[日用品] SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS簡易レビュー。インナーイヤー型と相性が悪い私が今回興味を持った理由。

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[日用品] SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS簡易レビュー。インナーイヤー型と相性が悪い私が今回興味を持った理由。

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今回はワイヤレスイヤホンの製品提供レビューです。

数年前まではそこそここうしたお話は受けておりましたが、最近は結構お断りしていたんです。というのも、私自身、そこまでワイヤレスイヤホンを使うことがないから、というのもあるのですが、何より音って音質云々以上に、その人が今まで好んで聴いてきた音楽の傾向や好みの音などがあるので、余程目立って音が痩せていたり貧弱だったり、といったことがない限り、結局好みになってしまうからです。

まぁ一番はそれを客観的に評価する力が私にない、とも言えるのですが、それくらいワイヤレスイヤホンのレビューって難しい

次の理由として、結局幾ら褒めても評価しても、余程のことがない限り、人ってなかなか自分にとっての現時点での定番だったり、好きなイヤホンを使い続ける、ということなんですね。ネットではイヤホンに限らず数多の製品提供レビューがあると思うんですが、こんなこと思ったことありません?

「でも結局○○を今まで通り使うんでしょ?」「でも結局メインにはならないんでしょ?」

いや・・これ単に私が性格悪いだけかもしれませんが、他の誰かを批判したい、というより、私の中で、自分自身に対してこういうツッコミをしてしまうからなんです。

さて。言い訳から入ってしまいました。

その上で、今回SOUNDPEATS社のワイヤレスイヤホン、それも私にとっては相性が悪すぎるオープンイヤー型(タイプ)の製品のレビューです。

まぁ普通なら私、受けないわな。何書いても空々しく聞こえてしまいそう(何より自分自身が読んでて)だから。

でも受けたのには、2つちょっと試してみたいことがあったからです。ちょうどここまでの言い訳にもあるようなことに、今回はちょっと自分なりに言い訳の言い訳が出来そうだったからです。理由付け、意味づけとも言えるかもしれませんが。

それが、

私自身、基本合わないと思っているので、現時点でオープンイヤー型の常用のイヤホン自体持っていない。

ということがあります。

なので、現時点で私の中での定番がないんですね。

また私自身、そこまでワイヤレスイヤホンは使い込んでいる訳ではない(けれど全く要らない訳ではなく、時々必要性を感じる)ので、もしオープンイヤーで買うとしたらそこまで高い製品買えない(買わない)と思うんです。

また私の耳の穴の広さとの相性もあるので、なかなか実物を試すことも出来ないので、ネットで選ぶにはリスクもある。ということで今まで持ってこなかったのですが、今回は良い機会かもしれないなぁ、と。それが1つめ。

そして、2つめとして、

Chromebook用、というか専用で着けっぱなしで作業するのに向きそうな、程良いバランス(価格など)のイヤホンが1つ欲しかった。

というのがあります。

正直に言います。私、スマホはiPhoneを今使ってるんですが、そちらで使うなら普通にAirPods Pro考えます。だってそれが何だかんだ言って多分無難で失敗が少ないからです。MacBook等も使ってますし、そうした相互の連携考えるなら、普通にApple純正品使うのが最強です。悔しいけど。

でも、それだとChromebookで作業する時間の長い私にとっては、その際に使いたいイヤホンがないんですよ。AirPods Pro繋ぐ訳にはいかない。かといって、私、結構買うとなると拘っちゃうので、Jabraの業務用(Evolve2 Budsとか)とかゼンハイザーとか色々凝りたくなっちゃう。でも先ほど書いたように、そこまで使わないんですよ。それにその辺り買っちゃったら、多分私自身のイヤホンローテーション自体を改めて見直したくなってしまう。

それ、やりたくないんですよ。出来ればChromebookで完結させたい。だって、Chromebookってシンプルさ、気楽さが魅力だと考えているので。

まぁPixel Buds Pro買うのが無難なんですけどね。それも考えた。でもそうするとPixelスマホまた使いたくなっちゃうし・・って更に色々買いたくなってしまう上に、結局またスマホ2台体制、3台体制とかゴチャゴチャ欲が出てきちゃうので、その辺りは防ぎたかった。

そんなところに、今回お話を頂いたSOUNDPEATS社のAir3 Deluxe HSが来たわけです。

このイヤホン、価格なり、と言ってしまえばそれまでです。当然他の大手メーカーの定番的なワイヤレスイヤホンと比べれば、価格分、同じような機能をすべて備えている訳ではありません。数ある機能の中から何を入れ、何を削るか、は各メーカー腕の見せ所ですが、当然この製品もそれがあります。

で、その1つが、というか恐らく同社としてはこの製品の一番のウリは、やはり「世界初、日本オーディオ協会の「Hi-Res Wireless」ロゴを冠したインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン」である、という点だと思うんです。

