[かぶ] Samsung Chromebook Proは「Chromebook」です。そんな当たり前だけれど忘れがちな点を無駄に考えてみました。

[かぶ] Samsung Chromebook Proは「Chromebook」です。そんな当たり前だけれど忘れがちな点を無駄に考えてみました。

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一昨日突然リークされたSamsungのChromebook Pro。ランディングページも既に閉鎖されているため情報にはアクセス出来ないのですが、既に様々なメディアで取り上げられています。

Samsung Chromebook Goes Upscale, Says Report: ‘Pro’ Follows HP | Forbes

サムスン、「Chromebook Pro」を近くリリースか–仕様など情報が一時オンラインに – CNET Japan

Appleの新作モデルについては毎回嫌になるほどに様々なリーク、予測憶測記事が飛び交っているのですっかり慣れてしまいました。けれど今回は私の好きなChromebook、更に最近気になっていた’Kevin’ということで珍しくTwitterでも色々と感じたことをいつも以上に呟いてしまいました。

今回はそんな呟いていたことを整理する意味も込めて、私がChromebookとして気になる点について、現時点で予想されているスペックから挙げてみたいと思います。

話題のSamsung Chromebook Proの仮スペックから気になること。

samsung-chromebook-pro-06

一つの可能性として現時点では10月24日に何かしら発表もしくは動きがあるのではないか、と言われています。その時点で大きく変わる可能性もありますが、現時点で想像されるスペックは下記の通りです。

Samsung Chromebook Pro (Model:513C24I)
CPU Rockchip® RK3399 Hexa-Core 2.0GHz
Graphics Rockchip® Mali-T864
RAM / Storage 4GB LPDDR3 / 32GB eMMC
Display / Resolution 12.3″ / 2,400 x 1,600
Battery 10時間
Dimensions / Weight 279.4 x 220.9 x 12.7 mm / 1.08kg
Price $499〜

リーク情報が出てから、様々な感想が海外、日本それぞれで飛び交っていまして、なかなか面白いなぁ、とワクワクしながら眺めています。初めに断っておきますと、私は発売されたら欲しいですし、恐らく購入するだろうな、と思っています。その前提の上で、ただ、このモデルがあくまでChromebookである、という点は触れておきたいな、と思いました。

Samsung Chromebook Proは当たり前ですが「Chromebook」です。

ChromebookとChromeOSについては最近2回、私なりの考え方、捉え方について書いています。

https://office-kabu.jp/?p=18700
https://office-kabu.jp/?p=18719

今回はこの思想的なこと、方向性や世界観についてはとりあえず置いておいて、一般的に考えられている「Chromebookのイメージ」として考えてみたいと思います。それは、

  • ネットに繋がないと何も出来ない、格安ネットブック。
  • 用途はあくまでChromeブラウザ上で出来ることに限られる。
  • ○万出す気があるなら、□□が買える。
  • あくまで安いからChromebookの価値がある。
  • お金があるならWindowsなりMacなり買ったほうが良いし優れている。

これらの、あくまで機能を絞った格安ノートパソコン的イメージは、個人的にはChromeOSの特徴の表面しか捉えていないとは思ってはいるのですが、イメージとしては間違っている訳ではありません

ネット上の期待する声の中には、ラップトップPCとしてよりも、スタイラスペン(Samsungはスタイラスとは呼んでいませんが)が使える、1kg程度の薄型12.3インチタブレット端末(キーボード付)として期待する声も結構ありました。

ちょうどApple Pencilが使えるiPad Pro 12.9インチ(Smart Keyboardも加えると重さもほぼ同じ)の、もう少しラップトップPC寄りのようなイメージでしょうか。

samsung-chromebook-pro-05

ただ、忘れないでおきたいのは、今回発売されるのは(いくらAndroidアプリへの対応が予定されているとはいえ)上でも挙げたようなネットに繋がっていないとほとんど何も出来ないChromebookなんです。

現時点ではChromeOS上のAndroidアプリにおけるペンの操作に関しては未知数。

現時点でGoogle Playストアに正式に対応しているのは3モデルのみです。残りは今年中に順次対応予定とはなっているものの(一部のモデルで使えている、という噂も出ていますが)まだまだ対応済みモデルでも、「それなりに」から「とりあえず」まで使い勝手は様々ですし、使えないものも多くあります。今後の各アプリの対応についても未定です。

Chromebookといえば「ネットに繋がないと何もできない」と思われがちなラップトップPC。実際にはそれなりに使えることは使えるのですが、やはり通信環境があったほうが遥かに使い勝手は向上します。 ...

