[0802-201505] あなたの革靴を3倍長持ちさせるための、たった1つの基本的な考え方とその為の5つのコツ。

[0802-201505] あなたの革靴を3倍長持ちさせるための、たった1つの基本的な考え方とその為の5つのコツ。

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このブログでは今まで散々靴のお手入れ方法についてご紹介してきました。どれも決してプロ並みの知識や経験、そして練習が必要なものでもなく、誰でも出来る簡単なことだけ書いてきたつもりです。
けれど、世の中にはそれでも面倒と考える人がいるんですね。そういう人の靴はあっという間に寿命がきます。何故でしょう?お手入れをしないから?
勿論それが大きいのですが、私が常々思うのは、ある大切な考え方が抜けてしまっているために、靴自体が本来の力を発揮する間も与えられずに、持ち主が勝手に寿命を決めてさっさと潰してしまうからだと思うのです。
実際はこの考え方と、それに即したちょっとした数分もかからないコツを幾つか取り入れてくれるだけで寿命は3倍近く伸びます。
今日はそんな大風呂敷を広げながら、誰でも出来る今ある靴の寿命を3倍に伸ばすポイントについて書いてみたいと思います。

あなたの靴を長持ちさせるためのたった1つの大切な考え方とは。

それは、実際にボロボロなのは、靴ではなくて、「ボロボロだと勝手に思い込んで(誤解して)いる」自分自身の考え方なのです。
ということは、そうならないようにするのは簡単です。目の前の靴に対して「ボロボロだな」と感じさせないようにすることです。
人間不思議なもので、どれだけ大切に扱っていても、「ボロボロだな」と一度でも感じ始めた途端に、何故か急速に愛着や愛情が冷めたり、特に自分は変わっていないつもりでも突然靴自体もボロボロになり始めます。
まるで今まで我慢して、耐えてきて、頑張ってきた緊張の糸が解けたかのように、急速に老け込みます
永遠に命のあるモノではありませんので、いつかはくたびれ、このままゆっくり休ませてあげたい時がくるのは仕方がありません。
ただ、ここで伝えたい大切な考え方、つまりポイントは、この「ボロボロだな」と思う感覚というのは、かなりの部分はこれから述べる幾つかのポイントを押さえるだけで、かなり先に延ばすことが出来るということです。
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人が「ボロボロ」「もうダメだな」と思ってしまうポイントは幾つかある。

その部分を押さえてあげれば良いんです。そこだけ誤魔化してあげるだけで、靴が見違えます。
そしてそれは単に無理矢理寿命を延ばしてあげているのではなく、この部分を押さえてあげないばかりに、本来はもっと寿命は遙か先にあるはずなのに(ここではタイトル通り3倍先)、持ち主が勝手にこの部分を見てボロボロだと勝手に判断して勝手に役割を終えさせてしまうんです。
そして、終えさせてあげる、と言えば聞こえはいいですが、要は急に扱いが雑になって、急速に痛めつけてるんですね。

さて、そのポイントを5つ挙げます。

「汚れ」「紐」「外観」「履き口周り」「コバ周り」
です。最後の2つはちょっと入門と言うより初級くらいに入ってきてしまうので、ひとまず最初の3つだけ押さえて頂いても大丈夫です。では、それぞれ簡単にコツをご紹介します。

コツ1「汚れ」:ぬれ雑巾で良いから、とりあえず拭いとけ。

所要時間:1分
費用:雑巾1枚
手間:☆★★★★(濡らして絞って拭くだけ)
えっ?革って水に弱いんじゃないの?とかそういうどこで聞きかじったのかいい加減にその言葉だけ頭に入れてきてしまった情報はとりあえず捨てて下さい。ここでは革が水に強いか弱いか以前に、汚れたまま放置しているほうが余程悪いと思って欲しいのです。
私は基本ここではいつもはブラシを挙げますが、それすらやらない人が全人類の大半の方々です。であれば、最も簡単なもの。部屋用の床拭き雑巾でもいいので、濡らして固く絞って靴の汚れを拭き取ってあげてください。