ただ、ごめんなさい。これに関しては私、正直今回は評価のしようがありません。だってハイレゾ対応端末持ってないので調べようがないからです。

じゃあ一番のウリを評価、レビュー出来ないなら、受けるなよ、と言われてしまうかもしれませんが、私の中では今回、この製品の「良い点」「惜しい点」のバランスが個人的にはだいぶアリだな、と思ったんです。

つまり、先ほど挙げた2つの理由で選ぶなら、ということです。ということで、実際にここ1週間ほど使ってみて感じた「良い点」と「惜しい点」を挙げてみると、

良い点

  • インナーイヤー型のくせに、私の耳でも比較的安定してハマってくれた
    その結果、ようやくインナーイヤー型の魅力を感じることが出来ました。軽くて、耳への負担が少なくて、長時間着けっぱなしでも楽なのね。
    もう基本的にこれに尽きます。インナーイヤー型のくせに、私の耳にある程度はフィットしてくれたことが何より大きいです。それだけで私にとっては使う意味がある。

って、これ完全に個人差があるので、これ読まれているあなたにも当てはまるかどうか分かりませんが、私のように耳の穴が広い、というか、引っかかる、ホールドする部分がない広がった感じの耳の穴の形している方は試してみる価値はあると思います。

で、惜しい点

  • マルチポイントに非対応。
    普段使ってるスマホとChromebook(とかPC)の両方に繋げておいて、着信時には自動でスマホ側に切り替えられる、みたいなことは出来ないです。
    まぁこの価格帯だとこの辺りはどうしてもコストの影響受けやすいのだと思うのですが、まぁ今回の場合はそもそもむしろChromebook単独でシンプルに使いたかった、という目的なので、ここは気になりませんでした。
    ただ、人によってはここ重視したい方も多いと思うので、その場合は注意。
  • ワイヤレス充電は非対応。
    ここも好みかな。まぁそんなにすぐに充電切れるような使い方するわけでもなければ、気が向いた時に端子(USB-C)から充電すれば良いので、そこまでは気にならないと思います。ただ、普段ワイヤレスで諸々充電してる人だったら、ここ対応して欲しいところかも。
  • 黒(ミッドナイトブラック)のケースは指紋や皮脂が目立つ。
    これも気になる人は気になる、といった部分。少し触っただけでもしっかり皮脂付きます。もう使う度に拭き取るとか、完全に無駄な努力になりますので、気になる方もいるかも。ちなみに私は気になる方なのですが、ただ使っている内に気にしなく(ならなく)なりました。
  • ケースから出し入れする際に、左右それぞれのイヤホンを取り出した後180°向きを変えて耳に着けないといけない。
    これ分かりづらいと思うのですが、ケースへの収納が「耳にハマる側が外向きになってる」んです。なので、耳に着ける際に向きを変えて耳に入れないと行けないんですね。ちょっとしたことではあるんですが、毎回のことなのでこれがちょっと面倒くさい。
    これ、デザイン上のコダワリなのか、それとも製造上どうしてもこうなってしまったのか分かりませんが、個人的にはちょっと使いづらい点でした。

耳に入れる側がケースでは外側を向いて入っています。

何が不便かというと、取り出して耳に着ける際に、向きが180°反対(回転させないといけない)のです。
これが地味に面倒くさい。

この辺りです。音に関しては、個人的には充分にアリです。ハイレゾでは聴けてないのですが、それでも個人的には嫌いじゃない音でした。

ということで、ここからは今回使いたいと思った理由でもある「Chromebook用として」という部分で気づいたことを挙げてみたいと思います。

  • 細かい設定やファームウェアアップデートを行うSOUNDPEATSアプリがChromebook非対応。
    これはごく一部のユーザーのみ困る程度の部分ではありますが、折角Androidアプリ(iOS版もあり)があるのに、Chromebookでは使えないんです。
    まぁ細かい設定なんてしないから良いよ、というのもありなんですが、ファームウェアアップデートもこのアプリからなんですね。なので、何か大きなアップデートがあった場合には、スマホにアプリ入れて接続する必要があります。

これ、他社によっては、一応(実際に機能するかどうかは未検証ですが)Androidアプリ版がChromebookでインストール出来るものもあるんです。なので、SOUNDPEATS社には、是非ここ「需要はほとんどない気もしますが」アップデートで対応して欲しいな、と願ってます。それだけでも私にとってはかなりのプラスポイントになるので。

で、接続自体は非常に簡単で、設定画面のBluetoothの項目から繋げば良いだけです。接続が完了するとちゃんと製品名(SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS)とバッテリー残量が表示されます。

あと、Chrome OSはOS110で「Bluetooth接続のヘッドセット・マイクで超解像オーディオ(Super Resolution Audio)がサポート」されました。

AIでBluetoothヘッドセット・マイクの音質を改善する「Chrome OS 110」がリリース – 窓の杜

機械学習モデルを用いた音質改善技術ということで、AIを用いてマイクの音質を改善してくれるとのこと。これがどの程度効果があるか分かりませんが、従来Bluetooth接続に関しては何となく信頼しづらかったChromebookにおいては、非常にありがたいタイミングでのアップデート、改善になりました。

