鞄に惚れたんじゃなくて妻に惚れ直したのか、お前は何を言ってるんだ、と思われたかもしれませんが、これ以外に良い表現が浮かばなかったんです。いいじゃないですか、結果として鞄を通して妻に惚れ直したんですから。
ということで、当ブログではお馴染み、スウェーデンの首都、ストックホルムで北欧の感性によって作り出されたオールラウンドバックパック、「Gaston Luga(ガストンルーガ)」。
その後も良いお付き合いをさせて頂いておりまして、今回ありがたいことに同社の女性向けモデル「CLÄSSY(クレッシー)」を提供いただきました。どれだけ好きなんだ、といった感じですが、実際この「普通にありそうで、このデザインのバランスは意外とない」、自分以上に周りが「その鞄良いね」と特に女性の知人に言われることの多い製品なだけに、一度その女性向けモデルも試してみたかったのです。
今、我が家では妻主催のイベントなどに主に使っている夫婦共用ラップトップPC、ASUS VivoBook E203NAがありまして、こちらのカラーが「ペタルピンク」x「ブラック」という組み合わせだったので、何となくCLÄSSY(クレッシー)のブラック&ピンクと合わせたら素敵じゃないかなぁ、と思っていたんですね。そうしたところ、「では是非」とお話を頂きまして。本当に感謝です。
ということで、同社の鞄も3モデル目になりましたので、ちょっと従来とは違った視点からこの製品について書いてみたいと思います。
Gaston Luga “CLÄSSY” – Black & Pink
サイズなど細かい部分に関しては上記商品ページをご覧いただきたいのですが、色は別として、私のような男性が使うには少し女性的です。いや、本当に最初は私が使おうと思っていたんです。最近身の回りにピンクのモノも少し出てきましたし(もちろんピンクにハマって揃えているわけではありません。一歩間違えると全く私のキャラクターが変わってしまうと思いますので)。
商品ページだけを見ると、如何にも平凡でありきたりなバックパックのように見えるのですが、実際レザーとキャンバス生地の配分と、どこにどちらを用いるか、によって印象はかなり変わってくると思います。そうした視点で見てみると、今回のモデルも以前取り上げた2モデル同様、非常によく考えられ、計算されているな、と感じました。
印象が黒から淡いピンクに変わる瞬間、その変化に思わず戸惑ってしまう。
いきなり今回の文章のタイトルでもある「襟元を後ろから見たとき」の部分でもあるのですが、この肩紐の部分、そして取っ手(持ち手)の部分、そして金具の配色や使い方。これも表から見ると非常に面積の少ないピンクのレザーを良いバランスで配置しています。これがまた、女性の襟元、更に服地との素材のバランスと組み合わさったときに、絶妙の色気というか美しさを生むんです。って何か妖しいな、今回の文章。
バックパックってある程度荷物が入った状態がもっともデザイン的に美しいと思っています。そして、自然に道具として背負われた状態で、自然光が射して少しやわらかい印象になったときが一番です。そんな時、このバックパックは黒(ネイビーっぽくも見える)のキャンバス生地が「主」で、控えめ、上品に「淡いピンク」のレザーが挿し色になっています。
ところが、例えば上りエスカレーターで妻が先に乗った時、また下りエスカレーターで妻が先に乗った時、そして一緒に歩いていてふと横にいる妻の襟元に目が行った時、突然このブラックとピンクのバランスが逆転します。キャンバス生地の黒が消え、衣服の生地感が取って代わり、そして目の前に光に照らされた淡いピンクが美しく飛び込んでくるんです。そこにさり気なく加わるライトゴールドのリング。
これ、本当に危険です。私、別にピンク大好き、というわけでもないんですが(もちろん嫌いではなく、良い色だと思っていますが、特別な感情はありません)、不意打ちのようにこの組み合わせが襟元、首筋、うなじとともに目に飛び込んでくると、正直危険です。って、ごめんなさい、今回は私自身がちょっと変です。
ホント、普通のバックパックのはずなんですけどね。そして、別にこのモデルは「ブラックxピンク」だけではないのですが、これだけ配色のバランスが良いと考えると、他の色もきっとそうした新鮮な発見があるんじゃないか、と期待してしまいます。
長方形のように見えて、実際は紐を縛ることで適度に上に向けて台形になるフォルム。
以前レビューした「Pråper(プローペル)」が同様の革紐タイプだったのですが、その際に口周りが思ったよりも開かず、また革紐が邪魔してか、イマイチ口を開けにくいのが惜しい点、と書いたことがありました。今回も同様の不安があったのですが、全く問題なくしっかり開いてくれました。
