そこで、気がついた時にこちらで[かぶ雑感]という形で残しておきたいと思います。普段に比べて細かいスペックやリンクなどは調べずに書いていきたいと思いますので、Twitterされてない方や「ついでだから雑談にも付き合ってやるか」という方はお付き合い頂けたら、と思います。
今回はこれ。
何かChromebook検討してる人見てると時々、まずスペックありきで考えていて、
これくらいの性能が欲しい→それだと○万円→ならChromebookでなくても良いな
ってなってるけど、他OSと同じ感覚でスペック考えてる?本当にそのスペックが要る使い方なのかな?何に使おうと思ってるのかな?
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) March 1, 2020
まぁ分からなくもないんですけどね。ここ最近、「Chromebookは何が出来るのか」「他と違って何が違うのか」といった疑問に対して答えていきながら、ふと思ったことにも繋がるので、ちょっと書いてみたいと思います。
上のような反応、結構見かけるんです。店頭で見かけて、もしくはネットで情報を集めていて、PCの知識がある程度ある方が陥りがちなパターンです。要はスペックシートで判断してしまうんです。
「今時Celeronとかあり得ない」「4GB RAMとかギリギリでしょ」的発想で他OSで本人が実用的だと考えてるスペック構成がまず頭にあるんだろうけど、それで選んで買っても用途漠然としてたらきっと「これなら○○買っときゃ良かった」的なモヤモヤ残ると思うんだよね。でも見てると案外多いな、と。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) March 1, 2020
「今どきCeleronとかあり得ない」「ストレージがSSDではなくてeMMCの時点で実用的ではない」「4GB RAMなんて、まともに動かないでしょ」
私自身、20年来のWindows PCユーザーで、自宅には比較的(1年経つと「比較的」付くくらい、どんどん新しくなっていっちゃいますね)ハイスペックの自作デスクトップPCがある人間なので、私も陥りがちです。そういう方だと、尚更思うかもしれません。
だって、Windows PCで普段Core iとか8GB、16GB、時には32GB以上のRAMを使っていたり、ストレージがNVMeで1TBとか超えてる方だと、こうしたChromebookのスペックって「サブには良いけど」「おもちゃ程度」と感じてしまって、敢えて新たに購入しようとは思わないんですね。
で、頭だけ、自分の今ある知識だけで判断しちゃって、実際使わずに「使えない」「子どもが使うなら良いけど」「初心者にオススメ」となっちゃうわけです。Windows PCだとこの辺りのPCを果たして初心者に薦めて良いものなのか、というのは意見もあると思いますが。
でも、ちょっと考えてほしいのは、今目の前にあるのはあなたが普段使い慣れているWindows PCやMacBookではなく、Chromebookという知識も経験もない(使ったことのない)別物なんです。同じPCだからといっても、今までの常識がそのまま通用するとは限りません。
実際のところ、あなたはChromebookをどんな風に使おうと思っていますか?何に使おうと思っていますか?
そんなの「何が出来るか分からないと答えられない」と思われるかもしれませんが、これが分かっていないと、Chromebookに限らず、何を買ったとしても、「想像と違った」「案外使いづらい」ということは起こりえます。
そして、その考えている用途によっては、そもそもChromebook自体不向きな可能性もあります。
あなたがWindowsやMacBookでやろうと考えている用途では、そのスペックが(それぞれのOSでは)常識だったとしても、Chromebookでその用途が適しているかは分かりませんし、場合によっては反対にそこまでのスペックが要らない可能性も十分にあります。何故ならOS自体が違うので、求めるスペック自体がまったく違うからです。
どんなハイスペックのChromebookを買ったとしても、あなたの想定している用途だとそもそも合わない可能性もあります。
反対に、今までの感覚では「使い物にならない」と考えているような低スペックでも、人によってはそれら他OSよりも快適に使える可能性も十分にあります。
そうした他人のニーズを、これまた赤の他人がそれぞれの感覚で判断することは、とても難しい。
だから、まずは従来のスペックの常識から入らずに、「何に使おうとしているのか」から考えてほしいな、と思います。その用途によっては、あなたが想像している以上に、スペックの従来の常識が崩れることもあると思っています。