靴を「みすぼらしく」「ボロボロ」に勘違いさせる一番の原因は「汚れ」です。
実際に汚れは革自体も傷めますが、それ以上に持ち主の大切にしようという愛情を失わせます。汚れたままにしていると面倒になっちゃうんですよ。放置。気がつくと埃が積もって「もうボロボロになっちゃってさ」で終わりです。
クリーナーのほうが手っ取り早い?本気でお手入れやる気あるなら無理には止めませんが、そもそも興味がないなら益々寿命縮めますので手を出さない方が賢明です。

コツ2「紐」:消耗品です。くたびれたままだと靴もくたびれます。

所要時間:5分
費用:300円程度
手間:☆☆☆★★(紐替えがちょっと面倒か)
これも盲点です。紐なんて忘れてるでしょ?切れた時くらいしか替えません。これが良くない。毎日見ているので気付きませんが、あなたの紐、もうほとんど息してません
紐を替えるだけで見映えが一気にかわります。これ、馬鹿にしちゃダメです。そして紐なんて一組300円コースです。靴一足買い換えるといくらですか?300円より安いなら靴買い換えた方がおトクかもしれませんが、とりあえず気に入った靴ひも買いましょう。

靴から紐を外した途端に気付きます。えっ、この靴ひも、息してない・・。
[0708-201503] 革靴がボロボロ?ボロボロなのは革靴じゃなくて靴ひもです。

コツ3「外観」:踏まれたあんパン状態を止めましょう。

所要時間:1分
費用:1000円程度
手間:☆★★★★(入れるだけ)
踏まれたあんパンって見るも無惨ですよね。愛着沸きます?愛おしくなります。あの潰れたパンの割れ目から餡がはみ出てる様子。あれ、思い浮かべてください。
あなたの靴もそうなってませんか?踵踏んで歩いたり、スリッパ代わりに上から踏みつけたり。いや、そんなこと一切しなくても、1日履くとだいぶ形が崩れます。この状態がご臨終まで一気に加速させます。
勿論型崩れだなんだと傷みの問題もあるのですが、それ以前に今回のテーマで最も大切なことに繋がります。「見映えが悪い」→「愛情が冷める」
踏まれたあんパンや潰れたコロッケが好きな方はとりあえず置いておいて、潰れた革靴は放置しておくと益々放置されます。急速に魅力を失っていきます。
そこで靴好きならシューツリー!と言いたいところですが、それじゃ簡単なポイントにならないので、ここではこれを挙げます。

新聞紙でも良いじゃん?新聞紙、そう都合良く手元にありますか?くしゃくしゃにして毎回入れる気になりますか?それなら専用にこれ一組買って放り込んでおくだけです。汗も取れて、しかも形がそれなりに直ります。見映え、変わりますから。

コツ4「履き口周り」:靴べら使いましょ。指は止めてね。

所要時間:1.5分
費用:600円程度
手間:☆★★★★(使うだけ)
え、面倒だよ、指で充分。とか、指すら使わない、とか、そういうお子ちゃまなことはいい加減止めましょうね。恥ずかしいですから。いくら仕事が出来ようが、既に社会人としてダメです。
履き口周りってボロボロになると勿論傷みも早くなりますが、それ以上に今回のポイントのように、ここがボロボロってことは、既に靴に愛情失ってるんです。末期とは言いませんが、中期あたりの症状出始めてます。
脱ぎ履き多い日本なんだから仕方ないだろ、と突然キレる人がたまにいるんですが、脱ぎ履き多い日本だからこそ、余計にボロボロなのが目立つんですよ。1日中履きっぱなしで寝るときしか脱がないほうがまだボロボロでも目立ちません。

出来れば金属製のものよりも革やべっ甲などのものを選んで下さいね。靴べらって使い方間違えると却って靴自体を傷めてしまうんです。特に靴の中敷き。ここを抉ってしまって穴が空いている人を時々見かけますので。
[0332-201409] あまり意識することがないけれど、結構大切な靴べらの正しい使い方。