海外、特にChromebookがそれなりにシェアを伸ばしているアメリカなどでは、Androidアプリの開発者もそれなりにChromeOSでもそれなりに使えるように修正もしくは別バージョンで作りなおしてくれるかもしれません。

samsung-chromebook-pro-03

ただ、上の画像にもあるように、画面上に複数のアプリやChromeを同時に表示させ、マルチタスクで作業しながら、かつAndroidアプリもタッチスクリーンだけでなく、タッチパッドやマウス、更にキーボードでの操作も可能にさせなければいけません。

そして、それら外部から(内部ストレージに)加えるアプリと、ChromeOS自体の整合性も取っていかなければならないわけで、同じGoogleとはいえ、ChromeOSとAndroidアプリが違和感なく共存できるようになるにはまだまだ数年はかかるのではないか、と思っています。

そうした中での、今回のスタイラスペンでの操作に関しては、どの程度まで反応し、認識してくれるのか。これだったら指での操作で十分じゃん、というレベルでは意味が無いわけで(指紋がつかない良さはありますが)、そこはまだSamsungの技術力(独自のカスタマイズ力)に依存します。

また、そこまでAndroidアプリを本格的に使えるように大きく変えていくのであれば、実際先ほど挙げたように、

  • ○万出す気があるなら、□□が買える。
  • あくまで安いからChromebookの価値がある。
  • お金があるならWindowsなりMacなり買ったほうが良いし優れている。

というイメージそのままです。あくまで同じ土俵で勝負することになるわけです。(これは今回のSamsungのモデルに限らず、今回のGoogle Playストア対応の話が出た時から散々出てきた意見ではありますが。)

何も無理してChromebookにする必要はないんです。

このモデルをChromebookとして使うのであれば充分に魅力的です。

samsung-chromebook-pro-04

このモデルを従来のChromebookと同じような感覚で使う(自宅Wi-Fi環境もしくは出先でのテザリングや公衆Wi-Fi環境でのみ)のであれば、充分に魅力的です。ちょうど現時点でASUS Chromebook Flipが評価が高いのを考えれば、こうしたモデルの需要は充分にあると思います。

2ヶ月間の長期レンタルによるレビューの7回目。レンタル開始から半月が経過しました。正直、題名の通りです。些細な部分よりもトータルの使いやすさが光る良モデルだと改めて思います。もうそれに限ります。 ...

Androidアプリに対応されれば、その中にはオフライン環境下でも充分に使えるアプリもあるでしょう。ちょうどWi-FiオンリーのiPadやAndroidタブレット端末をオフラインで使うようなイメージです。(Chromebookでも以前はスマートフォンなどと同じくデータ通信SIMを挿して使えるものもありましたが、現行モデルにはSIMが使えるモデルはありませんので単体ではデータ通信等は出来ません。)

私は今のところChromebookはWi-Fi環境下でしか使用していないので、オフライン環境下での使い勝手は分かりませんし、また現時点でそれで不自由しているわけでもありませんが、今までChromebookを使ってこなかった方にとっては結構戸惑うのではないかなぁ、と感じています。

「$499のハイエンドChromebook」として気になる部分。

samsung-chromebook-pro-01

一部では比較対象としてHP Chromebook 13 G1を挙げて、同様のハイエンドモデル、として取り上げているものもあるのですが、幅広い価格帯のHP 13 G1の中の$499のモデルと比べても、CPUやGPUの処理能力としては劣ります。実際Rockchip® RK3399のOctane 2.0ベンチマークでのスコア自体はまだ出てはいませんが、大体8500〜9000程度ではないか、と言われています。(HP 13 G1の$499モデルに搭載されているIntel® Pentium® 4405Y with Intel HD Graphics 515でも15000弱)

