[0227-201406] 梅雨になったので雨用の革靴という不思議。

[0227-201406] 梅雨になったので雨用の革靴という不思議。

スポンサーリンク

今年は何となく梅雨入りが早い気がしますが、つい先日クールビズに入り、一気に暑くなったなぁ、と思っていただけに、この温度差と雨には堪えます。
梅雨入りといえば、当時、雨用のビジネスシューズを求めに来る方が多く、メーカーやお店もそうした方向で販促を行う訳ですが、改めて考えてみると「リクルートスーツ」並に不思議な存在。そう感じた理由を幾つか挙げてみます。

2014年10月7日 19:30 追記

梅雨に限らず、10月の台風の時期にも雨対策は大切ですね。定期的にアクセスの多くなる話題ですので、今までに書いた内容をまとめたページを作りました。
「雨用の靴」「防水スプレーと撥水スプレー」「スエードは雨に弱い?」「ゴアテックスって必要?」など、気になる方はこちらも合わせてご覧下さい。
台風19号上陸を前に、雨用の靴についての過去に書いた内容をまとめてみました。

雨用には普段使いしてボロボロになった靴をおろす。

これはお店側も勧めることがありますし、間違っている、とも言いにくいのですが、これが革靴は雨に弱い、雨の日は革靴を履くのは嫌だ、という悪印象に一役かってる気がします。
そもそもボロボロになってる時点で、それ程お手入れもせず、クリームも入っていなくて、濡れてもいいや、ダメになってもいいや的感覚で履き潰される運命にあるわけです。そりゃ、雨に弱いですよ。耐久性だってない。当たり前。革の柔軟性も弾力性も回復力も既に残っていない、残りカスみたいな状態になってるんですから。
で、そういう靴を雨の日に履けば、あっという間にボロボロです。表面だって、幾ら撥水スプレーかけようが、すぐ染み込みます。表面も乾燥しきってるんですから。一番水が侵入しやすい、甲革とソールを合わせている部分の溝の部分(コバ周り)なんて、そもそもお手入れもしてないでしょうし、してても雨の日用におろす、なんてつもりの靴なら既にだいぶ傷んでます。
まさに、もっとも雨が染み込みやすい靴を雨用にして、簡単に染み込んできて、悪態をつき、吐き捨てられて濡れたまま玄関。気がついたらカビが生えて、結論としてはやっぱり革靴は雨にはダメだな、となります。

雨用の靴を新たに買う。水が入らないやつ、ヨロシク。

さぁ、皆さん大好きなゴアテックスの出番です。お店もここぞとばかりに勧めます。そりゃそうです。ゴアテックスとなればクレームも無いですし、勧めやすいネームバリュー。実際、ゴアテックス指名買いの人も多いです。

でも、ちょっと待って。
ゴアテックスって、別に表面の革が完全防水なわけではなく、革は普通の革です。普通に滲みますし、ほっとけばシミにもなります。表面も傷んできます。
ゴアテックスなのは、その革の、更に内側の足により近い部分。これが完全袋状になっていて、その中に足を入れてるような感じです。防水の袋を靴と足の間に入れてるだけです。それで、靴に縫い込んである。
ちなみに、ゴアテックスって別に絶対防水な訳ではないのですが、その辺はひとまず置いておいて、ここで触れたいのは、いい加減な履き方してる人は、すぐダメにするよ、ってこと。足と直接触れているわけではなく、ちゃんと保護はしてありますが、それでも靴との間に一枚防水フィルムがあるだけなんです。これをいつもと同じ感覚で、靴べら使わず無理矢理足ねじ込んだり、靴紐緩めずに脱ぎ履きしたり、サイズ合わない大きめサイズで靴の中摩擦だらけで履いていれば、あっという間に破れます。よく、かかと裏すぐ穴開く人なんて要注意です。破れれば、そこは普通の革靴と同じです。

敢えてゴアテックスなどの防水性を求めない、という選択肢も。

また、登山靴などでは、幾ら透湿性があるとはいえ、やはりゴアテックスがあればその分靴の中の汗は逃げにくくなります。汗が逃げにくく、蒸れやすくなれば、寒い雪山では汗が凍って凍傷になるかもしれない。汗が多く、足がズレれば、その分靴擦れを起こすリスクも高まります。そのため、敢えてゴアテックスを避ける、濡れるものなんだから、場所と日程によってはゴアテックス以外の靴で、速乾性のある靴を選んだり、逆に靴は防水性を持たせず、中の靴下を防水素材にする人も最近はいるそうです。
なので、毎日履く方や、汗かきの人にはあまりオススメはしてきませんでした。