これもあって、ChromebookでBluetooth(ワイヤレス)イヤホンというのもまた普段使いしやすくなった気がしています。

で、私がChromebookで今のところどんな使い方をしているか、というと、インナーイヤー型の強みを活かして、Chromebookでの作業中はほぼ耳に着けっぱなしです。

で、常時音楽等を流しているわけではなく(私、普段そこまで音楽等を流しながら作業しているわけではないので)、時々気分を変えたいとき、集中したい時に、Androidアプリの「Forest Notes」を起動して、森のライブ音を聴いています。

私がChromebookでの作業時に重宝している、Forest Notesアプリ。

これの良い点は、音楽と違って外で流していても、そこまで周りに音漏れしたときに気になりにくいのではないか、という点です。

インナーイヤー型の良さは開放感ではあるのですが、その分外で音楽を聴く時には、単純に外部の雑音も聞こえてしまう、というだけでなく、その結果ボリューム等を上げてしまったり、といったことで、自分自身の聴いている音楽が漏れてしまうこと。特にカフェなどで作業するときには結構致命的だと思うんですね。

その点で、森のライブ音ってそこまで目立つわけではないので、少し背後で流れる程度であれば気になりにくい、というのもあります。

あとは自宅で作業している時ですね。カナル型の方がこうした自然音は没入感もあるかもしれませんが、ずっと着けっぱなしも結構耳に辛いので、その点、着けていることを忘れるくらいに軽快なこのタイプのインナーイヤー型が使える(私にとって)というのは大きいです。

ほぼその程度ですが、個人的にはChromebookの使い方と結構マッチしているので、気に入っています。

数日前、タケマコブログのタケイマコト(@pcefancom)さんが上げられた、「Chromebookマニアのリアルな1日の使い方 30個」がユーザーの間で少し話題になっただけでなく、私も大変に刺激を受...

この辺りは別にこの製品でなくても、その辺りのワイヤレスイヤホンでも可能ではあるのですが、かといってAmazonで適当に「ワイヤレスイヤホン」とかで検索して出てきた得体の知れないメーカーの製品を買うというのも勇気が要るものです。勇気以上にリスクもあります。

で、これに関しては、SOUNDPEATS、個人的にはアリだな、と思っています。

商品提供されてる案件だから?と思われるかもしれませんし、そう思われても仕方ないのですが、ただ、私自身、実はSOUNDPEATS自体はもう8年近く前から知っているんです。何故なら、当時、商品提供レビューを新製品が出る度に受けていて、このブログでもレビューしていたからです。

それは単に個人的な思い入れ、という部分もあるのですが、一番大きいのは「8年近く経った今でも、継続して日本でコンスタントに製品を出し続けている」ということなんですね。もちろんまだ定番品と呼ぶには年数が足りなさすぎますが、ブランドってそういう「長く続いている安心感」が大きかったりします。

正直Amazonでも有象無象の何だか良く分からない名前のメーカーが様々な製品を出しています。もちろんその中には良品もあると思います。ただ、半分博打みたいな部分もありますよね。

また、非常に気に入った製品を出してくれていたメーカーでも、何か数年ぶりに折角だから買おうと思って検索してみたら、いつの間にか消えていた、既に新製品を出していなかった、ということも多々あります。そう考えると、この8年、何だかんだと製品を出し続けて来れた、というのは、もちろん様々なイメージ戦略やブロガー、インフルエンサー含めマメに提供し続けてきた、ということもあるかもしれませんが、それだけではなかなか続きません。だって、それだけ有名になれば、酷い製品を出せば、当然購入者層も広がっている訳で、そうした非難はマイナー処とは比にならないほどに受けるからです。

私が今回製品提供レビューの依頼を受けたのは、今回の文章の冒頭で触れたような理由ですが(私の今ちょうどほしいと思いつつも欠けていた部分の用途にピッタリはまった、という意味で)、ただ、それと同時に、久しぶり、まさに5年ぶりくらい(レビューをしていたのは最初の2年ほどだったので)に改めてこうした連絡を頂いて、嬉しかった、というのもあります。

製品自体コンスタントに出し続けているのは知っていましたし、そうしたレビューも多々見てきましたが、私自身が途中でレビューを受けるのを止めてしまったのもあって、途中からお話頂かなくなっちゃったんですね。ただ、その後も製品が出る度に気にはしていたメーカーなだけに、今回お話を頂いた時点でも、製品の特長、説明文を眺めてみて「これは久しぶりに試してみたいかな」と思ったのも大きいです。

ということで、今回は使い始めて1週間程度の段階ではありますが、ちょっといつもとは違う感じのレビューをしてみました。
この製品に関しては、今もChromebook用として日々使っていますので、折に触れてその後の使用感もお知らせしたいと思います。