気がつけば年末です。あっという間に2015年になり、個人事業者にとってはある季節がやってきます。そう、確定申告の季節です。
勿論個人事業者でなくとも最近は確定申告はされる方が増えてきていますが、個人事業者は何が違うか。
大抵ギリギリまで何もやらずに焦る。
そして、焦った時に途方に暮れる領収書の量なんですね。個人で扱うには。普段何もしないから。
で、そういう時に限って、青色申告にしてるんです。控除もありますし、何より青色のほうが格好いい気がして。
勿論経理なんてやったこともありません。
私も同じです。数年前、本当に期限数日前になって焦りました。
最近はクラウドサービスもだいぶ便利になってきたようで、今年はそれでいくよ、という方もいると思います。
自分で合う形を見つけられるのが一番ですが、もし直前になって焦るような自体になったら、このブログをふと思い出して欲しいと思います。
そういえば年末のくそ忙しい、やっとクリスマスも終わって、大晦日まで全力投球の時期に確定申告云々書いてたな、と。
吉田信康「はじめてでも迷わずできる個人事業者の「超簡単」経理」
私が持っているのはその数年前に買ったほうの書籍。「税理士要らず!個人事業者のための【超簡単】経理」です。
私にとってはいちおしの書籍なのですが、先日調べた時も意外とネットでも在庫がなかったので、人気無いのかな、と思っていました。
今日この書籍を紹介しようと思って調べてみたら、ちょうど今月の頭に新刊になったのですね。
何が素晴らしいか。
何が素晴らしいか、って、あと期限が数日しかない人に特化させて書いているからです。
「借方、貸方」「複式簿記」なんて言葉を一切考えませんし、とりあえず、
目の前の領収書を一気に片付ける。
ことだけに目的を置いています。
何せ、申告まであと数日しかないのに、今からゆっくり理解している時間なんてないんですから。
「超簡単コース」でも勿論良いのですが。
この本では二つのコースを選べるようになっていますが、今まだ12月の末です。とりあえずもし興味を持たれたのであれば、「ちょっと頑張るコース」を選択して欲しい。
「ちょっと頑張るコース」と言っても、簡単なもので良いので会計ソフトを購入して、青色申告にするための書式を整えるだけです。
と書くと、今回初めて、と言う人にはそれだけで気後れしてしまいますが、数年前の私も「ちょっと頑張るコース」にしましたけれど、半日で終わりました。
もう既に慣れている方にとっては蛇足かもしれませんが、要は初心者には難しいと思われる「借方・貸方」の画面が出てこないように入力すれば良いだけなのです。
最後には「それでも「また」を繰り返す人のために」
最後には、それでも「また」を繰り返してしまう方のための章を設けています。
また、とりあえず済ませてすっきり気持ちの余裕が出来た時点で、ああ、こうすれば良かったんだ、と思える準備や奥の手も後半ではしっかり書かれています。
この辺りのことって、実際に切羽詰まらないと耳を傾ける気もしないんです。日々せわしなく過ぎていると、優先順位を下げてしまうので。
ということで、恐らくこの年末年始辺りから少しずつ会計ソフトやクラウドサービスなどそろそろ検討し始める頃だと思いますが、そんな中で、そういえばこんな本紹介していたなぁ、と頭のどこかに残しておいてくださると嬉しいです。
ちなみに、わが家では妻も青色申告なのですが、昨年も悲鳴をあげていました。けれど、この本ですっきり何とかなりました。
折角なので新刊のほうを改めて購入してから、再度ご報告したいと思います。