革は濡れるとシミになるから嫌。

これもよく聞くのですが、そもそもシミを気にする以前に、せめて今の10回に1回でもいいから、靴磨きはしないまでも、お手入れくらいして…とお願いしたくなる方もとても多いです。もう表面は恐らく買ってから一度も乾拭きすらしたことがなさそうな、乾燥っぷり、曇っぷり、ほこりのおまけ付き。それでシミになる、って、大丈夫です、逆にそこまで汚れた靴なら、いっそ雨で洗い流しちゃったほうが綺麗になります(失礼)
でも、そういう靴ってとっても多い。で、冒頭でも書きましたが、お手入れしていない靴ほど、水に弱い。

お手入れすれば全く問題ないわけではない。けれど、下手に雨用の靴を新たに用意するより、よほど後のメンテナンスが楽。

クリームが時々入って、埃も毎回落としていて、きちんと乾拭きされている革は、それ自体が多少なりとも水を弾き、もし浸み込んでも回復が早いです。革は水に弱い、と思われがちですが、そもそも革をなめす時には大量の水を使うわけです。
弱いわけでは無く、お手入れが面倒だからついついしないで浸み込んで、シミが取れずに、いつも通り、メンテナンスせずに放置してカビだらけになる。で、やっぱり革は水に弱いんだな、となってしまう。
かわいそうです。
ちなみに今日の雨も私は普通に愛用している三交製靴のラギッドシューズでした。

私の二足のラギッドシューズ -三交製靴株式会社 ラギッドシューズ- | Life Style Image
確かに一日歩けば多少は浸み込んできますが、それが何か問題あるでしょうか?
実際革から浸み込んできたのか、これだけの大雨、履き口周りから降り込んできたのか分からないくらいです。
それに、その後、家に戻ってすぐ濡れた部分を拭き取り、あとはほんの少しだけいつもより念入りにお手入れをしただけです。
それでも履き始めから半年、大雨も何度も経験しましたが、未だ不快だったことはありません。
それよりも靴以外のパンツの裾まわりや服、鞄の濡れのほうが気になります。
過度に雨を恐れるより、積極的に自分のお気に入りの靴を履いて、憂鬱な雨の日も楽しみにしてしまう。
それくらいのほうが、変に雨用靴、なんて考えるより、楽しいと思います。

このブログによく訪れてくださるあなたへ。

このブログによく訪れてくださるあなたへ。

新しい記事があるか、毎回見に来るのは面倒ではありませんか? このブログでは、更新時にあなたのスマホなどにプッシュ通知でお知らせする「Push7」というサービスを導入しています。

登録、解除はいつでも可能です。特に何か会員登録や個人情報等の入力は必要ありません。新しい記事が更新された際にお知らせ致します。 ぜひご活用下さい。

講読を解除されたい場合も上の「講読する」から解除が可能になりました。

フォローする

スポンサーリンク
このブログの文章に興味を持たれたあなたへ。

このブログの文章に興味を持たれたあなたへ。

当ブログで書いてきた文章をジャンル毎に分け、加筆・修正してまとめたものをAmazonのKindle書籍にて販売しています。

Kindle書籍、というと「Kindle端末」が無いと読めない、と思われている方も多いのですが、お使いのスマートフォンやタブレット端末でも「Kindleアプリ」を入れることでお読みいただけます。スマホに入れて、いつでも気が向いたときに目を通せる、いつも手元に置いておけるものを目指して書きました。

また、Kindle Unlimited会員Amazonプライム会員の方は、それぞれ無料でお読みいただけます。

現在発売している書籍は下記の2冊です。

「靴ブラシで歩き方が変わる。」

まずは「革靴のお手入れ」と「革靴の選び方」に関する内容に加筆、修正してまとめた、こちらの書籍。

「靴磨き」というと、革靴が好きな方が休日に趣味の一つとして時々気合いを入れて磨くモノだと思われがちです。けれど、私は実際には「靴磨き」と「靴のお手入れ」は別のものだと考えています。

革靴が趣味でない方は靴磨きは必要ありません。ただ、帰宅したら「毎日」、その日履いた靴を「1分間」、靴ブラシで埃を落して布や磨き用のグローブでから拭きしてあげてください。それが本書で伝えたい「毎日のお手入れ」です。毎日の歯磨きや洗顔と同じです。靴に余計なケアは不要です。けれど最低限のケアは必要です。

多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

是非あなたのスマートフォンやタブレット、Kindle端末などに入れて持ち歩き、気が向いた時に読み返して欲しいな、と思っています。