もちろんハイエンドの定義はOctane 2.0などのベンチマークでの数値で決められるものではなく、様々ではありますが、比較する対象ではない、ということです。(HP 13 G1のほうが優れている、という訳ではなく、13 G1はタッチスクリーン未対応ですし、バッテリーの持ちも7時間程度、比較できるとすればアルミニウム外装と液晶の綺麗さくらいだということです。)

あくまでChromebookとして考えた時に今までよりも色々な機能が詰まった、SamsungのChromebookのラインナップの中ではハイエンドなモデルであり、また以前も触れたように$180前後がベースモデルと考えられるChromebookのラインナップの中においてはハイエンドである、ということだと思っています。(実際価格だけ考えれば現行モデルでも$1000超えもありますが)

ここ最近、Chromebookについて書いてきていますが、それでは2016年10月の時点でそれぞれの用途に合わせると、どんなモデルが良いのでしょうか。今回は「人それぞれ」と簡単に片付けず、主観を交えて...

そして、また先ほど挙げた内容になりますが、

  • ○万出す気があるなら、□□が買える。
  • あくまで安いからChromebookの価値がある。
  • お金があるならWindowsなりMacなり買ったほうが良いし優れている。

というイメージで一般的に捉えているChromebookにおいて、このSamsung Chromebook Proは果たして期待に応えられるのか、という不安はあります。このモデルに何を求めているかは勿論それぞれに違いますが、$499あればだいぶ他に選択肢出てきちゃいます。

何も無理してChromebookにする必要はないんです。

それでも私はこのモデルの発売が楽しみですし、買いたいと思っています。

samsung-chromebook-pro-02

前回も触れましたが、Chromebook好きとしては面白いし、魅力のあるモデルだと思うからです。

以前から'Kevin'という名で噂になっていたChromebookの新モデル。当初はASUSのChromebook Flip 2ではないか、と言われていましたが New Convertible ...

別にそこまでChromebookにこだわらなくても良いんじゃないの?と思われそうですし、自分でも時々思うのですが、ChromeOSって楽なんですね。この楽さは、単に価格の安さ、という理由だけではありません。またその内書いてみたいと思いますが、気負いなく使えるというのは一度使うと抜けだせません。

Androidアプリ対応はChromeOSに新しい可能性を見せてくれました。ただ、私は全てのモデルがAndroidアプリに対応する必要はないと思っています。そして、これからもベースは$180前後であって欲しい、と思っています。

ただ、時々こうしたモデルが出てくると、それはそれでワクワクしてしまう自分がいます。

同じく間もなく発売される予定のAcer Chromebook R13、ストレージ32GB版が米Amazonでも出品されましたね。まだPreorder段階に変わりはありませんし、発送は米国国内のみですが。

Special Shipping Information: Due to federal and international regulations, this product can only be shipped within the continental United States.

最近Chromebookでもこの「federal and international regulations」が増えてきましたね。気になるところです。

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多くの方にとって「靴磨き(お手入れ)って何も特別なものじゃなくて、毎日の歯磨きや洗顔のような日常なんだな」と感じて頂き、より革靴を身近なモノに感じてもらえたら、と願っています。

「アカウントを持って街へ出よう Chromebookとの365日」

続いて、「Chromebook」に関する文章を一冊の本にまとめました。

Chromebookはまだまだ日本では馴染みが薄いですが、Googleが開発したOSであるChrome OSを搭載したPCです。

海外では特に米国の教育市場を中心に急速にシェアを伸ばしてきています。日本ではAppleやMicrosoftが教育市場向けのモデルを出すと、一般的に「iPad対抗」「Surface対抗」といった感じで一騎打ちのようなイメージを持たれがちですが、実際には海外では低価格で半分以上のシェアを獲得している「Chromebook(Google)対抗」を想定した三つ巴の状態となっています。

本書ではこのOSの特長でもあり魅力でもある、

Googleアカウントのみでどこでも身軽に移動、作業が出来るスタイルの提案であり、Chromebookはあくまでそれを実現するための仮の入れ物の内の一つ

という点をベースに、私が感じる魅力について暑苦しく書き綴っています。

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