コツ5「コバ周り」:コバは靴のバンパーです。真っ先に目に飛び込んで来ます。

所要時間:1.5分
費用:800円程度
手間:☆☆★★★(塗るだけ)
靴がボロボロ、という人に最も多いのではないかと思われるのが、靴底がとにかく汚いんです。もうグチャグチャ。いろんなもん踏んでる。それはもう良いです。足もとに注意が向くようになるのは、まだもう少し時間がかかりますから。
それよりも、あなたの靴のコバ(ちょうど靴の最も出ている部分)、どうですか?色落ちてません?削れてません?
これが見映えにかなり影響するんです。ここ、放置している人が圧倒的に多い。で、ここコバインクで塗ってあげるだけで驚かれるんです。あれっ?こんなに靴綺麗だったっけ?
コバって車でいうバンパーみたいなものなんです。よくぶつかります。ここが綺麗になるだけで、靴ひも同様生まれ変わります。で、直すのは簡単。コバインク塗るだけです。いろいろ種類はあるのですが、ここでは一番簡単で楽なものを選んでみました。

革底か合成底かで種類が違いますので、それだけ気をつけましょう。あとは色だけ間違わなければ、そしてキャップ開けたときに服に飛び散らないようにだけ注意すれば、何選んでも大丈夫です。

どれか一つでも出来るようになると、すべてが変わります。

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なんか宗教か自己啓発セミナーみたいなことまた言い出してますが、これ本当です。何故なら、どれか一つでもコツを掴むようになると、靴に意識が向くようになるからです。
今まで触りたくもない、正体不明の気持ち悪いものたくさん踏んでも気にもしなかった程度の便所スリッパにすら劣る存在だったあなたの革靴が、少なくともこの考え方とコツを少しでも取り入れるだけで、全く別物に変わるからです。
そして、変わってみると不思議なんですよ。他何もしていなくても寿命が今までの3倍近くに延びますから。
それくらい今までいい加減、酷い扱いしていたんですね。それを考えると便所スリッパってあれだけ虐げられているのに長生き長持ちするんですから偉大です。

実は一番簡単に3倍に寿命を延ばすコツは同じ靴を毎日履かないこと。

そして、もし少しでも靴に意識を向けられるようになったら、是非靴をもう一足だけでも良いので買って、2足でローテーションしてあげてください。今回は詳しくは触れませんが、これが実は一番簡単に3倍に寿命を延ばすコツだったりします。毎日酷使されることほど靴にとって酷なことはありませんから。
今回挙げた5つのポイント。すべてもし行っても3000円もかかりません。
どれか一つでも良いので、最初に挙げた考え方をベースにして、試してみてくださいね。

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このブログの文章に興味を持たれたあなたへ。

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Kindle書籍、というと「Kindle端末」が無いと読めない、と思われている方も多いのですが、お使いのスマートフォンやタブレット端末でも「Kindleアプリ」を入れることでお読みいただけます。スマホに入れて、いつでも気が向いたときに目を通せる、いつも手元に置いておけるものを目指して書きました。

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現在発売している書籍は下記の2冊です。

「靴ブラシで歩き方が変わる。」

まずは「革靴のお手入れ」と「革靴の選び方」に関する内容に加筆、修正してまとめた、こちらの書籍。

「靴磨き」というと、革靴が好きな方が休日に趣味の一つとして時々気合いを入れて磨くモノだと思われがちです。けれど、私は実際には「靴磨き」と「靴のお手入れ」は別のものだと考えています。

革靴が趣味でない方は靴磨きは必要ありません。ただ、帰宅したら「毎日」、その日履いた靴を「1分間」、靴ブラシで埃を落して布や磨き用のグローブでから拭きしてあげてください。それが本書で伝えたい「毎日のお手入れ」です。毎日の歯磨きや洗顔と同じです。靴に余計なケアは不要です。けれど最低限のケアは必要です。

多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。