以前書いたことがありますが、私は小学生の頃、テーブルトークRPG(以下TRPG)を知り、それからTRPGにハマりました。
雑誌ウォーロックの後期にリアルタイムで触れ、T&T、ファイティングファンタジーを楽しみ、ウォーハンマーに出会いました。
そんなTRPG遍歴と思い出についてもこれからも時々触れていきたいのですが、今回は比較的普通、その過程で出会ったファンタジー小説について。
今回の松本行きにあたって、20年ぶりにロードス島戦記を読み直したらハマった話は前回しましたが、改めてそうした懐かしい小説を振り返ってみたいな、と。
そう思って、このお盆時に改めて読み直そうかと色々検索しながら文章を書き始めたら、気がついたら現代教養文庫について振り返りはじめてしまったので、今回はそのままいきます。
いまわしき死の使い
いや、はじめは今も手元にあるこの本を、お盆時に読みたい内の一冊として取り上げ始めたんです。そうしたらそこから話がズレ始めたんですが。
ウォーハンマーノベル。1巻ではなく2巻のほう。しかも今は亡き現代教養文庫版です。現代教養文庫といえば、恐らく色々と価値の高い書籍も出していたのだと思うのですが、当時中学生の私にはさっぱり分かりません。現代教養文庫といえば雑誌「ウォーロック」。ちょうどD&D辺りから入った私としては、普通にそうした世界の情報に憧れていたのだと思いますが、他にあったのがコンプティークあたりだったので、この「ウォーロック」毎回楽しみにしていました。近所の有隣堂にほとんど入ってこなかった&店員さんに現代教養文庫関連を訊いても首をかしげられてしまったのは良い思い出です。
ウォーロックといえば、扱っていたのはT&T(トンネルズ&トロールズ)やファイティングファンタジー、後年はウォーハンマーを取り上げ始め、それでちょっと暗くてリアルな気がした世界観に惹かれ始めたのですが、もちろんロードス島戦記だクリスタニアだソードワールドだといった辺りも嫌いじゃなかったです。いや、好きでした。
いや、改めて検索してみると、懐かしいですね。恐らく現代教養文庫版は実家に眠ってそうな気がしますが。こちらも新しく出てるんですねぇ。すっかりご無沙汰している間に、色々世の中変わったんですね。初めてT&Tを知った時は、元々D&Dから入った私でしたので、パクリものだと思ってました。ごめんなさい。でもこれはこれでシステムがなかなか単純でよかったです。ハイパーになって、ちょっと本格的になりましたね。
でも、ゲームブック、当時はたくさんありました。出過ぎて当たり外れもあったとは思うのですが、文庫一冊で色々な世界に飛べるのは、なかなか幸せかもしれません。まだ小学生から中学生だった当時は、ゲームブックだけでなく、文庫で出してくれるTRPG(のルールブック)が本当に助かったんです。学校に持っていって隠れて読んでも嵩張りませんし。雑誌ウォーロックは薄いものの大きいので。サイコロ(ダイス)さえ鞄に忍ばせておけばどこでも楽しめたのもよかった。ゲームブックだと実際サイコロない人のためにページがパラパラ漫画的にサイコロ代わりになっているものもありましたが。
小学生で(分からないなりに)ハマったという変なプライドが当時あった私としては、何となく他の人が知っているファンタジーものだけにハマるのが、何となく負けた気がしていました。そんなひねくれた、ちょっと少年らしい私の心が結果として社会思想社、現代教養文庫の本を中心に買い始めることになるのですが。。
こうして改めて少し振り返ってみて、次回実家に帰ったときにもう一度整理してみようかな、と思いました。