 / ZS630KL-SL128S6 – ASUS Store Online
- ZS630KL-BK256S8 / ZS630KL-SL256S8 – ASUS Store Online
ASUS Store Onlineでも既に一部、初回入荷数量が終了している(次回入荷後の発送)ようです。