入れようと思えば思っていた以上によく入ります。外側にポケットがないので、細かいものが色々あるときにはこのメインコンパートメント部分だけでどうやって使うかは多少使い勝手としては悩ましい部分もありますが、シンプルなバックパックと考えればこれはこれであり。というか、これはガストンルーガのバックパック共通でもあります。
商品ページの画像ですと、とても箱型の長方形的なバックパックをイメージしてしまうのですが、実際はキャンバス生地主体ということで柔らかいですし、何よりもこれ、モノを入れたときにキレイに見えるように、若干台形になるように作られています。
この鞄、ある程度革紐を縛ったときのほうが、表面に台形が浮かび上がるようになっているんです。そして、縛ったほうがアクセントとしてピンクの革紐が綺麗に伸びてくれます。
ちなみに、留め具に関しては、一瞬ベルトループが面倒そうに見えますが、こちらは「Clässic(クラシック)」同様、マグネット式になっています。
アクセントのライトゴールドが光に照らされてまた素敵です。
なんとなくこの細かいディテールをネットリと眺めていくところが怪しさ全開で申し訳ないのですが、正直「何でこんなにシンプルなのにいいんだろう?」と真剣に悩んだんです。あ、別に提供いただいたからベタ褒めしているわけじゃなく、です。実際、使い勝手的には、前述のようにポケットの少なさ(外側にはとりあえず背面のパスポートが入るシークレットポケットしかない)が人によっては合わないと思うんです。ただ、私はこのバックパック、背負った姿を見たら素敵だな、と素直に思いました。だから、その理由をつい細かい部分も含めて見たくなってしまうんですね。
そうして見てみると、このモデル、思った以上に差し色というかワンポイントのライトゴールドの金具が良いアクセントになっているんじゃないか、と思ったんです。多すぎず、けれど要所をしっかり押さえている。
目立ちすぎず、程よい加減で、また実際に背負って動いているときに自然光に照らされて淡く反射するこの金具部分が、単なる道具としての金属ではなくて、デザイン上のアクセントにしっかりなっているのも大きいのかな、と感じています。
こんな細かいこと考えなくても、直感で「いいな」と思ったら、それが答えです。
と、ここまで細かい部分の魅力について書いてきましたが、すべて要は「あと付け」で「こじつけ」です。要は私が見た瞬間いいな、と思ってしまった。そして、「ある瞬間の雰囲気の逆転に惚れ直してしまった」ことから、こういう好意的な見方をしてしまっただけでもあるんです。
でもね‥。
こうした直感で「いいな」と思うことって、とても大切なことだと思うんです。こういうのって本当は理屈じゃないから。ただ、その「うーん、これが、いいんだ、ホント」という感覚が、それでは文章にならないから、一生懸命「なんだろう?何に惹かれてるんだ?」と頭で考えただけなんです。
だから。
良いと思ったら、是非試してみてほしい。もしかしたら何か気になる部分が出てくるかもしれません。それはどの製品でも同じ。でも、細かい使い勝手の云々なんて、意外と「好き」「気に入った」の前には大したことなくなっちゃうんです。
こういう文章、製品提供レビューで書くと如何にもわざとらしく感じるかもしれませんが、正直気に入ってます。私自身は使っていないのだけれど、これを背負っている妻を見るのは好きです。ただ、妻は「ポケットないと」と思うことが多いので、なかなか使ってくれないのが残念なんだよなぁ。ただ、雰囲気はとても気に入ってくれたみたいです。
ということで、気がつけばGaston Luga(ガストンルーガ)のバックパックは3モデルとも持っている状況になってしまいました。非常に悩ましい、けれど良い出会いに素直に感謝したいと思っています。
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今回、この製品を提供、コラボレーションさせて頂きましたGaston Luga様より、公式サイトでの購入時に15%オフになる当サイト専用のディスカウントコードを発行していただきました。(期限なし)
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例えばClässic(クラシック) – グレー&ブラウンであれば、
こちらの価格になります。以前に比べて支払方法がPayPalやクレジットカード各種だけでなく、Pay-easyやコンビニ払いも出来るようになったのはありがたいですね。送料も無料です。ぜひご活用ください。
また、現在「GLカラーアドレスタグ(\3,000-)をプレゼント」中のようです。Clässic(クラシック) – グレー&ブラウンであれば、レザーストラップ部分に合わせて、スタンダードな「タン」を選ぶのもオススメではあるのですが、裏地にさり気なく合わせて「バーガンディ」を選ぶというのもお洒落かもしれませんね。